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夢の中の少女に手を伸ばしたら、妹の胸に当たってしまって、頬を引っ叩かれてしまいました
幾多の物語の中からこのお話を読んでいただいてありがとうございます。
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「助けて!」
翔太は夢を見ていた。
夢の中の小柄な少女はとても可愛かった。
それも信じられないことにその可愛い少女が翔太に向けて手を差し伸べてくるのだ。
翔太はその子に手を伸ばそうとした。
あれ、届いた?
でも、なんか柔らかい?
えっ!
慌てて手の先を見ると、翔太の手が届いたのは少女の胸で……
パシーン
怒った少女が妹の結衣に替わって翔太の頬を引っ叩いたのだ。
「ちょっと、何を人の胸に触っているのよ!」
その聞き覚えのある声と共に翔太の頬が痛みを訴えた。
「えっ?」
驚いて目を覚ますとそこにはジャージの上から胸を押さえ、激怒した双子の妹の結衣のドアップの顔があった。
「エッチ! どこ触っているのよ」
きっとして結衣が叫んできた。
「何だ、結衣か」
「何だ、結衣かじゃないわよ。人の胸触っておいて何言っているのよ」
「悪い。夢見ていて」
翔太が言い訳すると
「何、寝ぼけているのよ。いい加減に起きてよね」
結衣はぷりぷり怒りながら翔太の部屋から出て行った。
「何だ、夢だったのか」
がっかりしながら翔太は一階に降りる。
「翔太、遅いわよ。学校に遅れるじゃない」
ダイニングに入ると母が文句を言ってきた。
「あれ、その頬、赤く腫らしてどうしたの?」
母が赤くなった翔太の頬と結衣を見比べて驚いてい聞いてきた。
「だって、いきなり翔太が胸を揉むのよ」
結衣が怒って言い出して、母の翔太を見る視線が厳しくなる。
「いや、母さん、俺は寝ぼけていたんだって」
翔太は必死に言い訳したが、
「寝ぼけていようが、何してようが、いきなり人の胸に触って来たら怒るわよ」
ご飯を食べていた結衣の怒りの言葉に、
「痛い!」
翔太は頬を抑えたが、
「ふんっ、自業自得よ。ごちそうさま」
結衣は怒って言うと着替えに2階に駆け上がっていった。
「翔太。結衣にはあなたが起きて来ないからわざわざ起こしに行ってもらったんだから。あなたもお年頃だとは思うけれど、いきなり変な所に触るのはよくないと思うわ」
「いや母さん。違うって。わざとじゃないから。手を出したら偶然当たってしまっただけなんだって」
母の呆れた言葉に翔太は必死に言い訳した。
どこの誰が結衣の胸なんかを好き好んで触るんだよ。
翔太は最後は心の中でつぶやくだけにした。でないとまた母が兄妹仲良くしなさいと説教を始めてしまう。
まあ、あの夢が悪いと思いつつ、最近良く見る夢について考えてみた。
出てくるのはいつも同じ女の子で、必死に翔太に助けを求めてくるのだ。
それも結衣と違ってとても可愛いのだ。
「何なんだろう、一体」
「行ってきます!」
考える翔太の横を着替えた結衣が飛び出していった。
「いつてらっしゃい! 翔太! 何をいつまでも結衣に叩かれたことを悩んでいるのよ。さっさとしないとあなたも遅れるわよ」
「やばい」
母に言われて、時計を見るともう8時だった。
慌ててご飯をかきこむが
「うっ」
翔太は喉につまらせた。
「何してるのよ」
慌てて母に背中を叩いてもらった翔太だった。
その頃、翔太の通う城の山高等学校の校門の前に翔太の夢に出てきた少女とそっくりな子が立っていた。
城の山高校は丘の上に建っていた。創立は100年を超えていて、校舎は結構古い。城跡に建っているので工事するたびにいろんな遺跡が出て来るそうで、なかなか改築の話もうまくはいかないのだ。
「相変わらずボロイなあ」
校門の外から校舎を覗き込んで少女が言った。
少女は周りの生徒とは違う制服を着ていた。
小柄な背丈だが、大きな夢見るような瞳が人目を惹いた。
自転車でその少女の横を通る生徒が皆ちらちらと見ていく。
「じゃあ、行ってみますか」
少女の目はいたずらっぽく光った。
それから、少女はゆっくりと校門から中に入っていったのだ。
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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
今日はできるだけたくさん更新していきたいと思います。
お気に入り登録等して頂けたら嬉しいです。
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「助けて!」
翔太は夢を見ていた。
夢の中の小柄な少女はとても可愛かった。
それも信じられないことにその可愛い少女が翔太に向けて手を差し伸べてくるのだ。
翔太はその子に手を伸ばそうとした。
あれ、届いた?
でも、なんか柔らかい?
えっ!
慌てて手の先を見ると、翔太の手が届いたのは少女の胸で……
パシーン
怒った少女が妹の結衣に替わって翔太の頬を引っ叩いたのだ。
「ちょっと、何を人の胸に触っているのよ!」
その聞き覚えのある声と共に翔太の頬が痛みを訴えた。
「えっ?」
驚いて目を覚ますとそこにはジャージの上から胸を押さえ、激怒した双子の妹の結衣のドアップの顔があった。
「エッチ! どこ触っているのよ」
きっとして結衣が叫んできた。
「何だ、結衣か」
「何だ、結衣かじゃないわよ。人の胸触っておいて何言っているのよ」
「悪い。夢見ていて」
翔太が言い訳すると
「何、寝ぼけているのよ。いい加減に起きてよね」
結衣はぷりぷり怒りながら翔太の部屋から出て行った。
「何だ、夢だったのか」
がっかりしながら翔太は一階に降りる。
「翔太、遅いわよ。学校に遅れるじゃない」
ダイニングに入ると母が文句を言ってきた。
「あれ、その頬、赤く腫らしてどうしたの?」
母が赤くなった翔太の頬と結衣を見比べて驚いてい聞いてきた。
「だって、いきなり翔太が胸を揉むのよ」
結衣が怒って言い出して、母の翔太を見る視線が厳しくなる。
「いや、母さん、俺は寝ぼけていたんだって」
翔太は必死に言い訳したが、
「寝ぼけていようが、何してようが、いきなり人の胸に触って来たら怒るわよ」
ご飯を食べていた結衣の怒りの言葉に、
「痛い!」
翔太は頬を抑えたが、
「ふんっ、自業自得よ。ごちそうさま」
結衣は怒って言うと着替えに2階に駆け上がっていった。
「翔太。結衣にはあなたが起きて来ないからわざわざ起こしに行ってもらったんだから。あなたもお年頃だとは思うけれど、いきなり変な所に触るのはよくないと思うわ」
「いや母さん。違うって。わざとじゃないから。手を出したら偶然当たってしまっただけなんだって」
母の呆れた言葉に翔太は必死に言い訳した。
どこの誰が結衣の胸なんかを好き好んで触るんだよ。
翔太は最後は心の中でつぶやくだけにした。でないとまた母が兄妹仲良くしなさいと説教を始めてしまう。
まあ、あの夢が悪いと思いつつ、最近良く見る夢について考えてみた。
出てくるのはいつも同じ女の子で、必死に翔太に助けを求めてくるのだ。
それも結衣と違ってとても可愛いのだ。
「何なんだろう、一体」
「行ってきます!」
考える翔太の横を着替えた結衣が飛び出していった。
「いつてらっしゃい! 翔太! 何をいつまでも結衣に叩かれたことを悩んでいるのよ。さっさとしないとあなたも遅れるわよ」
「やばい」
母に言われて、時計を見るともう8時だった。
慌ててご飯をかきこむが
「うっ」
翔太は喉につまらせた。
「何してるのよ」
慌てて母に背中を叩いてもらった翔太だった。
その頃、翔太の通う城の山高等学校の校門の前に翔太の夢に出てきた少女とそっくりな子が立っていた。
城の山高校は丘の上に建っていた。創立は100年を超えていて、校舎は結構古い。城跡に建っているので工事するたびにいろんな遺跡が出て来るそうで、なかなか改築の話もうまくはいかないのだ。
「相変わらずボロイなあ」
校門の外から校舎を覗き込んで少女が言った。
少女は周りの生徒とは違う制服を着ていた。
小柄な背丈だが、大きな夢見るような瞳が人目を惹いた。
自転車でその少女の横を通る生徒が皆ちらちらと見ていく。
「じゃあ、行ってみますか」
少女の目はいたずらっぽく光った。
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