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公爵家の騎士視点 幼い皇女を助け、反逆者を討ち滅ぼすために駆け出しました
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俺の名はアッカーマン・ユルゲンス、元近衛騎士でホフマン公爵の下で三十年以上働いていた。
今は現役を退職しホフマン領の端で畑を耕していた。
我がホフマン家はこのハンブルク王国の建国時代からの武の名門で、基本的にはハンブルク王国が平和でいられるのはこのホフマン家があってのことだと思っている。武の名門はキンメルとかいう三流侯爵家もあるにはあるが、規模といい戦力といい違いすぎた。
何しろ我がホフマン公爵家は人口50万人のうち、男女関係なしに大半が騎士あるいは戦士なのだ。普通は人口50万人いれば騎士や戦士はその1%の五千人くらいだ。いても1万人だ。それが大げさに言えば50万人もいるのだ。異常といえば異常だ。
当然、商店や鍛冶屋やレストランもあるにはあるが、その従業員も兄弟、親戚の中で一人は必ず現役の騎士や戦士がいるという領地だ。果物屋の亭主もレストランの料理長ですら最低の護身術くらいは使える領地なのだ。何しろ物心ついた時から子供の時からおもちゃは武具なのだ。剣や弓だ。
こんな領地だから盗賊や魔物達もほとんどいなかった。いれば皆でよってたかって征伐するし捕縛するのだ。子供達の遊びが魔物退治なのだ。普通の領地ではあり得なかった。
その仕えるところはホフマン公爵家は元より、ハンブルク王国内にとどまらず帝国内やその属国にも広がっていた。
そんな俺様が近衛でホフマン公爵の近くに近侍できたのは運が良かったからだ。
近衛や騎士団、ホフマン公爵家の騎士団などで就職できなかったものが、帝国の騎士団や属国の騎士団に就職するのだ。基本的に各騎士団にはホフマン枠なるものがある。
他の領地よりも優遇されているって?
逆だ。
その騎士団の中であまりにも多くのホフマン公爵家の出身の騎士が増えのは良くないということで各騎士団で規制されているのだ。多くて2割、帝国の皇帝に嫌われているからか帝国で1割だ。
まあ、その2割や1割がその騎士団の中の精鋭になるのはいうまでも無かったが……
そんな中、俺はハンブルク王国の近衛騎士団に所属していた。
これは本当に自慢できることだった。
まあ、当然近衛騎士団にもホフマン枠があって一応2割と決められていた。
新たに騎士になるものにとって、その2割を目指していつも過激な競争が待ち構えているのだ。
俺は村の新人騎士の戦いで勝利し、その地方の騎士の戦いでも勝ったので、なんとか近衛騎士になれた。ホフマン領ではその村の戦いですら勝つのは本当に至難の業なのだ。俺はたまたま運が良かったとしか言えなかった。
近衛騎士に落ちたものが公爵家の騎士になって、それにも落ちたものがハンブルク内の騎士団を受けてそれに落ちたものが帝国の騎士になるという形だった。
だから帝国の騎士など大したことが無いというのが我らハンブルク国内に残れた騎士達の矜持だった。
そんな俺が驚いたのは、その公爵家の養女のユリアーナ様が、王妃付きでいけ好かない顔だけ騎士を六歳の時に一撃で倒した時だ。
あの時は本当に驚いた。
ユリアーナ様は三歳の時に二人に一人は命を失うと言われた公爵家の試練の間で現れた黄金の竜を倒してペットにしたとは聞いてはいた。
大方兄であるアルトマイアー様が手助けしたと思っていたのだ。
それが、まさか六歳でいくら顔だけ騎士とはいえ、近衛騎士を吹っ飛ばすなんて予想だにしていなかったのだ。
帝国の皇族に多いとされた銀髪をたなびかせて一瞬で斬り込んだユリアーナ様は本当に美しかった。
俺は目が点になった。
俺等は年に一回か二年に一回、ホンマン公爵家にて特訓に参加させられるのだが、その時にユリアーナ様と戦ったことがあるが、六歳の時にはまだ多少は互角に戦えたのに、八歳では俺は全く歯が立たなくなっていた。これは嫡男のアルトマイアー様並だ。
公爵家には嫡男のアルトマイアー様と次男のエックハルト様がいるがこの養女のユリアーナ様までここまでの力を持っているとは……
公爵家に仕える我らホフマン領の人間としてはこれほど嬉しい事は無かった。これでホフマン家は安泰だと思われたのだ。
しかし、それが甘かった。
なんと帝国皇帝がその才能に嫉妬してユリアーナ様達を亡き者にしようと暗躍していると公爵から通達が回ってきたのだ。
その最後にいざという時は初代様の意思に従い帝国に出奔すると書かれていた。
帝国に出奔するってどういう意味なのだ?
