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第三部 ルートン王国交換留学編
襲撃された側なのに、何故か怒られるわ、敵国への母の襲撃の事を心配しなければいけないわ、もう最悪でした
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それからが大変だった。
フェリシー先生は私が襲撃されたということをなかなか納得してくれなかったのだ。私がまた良からぬことを画策したとしか取ってくれなかったのだ。
ヴァンとかジェドは私を助けるどころか、騎士たちと協力してさっさと男達を捕まえて、どこかに連れていくし、クラスの皆は気絶したイネを看病するためとかでこれまた、舞台から消えてくれたし。
観客や見ていた生徒もこれ幸いと会場から出て行って……
ちょっと、待ちなさいよ。なんで、私だけがフェリシー先生に怒られ続けているのよ!
まあ、残党とかはヴァンとかが何とかしてくれていると思うけど。
先生には、これは襲撃だって私も襲われた被害者だって言っているのに、夫以外に初めて胸を触られたとかで興奮して完全にプッツン切れて切れているし、私が何を言っても全く聞いてくれたないのだ。
メラニーは何故、先生に説明してくれないの?
もう本当に最悪だった。
私は襲われた被害者なのに……
三十分くらい怒られた時にやっと王太子がやってきて、事のあらましを説明してくれたんだけど、今度はフェリシー先生が、何故演劇の最中に襲われたのですかって私を怒りだしたんだけど、それは襲ってきたアルメリア王国か、警備の責任者、あるいは王太子に怒って欲しい。
普通、可憐な公爵令嬢が襲われたのだ。大丈夫だったかと私が心配されるはずなのに。
何か加害者扱いなんだけど。
「まあ、姉上の日頃の行いだね」
後でやって来たジェドとかは平気で言ってくれたけど、違うだろうと叫びたい。
それに、絶対にヴァンもジェドも襲撃に前もって掴んでいて、事前に止めることも可能だったはずなのだ。
それを二人に文句言ったら、
「だって、姉上は前に事前に止めたら『何故やらせなかったのよ』って怒ったじゃないか」
逆にジェドに文句を言われたんだけど。
あの時は私が囮をやるって決まっていたからであって、私は反撃するつもり満々だったのだ。
それを前もって捕まえたって言うからだ。いつまで待っても来ない襲撃犯を二時間も待ちぼうけを食らった私の怒りを他に持っていきようが無かったから、ジェドらに向けただけだし……
「今回の襲撃は周りに被害を及ぼしたかもしれないじゃない」
私がむっとして言うと
「そのために、聖女も配置していたし、対策は万全だったよ」
ジェドとかは言ってくれるんだけど。
「それよりも私が襲撃されたって聞いたらまた母が何かするかもしれないじゃない」
「それを僕に言われても困るよ。それは姉上を襲撃したアルメリア側の責任なんだから」
「まあ、酷い政治をしているみたいだから、国王が襲われた方が、その国の民のためなんじゃない」
ジェドもヴァンも全然気にしていない。
「でも、王宮がまた火の海になるじゃない」
「まあ、でも、アルメリア王とは母上も面識はないと思うし、この前は帝国だったから、母上もやったんだと思うよ。むかつく帝国をやっつけてくれた救国の英雄、破壊の魔女様って一躍有名になったから。
アルメリアなんてちゃちな国壊しても誰も称賛してくれないかもしれないから、やらないんじゃないかな」
ジェドは言ってくれるんだけど。
「でも、今度は、『アルメリアなんてちゃちな国、やられたらあんたがやり返しなさいよ』って私に怒って来ない?」
私が言うと、
「ちょっと待ってよ、姉上。そんなこと姉上がしたら国際問題だよ。フェリシー先生に叱られるだけじゃ終わらないからね」
ジェドが他人事宜しく言ってくれるんだけど。
でも、あの母は怒ると何言ってくるか判らないのだ。五歳の私を魔の森に放り込むくらいだし。
それに、いくら私でも母には絶対に勝てない。
「ちょっと姉上、止めてよ。母上とここで戦うのは。二人で戦ったらこの王都が灰燼と化すからね。やるなら魔の森でやってよね」
この前、母とやりあったときは魔の森が三分の一、灰と化していたんだけど。
「ちょっとジェド、なによ。その他人事のようなセリフは」
私がムッとして言うと、
「そんな事言ったって事実じゃないか。本当に母上と姉上がここで戦ったら王都は壊滅するからね」
「気にするのはそこなの? 前の時は私が一週間寝たきりになったじゃない」
「母上とやりあって一週間で済むならいいでしょ。帝国の皇帝なんて今でも寝たきりだそうだよ」
「じゃああなたが、寝たきりになってご覧なさいよ」
「無理だよ。姉上だからあの母上とやりあえるんでしょ。僕なら瞬殺されちゃうよ」
慌てて、ジェドが言うんだけど。
「そうだ。ジェドに止められたから襲撃は止めたことにしよう」
私はいいことを思いついた。
「ちょっと姉上止めてよ」
「あんたならあの母を適当に誤魔化せるでしょ」
そうだ。留学も後少し、こんな下らないことに関わっている時間はないのだ。青春は一分一秒が大切なのだから。
私はぎゃあぎゃあ言っている弟を残して寮の部屋に帰ったのだった。
**************************************************************
ここまで読んで頂いて有難うございます。
前に紹介した『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/377591254
読んで頂けました?
