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王宮に召喚されたらいきなり近衛兵達に銃を突き付けられました
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「痛い!」
翌朝、私は頭痛で目が覚めた。
頭がガンガンして割れそうだ。
「おはようございます、姫様」
そこにアンネが入ってきた。
「昨日は飲まれすぎましたね」
アンネの言葉に思い出した。
なんか度数の高いワインを一気飲みしてしまって、悪酔いしてしまったのだ。
「済みません。姫様は今までワインの水割りでしたから、たまには普通のワインが良いと思ったんですけど……ちょっと昨日はきつかったみたいです」
平然とアンネに言われてしまった。
ええええ!
あれって普通のワインだったの?
私が今まで飲んでいたワインは子供用に炭酸水で薄めたものだったそうだ。
なんかあなたにはまだお酒は早いのよと言われてしまったみたいで私は少しむっとしてしまった……
その上、アンネによると悪酔いしてヨーナスに絡みまくっていたらしい……
後で謝らないと……
そう思って食堂の幹部席の所に行って私は唖然とした。
顔を腫らせたヨーナスがいたのだ。
嘘!
私は青くなった。
「ご、ご免なさい、ヨーナス。私、あなたを殴ってしまったの?」
慌てて駆けよったら、
「違いますよ。これはアードルフに殴られたんです」
「えっ、アードルフ、どういう事?」
私は自分が殴ったので無かったことにほっとすると同時に、殴ったアードルフを睨み付けた。
「姫様を酔い潰させたヨーナスを殴っただけですよ」
ぶすっとしてアードルフがヨーナスを睨み付けた。
「だから言っているだろう。まさか姫様がワイン一杯で酔い潰れるなんて思ってもいなかったんだって」
「そもそも姫様の部屋に一人で行くなんて許されないだろう」
「いや、それは姫様をお慰めするようにアンネに言われてだな」
「私は言っていませんよ」
「嘘つけ、言ったじゃ無いか!」
「私は姫様が少し元気が無いようですねと言ったただけで、それを聞いたヨーナスが、じゃあ慰めてくるって勝手に行ったんでしょう」
「貴様、抜け駆けすると許せん」
「止める、アードルフ!」
アードルフがヨーナスに殴りかかろうとするのを周りが必死に止めて、もう大変だった。
「煩い!」
私は頭痛でイライラしていたから、思わず怒鳴り付けていた。
私が怒鳴ったので皆、はっとして私をみた。
「ゴメン、頭痛いから脇でギャアギャア言わないで」
「ほらみろ。貴様が姫様に無理矢理飲ませるからだ」
射殺しそうな視線でアードルフがヨーナスを睨み付けるが、
「ワイン一杯で悪酔いするとは思わなかったんだよ」
「姫様は見た目と違ってとても繊細な人だよ」
アードルフの言葉に見た目も繊細だと思っていた私はカチンときたが、
「それは判っていたけれど、まさかワイン一杯で酔い潰れるなんて……」
ヨーナスの言葉にも切れた。
「貴方たちね。私は見た目も繊細なのよ!」
私が反論したら、
「嘘だ!」
「絶対にあり得ない!」
「姫様が繊細だったらこの世に繊細じゃない人なんていない事になるぞ!」
アーロン達が好き勝ってな事を言い出してくれた。
「何か言った?」
完全にぷっつん切れた私が3人を睨み付けたら、
「えっ」
「いえ」
「失礼します!」
危機を感じたのかアーロン達は慌てて食堂から出て行った。
私は酷い頭痛がしてもう最悪だった。
二日酔いがこんなに辛い事だなんて私は知らなかった。
そして、二日酔いの私を乗せたジュピターはユバス本星に向かってくれた。
第25太陽系ヤムサ、人類が発見した25番目の人類が生存可能な惑星ユバスを含む太陽系だ。
位置の関係か星雲流の影響か私は理解できなかったが、暗黒星雲が太陽系全体を覆う事も多く、昔は多くの探検家の命を奪ったそうだ。今は暗黒星雲の動きもほとんど解明されていて、危険は少なくなったが、ユバスに行くと船乗りが言えば、その勇気に称賛が起こることもある太陽系だ。
暗黒流は絶えず太陽系の回りを流れており、今はその勢いの弱い時だった。
普通は異次元とはいえ暗黒流の影響を受けるので、普通の艦船は太陽圏外から暗黒流の流れの少ないところを狙って通行するのだが、このジュピターは大きすぎるエンジンを搭載しているので、暗黒流の動きは無視して、何時も第三惑星ユバスの大気圏外にダイレクトでワープアウトしていた。
「ワープアウトしました」
航海士のマルコがほっとして報告した。
彼によると何時もこの地にワープアウトするのは命がけなのだとか……
「ご苦労様!」
私はマルコの肩を軽く叩いてあげた。
「こちら宇宙ステーション101、ジュピター応答せよ」
「こちらジュピター」
「いつもながらユバスの軌道上にダイレクトで来るなんて良くやるな」
オペレーターも呆れていた。
「まあ、慣れだよ」
航海士が肩をすくませた。
「これよりビーコンを送る。王宮の駐艦場に着陸してくれ」
「えっ? 宇宙港の25番駐艦場じゃないの?」
私の悲鳴にオペレーターは答えてくれなかった。
「陛下は姫様が逃げ出すのではと恐れられたんじゃないですか?」
「逃げ出すって、ユバス本星にいるのに、どこに逃げ出すのよ!」
ヨーナスの言葉に私が反論したら
「孤児院とか老人ホームとか士官学校とか色々ありますよね」
ヨーナスに言い返された。
「さすが姫様」
「しじばばとガキには人気ありますね」
「本当に」
アーロン達が横から下らない事に感心してくれるが、
「でも士官学校はお前らの出身校じゃないのか?」
「まあ、アーロンらはジジババとガキと一緒のレベルよね?」
ヨーナスとアンネに言われて、
「いや、それは違うぞ」
「そう、そんなわけはない!」
アーロン達は必死に言い訳していたが、
「まあ、50歩百歩じゃないのか」
「「「そんな!」」」
艦長の一言でアーロン達は絶句していたけど、私もアーロン達と同じと言われるのは嫌だ。
ジュピターはゆっくりと大気圏を降下していく。ついこの前帰ってきたところだが、何時見ても惑星ユバスはきれいだった。砂漠の国のサーリアとは違う。
何時見てもこの景色は心が洗われた。と同時に自分がこの国の王女でこの国は自分が守らなければいけないと改めて心に誓うのだった。
そして、目の下に優雅にたたずむ王宮が見えてきた。
その横に千メートル級の戦艦が止められる駐艦場があった。
マルコが微調整して完璧にジュピターを停泊してくれた。
「では、姫様、行きましょうか」
ヨーナスが私を促してくれた。
「あんまり行きたくないんだけど……」
「まあ、姫様。陛下に怒られる時は私も一緒に怒られますから」
アードルフはそう申し出てくれたけど……
「私は怒られるような事はしていないわよ」
私が文句を言ったけど
「まあ、まあ、私も一緒に怒られますから」
その横のヨーナスまでか、怒られるのは確実だと頷いてくれて私はうんざりした。
全てはユバスの民の為にやったのに!
私は近衛の案内で集団で謁見の間に向かった。
「こちらで陛下がお待ちです」
近衛騎士が、応接の前で振り返った。
「謁見の間では無いの?」
「こちらと聞いております」
「判ったわ」
私が先頭で入ろうとした。
「すみません。王女殿下お一人で入るように言われています」
後ろから、当然のようにアードルフやヨーナスが入ろうとしたしたけれど、他の近衛が止めてくれた。
「な、なんだと」
「何故護衛の俺たちが入れない!」
アードルフが喧嘩腰で近衛に食って掛かろうとした。
「アードルフ、良いわ。私が一人でお父様に怒られてくるから」
「しかし、姫様」
「責任は最高司令官である私が取れば良いのよ」
私は諦めた。そもそも側近達と一緒に怒られる必要はないのだ。
私が一人で応接の中に入った。
壁沿いに10人くらいの近衛兵がいて驚いた。なんかとても物々しい。私は不吉な予感がした。
扉が閉められた瞬間だ。
「セラフィーナ様。上位です!」
周りの騎士達が一斉に銃を抜き放って、私に向けて来たのだった!
**************************************************
ここまで読んで頂いて有り難うございます。
セラフィーナの運命やいかに?
続きをお楽しみに!
翌朝、私は頭痛で目が覚めた。
頭がガンガンして割れそうだ。
「おはようございます、姫様」
そこにアンネが入ってきた。
「昨日は飲まれすぎましたね」
アンネの言葉に思い出した。
なんか度数の高いワインを一気飲みしてしまって、悪酔いしてしまったのだ。
「済みません。姫様は今までワインの水割りでしたから、たまには普通のワインが良いと思ったんですけど……ちょっと昨日はきつかったみたいです」
平然とアンネに言われてしまった。
ええええ!
あれって普通のワインだったの?
私が今まで飲んでいたワインは子供用に炭酸水で薄めたものだったそうだ。
なんかあなたにはまだお酒は早いのよと言われてしまったみたいで私は少しむっとしてしまった……
その上、アンネによると悪酔いしてヨーナスに絡みまくっていたらしい……
後で謝らないと……
そう思って食堂の幹部席の所に行って私は唖然とした。
顔を腫らせたヨーナスがいたのだ。
嘘!
私は青くなった。
「ご、ご免なさい、ヨーナス。私、あなたを殴ってしまったの?」
慌てて駆けよったら、
「違いますよ。これはアードルフに殴られたんです」
「えっ、アードルフ、どういう事?」
私は自分が殴ったので無かったことにほっとすると同時に、殴ったアードルフを睨み付けた。
「姫様を酔い潰させたヨーナスを殴っただけですよ」
ぶすっとしてアードルフがヨーナスを睨み付けた。
「だから言っているだろう。まさか姫様がワイン一杯で酔い潰れるなんて思ってもいなかったんだって」
「そもそも姫様の部屋に一人で行くなんて許されないだろう」
「いや、それは姫様をお慰めするようにアンネに言われてだな」
「私は言っていませんよ」
「嘘つけ、言ったじゃ無いか!」
「私は姫様が少し元気が無いようですねと言ったただけで、それを聞いたヨーナスが、じゃあ慰めてくるって勝手に行ったんでしょう」
「貴様、抜け駆けすると許せん」
「止める、アードルフ!」
アードルフがヨーナスに殴りかかろうとするのを周りが必死に止めて、もう大変だった。
「煩い!」
私は頭痛でイライラしていたから、思わず怒鳴り付けていた。
私が怒鳴ったので皆、はっとして私をみた。
「ゴメン、頭痛いから脇でギャアギャア言わないで」
「ほらみろ。貴様が姫様に無理矢理飲ませるからだ」
射殺しそうな視線でアードルフがヨーナスを睨み付けるが、
「ワイン一杯で悪酔いするとは思わなかったんだよ」
「姫様は見た目と違ってとても繊細な人だよ」
アードルフの言葉に見た目も繊細だと思っていた私はカチンときたが、
「それは判っていたけれど、まさかワイン一杯で酔い潰れるなんて……」
ヨーナスの言葉にも切れた。
「貴方たちね。私は見た目も繊細なのよ!」
私が反論したら、
「嘘だ!」
「絶対にあり得ない!」
「姫様が繊細だったらこの世に繊細じゃない人なんていない事になるぞ!」
アーロン達が好き勝ってな事を言い出してくれた。
「何か言った?」
完全にぷっつん切れた私が3人を睨み付けたら、
「えっ」
「いえ」
「失礼します!」
危機を感じたのかアーロン達は慌てて食堂から出て行った。
私は酷い頭痛がしてもう最悪だった。
二日酔いがこんなに辛い事だなんて私は知らなかった。
そして、二日酔いの私を乗せたジュピターはユバス本星に向かってくれた。
第25太陽系ヤムサ、人類が発見した25番目の人類が生存可能な惑星ユバスを含む太陽系だ。
位置の関係か星雲流の影響か私は理解できなかったが、暗黒星雲が太陽系全体を覆う事も多く、昔は多くの探検家の命を奪ったそうだ。今は暗黒星雲の動きもほとんど解明されていて、危険は少なくなったが、ユバスに行くと船乗りが言えば、その勇気に称賛が起こることもある太陽系だ。
暗黒流は絶えず太陽系の回りを流れており、今はその勢いの弱い時だった。
普通は異次元とはいえ暗黒流の影響を受けるので、普通の艦船は太陽圏外から暗黒流の流れの少ないところを狙って通行するのだが、このジュピターは大きすぎるエンジンを搭載しているので、暗黒流の動きは無視して、何時も第三惑星ユバスの大気圏外にダイレクトでワープアウトしていた。
「ワープアウトしました」
航海士のマルコがほっとして報告した。
彼によると何時もこの地にワープアウトするのは命がけなのだとか……
「ご苦労様!」
私はマルコの肩を軽く叩いてあげた。
「こちら宇宙ステーション101、ジュピター応答せよ」
「こちらジュピター」
「いつもながらユバスの軌道上にダイレクトで来るなんて良くやるな」
オペレーターも呆れていた。
「まあ、慣れだよ」
航海士が肩をすくませた。
「これよりビーコンを送る。王宮の駐艦場に着陸してくれ」
「えっ? 宇宙港の25番駐艦場じゃないの?」
私の悲鳴にオペレーターは答えてくれなかった。
「陛下は姫様が逃げ出すのではと恐れられたんじゃないですか?」
「逃げ出すって、ユバス本星にいるのに、どこに逃げ出すのよ!」
ヨーナスの言葉に私が反論したら
「孤児院とか老人ホームとか士官学校とか色々ありますよね」
ヨーナスに言い返された。
「さすが姫様」
「しじばばとガキには人気ありますね」
「本当に」
アーロン達が横から下らない事に感心してくれるが、
「でも士官学校はお前らの出身校じゃないのか?」
「まあ、アーロンらはジジババとガキと一緒のレベルよね?」
ヨーナスとアンネに言われて、
「いや、それは違うぞ」
「そう、そんなわけはない!」
アーロン達は必死に言い訳していたが、
「まあ、50歩百歩じゃないのか」
「「「そんな!」」」
艦長の一言でアーロン達は絶句していたけど、私もアーロン達と同じと言われるのは嫌だ。
ジュピターはゆっくりと大気圏を降下していく。ついこの前帰ってきたところだが、何時見ても惑星ユバスはきれいだった。砂漠の国のサーリアとは違う。
何時見てもこの景色は心が洗われた。と同時に自分がこの国の王女でこの国は自分が守らなければいけないと改めて心に誓うのだった。
そして、目の下に優雅にたたずむ王宮が見えてきた。
その横に千メートル級の戦艦が止められる駐艦場があった。
マルコが微調整して完璧にジュピターを停泊してくれた。
「では、姫様、行きましょうか」
ヨーナスが私を促してくれた。
「あんまり行きたくないんだけど……」
「まあ、姫様。陛下に怒られる時は私も一緒に怒られますから」
アードルフはそう申し出てくれたけど……
「私は怒られるような事はしていないわよ」
私が文句を言ったけど
「まあ、まあ、私も一緒に怒られますから」
その横のヨーナスまでか、怒られるのは確実だと頷いてくれて私はうんざりした。
全てはユバスの民の為にやったのに!
私は近衛の案内で集団で謁見の間に向かった。
「こちらで陛下がお待ちです」
近衛騎士が、応接の前で振り返った。
「謁見の間では無いの?」
「こちらと聞いております」
「判ったわ」
私が先頭で入ろうとした。
「すみません。王女殿下お一人で入るように言われています」
後ろから、当然のようにアードルフやヨーナスが入ろうとしたしたけれど、他の近衛が止めてくれた。
「な、なんだと」
「何故護衛の俺たちが入れない!」
アードルフが喧嘩腰で近衛に食って掛かろうとした。
「アードルフ、良いわ。私が一人でお父様に怒られてくるから」
「しかし、姫様」
「責任は最高司令官である私が取れば良いのよ」
私は諦めた。そもそも側近達と一緒に怒られる必要はないのだ。
私が一人で応接の中に入った。
壁沿いに10人くらいの近衛兵がいて驚いた。なんかとても物々しい。私は不吉な予感がした。
扉が閉められた瞬間だ。
「セラフィーナ様。上位です!」
周りの騎士達が一斉に銃を抜き放って、私に向けて来たのだった!
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ここまで読んで頂いて有り難うございます。
セラフィーナの運命やいかに?
続きをお楽しみに!
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