44 / 62
ダンジョン探検の準備をしました
しおりを挟む
私は会長とライラに徹底的に愚痴愚痴言われて、最悪だった。
でも、会長からお貴族様のご令嬢方には、きつく言ってもらえたお陰で、それから私の物が無くなったり虐められたりする事はなくなった。
だけど、なんか、たまに見る公爵令嬢の目が怖いんだけど……
私を怒って睨んでくるならまだ判るのだが、私を哀れなものでも見るような感じで見下して来るのだ。反応が変なのが、不気味だ。
まあ、私に絡んで来ないので良しとして無視する事にしたんだけれど……
それが大問題につながるとは思ってもいなかったのだ。
学園は、私の気にする事など関係なしに、次の行事、ダンジョン探検一色になっていた。
今回の行事も学園と生徒会の合同だ。
会議室での拡大会議には各クラスの生徒会委員と委員長、副委員長が呼ばれて開かれたのだ。
私は副委員長のヨーナスと生徒会のライラとハッリと一緒に参加したのだ。
私はライラと一緒に座ろうとしたら、
「ごめん。私は仕事が割り振られているの」
そう言って、ライラが、前の席に移るんだけど。
それもアクセリ様の横にいるんだけど、何、何どうしたの?
ハッリに聞いても、アクセリ様に好かれたんじゃない? と良く判らない。
更に聞くと、ライラは副会長のアクセリに目をつけられて、副会長付きとして、雑用をさせられているのだとか。
「そうなんだ。凄いね。でも、ハッリも王宮の文官を目指しているんでしょ。ライラみたいになぜ、前に出ないの?」
って聞いたら、めちゃくちゃ嫌そうな顔をされた。
失敗した。
これは聞いてはいけないことを聞いてしまったみたいだ。
ライラ情報によるとハッリも手伝いたいと立候補したのだが、今は足りているとアクセリ様に冷たくあしらわれたのだとか……
そのライラに「凄いじゃない、アクセリ様に気に入られたのね」って言ったら、
「何言っているのよ! 私は第一王子殿下狙いなのよ! アクセリ様は嫌なの! 絶対にあんたには負けないんだから」
と言われたんだけれど、
「私はウィル様ねらいで、会長狙いでも、アクセリ様狙いでもないんだけれど……」
そう言ったら、
「あんたのその天然なところが好かれたんじゃない」
とか訳の判らない事を言われた。
どういう意味よ?
私は地味でおとなしいだけだって!
最近そう言っても、誰も反応さえしてくれなくなったんだけど、ライラなんて、全く無視だし。
本当に何なのよ!
生徒会の面々が資料を前から配ってくれた。
「今日は会長はいないんだな」
ヨーナスが前を見て不思議そうに言った。
「あれ、本当だ」
私は少し驚いて言った。昨日は拡大生徒会会議があるから訓練は無しだと言われていたんだけど、会長がいないとは聞いていなかった。
「なんだ。会長の予定はすべて把握しているんじゃないのか」
「そんな訳ないでしょ」
「会長と毎日会っているんじゃないのか?」
「会っていると言っても、いろいろと王宮の仕事をさせられているのよ」
私は周りから聞かれたらそう言えと言われていた事を言った。土魔法の訓練の事は秘密だそうだ。
「そうなんだ。 王宮の仕事を任されるなんて凄いな」
ヨーナスが感心してくれるんだけど。
「えっ、いやそんなんじゃないって」
私は赤くなった。
やっていることって土魔法の練習で王宮の仕事じゃないと思うんだけど。
それも私は土ポコしかまだできないし。
会長は巨大なゴーレムが作れるんだけど、私はやってみたら小さい人形レベルだった。これではおもちゃと同じだ。全くまだ役に立っていない。
「ニーナもライラも凄いよね」
ハッリが羨ましそうに言ってくれるんだが。ライラはアクセリ様の補助しているとのことで、凄いと思うけれど、私はまだまだ初級の土魔法の練習しているにすぎないんだけど……
「さて、諸君、資料は見てもらえたかな」
いきなり、副会長のアクセリ様が立ち上がって、話し出した。
「ダンジョンは三つに分かれているので、各学年を三つに分ける。クラス分けは資料の通りだ」
資料を見ると我が一年C組は二年B組と三年A組と同じだ。
「ダンジョンには初級の魔物しかいないはずなので問題ないと思うが、各クラスは八班に分けてほしい。基本は3っつの班を一グループにして行動する。三年生の一班と二年生の一班と一年生の一班を一緒にして三班で一つのグルーブとする予定だ。グループ分けはまた指示するので、取り急ぎ各クラスで班分けしてそれを報告してほしい。
中の資料はダンジョン内にいそうな魔物や植物等について書かれている。
大まかな者だけ説明すると……」
そこからは資料の説明になった。
今回はダンジョンに潜る体験をするのが、主目的だが、各グループごとにタイムや、植物採集、倒した魔物の得点をカウントしてやる競技になっていた。
クラスに持ち帰っての班分けは結局オリエンテーションと同じになった。まあ、この班ならばオリエンテーションでやっているので問題ないだろう。
私は当日がとても楽しみだった。
そこで強大な力の魔物に襲われるなんて思ってもいなかったのだ。
*************************************************
ここまで読んで頂いて有難うございます。
次はダンジョンに潜ります。ニーナは無事にいられるのか
このサイドストーリー
『転生したヒロインのはずなのに地味ダサ令嬢に脇役に追いやられ、氷の貴公子に執着されました』
この話のライラ視点です。ライラの性格がガラリと変わります。
是非ともお読みください。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/302819342
下にリンクも張っています
でも、会長からお貴族様のご令嬢方には、きつく言ってもらえたお陰で、それから私の物が無くなったり虐められたりする事はなくなった。
だけど、なんか、たまに見る公爵令嬢の目が怖いんだけど……
私を怒って睨んでくるならまだ判るのだが、私を哀れなものでも見るような感じで見下して来るのだ。反応が変なのが、不気味だ。
まあ、私に絡んで来ないので良しとして無視する事にしたんだけれど……
それが大問題につながるとは思ってもいなかったのだ。
学園は、私の気にする事など関係なしに、次の行事、ダンジョン探検一色になっていた。
今回の行事も学園と生徒会の合同だ。
会議室での拡大会議には各クラスの生徒会委員と委員長、副委員長が呼ばれて開かれたのだ。
私は副委員長のヨーナスと生徒会のライラとハッリと一緒に参加したのだ。
私はライラと一緒に座ろうとしたら、
「ごめん。私は仕事が割り振られているの」
そう言って、ライラが、前の席に移るんだけど。
それもアクセリ様の横にいるんだけど、何、何どうしたの?
ハッリに聞いても、アクセリ様に好かれたんじゃない? と良く判らない。
更に聞くと、ライラは副会長のアクセリに目をつけられて、副会長付きとして、雑用をさせられているのだとか。
「そうなんだ。凄いね。でも、ハッリも王宮の文官を目指しているんでしょ。ライラみたいになぜ、前に出ないの?」
って聞いたら、めちゃくちゃ嫌そうな顔をされた。
失敗した。
これは聞いてはいけないことを聞いてしまったみたいだ。
ライラ情報によるとハッリも手伝いたいと立候補したのだが、今は足りているとアクセリ様に冷たくあしらわれたのだとか……
そのライラに「凄いじゃない、アクセリ様に気に入られたのね」って言ったら、
「何言っているのよ! 私は第一王子殿下狙いなのよ! アクセリ様は嫌なの! 絶対にあんたには負けないんだから」
と言われたんだけれど、
「私はウィル様ねらいで、会長狙いでも、アクセリ様狙いでもないんだけれど……」
そう言ったら、
「あんたのその天然なところが好かれたんじゃない」
とか訳の判らない事を言われた。
どういう意味よ?
私は地味でおとなしいだけだって!
最近そう言っても、誰も反応さえしてくれなくなったんだけど、ライラなんて、全く無視だし。
本当に何なのよ!
生徒会の面々が資料を前から配ってくれた。
「今日は会長はいないんだな」
ヨーナスが前を見て不思議そうに言った。
「あれ、本当だ」
私は少し驚いて言った。昨日は拡大生徒会会議があるから訓練は無しだと言われていたんだけど、会長がいないとは聞いていなかった。
「なんだ。会長の予定はすべて把握しているんじゃないのか」
「そんな訳ないでしょ」
「会長と毎日会っているんじゃないのか?」
「会っていると言っても、いろいろと王宮の仕事をさせられているのよ」
私は周りから聞かれたらそう言えと言われていた事を言った。土魔法の訓練の事は秘密だそうだ。
「そうなんだ。 王宮の仕事を任されるなんて凄いな」
ヨーナスが感心してくれるんだけど。
「えっ、いやそんなんじゃないって」
私は赤くなった。
やっていることって土魔法の練習で王宮の仕事じゃないと思うんだけど。
それも私は土ポコしかまだできないし。
会長は巨大なゴーレムが作れるんだけど、私はやってみたら小さい人形レベルだった。これではおもちゃと同じだ。全くまだ役に立っていない。
「ニーナもライラも凄いよね」
ハッリが羨ましそうに言ってくれるんだが。ライラはアクセリ様の補助しているとのことで、凄いと思うけれど、私はまだまだ初級の土魔法の練習しているにすぎないんだけど……
「さて、諸君、資料は見てもらえたかな」
いきなり、副会長のアクセリ様が立ち上がって、話し出した。
「ダンジョンは三つに分かれているので、各学年を三つに分ける。クラス分けは資料の通りだ」
資料を見ると我が一年C組は二年B組と三年A組と同じだ。
「ダンジョンには初級の魔物しかいないはずなので問題ないと思うが、各クラスは八班に分けてほしい。基本は3っつの班を一グループにして行動する。三年生の一班と二年生の一班と一年生の一班を一緒にして三班で一つのグルーブとする予定だ。グループ分けはまた指示するので、取り急ぎ各クラスで班分けしてそれを報告してほしい。
中の資料はダンジョン内にいそうな魔物や植物等について書かれている。
大まかな者だけ説明すると……」
そこからは資料の説明になった。
今回はダンジョンに潜る体験をするのが、主目的だが、各グループごとにタイムや、植物採集、倒した魔物の得点をカウントしてやる競技になっていた。
クラスに持ち帰っての班分けは結局オリエンテーションと同じになった。まあ、この班ならばオリエンテーションでやっているので問題ないだろう。
私は当日がとても楽しみだった。
そこで強大な力の魔物に襲われるなんて思ってもいなかったのだ。
*************************************************
ここまで読んで頂いて有難うございます。
次はダンジョンに潜ります。ニーナは無事にいられるのか
このサイドストーリー
『転生したヒロインのはずなのに地味ダサ令嬢に脇役に追いやられ、氷の貴公子に執着されました』
この話のライラ視点です。ライラの性格がガラリと変わります。
是非ともお読みください。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/302819342
下にリンクも張っています
25
あなたにおすすめの小説
子供が可愛いすぎて伯爵様の溺愛に気づきません!
屋月 トム伽
恋愛
私と婚約をすれば、真実の愛に出会える。
そのせいで、私はラッキージンクスの令嬢だと呼ばれていた。そんな噂のせいで、何度も婚約破棄をされた。
そして、9回目の婚約中に、私は夜会で襲われてふしだらな令嬢という二つ名までついてしまった。
ふしだらな令嬢に、もう婚約の申し込みなど来ないだろうと思っていれば、お父様が氷の伯爵様と有名なリクハルド・マクシミリアン伯爵様に婚約を申し込み、邸を売って海外に行ってしまう。
突然の婚約の申し込みに断られるかと思えば、リクハルド様は婚約を受け入れてくれた。婚約初日から、マクシミリアン伯爵邸で住み始めることになるが、彼は未婚のままで子供がいた。
リクハルド様に似ても似つかない子供。
そうして、マクリミリアン伯爵家での生活が幕を開けた。
【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
八重
恋愛
※発売日少し前を目安に作品を引き下げます
修道院で生まれ育ったローゼマリーは、14歳の時火事に巻き込まれる。
その火事の唯一の生き残りとなった彼女は、領主であるヴィルフェルト公爵に拾われ、彼の養子になる。
彼には息子が一人おり、名をラルス・ヴィルフェルトといった。
ラルスは容姿端麗で文武両道の次期公爵として申し分なく、社交界でも評価されていた。
一方、怠惰なシスターが文字を教えなかったため、ローゼマリーは読み書きができなかった。
必死になんとか義理の父や兄に身振り手振りで伝えようとも、なかなか伝わらない。
なぜなら、彼女は火事で声を失ってしまっていたからだ──
そして次第に優しく文字を教えてくれたり、面倒を見てくれるラルスに恋をしてしまって……。
これは、義理の家族の役に立ちたくて頑張りながら、言えない「好き」を内に秘める、そんな物語。
※小説家になろうが先行公開です
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
【完結】殺されたくないので好みじゃないイケメン冷徹騎士と結婚します
大森 樹
恋愛
女子高生の大石杏奈は、上田健斗にストーカーのように付き纏われている。
「私あなたみたいな男性好みじゃないの」
「僕から逃げられると思っているの?」
そのまま階段から健斗に突き落とされて命を落としてしまう。
すると女神が現れて『このままでは何度人生をやり直しても、その世界のケントに殺される』と聞いた私は最強の騎士であり魔法使いでもある男に命を守ってもらうため異世界転生をした。
これで生き残れる…!なんて喜んでいたら最強の騎士は女嫌いの冷徹騎士ジルヴェスターだった!イケメンだが好みじゃないし、意地悪で口が悪い彼とは仲良くなれそうにない!
「アンナ、やはり君は私の妻に一番向いている女だ」
嫌いだと言っているのに、彼は『自分を好きにならない女』を妻にしたいと契約結婚を持ちかけて来た。
私は命を守るため。
彼は偽物の妻を得るため。
お互いの利益のための婚約生活。喧嘩ばかりしていた二人だが…少しずつ距離が近付いていく。そこに健斗ことケントが現れアンナに興味を持ってしまう。
「この命に代えても絶対にアンナを守ると誓おう」
アンナは無事生き残り、幸せになれるのか。
転生した恋を知らない女子高生×女嫌いのイケメン冷徹騎士のラブストーリー!?
ハッピーエンド保証します。
まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる