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結衣視点 弟の秘密を聞いてしまって動揺しました
私、吾妻結衣には、双子のなまいきな弟がいる。
生まれた時から私の横にいるから、親しみはあるが、生意気だ。
弟のくせに兄だと抜かしてくれるのだ。
本当に信じられない。
女の方が偉いから私の方が姉に決まっているではないか。
家ではお母さんの方が強いし、莉子の家もお母さんの方が強い。
当然我が家も私の方が強いのだ。
一時期は弟を守るのが私の仕事だった。
でも、小学校の高学年になり翔太の方が身長が高くなると途端に威張りだしてくれたのだ。
本当に浅はかだ。
小学校の弟に口でなんか負けないのだ。
「莉子は弟君可愛い。少しハンサムだし」
とか言うけれど、私にとっては本当に生意気な弟に過ぎないのだ。
小6になった、ある晩だ。
私は何故か夜中に目を覚ました。
まだ12時前だったと思う。
水を飲みに台所に降りた時だ。リビングで母と父が話しているのをきいてしまったのだ。
「翔太も大きくなったな。預かった時はどうなるかと思ったが」
「本当よね。結衣と血が繋がっていなくても本当の兄妹みたいだもの。喧嘩しだしたら大変だけど」
「まあ、今は口では女の結衣に勝てるわけないし、翔太は手は出さないだろう」
「それはそうよ。力勝負ならさすがに翔太の方が強いわよ」
私は両親の話を聞いて唖然とした。
翔太と私は血が繋がっていない。
その言葉は私にとって衝撃的だった。
「結衣、貴方と翔太君ってそんなに似ていないわね」
確かに前に莉子にそう言われたこともあった。
でも、二卵性の双子なんてそんなものだろうと私は気にも留めなかったのだ。
でも、血が繋がっていなければ似ていないのも当たり前だ。
それからだ。お風呂に一緒に入るのをやめたのは。
「まあ、あなた達も良い年ごろだもんね」
母は笑って言ってくれたが、血が繋がっていないと思うと翔太に異性を意識しだしたのだ。それまでは本当の兄妹として何も思っていなかったのに。
それからは事あるごとに意識した。
でも、学校も同じだし、離れようとしても離れられない。
当然中学も公立で同じだった。
部活は別々だったけれど、元々お互いの友達も良く知っている子が大半で、上野君にしても莉子にしても良く知っていた。
だから一緒に勉強したら重なることもあってそのままなし崩し的に一緒に勉強することもあった。
私は英語が、翔太は数学が得意なのだ。
テスト前なんて判らないと翔太に聞くのが楽だしすぐに聞いた。
その度に翔太が嫌味言うので、むかついた私はそれからテスト勝負をかけたのだ。
数学では負けだか、国英は圧勝だった。だから圧倒的に私の方が有利だった。
地元で有名なパフェ屋さんとか、無理やり翔太に連れて行かせたりしたのだ。
文句を言う割に翔太はちゃんと連れて行ってくれたし、何かあっても守ってくれたのだ。
その点、翔太はとても頼りになった。
高校も翔太が地元の高校にすると聞いて、この城の山高校にしたのだ。
なんとなく別の高校になるのが嫌だったのだ。
そんな翔太に彼女が出来たら私の居場所がなくなるかもしれないと一時期はとてもナーバスになった。
莉子が翔太に話しかけても怒るほどに。
「本当に結衣はブラコンね」
呆れて莉子が言ってくれたけれど、正確にはブラコンじゃない。だって私達は血が繋がっていないから。
でも、翔太はそれを知らないのだ。
それが私には悩みの種だった。
全然私を異性として、意識していないのだ。
平気で一緒にお風呂に入って来ようとするし、家の中では平気でパンツ一丁で歩いてくれた。
私が注意したら、「兄弟だからいいじゃん」
と全然気にしていないのだ。
それに私はムッとしてしまったが、莉子に文句を言ったら、
「兄妹なんてそんな物よ。うちなんてお兄は大学生だけど、未だにパンツ一丁でうろうろしているわよ」
と笑われてしまったのだ。
でも、そんな翔太に彼女も出来なくて私は安心しきっていたのだ。
そんな時だった。
翔太のクラスにまどかが転校してきたのは。
私はその後まどかと翔太の関係にやきもちすることになったのだ。
生まれた時から私の横にいるから、親しみはあるが、生意気だ。
弟のくせに兄だと抜かしてくれるのだ。
本当に信じられない。
女の方が偉いから私の方が姉に決まっているではないか。
家ではお母さんの方が強いし、莉子の家もお母さんの方が強い。
当然我が家も私の方が強いのだ。
一時期は弟を守るのが私の仕事だった。
でも、小学校の高学年になり翔太の方が身長が高くなると途端に威張りだしてくれたのだ。
本当に浅はかだ。
小学校の弟に口でなんか負けないのだ。
「莉子は弟君可愛い。少しハンサムだし」
とか言うけれど、私にとっては本当に生意気な弟に過ぎないのだ。
小6になった、ある晩だ。
私は何故か夜中に目を覚ました。
まだ12時前だったと思う。
水を飲みに台所に降りた時だ。リビングで母と父が話しているのをきいてしまったのだ。
「翔太も大きくなったな。預かった時はどうなるかと思ったが」
「本当よね。結衣と血が繋がっていなくても本当の兄妹みたいだもの。喧嘩しだしたら大変だけど」
「まあ、今は口では女の結衣に勝てるわけないし、翔太は手は出さないだろう」
「それはそうよ。力勝負ならさすがに翔太の方が強いわよ」
私は両親の話を聞いて唖然とした。
翔太と私は血が繋がっていない。
その言葉は私にとって衝撃的だった。
「結衣、貴方と翔太君ってそんなに似ていないわね」
確かに前に莉子にそう言われたこともあった。
でも、二卵性の双子なんてそんなものだろうと私は気にも留めなかったのだ。
でも、血が繋がっていなければ似ていないのも当たり前だ。
それからだ。お風呂に一緒に入るのをやめたのは。
「まあ、あなた達も良い年ごろだもんね」
母は笑って言ってくれたが、血が繋がっていないと思うと翔太に異性を意識しだしたのだ。それまでは本当の兄妹として何も思っていなかったのに。
それからは事あるごとに意識した。
でも、学校も同じだし、離れようとしても離れられない。
当然中学も公立で同じだった。
部活は別々だったけれど、元々お互いの友達も良く知っている子が大半で、上野君にしても莉子にしても良く知っていた。
だから一緒に勉強したら重なることもあってそのままなし崩し的に一緒に勉強することもあった。
私は英語が、翔太は数学が得意なのだ。
テスト前なんて判らないと翔太に聞くのが楽だしすぐに聞いた。
その度に翔太が嫌味言うので、むかついた私はそれからテスト勝負をかけたのだ。
数学では負けだか、国英は圧勝だった。だから圧倒的に私の方が有利だった。
地元で有名なパフェ屋さんとか、無理やり翔太に連れて行かせたりしたのだ。
文句を言う割に翔太はちゃんと連れて行ってくれたし、何かあっても守ってくれたのだ。
その点、翔太はとても頼りになった。
高校も翔太が地元の高校にすると聞いて、この城の山高校にしたのだ。
なんとなく別の高校になるのが嫌だったのだ。
そんな翔太に彼女が出来たら私の居場所がなくなるかもしれないと一時期はとてもナーバスになった。
莉子が翔太に話しかけても怒るほどに。
「本当に結衣はブラコンね」
呆れて莉子が言ってくれたけれど、正確にはブラコンじゃない。だって私達は血が繋がっていないから。
でも、翔太はそれを知らないのだ。
それが私には悩みの種だった。
全然私を異性として、意識していないのだ。
平気で一緒にお風呂に入って来ようとするし、家の中では平気でパンツ一丁で歩いてくれた。
私が注意したら、「兄弟だからいいじゃん」
と全然気にしていないのだ。
それに私はムッとしてしまったが、莉子に文句を言ったら、
「兄妹なんてそんな物よ。うちなんてお兄は大学生だけど、未だにパンツ一丁でうろうろしているわよ」
と笑われてしまったのだ。
でも、そんな翔太に彼女も出来なくて私は安心しきっていたのだ。
そんな時だった。
翔太のクラスにまどかが転校してきたのは。
私はその後まどかと翔太の関係にやきもちすることになったのだ。
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