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第1章
3話 深夜2時半の酒場
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「お前一体何者や?」
頭の理解が追いついてきた。こいつは外の世界の人間もしくはなにか。
だとすれば子供みたいで恥ずかしくはなるが少女の正体は神の使者的なものかもしれない。
なにしろ死んだにもかかわらず夢の中に精神が取り残されているということとそれをどうい
う訳か認識しているという普通ならあり得ないことが現実に起こっている。つまり無宗教の
カンタでもそういった神的な存在がいるのではないかと以前から考えていた。そして現実で
死んだにも関わらずこの世界で生きている自分は異端な存在なのではないか?とも考えたこ
とがあった。カンタの頭は数秒の間で回りに回り目の前の少女を警戒するという結論に至っ
た。しかしこっちが警戒しても向こうはこちらに微笑みかけてくる。
「だから君と一緒だってば。私も夢に閉じ込められたの!ってあ、もしかして記憶とか無く
してたりする?そもそもこの世界が何だか理解してる?」
「ああ、それは一応。やから余計にあんたが怪しく見えるんよ」
「ええ、、どうしてよ」
ここで彼女は初めて困った顔になる。
「いやだってここは俺の夢の世界やろ?なんで他人が入ってきてんねんってなるやん」
「そう。普通はもっと喜ぶものなんだよ。こんな警戒されたのなんて初めてだよ、」
そう言って少女は首を捻る。
一体どういうことだ。普通は、こんなには初めて、だって?つまり他人にも同じことをした
ことがあるってことか。いや同じことってことは、、、、、わからない。
カンタの頭が再び混乱し始める。
「もうわかったよ。どうせ信じてくれないと思うけどほんとのこと言うね」
カンタは黙って頷く。
「って言っても何から話すればいいんだろ。君には何言っても信じてくれなそうだからな
あ。まあ簡単に言うとねこの世界以外にも夢の世界ってのはたくさんあるんだけどそれを
自由に行き来できるのが私ってわけ。まあ行ける世界ってのは条件があるんだけどね。
行ける世界は夢の強い力に捕まって閉じ込められた人がいる世界だけ。その人を夢から解放
するのが私の使命的な感じだね」
喋り終えると少女はカンタに横に座りどこから持ってきたのかグラスにカンタの酒を勝手に
ついでゴクゴクと飲みだした。呆気に取られながら考えた。
100%ではないし全部理解したわけではないがが少女の言っていることを信じるしかないだ
ろう。そもそも非現実的なことが今もまさに現在進行形で起こっているのだ。何があっても
不思議ではない。
「そんな黙って難しく考えなくてもいいよ。私が君を夢の世界から元の世界に返してあげる
ってだけの話だから。どうせ起きたら何も覚えてないだろうし」
彼女はそう言ってこちらを覗き込んでくる。
「じゃあ俺は生き返れるってことか?」
何気なく頭に浮かんだ言葉をそのまま伝えた。しかし返事は返ってこない。
横を見てみると驚いた顔がひとつある。これが中々面白い顔なのだ。
「え、生き返れるって君死んでるわけじゃないよね?」
「いや多分死んでると思うで。走馬灯見たいの見たし」
まだ驚いた顔のままである。正直自分でもなぜだかわからないが走馬灯を見たし自分が死ん
だことを認識していた。
「ちょ、ちょっと待ってね」
そう言って少女は黙った。恐らく頭が混乱しているのだろう。やはり夢の中に死んだ人間の
魂が閉じ込められるということは異例なのだろう。その証拠が少女が考えた末に選んだ次の
言葉だった。
「ごめん。今君を向こうに送ろうとしたけど跳ね返された。私は君を助けられないみたい」
頭の理解が追いついてきた。こいつは外の世界の人間もしくはなにか。
だとすれば子供みたいで恥ずかしくはなるが少女の正体は神の使者的なものかもしれない。
なにしろ死んだにもかかわらず夢の中に精神が取り残されているということとそれをどうい
う訳か認識しているという普通ならあり得ないことが現実に起こっている。つまり無宗教の
カンタでもそういった神的な存在がいるのではないかと以前から考えていた。そして現実で
死んだにも関わらずこの世界で生きている自分は異端な存在なのではないか?とも考えたこ
とがあった。カンタの頭は数秒の間で回りに回り目の前の少女を警戒するという結論に至っ
た。しかしこっちが警戒しても向こうはこちらに微笑みかけてくる。
「だから君と一緒だってば。私も夢に閉じ込められたの!ってあ、もしかして記憶とか無く
してたりする?そもそもこの世界が何だか理解してる?」
「ああ、それは一応。やから余計にあんたが怪しく見えるんよ」
「ええ、、どうしてよ」
ここで彼女は初めて困った顔になる。
「いやだってここは俺の夢の世界やろ?なんで他人が入ってきてんねんってなるやん」
「そう。普通はもっと喜ぶものなんだよ。こんな警戒されたのなんて初めてだよ、」
そう言って少女は首を捻る。
一体どういうことだ。普通は、こんなには初めて、だって?つまり他人にも同じことをした
ことがあるってことか。いや同じことってことは、、、、、わからない。
カンタの頭が再び混乱し始める。
「もうわかったよ。どうせ信じてくれないと思うけどほんとのこと言うね」
カンタは黙って頷く。
「って言っても何から話すればいいんだろ。君には何言っても信じてくれなそうだからな
あ。まあ簡単に言うとねこの世界以外にも夢の世界ってのはたくさんあるんだけどそれを
自由に行き来できるのが私ってわけ。まあ行ける世界ってのは条件があるんだけどね。
行ける世界は夢の強い力に捕まって閉じ込められた人がいる世界だけ。その人を夢から解放
するのが私の使命的な感じだね」
喋り終えると少女はカンタに横に座りどこから持ってきたのかグラスにカンタの酒を勝手に
ついでゴクゴクと飲みだした。呆気に取られながら考えた。
100%ではないし全部理解したわけではないがが少女の言っていることを信じるしかないだ
ろう。そもそも非現実的なことが今もまさに現在進行形で起こっているのだ。何があっても
不思議ではない。
「そんな黙って難しく考えなくてもいいよ。私が君を夢の世界から元の世界に返してあげる
ってだけの話だから。どうせ起きたら何も覚えてないだろうし」
彼女はそう言ってこちらを覗き込んでくる。
「じゃあ俺は生き返れるってことか?」
何気なく頭に浮かんだ言葉をそのまま伝えた。しかし返事は返ってこない。
横を見てみると驚いた顔がひとつある。これが中々面白い顔なのだ。
「え、生き返れるって君死んでるわけじゃないよね?」
「いや多分死んでると思うで。走馬灯見たいの見たし」
まだ驚いた顔のままである。正直自分でもなぜだかわからないが走馬灯を見たし自分が死ん
だことを認識していた。
「ちょ、ちょっと待ってね」
そう言って少女は黙った。恐らく頭が混乱しているのだろう。やはり夢の中に死んだ人間の
魂が閉じ込められるということは異例なのだろう。その証拠が少女が考えた末に選んだ次の
言葉だった。
「ごめん。今君を向こうに送ろうとしたけど跳ね返された。私は君を助けられないみたい」
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