27 / 84
側近の独り言 大学にいたら、王女殿下の家来にスカウトされました
しおりを挟む
「あなた、私の為にその力を貸して下さらない?」
「はいっ?」
俺はいきなり10歳くらいの女の子にそう言われて目を見開いた。少女はとても高価そうな衣装に身を包んでいた。
俺は少女が何をいきなり言い出したか、理解できなかった。
それが俺と姫様との出会いだった。
俺はヨーナス・パーヤネン、今は姫様の一の側近だ。
これを言うといつもアードルフとどちらが姫様の一の側近かと喧嘩することになるのだが……
23世紀にワープ航法が開発されて人類が太陽系外に進出しだした。俺の先祖はその時に一攫千金を狙って太陽系外に向かったそうだ。
今は帝国領になったその地で先祖は懸命に働いたが、しょせん庶民は庶民のまま、一攫千金は叶わなかったみたいだ。
俺の家は帝国の中では普通の庶民だった。
帝国は基本は中央集権国家で中央の皇帝直轄地と地方の征服した領地は男爵や子爵に与えていた。
俺の生まれた地も第二次宇宙大戦の時のあとのゴタゴタで最終的に皇帝直轄地に編入された。
俺の両親はその時の戦闘で死んだそうだ。幼かった俺は孤児院で育てられた。親の顔なんて覚えていなかった。
孤児院出身だった俺だが、成績だけは優秀だったので俺は帝国の三大工科大学の一つガンダルヴァン工科大学に入学できた。帝国は奨学金制度が整っていて、孤児院出身のおれでも不自由はしなかった。
それよりは俺は寮の部屋が個室だったのに歓喜した。孤児院でも高校の寮でも、俺はいつも相部屋だったのだ。これで何でも好きなことを何時でも出きる。これ程嬉しいことはなかった。
そして、初めて手に入れたゲーム機で、俺は戦略シミュレーションゲームにはまってしまった。これは軍を指揮して、敵を破るゲームでこのゲームで実績を上げたら、帝国軍からスカウトが来ると噂のゲームだった。
俺は授業にも行かずにゲームに熱中したのだ。朝から次の日の朝までゲーム三昧だったこともある。このままではさすがに退学になるのでは無いかと能天気な俺も危惧し出した時だ。
学内でそのシミュレーションゲームの大会があった。そこで優勝できたら一年くらい遊んで暮らせる賞金が出る。例え退学になってもその間に次の生活を考えれば良いだろう。俺は取り敢えず賞金を稼ぐためにその大会に出ることにした。
俺は運も良かったのか大会で決勝まで残れた。決勝の相手は同じ学科で貴族の息子のマイニオだった。こいつは貴族だと言うのを鼻にかけたとてもいけすかない野郎で、俺としては絶対に勝ちたかった。
マイニオはここまで25万帝国ドルも課金して、兵士達に武器や防具を買い揃えて最強の軍にして勝ち進めてきた。金に物言わせて勝ち進んできた成金プレイヤーだった。
まあ、金の無い貧乏人の俺が、本来ここまで勝ち進めて来れたのが奇跡だったのだが……
俺は金はないので、プレイヤー皆に平等に支給される支度金で、首都の街の壁を出来る限り高くして、人力で堀を何重にも掘らせて、間に柵をこれでもかと設けさせた。そして、兵士達には必死に弓を訓練させた。
「ねえ、見てよ、ヨーナスったらお金がないからって必死に弓兵訓練させてるわ」
「本当に貧乏よね。よくここまで来れたわね」
「それになんなの兵士達の装備、ほとんど何もないじゃない」
「重装備で揃えられたマイニオ様の敵じゃ無いわね」
俺は周りの観客達からなんと言われようがどうでも良かった。
余った支度金で多くの馬を買ったのだ。それに兵士達を乗せて軽騎兵にした。
「ねえ、何あの騎士、マイニオ様の騎士達に比べたらなんて貧相なの?」
「防具も武器もほとんど無いじゃない」
「これではマイニオ様の敵じゃ無いわ」
「あっという間に勝負がつくんじゃない?」
周りの奴らは好き勝手に言ってくれたが、俺としては負けるつもりはなかった。
ゲームが始まると俺はまず、城の周りの人間を食料を全て持たせて、首都の城壁の中に入れた。これでマイニオの部隊が物資の徴発をしようにもできないようにした。
その後はひたすらマイニオの軍隊とぶつかるのは避けて、軽騎兵で、その補給部隊を襲ったのだ。軽騎兵と言えども、補給部隊相手には強かった。軽騎兵の偵察部隊を数多く派遣していたから、補給部隊の位置は手に取るように判っていた。だから瞬く間にマイニオ軍の補給線は絶たれて、俺の首都を包囲していたマイニオ軍はたちまち餓えたのだ。敵兵の士気は地に落ちた。
「卑怯だぞ、ヨーナス!」
「なんなのよ、これは?」
「軍を餓えさせる作戦を取るなんて、まともな男のやる事じゃないわ」
マイニオや周りの取り巻き達は俺の悪口を言ってくれたが俺は一切気にしなかった。
俺はやむを得ず撤退を始めたマイニオ軍を途中で襲って、完璧なまでに叩いたのだ。
俺の圧勝だった。
「こんなの勝負じゃないわ」
「こんなの反則よ」
俺は非難轟々だった。
そんな時だ。俺が、姫様に声をかけられたのは。
「おい、見てみろよ。ヨーナスなんて卑怯な野郎は、ガキにしか相手をしてもらえないぜ」
「本当だな。お嬢ちゃん。そんな卑怯な奴の力なんて借りてちゃダメだぜ」
マイニオが、俺に声をかけてきた少女に横から口を出してきた。
「力なら俺が貸してやるから、そんな男からは離れな」
マイニオが少女の手を引こうとした。
バシン!
