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終焉
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「もう終わりだ...チカン...」
キルトは地面に尻と両手のひらをつけたPKKのリーダーに言った。
「ひ、ひいい...!」
ユニークスキル【クルドブレイド】はキルトを追い詰める切り札にはならなかった。
強大な威力を誇ろうと当らなければ意味がない。
易々とキルトにかわされ、逆にカウンターを喰らう始末。
ヤタガンはポッキリ折れ部下も皆殺しにされた。
「クルド人は調子に乗りすぎた。お前らは異常だよ。日本人にも悪い奴はいるが一部だ。だがクルド人は例外なく全員が悪人だ。キチガイのDNAを持った異常民族だ!」
現実世界でもSBOでもクルド人の振る舞いは変わらない。
それはクルド人という連中が生まれながらのゴミクズだからだ。
DNAレベルでそうなることが確定している民族だからだ。
「だからクルド人は皆殺しにしなければならない。俺は気づいたんだ」
気づかせてくれたのは他でもないクルド人自身である。
こいつらが、クルド人は殺さなければならないとキルトの意識を変えてくれたのだ。
「それが日本の...いや、世界の為だ!クルド人はバグだ!本来生まれていいような民族じゃない!現実世界でバグが起こって生まれたんだ!」
クルド人は人もどきと言った方が正しい。
人の形をした何か、人もどきである。
霊長類ですらないかもしれない。人間を孕ませる能力を持った化け物だ。
「世界の為だと...?地球はクルド人のもんだぜ!?お前らのもんは全て俺たちももんだ!全ての生物がクルド人のために尽くすべきなんだよバカが!」
クルド人を侮辱され怒りを露わにするチカン。だが残念ながらクルド人には侮辱される理由がある。
それだけのことをしてきた。侮辱どころか滅ぼされなければならないことを。
「絶滅すべきなのは日本野郎の方だ!列島をクルド人に貢いで滅びろ!クルド人の存在に感謝しながら自殺しやがれ!」
チカンが異常なクルド人というわけではない。彼はごく普通のクルド人なのだ。
何度も言っているがクルド人は頭のおかしいキチガイ民族でありイカれているのが普通なのだ。
全員がチカンのようなキチガイなので救いようがない人類の敵なのである。
「クルド人とは何を話し合ってもムダだ...決して分かり合えない。貴様らは決して更生しない。バグそのものだ!」
キルトは二振りの剣を構え,いよいよチカンにトドメを刺そうとする。
「ま、待て...!クルド人だからという理由で殺すなんて差別主義者のやることだぞ!レイシストだ!キチガイだ!」
散々悪行を重ねてきて何かほざきだす。クルド人だからと言うが、クルド人が悪さをしなければキルトもそのような考えを持つことはなかった。
悪いのはキチガイ遺伝子を持ち脳に欠陥のあるクルド人である。
「クルド人は皆殺しだ...クルド人を見たら犯罪者と思え...」
もはやキルトはチカンと話す気はなかった。ただぶつぶつと小さくつぶやきクルド人に対する殺意のみその目に宿らせていた。
「死ねえ!」
キルトはバトルスキルでもなんでもないただの一撃を繰り出そうとした。残りHPわずかのクルド人にはこれで十分だ。
痛めつける趣味などない。復讐のためにより苦しませて...などという考えもない。
ただクルド人が死ねばそれでいい。そのために無駄なことはしないと彼は決めていた。
「うわああああああ!」
なす術のないチカンはビクッと両腕で頭を守った。もっとも、無駄なあがきだが。
.そんなことしても延命などできない。生きることを目的とするなら一か八か左右に動いた方が遥かに賢明である。
「ギイイイイイイ!」
キルト「!」
だがその時、キルトの奇声でもチカンの悲鳴でもない何かが部屋に響いた。
「ギイイイッ!」
その声の主は禍々しいハルバードを握り、キルトを標的にし襲いかかった。
「くっ!」
キルトはやむを得ず応戦する。一時的にチカンから注意を離した。
七十五層でボス部屋に来る前に何度も戦ったモンスター・ヘルデーモン。
「ギヤアアアア!」
「グオオオオ!」
後から遅れて更に二体のヘルデーモンがキルトへと襲いかかる。
「こんな時に!」
キルトがこんな道中に頻繁に出てくる一般モンスターに負けることはないが、このタイミングでの登場と戦闘がチカンにチャンスを与えることになってしまった。
(今だ!)
