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開発され尽くした私

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流石に最後まで致す事はなかったものの、コークスは楽しげに私の身体を毎夜欠かさず開発し尽くしていた。

「あっ、……」

 コークスは扇情的なナイトウェアを身に纏っている私を背後から抱きしめて、やわやわと胸を揉みしだく。コークスにより毎夜散々いじられている胸の尖りは簡単に立ち上がり、ツンッと上を向いて主張をしだす。

「あっ、ちょっ、待っ……んんっ、」
「私を置いて、他国へ渡るつもりですか? そんな冷たい事を言わないでください。あの日、私のすべてを貴女に捧げると決めたのですから」

 首筋を喰むように舐めながら、コークスは大きな掌で、私の身長に反して大きめな胸を執拗に攻め立てる。

「あん……っ、いやぁ……!」
「嫌、ですか? こんなに、いやらしく尖らせているのに?」

 耳元で囁かれるその声には、すべてお見通しとばかりに嘲笑が含まれており羞恥で顔に熱が集まる。
 性感帯である耳と胸を同時に責められると、思わず下半身に切なさが募りもじもじと太ももを擦り合わせた。

 そんな私の姿を楽しむように、コークスの片手は徐々に下へと落ちていき、人差し指と中指の腹で下着の上から私のクリトリスを撫で回していく。

「ああっ! ソコ、だめぇ……っ、あぅ、ああっ!」
「ソコってどこですか? ちゃんと言わないとわからないと、いつも言ってますよね?」
「うっうぅ……い、いじわる……っ、いじわ、……ああっ!!」

 私がたまらず上げた声にさらに興奮したのか、コークスは自身の硬くなったモノを私に擦り付けてきた。体格通りのご立派な陰茎につい怯えると、恍惚とした顔のコークスの目とかちあう。

「"いじわる"だなんて。毎晩ちゃんと愛して差し上げてるのに、心外です……ほら。貴女がはしたない声をあげるから、こんなに硬くなっているんですよ? 流石に、戴冠式前に孕ませてしまうと貴女の評価まで下がってしまうので、今日まで我慢してきましたが……。ああ、早くこのガチガチに勃起した陰茎を、貴女のこの小さくて淫らな穴の奥まで突き挿れてしまいたい」
「へ、へんた……あっ、あぁああっ!!」

 コークスはこの一年で"一級品のダイヤモンド"どころか"一級のド変態"へ華麗な変貌を遂げてしまっていた。
 クチュクチュという水音が耳を犯して、さらに私の下半身をビチャビチャに濡らしていくのが自分でもわかる。
 背後から抱きすくめられ、私が言われて恥ずかしい言葉を囁かれ、抵抗しようにも動きも制限されていると、合意の上での行為のはずなのに無理やり暴かれているような感覚に陥り、自分の事なのによくわからなくなってくる。

「ああ……せっかく侍女が用意してくれた下着が愛液でびしょ濡れですね。脱いでしまいましょう」

 コークスは弾んだ声でまるで大切なプレゼントの包装紙を取るように、私の薄いナイトウェアを剥ぎ取っていく。

「なんて美しい……」

 コークスは獣欲のこもるじっとりとした視線を全裸の私に向けて呟いた。その視線だけでめちゃくちゃに犯されているのがわかり、いつも居た堪れない気持ちにさせられる。
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