少女はそのマイニオの手を叩いたのだ。
「き、貴様、何をしやがる!」
「ふん、お金しかない能無しには私は用は無いわ」
毅然として少女は言いきってくれた。
「その点、ヨーナス、あなたは素晴らしいわ。金持ちボンボンの軍隊を金を使わずに完璧なまでに叩き潰すなんて。私がほしいのはあなたのその軍才よ」
俺は今までそんなふうに褒められたことなんてかつて一度もなかった。
「姫様、この様なところにいらっしゃったのですか? お探ししましたぞ」
そこに慌てて、駆け寄ってきた立派な服装をした騎士達に俺たちは驚いた。
姫様と呼ばれるなんて、皇女殿下か、他国の王族だ。
少女に手をあげようとしていたマイニオは慌てて、逃げ出した。
そして、俺はそのユバス王国の姫君の参謀になったのだった。
俺はユバス王国がここまで小さな国だとは思ってもいなかったし、姫様のくれる給与はとても少なかったが、姫様は俺の才能を見つけ出してくれたのだ。
俺はこの時に一生涯、姫様のそばに仕えると心に決めたのだった。
「はいっ?」
俺はいきなり10歳くらいの女の子にそう言われて目を見開いた。少女はとても高価そうな衣装に身を包んでいた。
俺は少女が何をいきなり言い出したか、理解できなかった。
それが俺と姫様との出会いだった。
俺はヨーナス・パーヤネン、今は姫様の一の側近だ。
これを言うといつもアードルフとどちらが姫様の一の側近かと喧嘩することになるのだが……
23世紀にワープ航法が開発されて人類が太陽系外に進出しだした。俺の先祖はその時に一攫千金を狙って太陽系外に向かったそうだ。
今は帝国領になったその地で先祖は懸命に働いたが、しょせん庶民は庶民のまま、一攫千金は叶わなかったみたいだ。
俺の家は帝国の中では普通の庶民だった。
帝国は基本は中央集権国家で中央の皇帝直轄地と地方の征服した領地は男爵や子爵に与えていた。
俺の生まれた地も第二次宇宙大戦の時のあとのゴタゴタで最終的に皇帝直轄地に編入された。
俺の両親はその時の戦闘で死んだそうだ。幼かった俺は孤児院で育てられた。親の顔なんて覚えていなかった。
孤児院出身だった俺だが、成績だけは優秀だったので俺は帝国の三大工科大学の一つガンダルヴァン工科大学に入学できた。帝国は奨学金制度が整っていて、孤児院出身のおれでも不自由はしなかった。
それよりは俺は寮の部屋が個室だったのに歓喜した。孤児院でも高校の寮でも、俺はいつも相部屋だったのだ。これで何でも好きなことを何時でも出きる。これ程嬉しいことはなかった。
そして、初めて手に入れたゲーム機で、俺は戦略シミュレーションゲームにはまってしまった。これは軍を指揮して、敵を破るゲームでこのゲームで実績を上げたら、帝国軍からスカウトが来ると噂のゲームだった。
俺は授業にも行かずにゲームに熱中したのだ。朝から次の日の朝までゲーム三昧だったこともある。このままではさすがに退学になるのでは無いかと能天気な俺も危惧し出した時だ。
学内でそのシミュレーションゲームの大会があった。そこで優勝できたら一年くらい遊んで暮らせる賞金が出る。例え退学になってもその間に次の生活を考えれば良いだろう。俺は取り敢えず賞金を稼ぐためにその大会に出ることにした。
俺は運も良かったのか大会で決勝まで残れた。決勝の相手は同じ学科で貴族の息子のマイニオだった。こいつは貴族だと言うのを鼻にかけたとてもいけすかない野郎で、俺としては絶対に勝ちたかった。
マイニオはここまで25万帝国ドルも課金して、兵士達に武器や防具を買い揃えて最強の軍にして勝ち進めてきた。金に物言わせて勝ち進んできた成金プレイヤーだった。
まあ、金の無い貧乏人の俺が、本来ここまで勝ち進めて来れたのが奇跡だったのだが……
俺は金はないので、プレイヤー皆に平等に支給される支度金で、首都の街の壁を出来る限り高くして、人力で堀を何重にも掘らせて、間に柵をこれでもかと設けさせた。そして、兵士達には必死に弓を訓練させた。
「ねえ、見てよ、ヨーナスったらお金がないからって必死に弓兵訓練させてるわ」
「本当に貧乏よね。よくここまで来れたわね」
