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第三章
第36話 彼らの苦慮、彼女らの憂慮(4)
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4.
透哉の労働の甲斐あって、材料の木材は後日トラックで搬入して貰うことになった。
重労働を覚悟していた透哉だったが、軽い世間話(主に学園のこと)を交えながら雑用をこなしている内に仕事は終わった。
背中をバシバシ叩かれたり、指差して笑われたり、終始面白がれて完全におもちゃ扱いを受けたが、不思議と嫌な気分ではなかった。
『元気な嵐子ちゃんの顔が見れてジジイは嬉しいよ』
『しゃちょー、また遊びに来るわね』
『ダー、ハッハッハ! 好きなとき遊びに来なっ! クソガキもなっ!』
『二度と来ねぇよっ!』
『ハッハッハッ嫌われちまったな! またな透哉君』
『……またな』
木工所での用事を終えると外は薄暗く、日没までそう時間は残されていない。
長々と伸びる影も薄闇に飲まれつつあった。
まばらに灯る街灯が頼りの帰路である。
木工所を離れて以降、不思議そうな顔をしている透哉に、矢場が言葉を投げかける。
「何かいいたげね?」
「……親しげだな、と思っただけだ」
矢場と木工所の面々との関係は、親しいと言うには度を超えていた気もするが、他に言葉が思いつかなかった。
最初は親類の集まりに紛れ込んだ他人のような居心地の悪さを感じていた。
しかし、帰る頃にはその輪に自分が混ざり込み始めていたことが複雑さを極めていた。
透哉と木工所の面々は今日初めて顔を合わせた他人なのだ。いくら矢場と言う仲介人の存在があったとは言え、順応が早すぎた。
「まぁね。色々お世話になったのよ」
「付き合い長えんだな」
「そうね、ずいぶん経ったわね……昔は上手くいかないことがあって、そのとき良く話しを聞いて貰っていたのよ」
矢場はそっと口を開き、優しい声で言った。
透哉に語りかけるのではなく、物思いにふけるように、なくしたものを憂うように。
当然透哉には矢場が何を思っているかは分からない。
ただ、帰る場所があること、待っている人がいることが、羨ましいと思った。
積み重ねた過去を持つ、人間としての回帰地点を羨ましく思ってしまった。
「んだよ、泣きべそでもかいてたのかよ」
「鋭いわね。そうよ、泣いて泣いてしがみついていたわ」
「……えっと、マジ?」
透哉の冗談交じりの言葉を矢場は真顔で聞き、答えた。
それは子供に馬鹿にされムキになった大人の顔、ではない。
子供の疑問に真正面から教示する精悍な顔つきだった。
言葉を詰まらせた透哉は、直後圧倒される。
「御波は泣くヤツは弱いって思っているの?」
「……違うのか?」
「泣いたことがないってことは自分の弱さに向き合ったことがないってことなのよ。だから、自分の強さを勘違いしている……その様子だと、経験ないみたいね」
矢場はやはり優しく笑う。
正しく導くために笑う。
嘲りなどは微塵もない。
透哉の辛酸に対する無知を、己の弱さへの無垢を喜んでいた。
透哉をはじめ、学園の生徒たちが潔白ではないと知りつつ、そう言った良心とも呼べる気持ちの存在を、喜んだ。
「……」
「だから、涙の意味を違えてはいけないの」
「……少し前の話なんだ。知人が事故で死んだからって、弔問に同伴してくれって頼まれたんだ。付き合いってことで一緒に献花台の前で手を合わせたんだ」
「うん」
「気付いたら涙が出ていた。その死んだ奴のことなんて何も知らないのに。名前も、知らないのに」
「誰かのために流す涙が弱いはずがないのよ」
透哉はハッとして見上げた。
「じゃあ、先生もなのか?」
「んー? 私は自分のために泣いてたわね」
「えぇ……実体験に基づいてないのかよ。美談の振りした説教に聞こえてきたぞ」
「そう聞こえたらそうかもねっ」
矢場はどこか吹っ切れたように晴れやかに笑う。反対に透哉は目を見開いた。心の奥底を見透かされた気がしたのだ。
今の矢場の表情は単純な年齢だけでは作れない、濃い経験に裏打ちされた顔だった。
「だからね、涙を恥じるな。私が言いたかったのはそれだけよ」
自分に当てられた言葉の一つ一つが重要に思えた。
その裏で、無意識に大神との弔問を振り返っていた。
あのとき流れた涙は弱かったのか、それとも強かったのか。
少し頭を捻った程度では涙の理由には到達できなかった。少なくとも利己を美化するためではなかったと信じたい。
透哉は矢場に聞いた。
今日受けた言葉を含め、聞いた。
「なぁ、なんで俺らみたいなのにそんなに良くしてくれんだよ……」
それは学園の実情を知った上での疑問だった。
罪を犯したガキ共の世話を好き好んで買って出る大人たちの心境が理解できなかったのだ。
「そりゃ、私が先生で、御波たちが生徒だからでしょ?」
「それ、答えになってねぇだろ」
「そう? 御波が納得するかは別として、自分を蔑んだ言い方するのは感心しないわね」
「したくもなるだろ。この学園が普通じゃないんだから」
透哉が愚痴をこぼすように言うと、矢場は話しの食い違いに気付いた。
「あー、そう言うことね。他の教員の思惑は知らないけど……ほら、少し前に話したでしょ? 私も不良少女だったからよ」
「だから、悪ガキの気持ちや痛みが理解できるってことか?」
「まぁ、そんなところよ。あんたが気にしてるほど大人連中は気にしてないのよ?」
「……っ」
『俺が人殺しだとしてもか?』とは聞くことが出来なかった。
先日までは軽視していた殺人という罪が、実体験に基づくことで重みが大きく変わってしまった。
しんみりと黙りこくってしまった透哉の姿は、矢場には少しナイーブな少年にしか映らなかった。
学園に戻り、ようやく矢場に開放された透哉は寮への短い道を歩いていた。
木工所までの距離は往復でも三十分足らずだったが、顔には疲労の色が濃い。不慣れな年配者とのやり取りが原因なのは明白だった。
矢場の生徒だと聞いた途端におもちゃ扱いされた挙句、手伝いと称して木工所の中を引きずり回された。
重ねた時への畏敬か、矢場への気遣いか、口答えや抵抗と言った反発をする気さえ起きなかったのだ。
(俺ってこんなに……大人しかったっけ?)
気疲れを自嘲する。
実行委員としての仕事に忙殺されている内に一日は終わっていた。
一介の学生としては充実していたが、御波透哉としては不十分だった。
(こんな調子で本物を見つけられるのかよ……本物?)
溜息を一つ吐くと、無意識の愚痴となって零れ落ちた。
ピタリと、足を止めた。
それは殺希に命じられた十年前の本物の生き残りの捜索だ。
そして、自分の志の元となった人物でもある。
ゆっくりとロープを辿るような考えの末、その末端へ結び付けられた鍵に気付く。
止まっていた足が急速に動き出す。寮へ向かう足取りが速くなり、比例して重たさを増していった。
異変に気付くのは、いつだって手遅れになってからだ。
透哉は寮の自室に辿り着くと、背後を気にしながら部屋に入る。
豪々吾は何故かまだ学園にいるらしく、机には鞄がなかった。
よからぬ企てをするつもりはないが、都合がよかった。鞄を床に転がし、机に向かう。
殺希の頼み、と言うよりほとんど命令により学園内に潜む本物を突き止めることが喫緊の課題だった。自分にも大きく影響する繊細で危険な問題でもある。
さっきまで様々なことに悩ませていた頭は一つのことへ首ったけになりつつある。
視線を転じた先。
透哉はふと疑問を覚えた。
(……教科書、こんな並びだったか?)
徐に本棚に手を伸ばし、その手を止めた。
最初は多少気に留めた程度だったが、記憶とぼんやり照らし合わせて違和感は異変に化けた。
自分にあてがわれた机の本棚に立てた教科書の一部が入れ替わっていた。
それだけならルームメイトである豪々吾が拝借して、適当に詰め直したと考えただろう。
透哉は慌てて位置の狂った教科書を引き抜き、確信する。
日常的に出入りする人物だけを上げるなら、自分を除くとルームメイトの豪々吾と寮母のケムリだけ。
気乗りはしないがこの二人を疑うのが筋だ。
しかし、ここは夜ノ島学園。
推理小説に出てくる探偵に解けるような事件は起こらない。
エンチャンターと言う超常を操る人物が幾人も出入りする、空想を越える現実が当たり前な世界だ。
疑わしい人物は浮上しようとも、犯人にはならないのだ。
けれど、原因に透哉の関心は向かない。
目の前にある、結果。
「なくなっている……」
ポツリと言葉を漏らし、本棚の奥を呆然と眺めた。
その場所には旧学園で拾ってきた卒業アルバムを隠しておいた。
それは十年前の関係者を一括で収めたパンドラの箱。
(最初からアルバムを見れば、一目瞭然だったじゃねぇか……)
唯一と言っていい手がかりの消失に透哉は歯噛みする。単純に潰えた手がかりに苛立っていた。
再び旧学園での散策も考えたが、誰かの目に触れて勘付かれたら面倒だ。
「……なくなったことに気付かない振りをするのが正解か」
行動に出たい衝動を抑え、冷静を装うが、額を伝う冷や汗が収まらない。
先回りされている事態に大きな焦りを覚えた。
(俺の動向を察知して裏から手を回している者が居るってことかっ!)
昨日の流耶と野々乃の間で起った偶然の諍い、その果ての消失であるとは知るよしもない。
透哉の労働の甲斐あって、材料の木材は後日トラックで搬入して貰うことになった。
重労働を覚悟していた透哉だったが、軽い世間話(主に学園のこと)を交えながら雑用をこなしている内に仕事は終わった。
背中をバシバシ叩かれたり、指差して笑われたり、終始面白がれて完全におもちゃ扱いを受けたが、不思議と嫌な気分ではなかった。
『元気な嵐子ちゃんの顔が見れてジジイは嬉しいよ』
『しゃちょー、また遊びに来るわね』
『ダー、ハッハッハ! 好きなとき遊びに来なっ! クソガキもなっ!』
『二度と来ねぇよっ!』
『ハッハッハッ嫌われちまったな! またな透哉君』
『……またな』
木工所での用事を終えると外は薄暗く、日没までそう時間は残されていない。
長々と伸びる影も薄闇に飲まれつつあった。
まばらに灯る街灯が頼りの帰路である。
木工所を離れて以降、不思議そうな顔をしている透哉に、矢場が言葉を投げかける。
「何かいいたげね?」
「……親しげだな、と思っただけだ」
矢場と木工所の面々との関係は、親しいと言うには度を超えていた気もするが、他に言葉が思いつかなかった。
最初は親類の集まりに紛れ込んだ他人のような居心地の悪さを感じていた。
しかし、帰る頃にはその輪に自分が混ざり込み始めていたことが複雑さを極めていた。
透哉と木工所の面々は今日初めて顔を合わせた他人なのだ。いくら矢場と言う仲介人の存在があったとは言え、順応が早すぎた。
「まぁね。色々お世話になったのよ」
「付き合い長えんだな」
「そうね、ずいぶん経ったわね……昔は上手くいかないことがあって、そのとき良く話しを聞いて貰っていたのよ」
矢場はそっと口を開き、優しい声で言った。
透哉に語りかけるのではなく、物思いにふけるように、なくしたものを憂うように。
当然透哉には矢場が何を思っているかは分からない。
ただ、帰る場所があること、待っている人がいることが、羨ましいと思った。
積み重ねた過去を持つ、人間としての回帰地点を羨ましく思ってしまった。
「んだよ、泣きべそでもかいてたのかよ」
「鋭いわね。そうよ、泣いて泣いてしがみついていたわ」
「……えっと、マジ?」
透哉の冗談交じりの言葉を矢場は真顔で聞き、答えた。
それは子供に馬鹿にされムキになった大人の顔、ではない。
子供の疑問に真正面から教示する精悍な顔つきだった。
言葉を詰まらせた透哉は、直後圧倒される。
「御波は泣くヤツは弱いって思っているの?」
「……違うのか?」
「泣いたことがないってことは自分の弱さに向き合ったことがないってことなのよ。だから、自分の強さを勘違いしている……その様子だと、経験ないみたいね」
矢場はやはり優しく笑う。
正しく導くために笑う。
嘲りなどは微塵もない。
透哉の辛酸に対する無知を、己の弱さへの無垢を喜んでいた。
透哉をはじめ、学園の生徒たちが潔白ではないと知りつつ、そう言った良心とも呼べる気持ちの存在を、喜んだ。
「……」
「だから、涙の意味を違えてはいけないの」
「……少し前の話なんだ。知人が事故で死んだからって、弔問に同伴してくれって頼まれたんだ。付き合いってことで一緒に献花台の前で手を合わせたんだ」
「うん」
「気付いたら涙が出ていた。その死んだ奴のことなんて何も知らないのに。名前も、知らないのに」
「誰かのために流す涙が弱いはずがないのよ」
透哉はハッとして見上げた。
「じゃあ、先生もなのか?」
「んー? 私は自分のために泣いてたわね」
「えぇ……実体験に基づいてないのかよ。美談の振りした説教に聞こえてきたぞ」
「そう聞こえたらそうかもねっ」
矢場はどこか吹っ切れたように晴れやかに笑う。反対に透哉は目を見開いた。心の奥底を見透かされた気がしたのだ。
今の矢場の表情は単純な年齢だけでは作れない、濃い経験に裏打ちされた顔だった。
「だからね、涙を恥じるな。私が言いたかったのはそれだけよ」
自分に当てられた言葉の一つ一つが重要に思えた。
その裏で、無意識に大神との弔問を振り返っていた。
あのとき流れた涙は弱かったのか、それとも強かったのか。
少し頭を捻った程度では涙の理由には到達できなかった。少なくとも利己を美化するためではなかったと信じたい。
透哉は矢場に聞いた。
今日受けた言葉を含め、聞いた。
「なぁ、なんで俺らみたいなのにそんなに良くしてくれんだよ……」
それは学園の実情を知った上での疑問だった。
罪を犯したガキ共の世話を好き好んで買って出る大人たちの心境が理解できなかったのだ。
「そりゃ、私が先生で、御波たちが生徒だからでしょ?」
「それ、答えになってねぇだろ」
「そう? 御波が納得するかは別として、自分を蔑んだ言い方するのは感心しないわね」
「したくもなるだろ。この学園が普通じゃないんだから」
透哉が愚痴をこぼすように言うと、矢場は話しの食い違いに気付いた。
「あー、そう言うことね。他の教員の思惑は知らないけど……ほら、少し前に話したでしょ? 私も不良少女だったからよ」
「だから、悪ガキの気持ちや痛みが理解できるってことか?」
「まぁ、そんなところよ。あんたが気にしてるほど大人連中は気にしてないのよ?」
「……っ」
『俺が人殺しだとしてもか?』とは聞くことが出来なかった。
先日までは軽視していた殺人という罪が、実体験に基づくことで重みが大きく変わってしまった。
しんみりと黙りこくってしまった透哉の姿は、矢場には少しナイーブな少年にしか映らなかった。
学園に戻り、ようやく矢場に開放された透哉は寮への短い道を歩いていた。
木工所までの距離は往復でも三十分足らずだったが、顔には疲労の色が濃い。不慣れな年配者とのやり取りが原因なのは明白だった。
矢場の生徒だと聞いた途端におもちゃ扱いされた挙句、手伝いと称して木工所の中を引きずり回された。
重ねた時への畏敬か、矢場への気遣いか、口答えや抵抗と言った反発をする気さえ起きなかったのだ。
(俺ってこんなに……大人しかったっけ?)
気疲れを自嘲する。
実行委員としての仕事に忙殺されている内に一日は終わっていた。
一介の学生としては充実していたが、御波透哉としては不十分だった。
(こんな調子で本物を見つけられるのかよ……本物?)
溜息を一つ吐くと、無意識の愚痴となって零れ落ちた。
ピタリと、足を止めた。
それは殺希に命じられた十年前の本物の生き残りの捜索だ。
そして、自分の志の元となった人物でもある。
ゆっくりとロープを辿るような考えの末、その末端へ結び付けられた鍵に気付く。
止まっていた足が急速に動き出す。寮へ向かう足取りが速くなり、比例して重たさを増していった。
異変に気付くのは、いつだって手遅れになってからだ。
透哉は寮の自室に辿り着くと、背後を気にしながら部屋に入る。
豪々吾は何故かまだ学園にいるらしく、机には鞄がなかった。
よからぬ企てをするつもりはないが、都合がよかった。鞄を床に転がし、机に向かう。
殺希の頼み、と言うよりほとんど命令により学園内に潜む本物を突き止めることが喫緊の課題だった。自分にも大きく影響する繊細で危険な問題でもある。
さっきまで様々なことに悩ませていた頭は一つのことへ首ったけになりつつある。
視線を転じた先。
透哉はふと疑問を覚えた。
(……教科書、こんな並びだったか?)
徐に本棚に手を伸ばし、その手を止めた。
最初は多少気に留めた程度だったが、記憶とぼんやり照らし合わせて違和感は異変に化けた。
自分にあてがわれた机の本棚に立てた教科書の一部が入れ替わっていた。
それだけならルームメイトである豪々吾が拝借して、適当に詰め直したと考えただろう。
透哉は慌てて位置の狂った教科書を引き抜き、確信する。
日常的に出入りする人物だけを上げるなら、自分を除くとルームメイトの豪々吾と寮母のケムリだけ。
気乗りはしないがこの二人を疑うのが筋だ。
しかし、ここは夜ノ島学園。
推理小説に出てくる探偵に解けるような事件は起こらない。
エンチャンターと言う超常を操る人物が幾人も出入りする、空想を越える現実が当たり前な世界だ。
疑わしい人物は浮上しようとも、犯人にはならないのだ。
けれど、原因に透哉の関心は向かない。
目の前にある、結果。
「なくなっている……」
ポツリと言葉を漏らし、本棚の奥を呆然と眺めた。
その場所には旧学園で拾ってきた卒業アルバムを隠しておいた。
それは十年前の関係者を一括で収めたパンドラの箱。
(最初からアルバムを見れば、一目瞭然だったじゃねぇか……)
唯一と言っていい手がかりの消失に透哉は歯噛みする。単純に潰えた手がかりに苛立っていた。
再び旧学園での散策も考えたが、誰かの目に触れて勘付かれたら面倒だ。
「……なくなったことに気付かない振りをするのが正解か」
行動に出たい衝動を抑え、冷静を装うが、額を伝う冷や汗が収まらない。
先回りされている事態に大きな焦りを覚えた。
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