【R18】悪魔堕ちしたおっさん剣聖が自分が育てた年下魔女に捕まる話

いずみ

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エピローグ ★

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 よく見知った家の中だというのに、今は何もかもが輝いて見えた。
 自分がずっとずっと大好きで、手に入れる事が出来ないと思っていた人が振り向いてくれたという奇跡に、メルセデスは全てのものに感謝して回りたい気分だった。

 まだ起きるにはだいぶ早い時間だが、寝るのは勿体無い。

「ねぇ、エド……あのね、もう一回、その……」

 言いにくそうに言葉を詰まらせるメルセデスを見て、エドワルドは口元を片方あげた。

「もう一回、なんだ?」
「あのね、もう一回……口で、させてほしいの」

 メルセデスは悔しかった。あんなにシミュレートしたのに、全然知識を活かせなかった事に。

「……マスターが隷属者に奉仕するなんて、聞いた事がねぇ」
「もうっ! マスターとかそういうの関係なく、私がエドにしたいの……ダメ?」

 可愛らしく上目遣いでお願いしてみると『ぐ……ッ』と、エドワルドが喉から変な声を出したあとに渋々了承した。

 ♦︎♦︎♦︎

 薄暗い寝室からは、ピチャピチャという水音が響く。
 エドワルドはキングサイズのベッドの端に座り、メルセデスは跪いてエドワルドの凶悪な陰茎を舐め上げていた。

「……そう、だ。……カリ首付近で口を窄めて、強く吸いあげ……あ、くっ、」

 メルセデスは口いっぱいにエドワルドの陰茎を頬張る。
 女冒険者の多くは『あんなもん、苦しいだけよ』と言っていたフェラチオだったが、エドワルドがたまに余裕なく熱い吐息を漏らすので、それだけで嬉しくなる。

 舌全体を使い、裏筋も舐め上げるが結局奥までおさまらずチロチロと先端を舐めていた。
 先程口での奉仕した時とは陰茎の形状が大きく異なっている。

「……ぷはっ、……全然、イかせられる気がしない……大きすぎるよ」

 咥えればすぐにイクものだと思っていたのに、こんなに難しいとは想定外だ。

「ああ、アスモデウスは性交特化の悪魔だから、その影響かもしれねぇが……勃起したら、ここまで大きくなるとは俺も思わなかったなぁ。……まぁ、小せぇよりはいいだろう」

 片手で握っても、ゆうに倍は飛び出てる……しかも、メルセデスの下手くそなフェラでもへにゃる事なくガチガチに勃ちあがり、先端からはだらだらと汁が垂れていて、メルセデスの喉がごくりと鳴った。

 元々マスターと悪魔の関係は淫蕩と快楽に耽るものだとされている。実際、先程まで処女だったくせに目の前の男が欲しく欲しくてたまらない。

 そんな事を考えていると、エドワルドはお見通しだとでも言うように、色気をダダ漏れにさせてにっこりと微笑んだ。

「……で? 俺に、どうしてほしい?」

 メルセデスが驚きにより大きく見開いた瞳の先で、彼の瞳はゆるやかに弧を描いている。
 上から下まで舐めるように、舌舐めずりの音が聞こえてくるほどに視姦されて、心臓が大きく跳ねる。大人の男に向けられる剥き出しの欲望が、こんなに身を竦ませる力を持つなど知らなかった。
 激しい動悸に蝕まれるが、今まで相手にもされていなかったメルセデスに、こんな色を込めた視線を向けてくれて体中が歓喜している。

 ──しかし、おかしい。マスターはメルセデスのはずで、手綱を握っているのも彼女のはずなのに、実際の場の所有権は完全に逆だった。

「~~~っ、おねがい、さっきみたいに……、気持ちよくしてっ……、んっ、ンン」

 メルセデスが強請るように懇願すれば、奪うように唇を塞がれた。何度も角度を変えて、互いの存在を確かめるように熱く深く舌を絡める。小さな舌先でエドワルドの舌を追えば、応える以上に蹂躙される。

 激しさを増す口付けをしながら、手の平で弄ぶように胸を揉みしだく。

「……ふあっ、あっ、……んんッ!」

 すっかり淫らに立ち上がった乳首を愛おしげに指先で弾くと、メルセデスの口から甘い嬌声が漏れた。口付けと胸を触られているだけにも関わらず、すでに股から蜜が垂れ流れているのがわかり、慰めるように太ももを擦り合わせた。

「……ああ、悪い。先に、こっちを構えば良かったな」

 エドワルドはメルセデスの膝裏を持ち上げて蜜がだらしなく滴っているであろう箇所をまじまじと眺める。

「あっ! や……っ、だめぇ……」
「こんなにクリトリス勃起させて、蜜を垂らして……嫌も駄目も、説得力ねぇなぁ」

 クツクツと愉しげに喉で笑ったエドワルドは、メルセデスの濡れそぼった秘所にゆっくりと舌を這わせていく。

「あっ、あっ、……はぁっ、んん……っ!」

 クチュ、ピチャという水音が響き、時折舌先で味わうかのように美味しそうにとめどなく出てくる蜜を啜りとる。

「ああ、また、イッ、ちゃ……、アッ、ああっ、ああアーーーッ!!」

 舌のみで何度もはしたなく達し、その度に身体全体が仰け反った。逃げるように身を捩るが、腰を押さえつけられてまた舐められていく。

「……ほら、顔見てみろよ。こんなに蕩けた顔して」

 エドワルドは横にあった大きな鏡を、わざわざベッドの近くに呼び寄せて、メルセデスに自分の顔を見せてくる。
 そこには期待に頬を上気させてエドワルドの足に淫らに腰を擦り付けている、雌の顔をした自分が映っていた。

「……おいおい、こんな誘うような顔をして。舐め取る先からこんなに濡らしてたら、いつまで経っても終わんねぇぞ?」
「あっ、あ……ごめ、なさ……」
「謝らなくていい。俺は、ずーっとこのまま舐めててもいいんだ。メルの声をずっと聞いていたいからな」

 ──この責め苦が、ずっと……?

 耳を舐め犯しながら甘く囁いてくるエドワルドに、ぐずぐずに崩された理性が警報を鳴らす。

「……ほら、どうしてほしいかちゃんと言ってくれ。言われなきゃ、俺は全然わかんねぇよ」

 メルセデスはわざと意地悪くそう言ってくるエドワルドに腹が立ち「わかっているくせに!」と、悪態を吐きたいのに、口からは甘えた縋るような声が漏れるだけだった。

「あぅ……あっ、おねが……挿れてぇ……わたしの、ここ、に……エドのおおきな、のを、挿れてほしいの……っ! ──アッ!! あっ、あっ!!」

 エドワルドは、どちゅんっ!!と、ひと息に最奥までいきり立った自身の怒張を突き入れた。やっと与えられた刺激により、背筋から腰にかけて快感が走り抜ける。

 ──バチュッ、バチュッ、バチュッ!

 エドワルドは遠慮なしに激しく腰を振りたくり、メルセデスの膣内の弱い所を的確にガツガツと擦り上げていく。

「ああ……っ!! えどっ……! えど、すきぃ……っ、あっ、あ、あんっ!!」
「……ああっ。っ、俺も……、愛してるっ! お前は、俺の……俺、だけのものだッ!」

 独占欲を丸出しにしたエドワルドの強い眼差しに射抜かれて、メルセデスの体中が歓喜で震えた。

「あん、あアああっ、あああっアアーーーーっ!!」
「くっ、あ、出る……!」

 メルセデスの胎内を余す所なくエドワルドの白濁が蹂躙し、二人同時に果てた。互いに互いを離すまいとするように指を絡め、深い口づけをして永遠の愛を誓ったのだった。

 余談だが、メルセデスの見ていた悪夢は、アースが見せていたものではなかった。

 あの夢は、数ある可能性のうちの一つ。

 メルセデスが悪魔の依代として死んでしまい、エドワルドが王都ごと破壊した世界線を映した魔導士が見る予知夢だったのだが、この可能性があった事実はもはや誰も知る由はない。

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