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聖女視点 やっと聖女の力を手に入れました?
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初代国王陛下の遺書のような映像を見せられて、私は自分が聖遺物を動かせる聖女だという事がよく判ったわ。
すなわち、私は全能の神様になるのよ。女神様に! とても素敵じゃない!
今こそ、その力を皆に見せつけてやるのよ。
特に私の力を求めて攫いに来る身の程知らずの帝国に対して、鉄槌を咥えねばならないわ。
私は早速父と母に宮殿の地下に連れて行かれた。
地下の地下にそれはあったのよ。
宮殿の地下に広大な空間があった。
そこは壁がうっすらと光っていて、いかにも神秘的なところだった。
真ん中には湖があった。
その真ん中の島に向けて私達は3人でボートに乗って移動した。
ボートは私が何もしなくても真ん中の島に連れて行ってくれたわ。
さすが、聖遺物よね。
そして、聖遺物の島にある石の祠に入った。
そこには七色に鮮やかに光る大きな石があった。
「エレノーラや、この石に祈るのだ」
お父様が教えてくれた。
「エレオノーラ。あなたなら出来るから」
お母様がそう私をサポートするように言ってくれたけれど、それは当然だ。私は初代聖女様とそっくりなピンクの髪とエメラルド色の瞳を持っているのだから。
私は2人に頷くと七色に光る石の前に跪いた。
まず暗黒流の流れを変えるように祈ってみた。
今はほとんど動きが無い暗黒流だが、帝国の艦隊を葬り去るには暗黒流が動かないと意味がないのだから。
でも、祈っても効果が出たかどうかはよく判らなかった。
「お父様、暗黒流の流れが変わったかどうかなんてどうやって調べたら良いの?」
「うーん、それはそうだな……」
お父様は思案顔で考えてくれた。
「エレオノーラ。いきなり暗黒流の流れを変えるのは難しいんじゃないかしら。それよりはまずすぐ判るように、お天気でも変えてみたらどう?」
お母様が提案してくれた。
「それもそうね」
確か今の天気は雨が降っていたから、この雨が降るのを止めれば良いのね。
「行くわよ。雨よあがれ!」
私は七色の石にお祈りした。
「どうだ、雨はあがったか?」
お父様が地上の騎士団長と連絡を取り合ってくれた。
「いえ、陛下。全く変わっていません」
立体ホログラムではうたれる騎士団長の姿が写っていた。
「変ね」
「まあ、すぐには出来ないだろう」
お父様が慰めてくれた。
確かに一朝一夕ではできない。
もっと練習しないと……
「雨よあがれ」
私が祈ると心持ち雨脚が強くなってきたように思うんだけど。
いやいや、これは気のせいだ。
「雨よあがれ!」
ザーーーー
大雨が降ってきた。
騎士団長がずぶ濡れになるくらいの……
「エレオノーラ。すぐに出来るようにはならないわよ」
「そうだぞ。エレオノーラ。千里の道も一里からだ」
「そうよね。判ったわ」
両親に慰められて私はその日は適当なところで切り上げた。
日にちが変われば出来るようになると思ったのだけど、次の日は曇天で、雨よ降れと祈ったら快晴になったんだけど、何で?
天気じゃ無くて、もっと手近なところからと、王宮の庭の薔薇の花を咲かせようとしたら枯れてしまったり、深泥池の水をきれいにしようとしたら、今度は魚が浮いてきたりして、上手くいかなかった。
私は躍起になってやったが、全然出来なかった。
いい加減に嫌になったときに帝国が攻め込んできた。
大変だ。
私を攫いに来たのね。なんとかして力を習得しないと。
でも、私が必死に祈っても暗黒流は強くならなかった。
このままでは帝国に連行されるわ!
私は一心不乱に祈ったのだ。
暗黒流が強くなりますようなって!
「陛下。暗黒流の流れが出て来ました」
騎士団長が報告してきたのだ。
「そうか、やっとエレオノーラの祈りが天に通じたのか」
「良かったわね。エレオノーラ」
両親は大喜びだった。
でも、私はもう一つ出来たという実感は沸かなかった。
母達が言ってくれるからそうなのかもしれないけれど……
その時だ。
ピロリロリン!
いきなり音がして祈っていた石が強烈に輝きだしたのだ。
そして、宇宙空間のホログラムを映し出してくれた。
よく見るとそれは私達のヤムサ太陽系だった。
圧倒的な流量の暗黒流が太陽系を取り囲もうとしていた。
「やったわ。私もついに神の力が宿ったのよ」
私は大声で喜びを露わにした。
「良かったな、エレオノーラ」
「これであなたも真の聖女様よ」
私は両親に褒め称えられて有頂天になっていた。
これで帝国に連行される心配も無くなった。
私はほっとした。
でも私は、その流れの中で金色に光る光点、あたかも初代国王が囲まれたバリアのような物で包まれていた白い機体を私は見ていなかったのだ。
*********************************************
ここまで読んで頂いて有り難うございました。
光る光点は何でしょう?
また閑話上げていきたいと思います。
すなわち、私は全能の神様になるのよ。女神様に! とても素敵じゃない!
今こそ、その力を皆に見せつけてやるのよ。
特に私の力を求めて攫いに来る身の程知らずの帝国に対して、鉄槌を咥えねばならないわ。
私は早速父と母に宮殿の地下に連れて行かれた。
地下の地下にそれはあったのよ。
宮殿の地下に広大な空間があった。
そこは壁がうっすらと光っていて、いかにも神秘的なところだった。
真ん中には湖があった。
その真ん中の島に向けて私達は3人でボートに乗って移動した。
ボートは私が何もしなくても真ん中の島に連れて行ってくれたわ。
さすが、聖遺物よね。
そして、聖遺物の島にある石の祠に入った。
そこには七色に鮮やかに光る大きな石があった。
「エレノーラや、この石に祈るのだ」
お父様が教えてくれた。
「エレオノーラ。あなたなら出来るから」
お母様がそう私をサポートするように言ってくれたけれど、それは当然だ。私は初代聖女様とそっくりなピンクの髪とエメラルド色の瞳を持っているのだから。
私は2人に頷くと七色に光る石の前に跪いた。
まず暗黒流の流れを変えるように祈ってみた。
今はほとんど動きが無い暗黒流だが、帝国の艦隊を葬り去るには暗黒流が動かないと意味がないのだから。
でも、祈っても効果が出たかどうかはよく判らなかった。
「お父様、暗黒流の流れが変わったかどうかなんてどうやって調べたら良いの?」
「うーん、それはそうだな……」
お父様は思案顔で考えてくれた。
「エレオノーラ。いきなり暗黒流の流れを変えるのは難しいんじゃないかしら。それよりはまずすぐ判るように、お天気でも変えてみたらどう?」
お母様が提案してくれた。
「それもそうね」
確か今の天気は雨が降っていたから、この雨が降るのを止めれば良いのね。
「行くわよ。雨よあがれ!」
私は七色の石にお祈りした。
「どうだ、雨はあがったか?」
お父様が地上の騎士団長と連絡を取り合ってくれた。
「いえ、陛下。全く変わっていません」
立体ホログラムではうたれる騎士団長の姿が写っていた。
「変ね」
「まあ、すぐには出来ないだろう」
お父様が慰めてくれた。
確かに一朝一夕ではできない。
もっと練習しないと……
「雨よあがれ」
私が祈ると心持ち雨脚が強くなってきたように思うんだけど。
いやいや、これは気のせいだ。
「雨よあがれ!」
ザーーーー
大雨が降ってきた。
騎士団長がずぶ濡れになるくらいの……
「エレオノーラ。すぐに出来るようにはならないわよ」
「そうだぞ。エレオノーラ。千里の道も一里からだ」
「そうよね。判ったわ」
両親に慰められて私はその日は適当なところで切り上げた。
日にちが変われば出来るようになると思ったのだけど、次の日は曇天で、雨よ降れと祈ったら快晴になったんだけど、何で?
天気じゃ無くて、もっと手近なところからと、王宮の庭の薔薇の花を咲かせようとしたら枯れてしまったり、深泥池の水をきれいにしようとしたら、今度は魚が浮いてきたりして、上手くいかなかった。
私は躍起になってやったが、全然出来なかった。
いい加減に嫌になったときに帝国が攻め込んできた。
大変だ。
私を攫いに来たのね。なんとかして力を習得しないと。
でも、私が必死に祈っても暗黒流は強くならなかった。
このままでは帝国に連行されるわ!
私は一心不乱に祈ったのだ。
暗黒流が強くなりますようなって!
「陛下。暗黒流の流れが出て来ました」
騎士団長が報告してきたのだ。
「そうか、やっとエレオノーラの祈りが天に通じたのか」
「良かったわね。エレオノーラ」
両親は大喜びだった。
でも、私はもう一つ出来たという実感は沸かなかった。
母達が言ってくれるからそうなのかもしれないけれど……
その時だ。
ピロリロリン!
いきなり音がして祈っていた石が強烈に輝きだしたのだ。
そして、宇宙空間のホログラムを映し出してくれた。
よく見るとそれは私達のヤムサ太陽系だった。
圧倒的な流量の暗黒流が太陽系を取り囲もうとしていた。
「やったわ。私もついに神の力が宿ったのよ」
私は大声で喜びを露わにした。
「良かったな、エレオノーラ」
「これであなたも真の聖女様よ」
私は両親に褒め称えられて有頂天になっていた。
これで帝国に連行される心配も無くなった。
私はほっとした。
でも私は、その流れの中で金色に光る光点、あたかも初代国王が囲まれたバリアのような物で包まれていた白い機体を私は見ていなかったのだ。
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ここまで読んで頂いて有り難うございました。
光る光点は何でしょう?
また閑話上げていきたいと思います。
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