だがいくらチカンとはいえ、HPが満タンのキルトに戦いを挑もうなどとは想わなかった。
お気に入りの強化ヤタガンを失った以上、アイテム欄にある武器は予備の低ランクのヤタガンのみ。
クルドブレイドを運良くキルトに当てたとしてもロクにダメージを与えることはできないだろう。
だがそんなことをする必要はない。
SBOから脱出するのであればキルトと戦う必要など全くないのだ。
チカンはアイテム欄から予備のヤタガンを出すと、それを片手に田所の方へ走り出した。
ダッ!
田所「ファッ!?【
直後キルトはそんなチカンの行動と目的に気づいた。
「はっ!させるか!」
キルトは最後のヘルデーモンを倒すとすぐにチカンを追いかけた。
【ファイアースラッシュ】!
そして速度を上げるためにバトルスキルを使いチカンにトドメを刺そうとする。
【クルドブレイド】!
一方チカンはキルトに殺される前に田所を殺すべくユニークスキルで彼に刃を向けた。
チカン「うおおおおおお!」
奇声を上げるキルト「ひやええええええいっっっ↑!」
速度は圧倒的にキルトが上、だが既にチカンの刃は田所に届かんとしている。
ギリギリの状況だった。どちらが先に目標を達成するのか最後まで分からない。
果たしてどちらが...キルトとチカン、己の目標を達成できるのはどっちなのか。
---
パンパンパンパンパン!
「おほおおおおおお!❤︎」
デカマラが腸内を突き上げる度、バキオウは悦びの声を上げる。
「全くお前という奴は!殺そうとしているというのに悦ぶなんてとんでもない変態だな!」
エキルはバキオウに十万回ピストンを実行しながら、彼がよだれを垂らしながらそれを悦んでいることを指摘する。
「九万九千九百!さあフィニッシュだ!」
尋常ではない速さでピストンしながら、エキルはバキオウを滅するためにアフリカンザーメンをドッピュンしようとする。
「来るうううううう!❤︎現実の脳にも響くでええええええ!❤︎」
バキオウは本能で感じていた。この快感は現時点で現実世界の脳に深刻なダメージを与えていることを。
だが彼は本望だった。死因が十万回ピストンによる快楽死であれば最高の死に方であると。
エキルを自分のケツマンで快楽死させてやると豪語していたバキオウだが、エキルは未だに余裕を持っていた。
これがひ弱な大和民族と性欲ニガーの次元の違いである。
「さあトドメだ!ドッピュンされて死ねニガー!」
そしてついに、エキルはこの戦いに終止符を打った。
ドッッッピュン!❤︎ドドドッピュン!❤︎ドピュドピュドッピュン!❤︎ドピュドッピュン!❤︎
「来たああああああ!❤︎」
バキオウは悦びの表情で白目を剥きながらガクガク痙攣し叫ぶ。
HPは0になっていないが、もう彼が助からないことは確定していた。
「ワイもイクでええええええ!❤︎逝くでええええええ!❤︎」
ドドンピュッピュピュン!❤︎
SBO内ではトコロテン、現実世界では夢精。どちらも強烈な発射だった。
エキルの目論み通り、現実世界のバキオウの脳には電子パルスに匹敵するダメージが与えられた。
いくらSBO内で強くとも、現実世界の肉体が致死量を超える攻撃を受ければ姿を維持することは不可能である。
サアアアアアア...
「き、消えた!」
キルトの援護に行かずエキルの十万回ピストンを見守っていた他のメンバーたちは目の前の光景に驚愕した。
「これでまた一人、社会のゴミが消えたな」
アフリカンザーメンを地面にぼたぼた垂らしながら、エキルはふんっと鼻息を吹いた。
その直後、異変が起きた。
「!」
その場にいた者の中で、真っ先に気づいたのはエキル。アフリカンな反射神経で光った方向を見るとそこには
【Game clear!】という表示が浮いていた。
『8月10日11時45分14秒、ゲームがクリアされました』
続いてそんなアナウンスが聞こえてきた。
「ゲームクリアだって!?」
「マジかよ!」
それを聞いたプレイヤーたちはざわざわと騒ぎ始める。
ということは誰かが田所を倒したということになる。
「キルトの奴やってくれたぜ!」
「うおおおお!ちんこおおおあおお!」
喜びのあまり彼らは大声や奇声を上げた。ようやく、ようやくこのデスゲームから解放されるのだ。喜ばずにはいられないだろう。
もうクリアのためにがんばる必要はないのだ。
「やれやれようやく終わったか」
エキルはふうっとため息をつき静かに喜びを味わった。
そして間も無くプレイヤー全員の身体が光に包まれていった。
「いよいよ戻れるのか現実世界に!」
「やっとだ!やっと帰れる!」
そう、ログアウトのためにシステムが彼らをクルディラットから退場させようとしているのだ。
全員がだ。SBO内のプレイヤー全員がその措置を受けている。
生存者全員が元の世界に帰れるのだ。
無論この場にいないキルトとアシュナも、誰一人として欠けることなく...
---
「よ、よっしゃあ!間に合ったぜ!」
キルトのファイアースラッシュを受けた残りHPわずかのチカンは、なぜかピンピンしていた。
付近に【Gawe clear】という表示が浮いており、田所は消えていた。
キルトの攻撃を喰らった時チカンは終わったと思ったが、それより先にチカンが田所を殺したことでSBOがクリアされ攻撃が無効となったのだ。
「クソッ!クソォ!」
キルトはチカンを殺せなかったことを酷く悔しがった。モンスターの邪魔さえなければこんなことは起こらなかったはずなのに。
もう少しでチカンをこの世から滅っせたというのに。
「キルト君!」
と、キルトを援護しにやってきたアシュナはチカンの姿を目にするとすぐに戦闘態勢に移った。
【一閃突き】!
バトルスキルを発動させチカンへと突撃する。
「う、うわああああ!」
油断していたチカンは高速で迫るアシュナの攻撃に対応することができなかった。
だが
キイイイイイイン!
アシュナ「!?」
攻撃をチカンに当てた瞬間、不思議な力...もといシステムによって弾かれてしまった。
一体どういうことかとアシュナは思ったが、彼女もすぐに表示を見てSBOがクリアされたことに気づいた。
「SBOがクリアされた!だから攻撃が効かないの!?」
田所が死んだ時点で攻撃が無効化されるシステムが発動するらしい。
クルディラットから飛び降りても、クリア後ならすぐに元の場所に転送される。
これによりクリア後にプレイヤーがSBO内で死亡するということを防いでいるのだ。
「ひゃっはっはっはっは!www残念だったなゴミ共!俺を殺すことはできねえぜひゃーはっはっはっは!www」
チカンは勝利を宣言した。
キルトたちの悔しがった顔を見て笑いが止まらない。ざまあみろと自然と中指も立つ。
「俺の勝ちだゴミ共!俺は川口市に帰ってクルド人自治区を作る!そこを拠点にして世界征服だ!震えて待ってろよぎゃはははははは!www」
現実に帰ればこっちのものだとチカンは自信満々に壮大(愚か)な夢を語った。
「あばよ!現実世界に戻ったらてめえらのこと特定してぶっ殺してやる!クルド兵士がてめえらの家族を皆殺しにするからな!」
堂々と宣言し、チカンの姿は徐々に薄れていった。
アシュナ「そんな...!クルド人がやって来るなんて!」
SBOでも現実世界でも。
クルド人という生き物は人に危害を加えることを生きがいとしている。だから来る。絶対に。
「...」
先ほど悔しそうに叫んでいたキルトはなぜか冷静さを取り戻していた。
襲撃予告されているというのに表情に焦りが見られなかった。
「ろす...」
彼はボソッとつぶやいた。チカンに聞こえない声量で、表情ひとつ変えず。
だが目にはしっかり殺意がこもっていた。
「お前だけは必ず殺す。チカン」
アシュナにもそれは聞こえなかった。
キルトとアシュナの姿も段々薄れていく。現実世界へと帰れるのだ。
「キルト君!現実世界でも会おうね!私、本名は元気亜朱奈(げんきあしゅな)!待ってる!待ってるから!」
ログアウトする直前、アシュナはキルトにそんなことを言った。
「俺の本名は粕人、世田谷粕人(せたがやかすと)。必ず会いに行くよアシュナ」
二人は住所も言い合った。絶対にまた会おうとそう誓い合った。
そして...
「帰ったら日本まんこレイプしまくってやるぜえ!勃起が止まんねえよ!」
キルトは消えつつあるPKKのリーダーの言葉をしっかり覚えその企みを阻止すると己に誓った。
「クルド人は皆殺しだ...」
サアアアアアア...
その言葉を最後に、キルトはSBOから姿を消した。
キルトは地面に尻と両手のひらをつけたPKKのリーダーに言った。
「ひ、ひいい...!」
ユニークスキル【クルドブレイド】はキルトを追い詰める切り札にはならなかった。
強大な威力を誇ろうと当らなければ意味がない。
易々とキルトにかわされ、逆にカウンターを喰らう始末。
ヤタガンはポッキリ折れ部下も皆殺しにされた。
「クルド人は調子に乗りすぎた。お前らは異常だよ。日本人にも悪い奴はいるが一部だ。だがクルド人は例外なく全員が悪人だ。キチガイのDNAを持った異常民族だ!」
現実世界でもSBOでもクルド人の振る舞いは変わらない。
それはクルド人という連中が生まれながらのゴミクズだからだ。
DNAレベルでそうなることが確定している民族だからだ。
「だからクルド人は皆殺しにしなければならない。俺は気づいたんだ」
気づかせてくれたのは他でもないクルド人自身である。
こいつらが、クルド人は殺さなければならないとキルトの意識を変えてくれたのだ。
「それが日本の...いや、世界の為だ!クルド人はバグだ!本来生まれていいような民族じゃない!現実世界でバグが起こって生まれたんだ!」
クルド人は人もどきと言った方が正しい。
人の形をした何か、人もどきである。
霊長類ですらないかもしれない。人間を孕ませる能力を持った化け物だ。
「世界の為だと...?地球はクルド人のもんだぜ!?お前らのもんは全て俺たちももんだ!全ての生物がクルド人のために尽くすべきなんだよバカが!」
クルド人を侮辱され怒りを露わにするチカン。だが残念ながらクルド人には侮辱される理由がある。
それだけのことをしてきた。侮辱どころか滅ぼされなければならないことを。
「絶滅すべきなのは日本野郎の方だ!列島をクルド人に貢いで滅びろ!クルド人の存在に感謝しながら自殺しやがれ!」
チカンが異常なクルド人というわけではない。彼はごく普通のクルド人なのだ。
何度も言っているがクルド人は頭のおかしいキチガイ民族でありイカれているのが普通なのだ。
全員がチカンのようなキチガイなので救いようがない人類の敵なのである。
「クルド人とは何を話し合ってもムダだ...決して分かり合えない。貴様らは決して更生しない。バグそのものだ!」
キルトは二振りの剣を構え,いよいよチカンにトドメを刺そうとする。
「ま、待て...!クルド人だからという理由で殺すなんて差別主義者のやることだぞ!レイシストだ!キチガイだ!」
散々悪行を重ねてきて何かほざきだす。クルド人だからと言うが、クルド人が悪さをしなければキルトもそのような考えを持つことはなかった。
悪いのはキチガイ遺伝子を持ち脳に欠陥のあるクルド人である。
「クルド人は皆殺しだ...クルド人を見たら犯罪者と思え...」
もはやキルトはチカンと話す気はなかった。ただぶつぶつと小さくつぶやきクルド人に対する殺意のみその目に宿らせていた。
「死ねえ!」
キルトはバトルスキルでもなんでもないただの一撃を繰り出そうとした。残りHPわずかのクルド人にはこれで十分だ。
痛めつける趣味などない。復讐のためにより苦しませて...などという考えもない。
ただクルド人が死ねばそれでいい。そのために無駄なことはしないと彼は決めていた。
「うわああああああ!」
なす術のないチカンはビクッと両腕で頭を守った。もっとも、無駄なあがきだが。
.そんなことしても延命などできない。生きることを目的とするなら一か八か左右に動いた方が遥かに賢明である。
「ギイイイイイイ!」
キルト「!」
だがその時、キルトの奇声でもチカンの悲鳴でもない何かが部屋に響いた。
「ギイイイッ!」
その声の主は禍々しいハルバードを握り、キルトを標的にし襲いかかった。
「くっ!」
キルトはやむを得ず応戦する。一時的にチカンから注意を離した。
七十五層でボス部屋に来る前に何度も戦ったモンスター・ヘルデーモン。
「ギヤアアアア!」
「グオオオオ!」
後から遅れて更に二体のヘルデーモンがキルトへと襲いかかる。
「こんな時に!」
キルトがこんな道中に頻繁に出てくる一般モンスターに負けることはないが、このタイミングでの登場と戦闘がチカンにチャンスを与えることになってしまった。
(今だ!)
だがいくらチカンとはいえ、HPが満タンのキルトに戦いを挑もうなどとは想わなかった。
お気に入りの強化ヤタガンを失った以上、アイテム欄にある武器は予備の低ランクのヤタガンのみ。
クルドブレイドを運良くキルトに当てたとしてもロクにダメージを与えることはできないだろう。
だがそんなことをする必要はない。
SBOから脱出するのであればキルトと戦う必要など全くないのだ。
チカンはアイテム欄から予備のヤタガンを出すと、それを片手に田所の方へ走り出した。
ダッ!
田所「ファッ!?【
直後キルトはそんなチカンの行動と目的に気づいた。
「はっ!させるか!」
キルトは最後のヘルデーモンを倒すとすぐにチカンを追いかけた。
【ファイアースラッシュ】!
そして速度を上げるためにバトルスキルを使いチカンにトドメを刺そうとする。
【クルドブレイド】!
一方チカンはキルトに殺される前に田所を殺すべくユニークスキルで彼に刃を向けた。
チカン「うおおおおおお!」
奇声を上げるキルト「ひやええええええいっっっ↑!」
速度は圧倒的にキルトが上、だが既にチカンの刃は田所に届かんとしている。
ギリギリの状況だった。どちらが先に目標を達成するのか最後まで分からない。
果たしてどちらが...キルトとチカン、己の目標を達成できるのはどっちなのか。
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パンパンパンパンパン!
「おほおおおおおお!❤︎」
デカマラが腸内を突き上げる度、バキオウは悦びの声を上げる。
「全くお前という奴は!殺そうとしているというのに悦ぶなんてとんでもない変態だな!」
エキルはバキオウに十万回ピストンを実行しながら、彼がよだれを垂らしながらそれを悦んでいることを指摘する。
「九万九千九百!さあフィニッシュだ!」
尋常ではない速さでピストンしながら、エキルはバキオウを滅するためにアフリカンザーメンをドッピュンしようとする。
「来るうううううう!❤︎現実の脳にも響くでええええええ!❤︎」
バキオウは本能で感じていた。この快感は現時点で現実世界の脳に深刻なダメージを与えていることを。
だが彼は本望だった。死因が十万回ピストンによる快楽死であれば最高の死に方であると。
エキルを自分のケツマンで快楽死させてやると豪語していたバキオウだが、エキルは未だに余裕を持っていた。
これがひ弱な大和民族と性欲ニガーの次元の違いである。
「さあトドメだ!ドッピュンされて死ねニガー!」
そしてついに、エキルはこの戦いに終止符を打った。
ドッッッピュン!❤︎ドドドッピュン!❤︎ドピュドピュドッピュン!❤︎ドピュドッピュン!❤︎
「来たああああああ!❤︎」
バキオウは悦びの表情で白目を剥きながらガクガク痙攣し叫ぶ。
HPは0になっていないが、もう彼が助からないことは確定していた。
「ワイもイクでええええええ!❤︎逝くでええええええ!❤︎」
ドドンピュッピュピュン!❤︎
SBO内ではトコロテン、現実世界では夢精。どちらも強烈な発射だった。
エキルの目論み通り、現実世界のバキオウの脳には電子パルスに匹敵するダメージが与えられた。
いくらSBO内で強くとも、現実世界の肉体が致死量を超える攻撃を受ければ姿を維持することは不可能である。
サアアアアアア...
「き、消えた!」
キルトの援護に行かずエキルの十万回ピストンを見守っていた他のメンバーたちは目の前の光景に驚愕した。
「これでまた一人、社会のゴミが消えたな」
アフリカンザーメンを地面にぼたぼた垂らしながら、エキルはふんっと鼻息を吹いた。
その直後、異変が起きた。
「!」
その場にいた者の中で、真っ先に気づいたのはエキル。アフリカンな反射神経で光った方向を見るとそこには
【Game clear!】という表示が浮いていた。
『8月10日11時45分14秒、ゲームがクリアされました』
続いてそんなアナウンスが聞こえてきた。
「ゲームクリアだって!?」
「マジかよ!」
それを聞いたプレイヤーたちはざわざわと騒ぎ始める。
ということは誰かが田所を倒したということになる。
「キルトの奴やってくれたぜ!」
「うおおおお!ちんこおおおあおお!」
喜びのあまり彼らは大声や奇声を上げた。ようやく、ようやくこのデスゲームから解放されるのだ。喜ばずにはいられないだろう。
もうクリアのためにがんばる必要はないのだ。
「やれやれようやく終わったか」
エキルはふうっとため息をつき静かに喜びを味わった。
そして間も無くプレイヤー全員の身体が光に包まれていった。
「いよいよ戻れるのか現実世界に!」
「やっとだ!やっと帰れる!」
そう、ログアウトのためにシステムが彼らをクルディラットから退場させようとしているのだ。
全員がだ。SBO内のプレイヤー全員がその措置を受けている。
生存者全員が元の世界に帰れるのだ。
無論この場にいないキルトとアシュナも、誰一人として欠けることなく...
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「よ、よっしゃあ!間に合ったぜ!」
キルトのファイアースラッシュを受けた残りHPわずかのチカンは、なぜかピンピンしていた。
付近に【Gawe clear】という表示が浮いており、田所は消えていた。
キルトの攻撃を喰らった時チカンは終わったと思ったが、それより先にチカンが田所を殺したことでSBOがクリアされ攻撃が無効となったのだ。
「クソッ!クソォ!」
キルトはチカンを殺せなかったことを酷く悔しがった。モンスターの邪魔さえなければこんなことは起こらなかったはずなのに。
もう少しでチカンをこの世から滅っせたというのに。
「キルト君!」
と、キルトを援護しにやってきたアシュナはチカンの姿を目にするとすぐに戦闘態勢に移った。
【一閃突き】!
バトルスキルを発動させチカンへと突撃する。
「う、うわああああ!」
油断していたチカンは高速で迫るアシュナの攻撃に対応することができなかった。
だが
キイイイイイイン!
アシュナ「!?」
攻撃をチカンに当てた瞬間、不思議な力...もといシステムによって弾かれてしまった。
一体どういうことかとアシュナは思ったが、彼女もすぐに表示を見てSBOがクリアされたことに気づいた。
「SBOがクリアされた!だから攻撃が効かないの!?」
田所が死んだ時点で攻撃が無効化されるシステムが発動するらしい。
クルディラットから飛び降りても、クリア後ならすぐに元の場所に転送される。
これによりクリア後にプレイヤーがSBO内で死亡するということを防いでいるのだ。
「ひゃっはっはっはっは!www残念だったなゴミ共!俺を殺すことはできねえぜひゃーはっはっはっは!www」
チカンは勝利を宣言した。
キルトたちの悔しがった顔を見て笑いが止まらない。ざまあみろと自然と中指も立つ。
「俺の勝ちだゴミ共!俺は川口市に帰ってクルド人自治区を作る!そこを拠点にして世界征服だ!震えて待ってろよぎゃはははははは!www」
現実に帰ればこっちのものだとチカンは自信満々に壮大(愚か)な夢を語った。
「あばよ!現実世界に戻ったらてめえらのこと特定してぶっ殺してやる!クルド兵士がてめえらの家族を皆殺しにするからな!」
堂々と宣言し、チカンの姿は徐々に薄れていった。
アシュナ「そんな...!クルド人がやって来るなんて!」
SBOでも現実世界でも。
クルド人という生き物は人に危害を加えることを生きがいとしている。だから来る。絶対に。
「...」
先ほど悔しそうに叫んでいたキルトはなぜか冷静さを取り戻していた。
襲撃予告されているというのに表情に焦りが見られなかった。
「ろす...」
彼はボソッとつぶやいた。チカンに聞こえない声量で、表情ひとつ変えず。
だが目にはしっかり殺意がこもっていた。
「お前だけは必ず殺す。チカン」
アシュナにもそれは聞こえなかった。
キルトとアシュナの姿も段々薄れていく。現実世界へと帰れるのだ。
「キルト君!現実世界でも会おうね!私、本名は元気亜朱奈(げんきあしゅな)!待ってる!待ってるから!」
ログアウトする直前、アシュナはキルトにそんなことを言った。
「俺の本名は粕人、世田谷粕人(せたがやかすと)。必ず会いに行くよアシュナ」
二人は住所も言い合った。絶対にまた会おうとそう誓い合った。
そして...
「帰ったら日本まんこレイプしまくってやるぜえ!勃起が止まんねえよ!」
キルトは消えつつあるPKKのリーダーの言葉をしっかり覚えその企みを阻止すると己に誓った。
「クルド人は皆殺しだ...」
サアアアアアア...
その言葉を最後に、キルトはSBOから姿を消した。
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そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
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※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
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ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
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