作者の私はまた読んでしまって感動していました……
作者が感動してどうする? とも思いますが……
今回は『ブス眼鏡と呼ばれても王太子に恋してる~私が本物の聖女なのに魔王の仕返しが怖いので、目立たないようにしているつもりです』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/845615056
これも面白いのでぜひともお読み下さい。
フェリシー先生は私が襲撃されたということをなかなか納得してくれなかったのだ。私がまた良からぬことを画策したとしか取ってくれなかったのだ。
ヴァンとかジェドは私を助けるどころか、騎士たちと協力してさっさと男達を捕まえて、どこかに連れていくし、クラスの皆は気絶したイネを看病するためとかでこれまた、舞台から消えてくれたし。
観客や見ていた生徒もこれ幸いと会場から出て行って……
ちょっと、待ちなさいよ。なんで、私だけがフェリシー先生に怒られ続けているのよ!
まあ、残党とかはヴァンとかが何とかしてくれていると思うけど。
先生には、これは襲撃だって私も襲われた被害者だって言っているのに、夫以外に初めて胸を触られたとかで興奮して完全にプッツン切れて切れているし、私が何を言っても全く聞いてくれたないのだ。
メラニーは何故、先生に説明してくれないの?
もう本当に最悪だった。
私は襲われた被害者なのに……
三十分くらい怒られた時にやっと王太子がやってきて、事のあらましを説明してくれたんだけど、今度はフェリシー先生が、何故演劇の最中に襲われたのですかって私を怒りだしたんだけど、それは襲ってきたアルメリア王国か、警備の責任者、あるいは王太子に怒って欲しい。
普通、可憐な公爵令嬢が襲われたのだ。大丈夫だったかと私が心配されるはずなのに。
何か加害者扱いなんだけど。
「まあ、姉上の日頃の行いだね」
後でやって来たジェドとかは平気で言ってくれたけど、違うだろうと叫びたい。
それに、絶対にヴァンもジェドも襲撃に前もって掴んでいて、事前に止めることも可能だったはずなのだ。
それを二人に文句言ったら、
「だって、姉上は前に事前に止めたら『何故やらせなかったのよ』って怒ったじゃないか」
逆にジェドに文句を言われたんだけど。
あの時は私が囮をやるって決まっていたからであって、私は反撃するつもり満々だったのだ。
それを前もって捕まえたって言うからだ。いつまで待っても来ない襲撃犯を二時間も待ちぼうけを食らった私の怒りを他に持っていきようが無かったから、ジェドらに向けただけだし……
「今回の襲撃は周りに被害を及ぼしたかもしれないじゃない」
私がむっとして言うと
「そのために、聖女も配置していたし、対策は万全だったよ」
ジェドとかは言ってくれるんだけど。
「それよりも私が襲撃されたって聞いたらまた母が何かするかもしれないじゃない」
「それを僕に言われても困るよ。それは姉上を襲撃したアルメリア側の責任なんだから」
「まあ、酷い政治をしているみたいだから、国王が襲われた方が、その国の民のためなんじゃない」
ジェドもヴァンも全然気にしていない。
「でも、王宮がまた火の海になるじゃない」
「まあ、でも、アルメリア王とは母上も面識はないと思うし、この前は帝国だったから、母上もやったんだと思うよ。むかつく帝国をやっつけてくれた救国の英雄、破壊の魔女様って一躍有名になったから。
アルメリアなんてちゃちな国壊しても誰も称賛してくれないかもしれないから、やらないんじゃないかな」
ジェドは言ってくれるんだけど。
「でも、今度は、『アルメリアなんてちゃちな国、やられたらあんたがやり返しなさいよ』って私に怒って来ない?」
私が言うと、
「ちょっと待ってよ、姉上。そんなこと姉上がしたら国際問題だよ。フェリシー先生に叱られるだけじゃ終わらないからね」
ジェドが他人事宜しく言ってくれるんだけど。
でも、あの母は怒ると何言ってくるか判らないのだ。五歳の私を魔の森に放り込むくらいだし。
それに、いくら私でも母には絶対に勝てない。
「ちょっと姉上、止めてよ。母上とここで戦うのは。二人で戦ったらこの王都が灰燼と化すからね。やるなら魔の森でやってよね」
この前、母とやりあったときは魔の森が三分の一、灰と化していたんだけど。
「ちょっとジェド、なによ。その他人事のようなセリフは」
私がムッとして言うと、
「そんな事言ったって事実じゃないか。本当に母上と姉上がここで戦ったら王都は壊滅するからね」
「気にするのはそこなの? 前の時は私が一週間寝たきりになったじゃない」
「母上とやりあって一週間で済むならいいでしょ。帝国の皇帝なんて今でも寝たきりだそうだよ」
「じゃああなたが、寝たきりになってご覧なさいよ」
「無理だよ。姉上だからあの母上とやりあえるんでしょ。僕なら瞬殺されちゃうよ」
慌てて、ジェドが言うんだけど。
「そうだ。ジェドに止められたから襲撃は止めたことにしよう」
私はいいことを思いついた。
「ちょっと姉上止めてよ」
「あんたならあの母を適当に誤魔化せるでしょ」
そうだ。留学も後少し、こんな下らないことに関わっている時間はないのだ。青春は一分一秒が大切なのだから。
私はぎゃあぎゃあ言っている弟を残して寮の部屋に帰ったのだった。
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ここまで読んで頂いて有難うございます。
前に紹介した『好きになったイケメンは王子様でした~失恋から始まるシンデレラ物語・悪役令嬢もヒロインにも負けません』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/377591254
読んで頂けました?
作者の私はまた読んでしまって感動していました……
作者が感動してどうする? とも思いますが……
今回は『ブス眼鏡と呼ばれても王太子に恋してる~私が本物の聖女なのに魔王の仕返しが怖いので、目立たないようにしているつもりです』
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