全てが終わる、その日まで

憂鬱なう

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序章第3章旅立ちと新たな出会い編

龍の肉とスキルの成長

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スイアが神域を出た後

「今回は面白くなるかな?前は面白かったけど手がつけられなくなっちゃったからね」

主神が1人で呟いていた







「スイア、元気でな」

「父さん母さん、行ってくるよ」

「無理しちゃダメよ。気をつけてね」

「うん」

こうして俺達は家を出た。
迷宮都市は、ここから南西にある。
脳内マップで調べながら南西に歩く。
森を抜けるには普通、時速2kmで1日8時間歩いて16日かかるが、俺らのペースでいけば8日で抜ける

「今日はここら辺で野営しよう」

「わかりました」

この森は南西に250km以上続いてる為、かなり体力がいる。それにSランクの魔物がかなりいる為、この森に入るのはかなり命がけだ

『マスター、近くに龍種がいます。お気をつけて』

「みんな、近くに龍種がいるらしい」

「わかりました。狩りに行きますか?」

「いや、メリットより、デメリットの方が大きい」

「龍種の肉、美味しいと聞きますが残念です」

俺は美味しいって言う単語につられてしまった

「それは本当か?」

「噂ですが。龍種は強い方が肉が美味しいらしいです」

「そうか」

「じゃあ、私達は水浴びに行ってきます」

「わかった」

みんなが居なくなったのを見て、俺は3kmほど離れた龍種のいる場所へ移動した
急いで来た為、20分ほどで着いた

「龍種のランクは?」

『属性龍王の様です』

ウヒョー、かなりの高ランクではないか
早く食べてみたいな

『マスター来ます』

フォリエスが言い終わったと同時に龍種が襲って来た

「待ってたよ。森龍王フォレストドラゴンキング

森龍王
この属性龍王は、属性龍王の中でもかなり強い方で、2属性持ち。風魔法と地魔法である。色は緑ベースで鱗の一部が茶色になっている。この龍種は風魔法特化だ。

属性龍王種は、2属性以上の魔法が使える龍種がおり、得意魔法は身体のベースの色となる。それ以外は鱗に出る。鱗の色が変わっている部分が大きければ大きいほど適正も大きい。

森龍王が、爪で引っ掻いて来た

「っと、危ない」

おれはこうげきを躱し、羽の付け根に氷魔法を使い、更にそこへ、地魔法を当てた
凍った羽の付け根に、地魔法を当てたことにより、凍った羽もろとも崩れた

「KUSYAaaaaaaaaa」

流石にこの攻撃は効いたようで、咆哮を放って来た

一瞬怯んだが、直ぐに立て直し、首を落とした

俺は、処理しやすいように、紅桜景光べにざくらかげみつ蒼椿薄氷あおつばきうすらいで、羽、尻尾、首、胴体に分け、アイテムインベントリにしまった

【スキル[アイテムインベントリ]が成長した】

お、これは見るしかない

アイテムインベントリver2
2つまで亜空間を広げた。又、MPを任意で送れるようになった。これにより、1つは時間停止、もう1つは、早送りなどができるようになった。


便利なものが更に便利になった

実際、特殊スキルは成長という概念がないが、成長促進、限界突破のスキルと創造により、特殊スキルにも、成長という概念ができた


「そろそろスキル創ろうかなぁ」

『マスター、私にも成長概念が欲しいです』

「そうだな、先に特殊スキルを成長できるようにしようか。1日1個だからあと3日でできるか。今日はフォリエスな」

『ありがとうございます』

フォリエスの場合どうすれば成長するんだ?まぁいいか

俺は水浴びしながら考えたが諦めた

野営地に戻るとみんながヨダレを垂らしていた

「どうしたのそんなヨダレ垂らして」

「ご主人様はドラゴンを狩りに行って来たんですよね?」

「なんで知ってんの?」

「顔に出ていましたし、ご主人様が居ませんでしたから」

「そ、そうか」

バレてた~
   ↑気付いてないと思っていた

「この中で料理スキルLVがMAXの人いる?」

「?」

「何みんなポカンとしてんの?」

「ご主人様、スキルLVとは?」

「え?ないの?」

『マスターこの世界にはレベルという概念がありません。マスターは成長促進、限界突破があるためLVという概念が存在します』

「ねぇスイア、さっきから何言ってんの?あるわけないじゃない。常識よ?」

「すまん、俺、特殊スキルでLVっていう概念があるんだけど、俺が作るね」

「ねぇ、LVって何?」

「LVってのは上がるもので、LVが上がると、能力が上がる。要は成長する」

「ふーん、そういえばスイアのステータス見せてもらったことないわね。ステータスと特殊スキルだけ見せて。その他はいいから」

「ハイこれ。俺は料理作ってくるから」

俺は料理しに少し離れて、肉を出した。
火を付けてバチバチと木の跳ねる音が聞こえたらフライパンを置いた。
すると遠くから

「えぇぇぇ!?」

「な、何ですかこのステータスは!」

「凄すぎます!!」

「流石、ご主人様」

などと聞こえて来たが、1番ショックだったのは

「化け物」

と言われたことだ

しかも氷龍のエナミに言われたことだ

そして、心の中で突っ込んでしまった。

お前も十分化け物だよ!!
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