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白い騎士のことを考えていたらフェメルディナントとデートすることになって青くなりました
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「カーラ様。あなた、また、フェルディナント様につきまとっていらつシャイますの?」
ぎろりとアレイダは私を睨み付けてきた。
「まあ、アレイダ嬢。何をおっしゃいますの。フェルディナント様は襲われた私を心配して頂けたのですわ」
私が何でも無い事のように振る舞おうとした。
そう、私は別にフエルディナントに興味は無いのだ。私の心は今は助けてくれた白い騎士様だけなのだ。
「ああ、カーラ様お伺いしましたわ。大変でしたのね。あなた、下町で破落戸達に襲われて、危うく貞操の危機に陥ったんですって。あんなこともこんなこともされて大変だったと今貴族令嬢の間で噂になっておりますわ」
面白おかしくアレイダは言ってくれたが、何ですって! 貴族の令嬢の間でそんな話になっているの?
ひょっとしてフェルディナントもそう聞いているのだろうか?
私はとても恥ずかしくなった。
「な、何をおっしゃるのです。アレイダ様。姫様は別に貞操の危機など陥っておられません」
横から怒ったサーヤが口を出してきた。
「まあ、あなた、侍女の分際で私とカーラ様が話している間に割り込んでくるなんてどういうことなの」
カーラが怒り出したが、
「まあまあ、アレイダ嬢。女性の貞操の問題はとても微妙な問題だよ。今のは少しアレイダ嬢の言い方が悪かったんじゃないかな」
フェルディナントが私とサーヤの肩をもってくれた。
「まあ、フェルディナント様はカーラ様の味方をされますの?」
むっとしてアレイダがフエルディナントを見た。
ちょっと、フエルディナントももう少しアレイダに優しくしてよ。絶対に又こちらが文句を言われるんだから。と私は思った。
「いや、そういう訳ではないが、言い方が少し意地悪すぎるんじゃないかな。私は別にカーラ様がそのような危険な目に合ったとは聞いていないよ。そんな風に何も事を荒立てる必要は無いんじゃないかな」
フェルディナントは今日は随分と私たちの肩を持つてくれた。
「まあ、それは失礼いたしました。最近フェルディナント様は私に少し冷たいんじゃないですか?」
ますますアレイダの怒りが大きくなっているような気がした。時たま私を睨み付けるんだけど。
「そういう訳はないと思うけれど」
「よろしいですわ。今日はもう帰ります」
「ちょっと、アレイダ嬢」
「ふんっ」
アレイダは顎を突き出して、ぷんすかしてさっさと帰っていったのだ。
「ちょっとフェルディナント様。アレイダ嬢を追いかけなくて良いのですか?」
私が慌てて言うが、
「別に良いんだよ。怒らせておけば。たまには良い薬だよ」
冷たくフエルディナントが言うんだけど。本当にそれで良いのか?
「それに私は別にアレイダ嬢と婚約しているわけでもないしね」
フエルディナントが言うんだが、でも、アレイダは完全にそのつもりなんだと思うんだけど。絶対にフェルディナントと婚約したいはずだ。そもそもアレイダの母はノース帝国の皇女で、アレイダの相手がサウス帝国の皇子となると宰相はノース帝国とサウス帝国と縁続きになるのだ。宰相もそれを望んでいないわけはなかった。
でも、そうなれば、宰相の力はますます強くなるだろう。
それは我が王家にとってはあまり良くはないかもしれない。ますます王家の力は弱まるだろう。
そう、こんな時にあの強い白い騎士様がいてくれたら、私も安心なのに……
白い騎士様はどこに行かれたのだろう?
私は白い騎士様のことを考えていた。
「アレイダ嬢よりも俺はもう少しカーラ様と仲良くなりたいのだけれど、どうだろう。そういう意味でも今度是非ともこの素晴らしい王都を案内してもらいたいのですが、どうでしょうか?」
私は白い騎士様の事を考えていて良くフェルディナントの言うことを良く聞いていなかったのだ。
「まあ、そうですわね」
私は適当に相槌をうってしまったのだ。
「そうか、ありがとう。カーラ様。では早急に日付を決めて、又連絡させていただきます」
フェルディナントは喜色を浮かべて慌てて去って行った。
「およろしかったのですか。姫様。フエルディナント様と王都を案内する約束をされてしいらっしゃいましたけれど」
サーヤの言葉に私は慌てた。
「えっ、誰が?」
「姫様です。フエルディナント様が王都を案内してほしいとおっしゃつられたのに頷いていらっしゃいましたけれど」
「嘘! そんなの知らないわ」
私は慌てた。
「知らないと言われましてもはっきりと頷かれていましたよ。フェルディナント様は絶対にそのつもりだと思います」
「そんな、こんな事が知れたら又宰相から文句を言われるわ。どうしましょう?」
私は慌てた。
「どうしましょうと申されましても姫様ははっきりと頷かれたではありませんか」
「ちょっと他のことを考えていたのよ。どうしましょう? サーヤ」
「どうしましょうと言われましても、あそこで頷かれてはもうどうしようもございません」
サーヤにはっきりと言い切られてしまった。
どうしよう?
