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第二部 学園波乱編 隣国から多くの留学生が来ました
学園祭 演劇が始まりましたが、王太子のアドリブでシリアスがギャグに変わってしまいました
学園祭前日、私は何故かなかなか寝られなかった。
何か胸騒ぎがするのだ。
昨日、私の騎士のメルケルがスカンディーナ出身の者たちと深刻な顔で話していたのだ。
「どうかしたの?」
色んな事に巻き込まれそうで、あまりお近づきにはなりたくなかったんだけと、無視する訳にはいかない。後でメルケルに聞いた。
「アンネローゼ様。実は二クラスの領地で疫病が流行りだしたそうです」
深刻な顔をしてメルケルが話してきたのだ。
「疫病?」
「原因不明の病気で高熱が結構続くのだそうです」
「そうなんだ」
でも、病気は専門外だ。私に出来ることはないはずだ。
「一度様子を見に帰ろうかと皆と話していたところなのです」
「そうなんだ。十分に注意してね。スカンディーナ王国に楯突くこと以外なら、私も協力するから」
「楯突くのは無理ですか?」
メルケルが突っ込んできたんだけど。それ、今、言う?
「私の立場的には難しいわ。私はこのオースティンの平民のアンだから」
「アンネローザ様として王太子殿下の婚約者としていらっしゃるのにですか?」
私はメルケルの言葉に絶句した。それはそのとおりなのだ。元々はスカンディーナの王女として、フィル様と婚約している。無関係とは言えなかった。
「すみません。アンネローゼ様。あなた様は我々の助けも借りずに、今までやってこられたのです。都合のいい時だけ、助けを求めるのは間違っているとは判っているんです。いまのは忘れてください」
何、こいつ、そんなふうに言われると気になるじゃない!
先日、メルケルを治療した時に体を見たのだが、色んなところに傷があった。メルケルは私と同じ16歳だ。何故そんな傷ができたのか聞いていなかった。私は戦った事があるとは言え、まだ3回位だ。メルケルのほうが悲惨な目にあっているような気もする。
でも、フィル様の傍にいるには、静かにしている方が良いだろう。このオースティン王国をスカンディーナ王国のいざこざに巻き込ませるわけにはいかないのだ。
父母がブルーノに殺されたのは事実だし、私が襲われたのは事実だ。でも・・・・。
そういった事が気になって中々寝れなかったのだ。
ドンッ
「ギャッ!」
そんな私は、明け方にまどろんだのだが、早朝に乗り込んできたイングリッドに馬乗りに飛び乗られて叩き起こされたのだ。
「ど、どうしたのよ。イングリッド、あなたも転移できるようになったの?」
「そうよ。ガーブリエル様に教えてもらったのよ」
イングリッドが自慢げに言うんだけど・・・・いつの間に?
「そんな訳ないでしょ」
エルダが横から突っ込んできたんだけど、でも扉の鍵は閉めたはずなのだ。
「イングリッドがこじ開けたのよ」
さも当然のようにエルダが言うんだけど。
「ええええ! イングリッドって、泥棒の才もあったの?」
「ちょっとアン、それどういう意味よ」
イングリッドが怒って言うんだけど。その通りの意味なんだげと。
「ちょっとしたイタズラでしょ」
「いたずらって人の部屋こじ開けて、何してるのよ!」
私がムッとして言うと、
「良いじゃない。女同士なんだから」
「そういう問題?」
「それよりも、何でこんな早いのよ」
エルダがブツブツ言っている。
本当だ。まだ、6時だ。
「早く起きたから、皆で最後の練習しようと思って」
「はああああ、あなたね。それ、あなたの都合よね。私の身にもなってよ。せっかく寝ていたのに」
エルダが文句言っているけど、私もそう言いたい。朝方まで寝れずにやっと寝れたのだ。それをこんな時間に起こすなんて!
