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妹が先史文明を継ぐ者だと判りました
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「これが我が国の秘密だ」
父が映像を見ていた皆を見渡した。
「初代聖女様は先史文明の生き残りだったのね」
私は初めて聞いた話に感動していた。
まあ、聖女様先史文明の偉い人の生き残りだったのか、少し傲慢で人使いの荒い人だったし、初代国王様も帝国に填められて借金まみれにされたどうしようもない人物だったけれど……
「なるほど、姫様は初代聖女様と国王様の御子孫だとという事がよく判りました」
ボニファーツが訳知り顔で言ってくれた。
「どういう意味よ?」
私がむっとして聞くと、
「人使いか荒くて、帝国から借金しているのは同じですからな」
「誰のせいだと思っているのよ!」
私がボニファーツを睨み付けると
「セラフィーナ、帝国に借金しているというのは何だ?」
きっとして父が聞いてきたが、
「何でもありません」
「まあ、陛下、今は姫様のことよりも聖女様のことですぞ」
父が借金のことを知ったら激怒すると思い、慌てて私達は誤魔化すためにエレオノーレを見た。
「そうだな。エレオノーラ、これを見て理解できたか?」
父が改めてエレオノーラを見た。
「私が先史文明の聖遺物を動かす力があると言うことなの?」
エレオノーラが聞いてきた。
「そうよ、エレオノーラ、あなたは150年ぶりに王家に生まれたピンクブロンドに緑眼を持っている子供なのよ。本当にあなたは初代聖女様とよく似た容姿をしているわ。あなたこそ、先史文明民族の血を受け継いだ文明を継ぐ者なのよ。あなたなら残された聖遺物を使えるはずだわ」
母がエレオノーラに説明した。
「そうだぞ、エレオノーラ。お前は150年ぶりに産まれた先史文明を継ぐ者なのだ」
「まあ、お父様、先史文明を継ぐ者なんてなんか堅苦しいわ。それよりも私は神様の子孫だったのね」
なんか納得顔でエレオノーラが言っているけれど、神様の子孫って何か違うと思うのは私だけだろうか?
「神様の子孫か? まあ、初代聖女様が先史文明の生き残りだから全くのでたらめでもないが」
「だってそうじゃない。神話に残っている神様と同じ力よ。暗黒星雲を形作る圧倒的な暗黒流も自由に操作出来るのよ。それに天候も自由に操作出来るなんて神様以外の何物でもないじゃない」
妹は嬉々として言い放てっくれた。
表情も恍惚としているし狂信者めいているんだけど……
「聖女様聖女様って周りから傅かれていたけれど、聖女様って言われても何も出来ないって忸怩たる思いがあったけれど、こんな力があったなんて知らなかったわ。天地創造が出来て、帝国の大艦隊をも沈められるなんて、これは聖女なんかじゃなくて神様その者の力なんじゃない!」
なんか妹を見ていると子供に危険なおもちゃを与えた親になったような気がしてとても心配になった。
こんなことを妹に教えて良かったんだろうか?
「なるほど、聖女様は確かに帝国が欲しがるそうなお力をお持ちですな」
ボニファーツが訳知り顔でエレオノーラを見て頷いていた。
「ふんっ、我が王朝としては150年ぶりに出てきた聖女様のお力を持つ娘なのだ。絶対にその力を奪われる訳には行かない」
「本当よ。セラフィーナ、あなたのおもちゃでなんとしてもエレオノーラを守りなさい」
母が私に無茶振りしてきたんだけど……
「王妃様、流石に巡洋艦一隻のセラフィーナ様に帝国の艦隊全てを委ねるのは無理かと」
珍しくオイカリネンが私を援護してくれた。
「そうよ。お母様。今まではお姉様の力に頼っていたかもしれないけれど、私が神様の子孫だと言うことが判ったのだもの。帝国の艦隊なんて私が神様の力を使って叩き潰してあげるわ」
「しかし、エレオノーラ、お前が先史文明を継ぐ者だと判っても、いきなり先史文明の遺物を使えるようになるかどうかは、また別物だろう」
「そうよ。エレオノーラ。ここは姉であるセラフィーナに任せなさい」
「えっ、何で? 私が全てやるわよ」
父と母に止められてもエレオノーラはやる気満々だった。
「陛下、帝国は皇帝親征で第一艦隊が出てくる者と思われます」
「皇帝陛下が親征してくるというのか」
父は青くなっていた。
「お父様、何を恐れているの? 初代聖女様のお力を使って私が帝国の艦隊を叩き潰せば良いだけでしょう」
「しかし、エレオノーラ、いきなりお前が聖女様のお力を使えるかどうかは判らないだろう?」
「そうよ。聖女様のお力を使うとエレオノーラの負担になるかもしれないじゃない」
やりたがるエレオノーラとそれを止めようとする両親が言い合っていた。
三人が色々と言い合っていたが、とりあえず簡単なことから出来るかどうか試すことになった。
「判った。ここから先は私と王妃、それに当事者エレオノーラだけでやる。セラフィーナ達は遠慮してもらおう」
父がそう言いだした。
妹が本当に聖遺物が使えるかどうか見てみたい気がしたが、父がそういうなら仕方がない。
「判りました。私達は帝国の艦隊を迎えるために準備いたしますね」
「お姉様。準備なんて適当で良いわよ。私が帝国の皇帝を含めて全ての艦隊を宇宙の藻屑に変えてあげるわ」
「何を言っているの、エレオノーラ。それはまず練習してからよ」
「そうだぞ。色々練習しないといけないかもしれないからな」
「絶対に出来るわよ」
そう言う妹をなだめつつ父は私達を外に出るように合図して追い出してくれた。
まあ、妹が先史文明の聖遺物を使って帝国をやっつけてくれた方が楽だけど、それが出来たら出耒たで、狂信者に刃物を与えたみたいで、その後の展開が少し恐ろしいような気もした。
**************************************************
ここまで読んで頂いて有難うございます。
果たしてエレオノーラは先史文明の力を使えるのか?
続きをお楽しみに!
父が映像を見ていた皆を見渡した。
「初代聖女様は先史文明の生き残りだったのね」
私は初めて聞いた話に感動していた。
まあ、聖女様先史文明の偉い人の生き残りだったのか、少し傲慢で人使いの荒い人だったし、初代国王様も帝国に填められて借金まみれにされたどうしようもない人物だったけれど……
「なるほど、姫様は初代聖女様と国王様の御子孫だとという事がよく判りました」
ボニファーツが訳知り顔で言ってくれた。
「どういう意味よ?」
私がむっとして聞くと、
「人使いか荒くて、帝国から借金しているのは同じですからな」
「誰のせいだと思っているのよ!」
私がボニファーツを睨み付けると
「セラフィーナ、帝国に借金しているというのは何だ?」
きっとして父が聞いてきたが、
「何でもありません」
「まあ、陛下、今は姫様のことよりも聖女様のことですぞ」
父が借金のことを知ったら激怒すると思い、慌てて私達は誤魔化すためにエレオノーレを見た。
「そうだな。エレオノーラ、これを見て理解できたか?」
父が改めてエレオノーラを見た。
「私が先史文明の聖遺物を動かす力があると言うことなの?」
エレオノーラが聞いてきた。
「そうよ、エレオノーラ、あなたは150年ぶりに王家に生まれたピンクブロンドに緑眼を持っている子供なのよ。本当にあなたは初代聖女様とよく似た容姿をしているわ。あなたこそ、先史文明民族の血を受け継いだ文明を継ぐ者なのよ。あなたなら残された聖遺物を使えるはずだわ」
母がエレオノーラに説明した。
「そうだぞ、エレオノーラ。お前は150年ぶりに産まれた先史文明を継ぐ者なのだ」
「まあ、お父様、先史文明を継ぐ者なんてなんか堅苦しいわ。それよりも私は神様の子孫だったのね」
なんか納得顔でエレオノーラが言っているけれど、神様の子孫って何か違うと思うのは私だけだろうか?
「神様の子孫か? まあ、初代聖女様が先史文明の生き残りだから全くのでたらめでもないが」
「だってそうじゃない。神話に残っている神様と同じ力よ。暗黒星雲を形作る圧倒的な暗黒流も自由に操作出来るのよ。それに天候も自由に操作出来るなんて神様以外の何物でもないじゃない」
妹は嬉々として言い放てっくれた。
表情も恍惚としているし狂信者めいているんだけど……
「聖女様聖女様って周りから傅かれていたけれど、聖女様って言われても何も出来ないって忸怩たる思いがあったけれど、こんな力があったなんて知らなかったわ。天地創造が出来て、帝国の大艦隊をも沈められるなんて、これは聖女なんかじゃなくて神様その者の力なんじゃない!」
なんか妹を見ていると子供に危険なおもちゃを与えた親になったような気がしてとても心配になった。
こんなことを妹に教えて良かったんだろうか?
「なるほど、聖女様は確かに帝国が欲しがるそうなお力をお持ちですな」
ボニファーツが訳知り顔でエレオノーラを見て頷いていた。
「ふんっ、我が王朝としては150年ぶりに出てきた聖女様のお力を持つ娘なのだ。絶対にその力を奪われる訳には行かない」
「本当よ。セラフィーナ、あなたのおもちゃでなんとしてもエレオノーラを守りなさい」
母が私に無茶振りしてきたんだけど……
「王妃様、流石に巡洋艦一隻のセラフィーナ様に帝国の艦隊全てを委ねるのは無理かと」
珍しくオイカリネンが私を援護してくれた。
「そうよ。お母様。今まではお姉様の力に頼っていたかもしれないけれど、私が神様の子孫だと言うことが判ったのだもの。帝国の艦隊なんて私が神様の力を使って叩き潰してあげるわ」
「しかし、エレオノーラ、お前が先史文明を継ぐ者だと判っても、いきなり先史文明の遺物を使えるようになるかどうかは、また別物だろう」
「そうよ。エレオノーラ。ここは姉であるセラフィーナに任せなさい」
「えっ、何で? 私が全てやるわよ」
父と母に止められてもエレオノーラはやる気満々だった。
「陛下、帝国は皇帝親征で第一艦隊が出てくる者と思われます」
「皇帝陛下が親征してくるというのか」
父は青くなっていた。
「お父様、何を恐れているの? 初代聖女様のお力を使って私が帝国の艦隊を叩き潰せば良いだけでしょう」
「しかし、エレオノーラ、いきなりお前が聖女様のお力を使えるかどうかは判らないだろう?」
「そうよ。聖女様のお力を使うとエレオノーラの負担になるかもしれないじゃない」
やりたがるエレオノーラとそれを止めようとする両親が言い合っていた。
三人が色々と言い合っていたが、とりあえず簡単なことから出来るかどうか試すことになった。
「判った。ここから先は私と王妃、それに当事者エレオノーラだけでやる。セラフィーナ達は遠慮してもらおう」
父がそう言いだした。
妹が本当に聖遺物が使えるかどうか見てみたい気がしたが、父がそういうなら仕方がない。
「判りました。私達は帝国の艦隊を迎えるために準備いたしますね」
「お姉様。準備なんて適当で良いわよ。私が帝国の皇帝を含めて全ての艦隊を宇宙の藻屑に変えてあげるわ」
「何を言っているの、エレオノーラ。それはまず練習してからよ」
「そうだぞ。色々練習しないといけないかもしれないからな」
「絶対に出来るわよ」
そう言う妹をなだめつつ父は私達を外に出るように合図して追い出してくれた。
まあ、妹が先史文明の聖遺物を使って帝国をやっつけてくれた方が楽だけど、それが出来たら出耒たで、狂信者に刃物を与えたみたいで、その後の展開が少し恐ろしいような気もした。
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ここまで読んで頂いて有難うございます。
果たしてエレオノーラは先史文明の力を使えるのか?
続きをお楽しみに!
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