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身元引受人
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「ふー…。ようやく落ち着いたな…。まずはビールで乾杯でもするか!」
そう言いながら、冷蔵庫からビールを出すのはこの家の主・佐藤末治さん。
末治さんから缶ビールを受け取ると、プシュと栓を開ける。
カンッ…。
アルミの軽い音と、ゴクゴクと飲み干す嚥下音…。
「あの、末治さん…。」
「なんだよ、改まって…。」
末治さんは僕・森谷輝彦に優しく問う。
「あの、この度色々ご迷惑かけてすみません…。それに、色々と助けてもらって身元引受人まで受けて頂きありがとうございます。」
末治さんに向かって正座をして、深々と頭を下げる。
僕は犯罪を犯して、末治さんの付き添いの元で自首をした。
自首や、父親の犯罪の告発など様々な事を考慮され執行猶予付きの判決となったのだ。
「そういうの性にあわねぇから、頭上げろって(笑)」
「でも…。」
「『身元引受人』の言うことは聞くもんだ(笑)」
「はい…。」
頭を優しく撫でてくれる末治さん。
末治さんは僕の『元』恋人の叔父さん…。
末治さんと会ったのは、僕が失恋した日だった…。
そう言いながら、冷蔵庫からビールを出すのはこの家の主・佐藤末治さん。
末治さんから缶ビールを受け取ると、プシュと栓を開ける。
カンッ…。
アルミの軽い音と、ゴクゴクと飲み干す嚥下音…。
「あの、末治さん…。」
「なんだよ、改まって…。」
末治さんは僕・森谷輝彦に優しく問う。
「あの、この度色々ご迷惑かけてすみません…。それに、色々と助けてもらって身元引受人まで受けて頂きありがとうございます。」
末治さんに向かって正座をして、深々と頭を下げる。
僕は犯罪を犯して、末治さんの付き添いの元で自首をした。
自首や、父親の犯罪の告発など様々な事を考慮され執行猶予付きの判決となったのだ。
「そういうの性にあわねぇから、頭上げろって(笑)」
「でも…。」
「『身元引受人』の言うことは聞くもんだ(笑)」
「はい…。」
頭を優しく撫でてくれる末治さん。
末治さんは僕の『元』恋人の叔父さん…。
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