俺にはよく理解できなかった。
とりあえず、俺は戦支度だけはすることにした。
今は畑を耕す老体だが、まだ若い奴らには負けはせぬ。
いざという時は帝国で苦労しているユリアーナ様達を助けに行かねばなるまいと俺は心に決めたのだ。
そして、今日、公爵様から連絡が来た。
「おい、大変だぞ、アッカーマン! 公爵様が立つそうだ!」
隣の畑のギャッスルが公爵様からの回状を持ってきた。
「なになに、皇弟の息子反逆スって、何だ、これは?」
そこには現皇帝が暗躍して前々皇帝一家を弑逆して皇家を乗っ取ったとことが事細やかに書かれていた。そして、公爵が前々皇帝陛下の孫であるユリアーナ様をいかに守ってきたかが書かれていた。
そして、最後に前々皇帝陛下の遺命により反逆者を討ち滅ぼして、本来の皇帝の血筋を受け継ぐユリアーナ様を皇帝に就けるとでかでかと書かれていたのだ。
そうか、かのユリアーナ様は皇族だったのか、道理で後光が差していたはずだ。
俺はそう悟った。
「おい、皇帝を倒すってこれって反逆じゃ無いのか」
ギャッスルは檄文を見てビビったみたいだった。
「ふん。我らはハンブルク王国の剣、初代様は皇弟殿下だったのだ。嫡男のアルトマイアー様も皇位継承権を持っているし、今回は皇位継承権第一位のユリアーナ様を立てて、皇帝位を弑逆によって手に入れた逆賊ヴィクトールを退治するのだ。正義の戦いでは無いか」
俺は拳を握って武者震いした。
これは最近領内で流行っていて家内が必死になって読んでいた恋愛小説そのままでは無いかとふと気付いた。こんな偶然もあるものだ。
「そ、そうか、正義の戦いになるのか」
ギャッスルはやっと理解したみたいだった。
「では、直ちに国境に向かうぞ」
そう言うと俺はそばに置いていた鎧を担ぐと駆け出した。
「おい、アッカーマン、待てよ」
「待ってられるか。これは正義の戦いだぞ」
俺は心の底から熱くなるのが判った。
両親を弑逆された幼いユリアーナ様を助け、前々皇帝を弑逆した悪逆非道の偽皇帝を退治するのだ。
こんな機会に出会えるなど滅多にないことだった。
俺たち騎士は次々に国境に向けて駆け出しのだった。
****************************************
ここまで読んで頂いてありがとうございます
ここから反撃開始です。
続きは明日です。
お楽しみに。
今は現役を退職しホフマン領の端で畑を耕していた。
我がホフマン家はこのハンブルク王国の建国時代からの武の名門で、基本的にはハンブルク王国が平和でいられるのはこのホフマン家があってのことだと思っている。武の名門はキンメルとかいう三流侯爵家もあるにはあるが、規模といい戦力といい違いすぎた。
何しろ我がホフマン公爵家は人口50万人のうち、男女関係なしに大半が騎士あるいは戦士なのだ。普通は人口50万人いれば騎士や戦士はその1%の五千人くらいだ。いても1万人だ。それが大げさに言えば50万人もいるのだ。異常といえば異常だ。
当然、商店や鍛冶屋やレストランもあるにはあるが、その従業員も兄弟、親戚の中で一人は必ず現役の騎士や戦士がいるという領地だ。果物屋の亭主もレストランの料理長ですら最低の護身術くらいは使える領地なのだ。何しろ物心ついた時から子供の時からおもちゃは武具なのだ。剣や弓だ。
こんな領地だから盗賊や魔物達もほとんどいなかった。いれば皆でよってたかって征伐するし捕縛するのだ。子供達の遊びが魔物退治なのだ。普通の領地ではあり得なかった。
その仕えるところはホフマン公爵家は元より、ハンブルク王国内にとどまらず帝国内やその属国にも広がっていた。
そんな俺様が近衛でホフマン公爵の近くに近侍できたのは運が良かったからだ。
近衛や騎士団、ホフマン公爵家の騎士団などで就職できなかったものが、帝国の騎士団や属国の騎士団に就職するのだ。基本的に各騎士団にはホフマン枠なるものがある。
他の領地よりも優遇されているって?
逆だ。
その騎士団の中であまりにも多くのホフマン公爵家の出身の騎士が増えのは良くないということで各騎士団で規制されているのだ。多くて2割、帝国の皇帝に嫌われているからか帝国で1割だ。
まあ、その2割や1割がその騎士団の中の精鋭になるのはいうまでも無かったが……
そんな中、俺はハンブルク王国の近衛騎士団に所属していた。
これは本当に自慢できることだった。
まあ、当然近衛騎士団にもホフマン枠があって一応2割と決められていた。
新たに騎士になるものにとって、その2割を目指していつも過激な競争が待ち構えているのだ。
俺は村の新人騎士の戦いで勝利し、その地方の騎士の戦いでも勝ったので、なんとか近衛騎士になれた。ホフマン領ではその村の戦いですら勝つのは本当に至難の業なのだ。俺はたまたま運が良かったとしか言えなかった。
近衛騎士に落ちたものが公爵家の騎士になって、それにも落ちたものがハンブルク内の騎士団を受けてそれに落ちたものが帝国の騎士になるという形だった。
だから帝国の騎士など大したことが無いというのが我らハンブルク国内に残れた騎士達の矜持だった。
そんな俺が驚いたのは、その公爵家の養女のユリアーナ様が、王妃付きでいけ好かない顔だけ騎士を六歳の時に一撃で倒した時だ。
あの時は本当に驚いた。
ユリアーナ様は三歳の時に二人に一人は命を失うと言われた公爵家の試練の間で現れた黄金の竜を倒してペットにしたとは聞いてはいた。
大方兄であるアルトマイアー様が手助けしたと思っていたのだ。
それが、まさか六歳でいくら顔だけ騎士とはいえ、近衛騎士を吹っ飛ばすなんて予想だにしていなかったのだ。
帝国の皇族に多いとされた銀髪をたなびかせて一瞬で斬り込んだユリアーナ様は本当に美しかった。
俺は目が点になった。
俺等は年に一回か二年に一回、ホンマン公爵家にて特訓に参加させられるのだが、その時にユリアーナ様と戦ったことがあるが、六歳の時にはまだ多少は互角に戦えたのに、八歳では俺は全く歯が立たなくなっていた。これは嫡男のアルトマイアー様並だ。
公爵家には嫡男のアルトマイアー様と次男のエックハルト様がいるがこの養女のユリアーナ様までここまでの力を持っているとは……
公爵家に仕える我らホフマン領の人間としてはこれほど嬉しい事は無かった。これでホフマン家は安泰だと思われたのだ。
しかし、それが甘かった。
なんと帝国皇帝がその才能に嫉妬してユリアーナ様達を亡き者にしようと暗躍していると公爵から通達が回ってきたのだ。
その最後にいざという時は初代様の意思に従い帝国に出奔すると書かれていた。
帝国に出奔するってどういう意味なのだ?
俺にはよく理解できなかった。
とりあえず、俺は戦支度だけはすることにした。
今は畑を耕す老体だが、まだ若い奴らには負けはせぬ。
いざという時は帝国で苦労しているユリアーナ様達を助けに行かねばなるまいと俺は心に決めたのだ。
そして、今日、公爵様から連絡が来た。
「おい、大変だぞ、アッカーマン! 公爵様が立つそうだ!」
隣の畑のギャッスルが公爵様からの回状を持ってきた。
「なになに、皇弟の息子反逆スって、何だ、これは?」
そこには現皇帝が暗躍して前々皇帝一家を弑逆して皇家を乗っ取ったとことが事細やかに書かれていた。そして、公爵が前々皇帝陛下の孫であるユリアーナ様をいかに守ってきたかが書かれていた。
そして、最後に前々皇帝陛下の遺命により反逆者を討ち滅ぼして、本来の皇帝の血筋を受け継ぐユリアーナ様を皇帝に就けるとでかでかと書かれていたのだ。
そうか、かのユリアーナ様は皇族だったのか、道理で後光が差していたはずだ。
俺はそう悟った。
「おい、皇帝を倒すってこれって反逆じゃ無いのか」
ギャッスルは檄文を見てビビったみたいだった。
「ふん。我らはハンブルク王国の剣、初代様は皇弟殿下だったのだ。嫡男のアルトマイアー様も皇位継承権を持っているし、今回は皇位継承権第一位のユリアーナ様を立てて、皇帝位を弑逆によって手に入れた逆賊ヴィクトールを退治するのだ。正義の戦いでは無いか」
俺は拳を握って武者震いした。
これは最近領内で流行っていて家内が必死になって読んでいた恋愛小説そのままでは無いかとふと気付いた。こんな偶然もあるものだ。
「そ、そうか、正義の戦いになるのか」
ギャッスルはやっと理解したみたいだった。
「では、直ちに国境に向かうぞ」
そう言うと俺はそばに置いていた鎧を担ぐと駆け出した。
「おい、アッカーマン、待てよ」
「待ってられるか。これは正義の戦いだぞ」
俺は心の底から熱くなるのが判った。
両親を弑逆された幼いユリアーナ様を助け、前々皇帝を弑逆した悪逆非道の偽皇帝を退治するのだ。
こんな機会に出会えるなど滅多にないことだった。
俺たち騎士は次々に国境に向けて駆け出しのだった。
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ここから反撃開始です。
続きは明日です。
お楽しみに。
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