でも、私達の抗議がイングリッドに通用するわけはなかった。
それから1時間、みっちりと練習させられて、私たちは最後の準備に入った。
私は念入りに化粧をメリーにしてもらって、衣装は母が作ってくれた衣装を身に纏ったのだ。
学園祭初日の今日の演劇は1年生だ。学園祭は3日間。少しは学園祭を楽しみたかったが、今日は演劇だけしか出来ないだろう。模擬店とか回るのは明日以降のお楽しみだ。
この演劇は夏休みが終わって領地に帰った母も、男爵領から男爵様と一緒に出てきているはずだ。
演劇終わった後に、一緒にお昼食べる約束をしている。
私達の演劇はクラス順で9時半からだ。
講堂は王太子が出るということもあって満員だった。
そして、演劇の開園の時が来た。
ブザーが鳴って、緞帳が上がったのだった。
舞台はいきなり学食だ。
「フィル様。人参嫌いなんですか?」
「いや、別にそういうわけでは」
「でも、人参だけ残されていますけれど」
「そうなんだ。実は苦手で」
失笑が漏れる。あそこで笑っているのは国王陛下では・・・・
「じゃあ私が食べさせてあげますわ」
「えっ、いや、アン、それは流石に」
その文句を言って開いた口の中に私は陛下の視線を無視して人参を放り込んだのだ。陛下がいるということは王妃様もいるはずだ。後で絶対に何か言われる!
フィル様が嫌そうな顔をする。
「アンはいつも、嬉しそうに私の嫌いな人参を放り込んでくれるんだが、本当に私のことを愛してくれているのか」
フィル様の独り言に、どっと観客が受けた。
内輪受けだ。学生も多いのだ。
「な、何ていうことだ。食べ物に好き嫌いしているなんて流石に豊かな国の王子様は違うな」
その横を通りかかったメルケルが大声で叫んでいた。
「な、何を言うのだ。好き嫌いくらい、普通だろう」
「それは食の足りている国の王子だから言えることだ。俺たちの国では今も何千人という子が食べ物もなしに飢えているんだぞ」
「うそつけ! 何千人も子供が飢えているわけ無いだろう! こいつ、美しいアンの同情を惹こうとしてあることないこと言うな」
フィル様の独り言にまた講堂内がドット湧く。
この物語いつの間にギャグになっていたんだろう?
「ふんっ、大国オースティン王国の王太子がどんな人物か見てやろうと思ったけれど、女に嫌いなものを食べさせてもらっているだけの男なんて本当に期待外れだな」
「何だと。貴様こそ、剣も禄に振れぬ騎士もどきのくせに。クリスティーン姉さんに鍛えてもらって、少しくらい強くなってから出てこいよ」
ここでも皆バカウケしてるんだけど。こんなのクリスティーン様を知っている人じゃないと絶対に受けないはずなのに。
「フィル様。ここは抑えて下さい。貴方様はこの国の王太子殿下です。ここは留学生にも広い心のあるところを見せないと」
私が言うと
「まあ、確かにそうだな」
フィル様が私に微笑むと、キラリと歯が光った。
「メルケル。あなたの事は私の心の片隅に覚えておきます」
「ふんっ、平民に覚えられても仕方がないんだが」
憎まれ口をメルケルが叩く。
「き、貴様、俺様の婚約者のアンがせっかく覚えてくれるって、言ってくれたのに! 俺なんて、席が隣だったのに、アンは窓の外の桜に見とれていて、しばらくは見向きもされなかったんだぞ」
えっ、こんなセリフだったっけ。フィル様が眩しくて、外を見ていただけなのに。
皆大ウケだ。陛下なんてお腹抱えて笑っている。
「まあ、王太子よりもお前の方がまともだな。俺はメルケル。宜しく」
フィル様を無視してメルケルが手を差し出す。
「貴様、俺のアンに手を差し出すな」
フィル様がメルケルの手をしばいてどけるんだけど、そんなにきつく叩くんだったっけ?