「それになんなの兵士達の装備、ほとんど何もないじゃない」
「重装備で揃えられたマイニオ様の敵じゃ無いわね」
俺は周りの観客達からなんと言われようがどうでも良かった。
余った支度金で多くの馬を買ったのだ。それに兵士達を乗せて軽騎兵にした。
「ねえ、何あの騎士、マイニオ様の騎士達に比べたらなんて貧相なの?」
「防具も武器もほとんど無いじゃない」
「これではマイニオ様の敵じゃ無いわ」
「あっという間に勝負がつくんじゃない?」
周りの奴らは好き勝手に言ってくれたが、俺としては負けるつもりはなかった。
ゲームが始まると俺はまず、城の周りの人間を食料を全て持たせて、首都の城壁の中に入れた。これでマイニオの部隊が物資の徴発をしようにもできないようにした。
その後はひたすらマイニオの軍隊とぶつかるのは避けて、軽騎兵で、その補給部隊を襲ったのだ。軽騎兵と言えども、補給部隊相手には強かった。軽騎兵の偵察部隊を数多く派遣していたから、補給部隊の位置は手に取るように判っていた。だから瞬く間にマイニオ軍の補給線は絶たれて、俺の首都を包囲していたマイニオ軍はたちまち餓えたのだ。敵兵の士気は地に落ちた。
「卑怯だぞ、ヨーナス!」
「なんなのよ、これは?」
「軍を餓えさせる作戦を取るなんて、まともな男のやる事じゃないわ」
マイニオや周りの取り巻き達は俺の悪口を言ってくれたが俺は一切気にしなかった。
俺はやむを得ず撤退を始めたマイニオ軍を途中で襲って、完璧なまでに叩いたのだ。
俺の圧勝だった。
「こんなの勝負じゃないわ」
「こんなの反則よ」
俺は非難轟々だった。
そんな時だ。俺が、姫様に声をかけられたのは。
「おい、見てみろよ。ヨーナスなんて卑怯な野郎は、ガキにしか相手をしてもらえないぜ」
「本当だな。お嬢ちゃん。そんな卑怯な奴の力なんて借りてちゃダメだぜ」
マイニオが、俺に声をかけてきた少女に横から口を出してきた。
「力なら俺が貸してやるから、そんな男からは離れな」
マイニオが少女の手を引こうとした。
バシン!
少女はそのマイニオの手を叩いたのだ。
「き、貴様、何をしやがる!」
「ふん、お金しかない能無しには私は用は無いわ」
毅然として少女は言いきってくれた。
「その点、ヨーナス、あなたは素晴らしいわ。金持ちボンボンの軍隊を金を使わずに完璧なまでに叩き潰すなんて。私がほしいのはあなたのその軍才よ」
俺は今までそんなふうに褒められたことなんてかつて一度もなかった。
「姫様、この様なところにいらっしゃったのですか? お探ししましたぞ」
そこに慌てて、駆け寄ってきた立派な服装をした騎士達に俺たちは驚いた。
姫様と呼ばれるなんて、皇女殿下か、他国の王族だ。
少女に手をあげようとしていたマイニオは慌てて、逃げ出した。
そして、俺はそのユバス王国の姫君の参謀になったのだった。
俺はユバス王国がここまで小さな国だとは思ってもいなかったし、姫様のくれる給与はとても少なかったが、姫様は俺の才能を見つけ出してくれたのだ。
俺はこの時に一生涯、姫様のそばに仕えると心に決めたのだった。
20
あなたにおすすめの小説
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
「雑草係」と追放された俺、スキル『草むしり』でドラゴンも魔王も引っこ抜く~極めた園芸スキルは、世界樹すら苗木扱いする神の力でした~
eringi
ファンタジー
「たかが雑草を抜くだけのスキルなんて、勇者パーティには不要だ!」
王立アカデミーを首席で卒業したものの、発現したスキルが『草むしり』だった少年・ノエル。
彼は幼馴染の勇者に見下され、パーティから追放されてしまう。
失意のノエルは、人里離れた「魔の森」で静かに暮らすことを決意する。
しかし彼は知らなかった。彼のスキル『草むしり』は、対象を「不要な雑草」と認識すれば、たとえドラゴンであろうと古代兵器であろうと、根こそぎ引っこ抜いて消滅させる即死チートだったのだ。
「あれ? この森の雑草、ずいぶん頑丈だな(ドラゴンを引っこ抜きながら)」
