25 / 36
山岳部の先輩と後輩が吾妻達を探し始めました
「おおい、ツルピカ鶴田!」
3年の鶴田は昼休みに部室に向かう途中で後ろから声をかけられてその言葉にこめかみをぴきりとした。
「誰じゃ! 人をハゲと呼ぶやつは」
叫んで後ろを見たら、なんとそこには英語の嫌味の加藤が立っていたのだ。
「俺だ。悪いか!」
人が悪かった。
鶴田は英語はこの前、赤点を拝み倒してレポートを出す代わりに1を2にしてもらったところだった。
「いやあ、加藤先生だったんですね。全然問題ないですよ」
「えっ、先輩、先生には甘いんですね。いつも俺等には鉄拳制裁するのに」
横を歩いていた山岳部の後輩の三上がブツブツ文句を言うと
「黙らっしゃい!」
言うついでに三上の頭を叩いていた。
「痛い、先輩」
三上は頭を押さえた。
「口は災いのもとですよね。先生」
笑って誤魔化す。
「まあ、良い。お前のところの部長の吾妻が姉ともども朝から休んでいるんだが、何かしらないか?」
加藤が聞いてきた。
「えっ、あの真面目な吾妻がですか? 村西ならいざ知らず、あいつは普通サボらないでしょ」
鶴田は驚いて答えていた。
「いやあ、俺が担任しているのは姉のほうなんだが、二人共休みというのがちょっと引っかかってな」
「三上、吾妻に姉なんていたか」
「双子の妹さんでしょ。ふたりとも良く姉だ妹だと喧嘩していますから」
三上が呆れて答えた。
「そうか、あいつところ双子か」
「あんまりにてませんけどね」
鶴田の言葉に三上が言う。
「解りました。後輩共に聞いておきます」
「そうだな。なにか判ったら知らせてくれ」
「はい」
先生を見送りつつ鶴田は首を振った。
「三上、なにか知っているか?」
「えっ、先輩もおっしゃられたように、村西さんならやりかねませんけど、吾妻先輩は真面目ですからね。サボりはしないでしょう。あっ、そう言えば」
三上は思わず立ち止まった。
「どうした?」
「確か石田が、吾妻先輩が女を自転車に乗せて走っていたと言ってました」
「ほ、本当か。あの吾妻が」
鶴田は驚いた。
「妹と一緒に乗っていたのを間違えたんではないだろうな?」
部室で鶴田が石田に確認すると
「妹さんとは違いました。なんかとても可愛い人でしたよ」
「そうか、あの妹はちょっときついからな」
思わず鶴田の失言に
「先輩、そんな事言っても良いんですか?」
石田が突っ込む。
「アホ。三上、お前なんて言うことを言うんだ」
そう言って鶴田は三上の頭をまた叩いた。
「痛い。言ったのは先輩じゃないですか」
「何を言っている。俺はお前の代わりに答えてやっただけだ」
三上の文句に悠然と鶴田は答えていた。
「ちょっとそのあたりから調べてみるか。お前ら聞き出せるだけ聞いてこい」
鶴田は一年に指示を出した。
放課後、山岳部の部室に一同集まった。
「先輩。二年生に聞いたら吾妻先輩等だけでなくて、上野さんと遠山さんも休みだそうですよ」
「上野は吾妻の友達だろう。この前、山にも来ていた」
「テニス部です」
「遠山って誰だった?」
「先輩知らないんですか?」
「放送部のきれいな先輩ですよ」
三上と石田が言い出した。
「喝」
鶴田はそう言うと二人の頭を叩いた。
「「痛い!」」
「お前らはまだまだ修行が足りん。女を綺麗だ可愛いだで分け隔てするのは良くない」
「なんですか。それは。生グソ坊主のくせに」
「石田。なにか言ったか」
「いえ何も」
鶴田の視線に慌てて石田が首をふる。
「遠山さんは良く吾妻先輩の妹さんといますよ。ロングヘアの」
「ああ、あの可愛い子か」
「先輩。先輩も可愛いって今言いましたよね」
「信じられない」
二人が騒ぎ立てるが、
「そうか、4人も行方不明か」
鶴田は話題を変えた。
「それ以外に吾妻先輩が二人乗りしていたまどかって女の人とその子と親しい堀田って先輩も学校に来ていないみたいですよ」
「6人もか?」
鶴田は驚いた。
「なんか放送部の面々もこれはおかしいって動き出していました」
三上が言う。
「そうか。では俺等もぼうっとしてられんな」
「どうするんですか?」
立ち上がった鶴田に三上が聞いた。
「行くぞ」
「行くってどこに?」
三上が馬鹿正直に聞いていた。
「愚か者!」
そう叫んで鶴田は三上の頭を叩いた。
「痛い! 先輩。人の頭叩くの止めてもらえます。先輩と違って僕まだ馬鹿じゃないんで。これ以上悪くなったらどうするんですか?」
「なにか言ったか」
「いえ何も」
三上は慌てて誤魔化す。
「困った時は神頼みだ。城の山神社に決まっているだろう」
「なんですか? そんな理由ですか!」
完全にバカにして三上が言った。
「三上。鶴田さんが言い出すのはそんな理由に決まっているだろ」
石田が馬鹿にしたように言った。
「お前ら、神様を馬鹿にすると罰が当たるぞ」
「本当にそんな理由で行くんですか?」
「オラオラ行くぞ」
二人は仕方無しに鶴田さんについていくことにした。
そして、核心に当たることになるのだ。
3年の鶴田は昼休みに部室に向かう途中で後ろから声をかけられてその言葉にこめかみをぴきりとした。
「誰じゃ! 人をハゲと呼ぶやつは」
叫んで後ろを見たら、なんとそこには英語の嫌味の加藤が立っていたのだ。
「俺だ。悪いか!」
人が悪かった。
鶴田は英語はこの前、赤点を拝み倒してレポートを出す代わりに1を2にしてもらったところだった。
「いやあ、加藤先生だったんですね。全然問題ないですよ」
「えっ、先輩、先生には甘いんですね。いつも俺等には鉄拳制裁するのに」
横を歩いていた山岳部の後輩の三上がブツブツ文句を言うと
「黙らっしゃい!」
言うついでに三上の頭を叩いていた。
「痛い、先輩」
三上は頭を押さえた。
「口は災いのもとですよね。先生」
笑って誤魔化す。
「まあ、良い。お前のところの部長の吾妻が姉ともども朝から休んでいるんだが、何かしらないか?」
加藤が聞いてきた。
「えっ、あの真面目な吾妻がですか? 村西ならいざ知らず、あいつは普通サボらないでしょ」
鶴田は驚いて答えていた。
「いやあ、俺が担任しているのは姉のほうなんだが、二人共休みというのがちょっと引っかかってな」
「三上、吾妻に姉なんていたか」
「双子の妹さんでしょ。ふたりとも良く姉だ妹だと喧嘩していますから」
三上が呆れて答えた。
「そうか、あいつところ双子か」
「あんまりにてませんけどね」
鶴田の言葉に三上が言う。
「解りました。後輩共に聞いておきます」
「そうだな。なにか判ったら知らせてくれ」
「はい」
先生を見送りつつ鶴田は首を振った。
「三上、なにか知っているか?」
「えっ、先輩もおっしゃられたように、村西さんならやりかねませんけど、吾妻先輩は真面目ですからね。サボりはしないでしょう。あっ、そう言えば」
三上は思わず立ち止まった。
「どうした?」
「確か石田が、吾妻先輩が女を自転車に乗せて走っていたと言ってました」
「ほ、本当か。あの吾妻が」
鶴田は驚いた。
「妹と一緒に乗っていたのを間違えたんではないだろうな?」
部室で鶴田が石田に確認すると
「妹さんとは違いました。なんかとても可愛い人でしたよ」
「そうか、あの妹はちょっときついからな」
思わず鶴田の失言に
「先輩、そんな事言っても良いんですか?」
石田が突っ込む。
「アホ。三上、お前なんて言うことを言うんだ」
そう言って鶴田は三上の頭をまた叩いた。
「痛い。言ったのは先輩じゃないですか」
「何を言っている。俺はお前の代わりに答えてやっただけだ」
三上の文句に悠然と鶴田は答えていた。
「ちょっとそのあたりから調べてみるか。お前ら聞き出せるだけ聞いてこい」
鶴田は一年に指示を出した。
放課後、山岳部の部室に一同集まった。
「先輩。二年生に聞いたら吾妻先輩等だけでなくて、上野さんと遠山さんも休みだそうですよ」
「上野は吾妻の友達だろう。この前、山にも来ていた」
「テニス部です」
「遠山って誰だった?」
「先輩知らないんですか?」
「放送部のきれいな先輩ですよ」
三上と石田が言い出した。
「喝」
鶴田はそう言うと二人の頭を叩いた。
「「痛い!」」
「お前らはまだまだ修行が足りん。女を綺麗だ可愛いだで分け隔てするのは良くない」
「なんですか。それは。生グソ坊主のくせに」
「石田。なにか言ったか」
「いえ何も」
鶴田の視線に慌てて石田が首をふる。
「遠山さんは良く吾妻先輩の妹さんといますよ。ロングヘアの」
「ああ、あの可愛い子か」
「先輩。先輩も可愛いって今言いましたよね」
「信じられない」
二人が騒ぎ立てるが、
「そうか、4人も行方不明か」
鶴田は話題を変えた。
「それ以外に吾妻先輩が二人乗りしていたまどかって女の人とその子と親しい堀田って先輩も学校に来ていないみたいですよ」
「6人もか?」
鶴田は驚いた。
「なんか放送部の面々もこれはおかしいって動き出していました」
三上が言う。
「そうか。では俺等もぼうっとしてられんな」
「どうするんですか?」
立ち上がった鶴田に三上が聞いた。
「行くぞ」
「行くってどこに?」
三上が馬鹿正直に聞いていた。
「愚か者!」
そう叫んで鶴田は三上の頭を叩いた。
「痛い! 先輩。人の頭叩くの止めてもらえます。先輩と違って僕まだ馬鹿じゃないんで。これ以上悪くなったらどうするんですか?」
「なにか言ったか」
「いえ何も」
三上は慌てて誤魔化す。
「困った時は神頼みだ。城の山神社に決まっているだろう」
「なんですか? そんな理由ですか!」
完全にバカにして三上が言った。
「三上。鶴田さんが言い出すのはそんな理由に決まっているだろ」
石田が馬鹿にしたように言った。
「お前ら、神様を馬鹿にすると罰が当たるぞ」
「本当にそんな理由で行くんですか?」
「オラオラ行くぞ」
二人は仕方無しに鶴田さんについていくことにした。
そして、核心に当たることになるのだ。
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり