30 / 36
敵の本拠地の工場を攻撃することにしました
「まどか様。大丈夫なのですか?」
宰相が小声で尋ねるのがきこえた。
「大丈夫な訳ないでしょ! 無理やり出て来たのよ。ここで負ける訳にはいかないでしょ」
まどかの声に翔太は少し暗くなった。
「翔太も何を落ち込んでいるのよ。そんな暇なんて無いのよ!」
「でも、母さん!」
「うそ、翔太が私の事を母さんって呼んでくれたわよ。博文」
「ようございましたな」
宰相の名前が博文だというのを初めて知った翔太だったが、今はそれどころでは無かった。
「しかし、今はそんな事よりも、もっと大切な事があるでしょう」
宰相が言ってくれた。
「そうよ。全軍で敵の本拠地を叩くのよ」
「えっ、敵の本拠地を叩くの? どうやって」
「そこは母さんに任せておきなさい。敵は本拠地の工場からどんどん生産されているんだから。それを叩かない限りこちらは負けるのよ」
まどかは言い切った。
「でもどうされるおつもりですか?」
宰相が聞いてくれた。
「残りの全戦力を叩きつけるしかないわ」
「戦力と言っても大半の戦力は出払っておりますが」
「ふんっ、私を誰だと思ってるの? この世界を作り出した創造主よ」
まどかは胸を張って言い切った。
「出でよ、ドラゴン」
そこには二匹の巨大な龍が現れたのだ。
その一匹にまどかが飛び乗った。
「もう一匹は翔太が乗りなさい」
「判った」
翔太の前にもう一頭が首を垂れた。
翔太が飛び乗る。
「私も行く」
翔太の後ろに結衣が乗ってきた。
「えっ、結衣」
驚いて翔太は振り返る。
「良いの? 結衣さん。あなたを危険な目に遭わせたら美保に会わせる顔がないんだけど」
まどかが戸惑うが、
「この件が失敗したら、私達の世界もただでは済まないんでしょ」
「そらあ、まあ、そうだけど」
一瞬、まどかは躊躇した。
「陛下、時間がありません」
いつの間にか馬に乗って傍に来た堀田が言った。
「仕方がないわね。博文。こちらはお願いよ。堀田。騎士の精鋭を連れてきなさい。目標は敵の主力工場の心臓部の破壊よ」
まどかが皆を見渡して宣言した。
「翔太。約束して。そこで何を見ても必ず破壊するって」
「えっ、俺が破壊するのか?」
「そうよ。おそらく、貴方しかできないわ」
まどかが言いきった。
「何を見ても必ず、破壊するのよ。このペンダントを上げるわ。これを投げつけなさい」
赤く光るペンダントをまどかは翔太に渡した。
「いいわね。失敗したらこちらにいる軍があなた達の世界に逆侵攻するのよ。そうなったらあなた達の世界も終わりよ。判ったわね」
まどかは再度翔太に念押ししたのだ。
「結衣さん。あなたは翔太が躊躇したら必ず投げてね。私のためにね。これ以上苦しい生活は嫌なの」
まどかが結衣にも言った。
「いや、判った。母さん。必ず俺が投げつけるよ」
翔太は約束した。
「では皆行くわよ」
まどかが叫んだ。
「行くでし」
「行くわ」
「行くわよ」
まどかの言葉と共にまどかの周りがピカピカ光って、次々に妖精たちが現れたのだ。
「おおおお、昔のように妖精たちが現れましたな」
「しばらく、息をひそめていただけよ。彼らも一緒に戦ってくれるわ」
まどかは全員をみた。
「いいわね。最後の一兵になっても、必ず心臓部を破壊するのよ」
「「「「了解です」」」」
全員頷いたのだ。
「作戦開始」
まどかの龍が空に舞い上がった。
それに翔太が続く。
100騎の天馬たちと妖精の大軍が続く。
大軍となって一行は一路的本拠地に向かって進撃を開始した。
宰相が小声で尋ねるのがきこえた。
「大丈夫な訳ないでしょ! 無理やり出て来たのよ。ここで負ける訳にはいかないでしょ」
まどかの声に翔太は少し暗くなった。
「翔太も何を落ち込んでいるのよ。そんな暇なんて無いのよ!」
「でも、母さん!」
「うそ、翔太が私の事を母さんって呼んでくれたわよ。博文」
「ようございましたな」
宰相の名前が博文だというのを初めて知った翔太だったが、今はそれどころでは無かった。
「しかし、今はそんな事よりも、もっと大切な事があるでしょう」
宰相が言ってくれた。
「そうよ。全軍で敵の本拠地を叩くのよ」
「えっ、敵の本拠地を叩くの? どうやって」
「そこは母さんに任せておきなさい。敵は本拠地の工場からどんどん生産されているんだから。それを叩かない限りこちらは負けるのよ」
まどかは言い切った。
「でもどうされるおつもりですか?」
宰相が聞いてくれた。
「残りの全戦力を叩きつけるしかないわ」
「戦力と言っても大半の戦力は出払っておりますが」
「ふんっ、私を誰だと思ってるの? この世界を作り出した創造主よ」
まどかは胸を張って言い切った。
「出でよ、ドラゴン」
そこには二匹の巨大な龍が現れたのだ。
その一匹にまどかが飛び乗った。
「もう一匹は翔太が乗りなさい」
「判った」
翔太の前にもう一頭が首を垂れた。
翔太が飛び乗る。
「私も行く」
翔太の後ろに結衣が乗ってきた。
「えっ、結衣」
驚いて翔太は振り返る。
「良いの? 結衣さん。あなたを危険な目に遭わせたら美保に会わせる顔がないんだけど」
まどかが戸惑うが、
「この件が失敗したら、私達の世界もただでは済まないんでしょ」
「そらあ、まあ、そうだけど」
一瞬、まどかは躊躇した。
「陛下、時間がありません」
いつの間にか馬に乗って傍に来た堀田が言った。
「仕方がないわね。博文。こちらはお願いよ。堀田。騎士の精鋭を連れてきなさい。目標は敵の主力工場の心臓部の破壊よ」
まどかが皆を見渡して宣言した。
「翔太。約束して。そこで何を見ても必ず破壊するって」
「えっ、俺が破壊するのか?」
「そうよ。おそらく、貴方しかできないわ」
まどかが言いきった。
「何を見ても必ず、破壊するのよ。このペンダントを上げるわ。これを投げつけなさい」
赤く光るペンダントをまどかは翔太に渡した。
「いいわね。失敗したらこちらにいる軍があなた達の世界に逆侵攻するのよ。そうなったらあなた達の世界も終わりよ。判ったわね」
まどかは再度翔太に念押ししたのだ。
「結衣さん。あなたは翔太が躊躇したら必ず投げてね。私のためにね。これ以上苦しい生活は嫌なの」
まどかが結衣にも言った。
「いや、判った。母さん。必ず俺が投げつけるよ」
翔太は約束した。
「では皆行くわよ」
まどかが叫んだ。
「行くでし」
「行くわ」
「行くわよ」
まどかの言葉と共にまどかの周りがピカピカ光って、次々に妖精たちが現れたのだ。
「おおおお、昔のように妖精たちが現れましたな」
「しばらく、息をひそめていただけよ。彼らも一緒に戦ってくれるわ」
まどかは全員をみた。
「いいわね。最後の一兵になっても、必ず心臓部を破壊するのよ」
「「「「了解です」」」」
全員頷いたのだ。
「作戦開始」
まどかの龍が空に舞い上がった。
それに翔太が続く。
100騎の天馬たちと妖精の大軍が続く。
大軍となって一行は一路的本拠地に向かって進撃を開始した。
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。