ノエルが庭の手入れをするだけで、Sランク魔物が次々と「除草」され、やがて森は伝説の聖域へと生まれ変わっていく。
その実力に惹かれ、森の精霊(美女)や、亡国の女騎士、魔王の娘までもが彼の「庭」に集まり、いつしかハーレム状態に。
一方、ノエルを追放した勇者たちは、ダンジョンの茨や毒草の処理ができずに進行不能となり、さらにはノエルが密かに「除草」していた強力な魔物たちに囲まれ、絶望の淵に立たされていた。
「ノエル! 戻ってきてくれ!」
「いや、いま家庭菜園が忙しいんで」
これは、ただ庭いじりをしているだけの少年が、無自覚に世界最強に至る物語。
別の形で会い直した宿敵が結婚を迫って来たんだが
まっど↑きみはる
ファンタジー
「我が宿敵!! あなたに、私の夫となる権利をあげるわ!!」
そう、王国騎士『マルクエン・クライス』は、敵対していた魔剣士の女『ラミッタ・ピラ』にプロポーズを受けのだ。
『ゴミ掃除』が役立たずと追放されたが、実は『存在抹消』級のチートだった。勇者一行がゴミで溺れているが、俺は辺境で美少女と温泉宿を経営中なので
eringi
ファンタジー
「悪いが、お前のスキル『ゴミ掃除』は魔王討伐の役には立たない。クビだ」
勇者パーティの雑用係だったアレクは、戦闘の役に立たないという理由で、ダンジョンの最深部手前で追放されてしまう。
しかし、勇者たちは気づいていなかった。
彼らの装備が常に新品同様だったのも、野営地が快適だったのも、襲い来る高レベルモンスターの死体が跡形もなく消えていたのも、すべてアレクが『掃除』していたからだということに。
アレクのスキルは単なる掃除ではない。対象を空間ごと削り取る『存在抹消』レベルの規格外チートだったのだ。
一人になったアレクは、気ままに生こうと辺境の廃村にたどり着く。
そこでボロボロになっていた伝説のフェンリル(美少女化)を『洗浄』して懐かれたり、呪われたエルフの姫君を『シミ抜き』して救ったりしているうちに、いつの間にかそこは世界最高峰の温泉宿になっていて……?
一方、アレクを失った勇者パーティは、武器は錆びつき、悪臭にまみれ、雑魚モンスターの処理すら追いつかず破滅の一途をたどっていた。
「今さら戻ってきてくれと言われても、俺はお客さん(美少女)の背中を流すのに忙しいんで」
これは、掃除屋の少年が無自覚に最強の座に君臨し、幸せなスローライフを送る物語。
『王都の神童』と呼ばれた俺、職業選定でまさかの【遊び人】三連発で追放される。……が、実は「全職業のスキル」を合算して重ねがけできる唯一のバグ
よっしぃ
ファンタジー
王都で「神童」の名をほしいままにしていた少年、ディラン・アークライト(17歳)。
剣を握れば騎士団長を唸らせ、魔法を学べば賢者を凌駕する。誰もが彼を「次代の勇者」と信じて疑わなかった。
しかし、運命の職業選定で彼が得たのは――【遊び人】。
それも、三つの職業スロットすべてが【遊び人】で埋まるという、前代未聞の怪現象だった。
「期待外れだ」
「国の恥晒しめ」
掌を返した周囲によって、ディランは着の身着のままで街を追放される。 だが、かつて神童と呼ばれた彼の「分析力」は死んでいなかった。
『……Lv1なのに、ステータスが異常に高い? それに経験値が分散せず、すべて加算されている……?』
彼だけが気づいた真実。
それは【遊び人】という名に偽装された、この世界の管理者権限(Free-Hander)であり、全職業のスキルを制限なく使用・強化できるバグ技(デバッグモード)への入り口だったのだ。
これは、理不尽に捨てられた元・神童が、その頭脳とバグ能力で世界を「攻略」し、同じく不遇な扱いを受けていた美少女騎士(中身は脳筋)と共に、誰よりも自由に成り上がる物語。
【著者プロフィール】アルファポリスより『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』を出版、オリコンライトノベル部門18位を記録。本作は2月に2巻刊行予定。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる