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聖女視点 王太子と学園に一緒に行って悪役令嬢をぎゃふんと言わせてやりました
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そして、私は男爵家に迎えられたのだが、長い時間を過ごす間もなく、教会からの迎えの馬車が来たのだった。
大聖堂で迎えてくれたアズナヴール教皇はいやらしい視線で私を見てくれた。
私は年の割には胸が大きくてかわいらしいのだ。
「教皇様。これからよろしくお願いしますね」
私が両手を組んで上目遣いに見上げてやると、
「神の加護が聖女にあらんことを」
いやらしい笑みを浮かべて祝福してくれた。
女神様に一番愛されている聖女の私に教皇風情が祝福してどうするのよ!
と思わなくもなかった。
何しろ私をこのヒロインに転生させてくれたのはこの教会に奉られている女神様なのだ。
私は無敵だった。
私は攻撃魔術は使えなかったが、癒やし魔術は大半が使えた。それに古語は読めたし、数学も出来た。数学の落ちこぼれの私ができる方だなんてこの世界の学力はどれだけ低いんだよと私は完全に舐めていた。教会では訳のわからない歴史の授業や、礼儀作法の授業なんかも受けさせられたが、ほとんど無視した。
それよりも、金持ちや貴族相手に癒やし魔術を使って治療にいそしんだのだ。
平民相手に癒やし魔術を行っても一銭のもうけにもならないが、金持ちや貴族は私が癒やし魔術を行うと教会に多くの寄進をしてくれた。
我が養父は大商会のオーナーだ。小遣いに不意自由はしていなかったが、
「教皇様。私も少しお小遣いがほしいです」
私が教皇に流し目を使ってみた。すると教皇はその寄付の一割を教皇は私に小遣いとしてくれるようになったのだ。
一割だけなんてなんてケチなんだ。と思ったが、
「ありがとうございます」
とお礼を言っておいた。まあ、軍資金は多いほど良い。何しろ相手は公爵令嬢のなのだ。
私は精力的に貴族や金持ちの相手をした。
そうして、国や貴族界に聖女である私を売り込んだのだった。
そして、ついに学園が始まる時が来た。
私は入学式の朝に王宮を訪問したいと教皇に無理を言ったのだ。
「今からか?」
教皇はさすがに難色を示したが、
「学園に入る前に王太子殿下にご挨拶したいのです」
私は上目遣いに教皇にお願いしたのだ。
昨日王宮にお邪魔した時に王太子は出てこなかったのだ。
ゲームのスタートは普通は入学式からなのだが、逆ハーレムルートでは入学式の前に王宮にご挨拶に行ってそこで王太子と会って恋に落ちるのだ。
何としても入学式前に王太子と会わないと。
そして、逆ハーレムモードに進むのだ。
いきなり訪問してきた教皇と聖女の私に王宮側は躊躇したが、
「昨夜、女神様の夢を見まして、入学式の前に王太子にご挨拶せよとしかられました」
適当な理由をでっち上げたら、慌てて国王夫妻のところに案内された。
陛下に同じ事をお話しすると
「ああ、昨日は息子と会えてなかったか」
仕方が無さそうに国王は王太子を呼んでくれた。
「入学式前の忙しい時に何ですか?」
不機嫌さを隠さずにエミールが入ってきた。
やっと会えた。生エミールだ。私は感激した。
「エミール。教皇猊下と聖女様の前ですよ」
王妃様が注意してくれた。
「猊下が言われるには聖女様が貴族が大半を占める王立学園に通うのに不安を覚えられているとのことで、王太子であるその方にも前もって挨拶がしたかったそうだ」
「エミール。聖女様のご不安を取り除いてあげるのですよ。前もって話したように学園内ではくれぐれも聖女様に気を使ってあげてね」
一瞬エミールは苛っとしたようだが、私を見ると笑みを浮かべてくれたのだ。
「これは聖女アニエス・ボラック男爵令嬢。あなたも既に貴族の令嬢なのだ。何の不安もないでしょう」
エミールはにこやかに笑ってくれた。私はその笑顔に当てられてぼうっとしてしまった。
「はい。エミール様。よろしくお願いします」
私は両手を前に組んで上目遣いにエミールを見上げたのだ。
「猊下。私はアニエス・ボラック男爵令嬢に名を呼んで良いと許可した覚えはないが」
目を細めてエミールが教皇に意見していた。ツンデレモードだ。こういうエミールは初めてで私には目新しかった。
「申し訳ありません。殿下。何分アニエス様はまだ、貴族の礼儀作法に疎いものでして」
「エミール様。申し訳ありません」
私も一応頭を下げたのだ。
「いや、しかし、聖女となってもう一年にもなろう」
「アニエス様は癒やし魔術を施すので忙しくて、中々教育まで手が回らなかったのです」
教皇がエミールに謝ってくれた。
「エミール。少しくらい大目に見てあげなさい」
王妃様も私をフォローしてくれた。
エミールは一瞬逡巡していたが、
「私のことを名で呼ぶのは止めて頂きたい」
エミールは私を見て言ってくれた。
「判りました。エミール様」
私の返事にエミールはむっとしたようだが、私は無視した。だってゲームではエミール様呼びだったんだもの。それ以外の呼び方はあり得なかった。
「エミール。時間がないんじゃないの?」
お怒りモードのエミールに王妃様が注意してくれた。
「そうですね。私はそろそろ学園に行きます」
「じゃあ、エミール。アニエスさんも学園に連れて行ってあげてくれる」
王妃様がエミールに頼んでくれたのだ。
「えっ、何故私が?」
不機嫌極まりない表情でエミールが王妃を見た。
「だって一緒のところに行くんでしょう? 聖女様の面倒はきちんと見るってあなたと約束したわよね」
王妃様が文句を言うエミールを説得してくれた。
「判りました。ボラック男爵令嬢。行こうか」
「殿下。その呼び名は聖女様にはどうかと思いますが」
「そうです。私のことはアニエスとお呼びください」
私も教皇の尻馬に乗って言ってみた。
「私には婚約者がいるのに他の令嬢を名前では呼べない」
「そんな、エミール様。悲しいです」
あくまでも悪役令嬢を立てるエミールに私は少しいらっときて上目遣いで、エミールを下から見上げた。普通このうるっとした瞳で見られたら皆表情を緩めてくれるのだ。
「だから私のことは名前で呼ぶなと申しているだろう」
でも、エミールには通用しなかった。更に怒りだしたんだけど。
「エミール。聖女様にちょっと言葉がきついのでは無くて」
「しかし、母上」
「それよりも時間が無いのではないのか」
王妃様と陛下が横から助けてくれた。
「ボラック男爵令嬢。行くぞ」
エミールが早足で歩き出したのだ。
「ちょっとエミール様」
私は慌てて追いかけようとして足がもつれた振りをしたのだ。
「キャッ!」
そう言って転けて見せたのだ。
「何をしている、女は皆転けるものなのか?」
エミール様が呆れて言ってくれた。
その顔に苦笑いが浮かんでいるのを見て、私はほっとした。
少しはエミール様の懐に入れたのだ。
わざと転けた甲斐があった。
ここから馬車まで手を引いてもらえるか、うまくいけばお姫様抱っこしてもらえるかも。
私はゲーム中では何回もエミールにお姫様抱っこをしてもらっていたのだ。
「おい。聖女を抱きかかえてやれ」
しかし、エミールは自分ではなくて騎士に命じてくれたのだ。
「そ、そんな」
私は唖然とした。
私が聖女になって転生したのに!
でも、まだまだ負けない。
馬車の中ではエミールは静かに外を見ていたのだ。
私が話しかけてもほとんど反応してくれないのだ。
というか、王宮から学園は隣なのですぐだった。
ここからが勝負だ。
学園の場所乗り場でまず、エミールが降り立ったのだ。
皆キャーキャー騒いでくれた。
そして、ここではさすがにエミールがエスコートして私を馬車から降ろしてくれたのだ。
「あの方は聖女様よ」
「まあ、何て事なの? 王太子殿下ととてもお似合いだわ」
「しぃぃぃぃ! 王太子殿下には他に婚約者がいらっしゃるはずよ」
「確か、ロワール公爵家の我が儘娘だったわ」
「でも、殿下のお相手はどう見ても聖女様がお似合いじゃない!」
「本当に」
私は周りの者達の声を聞いてほくそ笑んでいた。
この学園に入る前にいろいろ貴族の集まりにも出て、名前を売って社交をしてきた甲斐があった。
そして、私は王子について歩きながら、エミールの馬車から私が降りてきたのを見て驚いているクラリスを捉えたのだ。遠くだったので、エミールは気付いていないみたいだった。そして、私は勝ち誇った笑みでクラリスの方に微笑みかけてやったのだ。
*************************************************
ここまで読んで頂いて有り難うございました。
聖女視線でした。果たしてクラリスはこの強心臓の聖女に勝てるのか?
続きは明日です。
大聖堂で迎えてくれたアズナヴール教皇はいやらしい視線で私を見てくれた。
私は年の割には胸が大きくてかわいらしいのだ。
「教皇様。これからよろしくお願いしますね」
私が両手を組んで上目遣いに見上げてやると、
「神の加護が聖女にあらんことを」
いやらしい笑みを浮かべて祝福してくれた。
女神様に一番愛されている聖女の私に教皇風情が祝福してどうするのよ!
と思わなくもなかった。
何しろ私をこのヒロインに転生させてくれたのはこの教会に奉られている女神様なのだ。
私は無敵だった。
私は攻撃魔術は使えなかったが、癒やし魔術は大半が使えた。それに古語は読めたし、数学も出来た。数学の落ちこぼれの私ができる方だなんてこの世界の学力はどれだけ低いんだよと私は完全に舐めていた。教会では訳のわからない歴史の授業や、礼儀作法の授業なんかも受けさせられたが、ほとんど無視した。
それよりも、金持ちや貴族相手に癒やし魔術を使って治療にいそしんだのだ。
平民相手に癒やし魔術を行っても一銭のもうけにもならないが、金持ちや貴族は私が癒やし魔術を行うと教会に多くの寄進をしてくれた。
我が養父は大商会のオーナーだ。小遣いに不意自由はしていなかったが、
「教皇様。私も少しお小遣いがほしいです」
私が教皇に流し目を使ってみた。すると教皇はその寄付の一割を教皇は私に小遣いとしてくれるようになったのだ。
一割だけなんてなんてケチなんだ。と思ったが、
「ありがとうございます」
とお礼を言っておいた。まあ、軍資金は多いほど良い。何しろ相手は公爵令嬢のなのだ。
私は精力的に貴族や金持ちの相手をした。
そうして、国や貴族界に聖女である私を売り込んだのだった。
そして、ついに学園が始まる時が来た。
私は入学式の朝に王宮を訪問したいと教皇に無理を言ったのだ。
「今からか?」
教皇はさすがに難色を示したが、
「学園に入る前に王太子殿下にご挨拶したいのです」
私は上目遣いに教皇にお願いしたのだ。
昨日王宮にお邪魔した時に王太子は出てこなかったのだ。
ゲームのスタートは普通は入学式からなのだが、逆ハーレムルートでは入学式の前に王宮にご挨拶に行ってそこで王太子と会って恋に落ちるのだ。
何としても入学式前に王太子と会わないと。
そして、逆ハーレムモードに進むのだ。
いきなり訪問してきた教皇と聖女の私に王宮側は躊躇したが、
「昨夜、女神様の夢を見まして、入学式の前に王太子にご挨拶せよとしかられました」
適当な理由をでっち上げたら、慌てて国王夫妻のところに案内された。
陛下に同じ事をお話しすると
「ああ、昨日は息子と会えてなかったか」
仕方が無さそうに国王は王太子を呼んでくれた。
「入学式前の忙しい時に何ですか?」
不機嫌さを隠さずにエミールが入ってきた。
やっと会えた。生エミールだ。私は感激した。
「エミール。教皇猊下と聖女様の前ですよ」
王妃様が注意してくれた。
「猊下が言われるには聖女様が貴族が大半を占める王立学園に通うのに不安を覚えられているとのことで、王太子であるその方にも前もって挨拶がしたかったそうだ」
「エミール。聖女様のご不安を取り除いてあげるのですよ。前もって話したように学園内ではくれぐれも聖女様に気を使ってあげてね」
一瞬エミールは苛っとしたようだが、私を見ると笑みを浮かべてくれたのだ。
「これは聖女アニエス・ボラック男爵令嬢。あなたも既に貴族の令嬢なのだ。何の不安もないでしょう」
エミールはにこやかに笑ってくれた。私はその笑顔に当てられてぼうっとしてしまった。
「はい。エミール様。よろしくお願いします」
私は両手を前に組んで上目遣いにエミールを見上げたのだ。
「猊下。私はアニエス・ボラック男爵令嬢に名を呼んで良いと許可した覚えはないが」
目を細めてエミールが教皇に意見していた。ツンデレモードだ。こういうエミールは初めてで私には目新しかった。
「申し訳ありません。殿下。何分アニエス様はまだ、貴族の礼儀作法に疎いものでして」
「エミール様。申し訳ありません」
私も一応頭を下げたのだ。
「いや、しかし、聖女となってもう一年にもなろう」
「アニエス様は癒やし魔術を施すので忙しくて、中々教育まで手が回らなかったのです」
教皇がエミールに謝ってくれた。
「エミール。少しくらい大目に見てあげなさい」
王妃様も私をフォローしてくれた。
エミールは一瞬逡巡していたが、
「私のことを名で呼ぶのは止めて頂きたい」
エミールは私を見て言ってくれた。
「判りました。エミール様」
私の返事にエミールはむっとしたようだが、私は無視した。だってゲームではエミール様呼びだったんだもの。それ以外の呼び方はあり得なかった。
「エミール。時間がないんじゃないの?」
お怒りモードのエミールに王妃様が注意してくれた。
「そうですね。私はそろそろ学園に行きます」
「じゃあ、エミール。アニエスさんも学園に連れて行ってあげてくれる」
王妃様がエミールに頼んでくれたのだ。
「えっ、何故私が?」
不機嫌極まりない表情でエミールが王妃を見た。
「だって一緒のところに行くんでしょう? 聖女様の面倒はきちんと見るってあなたと約束したわよね」
王妃様が文句を言うエミールを説得してくれた。
「判りました。ボラック男爵令嬢。行こうか」
「殿下。その呼び名は聖女様にはどうかと思いますが」
「そうです。私のことはアニエスとお呼びください」
私も教皇の尻馬に乗って言ってみた。
「私には婚約者がいるのに他の令嬢を名前では呼べない」
「そんな、エミール様。悲しいです」
あくまでも悪役令嬢を立てるエミールに私は少しいらっときて上目遣いで、エミールを下から見上げた。普通このうるっとした瞳で見られたら皆表情を緩めてくれるのだ。
「だから私のことは名前で呼ぶなと申しているだろう」
でも、エミールには通用しなかった。更に怒りだしたんだけど。
「エミール。聖女様にちょっと言葉がきついのでは無くて」
「しかし、母上」
「それよりも時間が無いのではないのか」
王妃様と陛下が横から助けてくれた。
「ボラック男爵令嬢。行くぞ」
エミールが早足で歩き出したのだ。
「ちょっとエミール様」
私は慌てて追いかけようとして足がもつれた振りをしたのだ。
「キャッ!」
そう言って転けて見せたのだ。
「何をしている、女は皆転けるものなのか?」
エミール様が呆れて言ってくれた。
その顔に苦笑いが浮かんでいるのを見て、私はほっとした。
少しはエミール様の懐に入れたのだ。
わざと転けた甲斐があった。
ここから馬車まで手を引いてもらえるか、うまくいけばお姫様抱っこしてもらえるかも。
私はゲーム中では何回もエミールにお姫様抱っこをしてもらっていたのだ。
「おい。聖女を抱きかかえてやれ」
しかし、エミールは自分ではなくて騎士に命じてくれたのだ。
「そ、そんな」
私は唖然とした。
私が聖女になって転生したのに!
でも、まだまだ負けない。
馬車の中ではエミールは静かに外を見ていたのだ。
私が話しかけてもほとんど反応してくれないのだ。
というか、王宮から学園は隣なのですぐだった。
ここからが勝負だ。
学園の場所乗り場でまず、エミールが降り立ったのだ。
皆キャーキャー騒いでくれた。
そして、ここではさすがにエミールがエスコートして私を馬車から降ろしてくれたのだ。
「あの方は聖女様よ」
「まあ、何て事なの? 王太子殿下ととてもお似合いだわ」
「しぃぃぃぃ! 王太子殿下には他に婚約者がいらっしゃるはずよ」
「確か、ロワール公爵家の我が儘娘だったわ」
「でも、殿下のお相手はどう見ても聖女様がお似合いじゃない!」
「本当に」
私は周りの者達の声を聞いてほくそ笑んでいた。
この学園に入る前にいろいろ貴族の集まりにも出て、名前を売って社交をしてきた甲斐があった。
そして、私は王子について歩きながら、エミールの馬車から私が降りてきたのを見て驚いているクラリスを捉えたのだ。遠くだったので、エミールは気付いていないみたいだった。そして、私は勝ち誇った笑みでクラリスの方に微笑みかけてやったのだ。
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ここまで読んで頂いて有り難うございました。
聖女視線でした。果たしてクラリスはこの強心臓の聖女に勝てるのか?
続きは明日です。
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