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魔法適性検査の結果を覆して地味ダサ女は大きな水魔法を放ちました
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「何だこのちゃちな青は。あるかないかだな」
ヴィルタネン先生は馬鹿にしたように言ってくれた。
A組の連中がドッと笑ってくれる。
「さすがお情けで学園に入学してもらった平民の魔力は違うな。こんなのは貴族なら生まれた赤ちゃん以下だぞ」
そうだ。そうだ。もっと言え、私は少し浮かれていた。
「先生、言葉が過ぎますよ」
すかさず、我がクラスの平民の先生が水をさしてくれたが、
「文学士の平民の先生は黙っていてもらおうか。魔法は私の専門だ」
ヴィルタネン先生は取り合わなかった。
そうそう、いい気味だ。
「何か、第一王子殿下にエスコートして頂いていい気になっているようだが、こんなちゃちな風魔法しか使えないのならば先が思いやられるな。殿下もお情けでエスコートされたんだと思うが、もう少しましな奴をエスコートされないと、殿下の目は節穴かと皆に言われてしまいますな」
ヴィルタネン先生は私の気持ちを代弁してくれた。
こんないい先生ならば私は風にすればよかったと後悔したくらいだった。
「先生。私は一応水魔法が使えるはずなんですけど」
そこに地味ダサ女はとんでもない事を言い出したくれた。
何をふざけたことを言ってくれる!
魔法適性検査が嘘を出す訳はないのだ。それは私みたいにいろいろと細工しないと無理なのだ。
「何を言っているのだ。貴様が水魔法なんて使えるわけはないだろう。この適性検査によると風魔法ですらまともに使えるかどうかわからない赤ちゃんレベルなんだぞ。ニーナ・イナリ。貴様、殿下らに良い所を見せようとして虚言グセまでついたのか?」
ヴィルタネンは白い目で見てくれた。
「そんな訳ありません。私は水魔法が使えるはずです」
「何を言っているのだ。この魔法適性検査の正確さは99.99%なのだ。ほとんど100%と言えるのだ。その結果がヘボい風魔法しか使えないと示しているのだ。貴様が水魔術使えるのならば、すべての赤子が全魔法適正で生まれてくるわ」
ヴィルタネン先生は大きな口を開けて笑ってくれたのだ。
そうそう、もっと笑ってほしい。私も思わず一緒に笑いそうになって慌てて口をつぐんだ。
「本当に!」
「生意気な平民の女は嫌ですわ!」
ユリアナらの馬鹿にしきった声が響いた。
「じゃあ、やってみてもいいですよね?」
地味ダサ女がなんか言っているんだけど。
「ニーナさん。無茶はやめて」
流石の担任求めようとしてくれた。この地味ダサ女は何をしたいんだろう?
私の王子様に良い所を見せたいのか?
でも、魔法適性検査の結果は全てなのだ。
この地味ダサ女が水魔法を使えるわけはないのだ。
「やれるものならやってみろ。私に向かって水魔術を使ってみるが良い」
ヴィルタネンは完全に地味ダサ女を馬鹿にしていた。
「判りました」
私も地味ダサ女を完全に馬鹿にした。出来るわけ無いのに構えるなんて、これでさらに地味ダサ女は株を下げるだろう。
「何だそのヘッピリ腰は。そんな構えで出来るわけはなか……」
「行っけーーーーー!」
しかし、しかしだ。
その時巨大な水の塊がヴィルタネンを直撃したのだ。
その水の大きさは私より大きかった。
その大量の水はヴィルタネンを飲み込んでその下で笑っていたA組の面々に向かっていったのだ。
な、何故だ? 何故こいつは私よりも大きな水魔法を出せたのだ?
それも何故魔法適性検査が間違っていたのだ?
私は驚きのあまり大口を開けて地味ダサ女を凝視していた。
********************************************************
ここまで読んで頂いて有難うございます。
お気に入り登録して頂けたら嬉しいです。
このお話の元の話は『転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました』
この下にリンク張ってます。
ヴィルタネン先生は馬鹿にしたように言ってくれた。
A組の連中がドッと笑ってくれる。
「さすがお情けで学園に入学してもらった平民の魔力は違うな。こんなのは貴族なら生まれた赤ちゃん以下だぞ」
そうだ。そうだ。もっと言え、私は少し浮かれていた。
「先生、言葉が過ぎますよ」
すかさず、我がクラスの平民の先生が水をさしてくれたが、
「文学士の平民の先生は黙っていてもらおうか。魔法は私の専門だ」
ヴィルタネン先生は取り合わなかった。
そうそう、いい気味だ。
「何か、第一王子殿下にエスコートして頂いていい気になっているようだが、こんなちゃちな風魔法しか使えないのならば先が思いやられるな。殿下もお情けでエスコートされたんだと思うが、もう少しましな奴をエスコートされないと、殿下の目は節穴かと皆に言われてしまいますな」
ヴィルタネン先生は私の気持ちを代弁してくれた。
こんないい先生ならば私は風にすればよかったと後悔したくらいだった。
「先生。私は一応水魔法が使えるはずなんですけど」
そこに地味ダサ女はとんでもない事を言い出したくれた。
何をふざけたことを言ってくれる!
魔法適性検査が嘘を出す訳はないのだ。それは私みたいにいろいろと細工しないと無理なのだ。
「何を言っているのだ。貴様が水魔法なんて使えるわけはないだろう。この適性検査によると風魔法ですらまともに使えるかどうかわからない赤ちゃんレベルなんだぞ。ニーナ・イナリ。貴様、殿下らに良い所を見せようとして虚言グセまでついたのか?」
ヴィルタネンは白い目で見てくれた。
「そんな訳ありません。私は水魔法が使えるはずです」
「何を言っているのだ。この魔法適性検査の正確さは99.99%なのだ。ほとんど100%と言えるのだ。その結果がヘボい風魔法しか使えないと示しているのだ。貴様が水魔術使えるのならば、すべての赤子が全魔法適正で生まれてくるわ」
ヴィルタネン先生は大きな口を開けて笑ってくれたのだ。
そうそう、もっと笑ってほしい。私も思わず一緒に笑いそうになって慌てて口をつぐんだ。
「本当に!」
「生意気な平民の女は嫌ですわ!」
ユリアナらの馬鹿にしきった声が響いた。
「じゃあ、やってみてもいいですよね?」
地味ダサ女がなんか言っているんだけど。
「ニーナさん。無茶はやめて」
流石の担任求めようとしてくれた。この地味ダサ女は何をしたいんだろう?
私の王子様に良い所を見せたいのか?
でも、魔法適性検査の結果は全てなのだ。
この地味ダサ女が水魔法を使えるわけはないのだ。
「やれるものならやってみろ。私に向かって水魔術を使ってみるが良い」
ヴィルタネンは完全に地味ダサ女を馬鹿にしていた。
「判りました」
私も地味ダサ女を完全に馬鹿にした。出来るわけ無いのに構えるなんて、これでさらに地味ダサ女は株を下げるだろう。
「何だそのヘッピリ腰は。そんな構えで出来るわけはなか……」
「行っけーーーーー!」
しかし、しかしだ。
その時巨大な水の塊がヴィルタネンを直撃したのだ。
その水の大きさは私より大きかった。
その大量の水はヴィルタネンを飲み込んでその下で笑っていたA組の面々に向かっていったのだ。
な、何故だ? 何故こいつは私よりも大きな水魔法を出せたのだ?
それも何故魔法適性検査が間違っていたのだ?
私は驚きのあまり大口を開けて地味ダサ女を凝視していた。
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