「まあ、そうおっしゃらずに」
憤るフィル様を抑えて私はメルケルをみた。
「私はアンよ。よろしくね」
私はメルケルの手を握ったのだ。
フィル様がとても嫌そうに私達の握手を見ていて、皆バカウケしているんだけど。
ちょっとこれ完全にシリアスな舞台がギャグになっていない?
何か胸騒ぎがするのだ。
昨日、私の騎士のメルケルがスカンディーナ出身の者たちと深刻な顔で話していたのだ。
「どうかしたの?」
色んな事に巻き込まれそうで、あまりお近づきにはなりたくなかったんだけと、無視する訳にはいかない。後でメルケルに聞いた。
「アンネローゼ様。実は二クラスの領地で疫病が流行りだしたそうです」
深刻な顔をしてメルケルが話してきたのだ。
「疫病?」
「原因不明の病気で高熱が結構続くのだそうです」
「そうなんだ」
でも、病気は専門外だ。私に出来ることはないはずだ。
「一度様子を見に帰ろうかと皆と話していたところなのです」
「そうなんだ。十分に注意してね。スカンディーナ王国に楯突くこと以外なら、私も協力するから」
「楯突くのは無理ですか?」
メルケルが突っ込んできたんだけど。それ、今、言う?
「私の立場的には難しいわ。私はこのオースティンの平民のアンだから」
「アンネローザ様として王太子殿下の婚約者としていらっしゃるのにですか?」
私はメルケルの言葉に絶句した。それはそのとおりなのだ。元々はスカンディーナの王女として、フィル様と婚約している。無関係とは言えなかった。
「すみません。アンネローゼ様。あなた様は我々の助けも借りずに、今までやってこられたのです。都合のいい時だけ、助けを求めるのは間違っているとは判っているんです。いまのは忘れてください」
何、こいつ、そんなふうに言われると気になるじゃない!
先日、メルケルを治療した時に体を見たのだが、色んなところに傷があった。メルケルは私と同じ16歳だ。何故そんな傷ができたのか聞いていなかった。私は戦った事があるとは言え、まだ3回位だ。メルケルのほうが悲惨な目にあっているような気もする。
でも、フィル様の傍にいるには、静かにしている方が良いだろう。このオースティン王国をスカンディーナ王国のいざこざに巻き込ませるわけにはいかないのだ。
父母がブルーノに殺されたのは事実だし、私が襲われたのは事実だ。でも・・・・。
そういった事が気になって中々寝れなかったのだ。
ドンッ
「ギャッ!」
そんな私は、明け方にまどろんだのだが、早朝に乗り込んできたイングリッドに馬乗りに飛び乗られて叩き起こされたのだ。
「ど、どうしたのよ。イングリッド、あなたも転移できるようになったの?」
「そうよ。ガーブリエル様に教えてもらったのよ」
イングリッドが自慢げに言うんだけど・・・・いつの間に?
「そんな訳ないでしょ」
エルダが横から突っ込んできたんだけど、でも扉の鍵は閉めたはずなのだ。
「イングリッドがこじ開けたのよ」
さも当然のようにエルダが言うんだけど。
「ええええ! イングリッドって、泥棒の才もあったの?」
「ちょっとアン、それどういう意味よ」
イングリッドが怒って言うんだけど。その通りの意味なんだげと。
「ちょっとしたイタズラでしょ」
「いたずらって人の部屋こじ開けて、何してるのよ!」
私がムッとして言うと、
「良いじゃない。女同士なんだから」
「そういう問題?」
「それよりも、何でこんな早いのよ」
エルダがブツブツ言っている。
本当だ。まだ、6時だ。
「早く起きたから、皆で最後の練習しようと思って」
「はああああ、あなたね。それ、あなたの都合よね。私の身にもなってよ。せっかく寝ていたのに」
エルダが文句言っているけど、私もそう言いたい。朝方まで寝れずにやっと寝れたのだ。それをこんな時間に起こすなんて!
でも、私達の抗議がイングリッドに通用するわけはなかった。
それから1時間、みっちりと練習させられて、私たちは最後の準備に入った。
私は念入りに化粧をメリーにしてもらって、衣装は母が作ってくれた衣装を身に纏ったのだ。
学園祭初日の今日の演劇は1年生だ。学園祭は3日間。少しは学園祭を楽しみたかったが、今日は演劇だけしか出来ないだろう。模擬店とか回るのは明日以降のお楽しみだ。
この演劇は夏休みが終わって領地に帰った母も、男爵領から男爵様と一緒に出てきているはずだ。
演劇終わった後に、一緒にお昼食べる約束をしている。
私達の演劇はクラス順で9時半からだ。
講堂は王太子が出るということもあって満員だった。
そして、演劇の開園の時が来た。
ブザーが鳴って、緞帳が上がったのだった。
舞台はいきなり学食だ。
「フィル様。人参嫌いなんですか?」
「いや、別にそういうわけでは」
「でも、人参だけ残されていますけれど」
「そうなんだ。実は苦手で」
失笑が漏れる。あそこで笑っているのは国王陛下では・・・・
「じゃあ私が食べさせてあげますわ」
「えっ、いや、アン、それは流石に」
その文句を言って開いた口の中に私は陛下の視線を無視して人参を放り込んだのだ。陛下がいるということは王妃様もいるはずだ。後で絶対に何か言われる!
フィル様が嫌そうな顔をする。
「アンはいつも、嬉しそうに私の嫌いな人参を放り込んでくれるんだが、本当に私のことを愛してくれているのか」
フィル様の独り言に、どっと観客が受けた。
内輪受けだ。学生も多いのだ。
「な、何ていうことだ。食べ物に好き嫌いしているなんて流石に豊かな国の王子様は違うな」
その横を通りかかったメルケルが大声で叫んでいた。
「な、何を言うのだ。好き嫌いくらい、普通だろう」
「それは食の足りている国の王子だから言えることだ。俺たちの国では今も何千人という子が食べ物もなしに飢えているんだぞ」
「うそつけ! 何千人も子供が飢えているわけ無いだろう! こいつ、美しいアンの同情を惹こうとしてあることないこと言うな」
フィル様の独り言にまた講堂内がドット湧く。
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「ふんっ、大国オースティン王国の王太子がどんな人物か見てやろうと思ったけれど、女に嫌いなものを食べさせてもらっているだけの男なんて本当に期待外れだな」
「何だと。貴様こそ、剣も禄に振れぬ騎士もどきのくせに。クリスティーン姉さんに鍛えてもらって、少しくらい強くなってから出てこいよ」
ここでも皆バカウケしてるんだけど。こんなのクリスティーン様を知っている人じゃないと絶対に受けないはずなのに。
「フィル様。ここは抑えて下さい。貴方様はこの国の王太子殿下です。ここは留学生にも広い心のあるところを見せないと」
私が言うと
「まあ、確かにそうだな」
フィル様が私に微笑むと、キラリと歯が光った。
「メルケル。あなたの事は私の心の片隅に覚えておきます」
「ふんっ、平民に覚えられても仕方がないんだが」
憎まれ口をメルケルが叩く。
「き、貴様、俺様の婚約者のアンがせっかく覚えてくれるって、言ってくれたのに! 俺なんて、席が隣だったのに、アンは窓の外の桜に見とれていて、しばらくは見向きもされなかったんだぞ」
えっ、こんなセリフだったっけ。フィル様が眩しくて、外を見ていただけなのに。
皆大ウケだ。陛下なんてお腹抱えて笑っている。
「まあ、王太子よりもお前の方がまともだな。俺はメルケル。宜しく」
フィル様を無視してメルケルが手を差し出す。
「貴様、俺のアンに手を差し出すな」
フィル様がメルケルの手をしばいてどけるんだけど、そんなにきつく叩くんだったっけ?
「まあ、そうおっしゃらずに」
憤るフィル様を抑えて私はメルケルをみた。
「私はアンよ。よろしくね」
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