私は今白い騎士様の事しか考えられないのだ。フエルディナントなんかに構っている暇はない。
それにもしこのことを知られたらアレイダは絶対に黙っていないだろう。お父様に宰相を通じて文句を言って来るはずだ。お父様にこのことを知られたら又叱られるに違いないわ。
私は青くなったのだ。
ぎろりとアレイダは私を睨み付けてきた。
「まあ、アレイダ嬢。何をおっしゃいますの。フェルディナント様は襲われた私を心配して頂けたのですわ」
私が何でも無い事のように振る舞おうとした。
そう、私は別にフエルディナントに興味は無いのだ。私の心は今は助けてくれた白い騎士様だけなのだ。
「ああ、カーラ様お伺いしましたわ。大変でしたのね。あなた、下町で破落戸達に襲われて、危うく貞操の危機に陥ったんですって。あんなこともこんなこともされて大変だったと今貴族令嬢の間で噂になっておりますわ」
面白おかしくアレイダは言ってくれたが、何ですって! 貴族の令嬢の間でそんな話になっているの?
ひょっとしてフェルディナントもそう聞いているのだろうか?
私はとても恥ずかしくなった。
「な、何をおっしゃるのです。アレイダ様。姫様は別に貞操の危機など陥っておられません」
横から怒ったサーヤが口を出してきた。
「まあ、あなた、侍女の分際で私とカーラ様が話している間に割り込んでくるなんてどういうことなの」
カーラが怒り出したが、
「まあまあ、アレイダ嬢。女性の貞操の問題はとても微妙な問題だよ。今のは少しアレイダ嬢の言い方が悪かったんじゃないかな」
フェルディナントが私とサーヤの肩をもってくれた。
「まあ、フェルディナント様はカーラ様の味方をされますの?」
むっとしてアレイダがフエルディナントを見た。
ちょっと、フエルディナントももう少しアレイダに優しくしてよ。絶対に又こちらが文句を言われるんだから。と私は思った。
「いや、そういう訳ではないが、言い方が少し意地悪すぎるんじゃないかな。私は別にカーラ様がそのような危険な目に合ったとは聞いていないよ。そんな風に何も事を荒立てる必要は無いんじゃないかな」
フェルディナントは今日は随分と私たちの肩を持つてくれた。
「まあ、それは失礼いたしました。最近フェルディナント様は私に少し冷たいんじゃないですか?」
ますますアレイダの怒りが大きくなっているような気がした。時たま私を睨み付けるんだけど。
「そういう訳はないと思うけれど」
「よろしいですわ。今日はもう帰ります」
「ちょっと、アレイダ嬢」
「ふんっ」
アレイダは顎を突き出して、ぷんすかしてさっさと帰っていったのだ。
「ちょっとフェルディナント様。アレイダ嬢を追いかけなくて良いのですか?」
私が慌てて言うが、
「別に良いんだよ。怒らせておけば。たまには良い薬だよ」
冷たくフエルディナントが言うんだけど。本当にそれで良いのか?
「それに私は別にアレイダ嬢と婚約しているわけでもないしね」
フエルディナントが言うんだが、でも、アレイダは完全にそのつもりなんだと思うんだけど。絶対にフェルディナントと婚約したいはずだ。そもそもアレイダの母はノース帝国の皇女で、アレイダの相手がサウス帝国の皇子となると宰相はノース帝国とサウス帝国と縁続きになるのだ。宰相もそれを望んでいないわけはなかった。
でも、そうなれば、宰相の力はますます強くなるだろう。
それは我が王家にとってはあまり良くはないかもしれない。ますます王家の力は弱まるだろう。
そう、こんな時にあの強い白い騎士様がいてくれたら、私も安心なのに……
白い騎士様はどこに行かれたのだろう?
私は白い騎士様のことを考えていた。
「アレイダ嬢よりも俺はもう少しカーラ様と仲良くなりたいのだけれど、どうだろう。そういう意味でも今度是非ともこの素晴らしい王都を案内してもらいたいのですが、どうでしょうか?」
私は白い騎士様の事を考えていて良くフェルディナントの言うことを良く聞いていなかったのだ。
「まあ、そうですわね」
私は適当に相槌をうってしまったのだ。
「そうか、ありがとう。カーラ様。では早急に日付を決めて、又連絡させていただきます」
フェルディナントは喜色を浮かべて慌てて去って行った。
「およろしかったのですか。姫様。フエルディナント様と王都を案内する約束をされてしいらっしゃいましたけれど」
サーヤの言葉に私は慌てた。
「えっ、誰が?」
「姫様です。フエルディナント様が王都を案内してほしいとおっしゃつられたのに頷いていらっしゃいましたけれど」
「嘘! そんなの知らないわ」
私は慌てた。
「知らないと言われましてもはっきりと頷かれていましたよ。フェルディナント様は絶対にそのつもりだと思います」
「そんな、こんな事が知れたら又宰相から文句を言われるわ。どうしましょう?」
私は慌てた。
「どうしましょうと申されましても姫様ははっきりと頷かれたではありませんか」
「ちょっと他のことを考えていたのよ。どうしましょう? サーヤ」
「どうしましょうと言われましても、あそこで頷かれてはもうどうしようもございません」
サーヤにはっきりと言い切られてしまった。
どうしよう?
私は今白い騎士様の事しか考えられないのだ。フエルディナントなんかに構っている暇はない。
それにもしこのことを知られたらアレイダは絶対に黙っていないだろう。お父様に宰相を通じて文句を言って来るはずだ。お父様にこのことを知られたら又叱られるに違いないわ。
私は青くなったのだ。
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