24 / 154
第二章 サイコパス覚醒
サイコパス覚醒
しおりを挟む
「ほんま、とち狂いやがって」
そう言い捨てて華那子は少女の頭を踏みつけていた足を退けた。
洗面所に向かい、顔や手足に付いた血を洗い落とす。
鏡を見ると、20年前くらいの顔の自分が、ニヤけ顔でこっちを見ていた。
(人を殺してるのにこの高揚感はなんなんやろ)
(もう完全に悪人やなぁ(笑)
服も血まみれになったのでクローゼットやドレッサーを物色する。
父親のだろうスエットパンツとトレーナーを頂いて着替えてみた。
サイズも大きめなので、今の身体には丁度良かった。
ベッドに座りステータスを確認してみる事に。
琴南華那子(42)
Lv2
種族 【新人類】 選択
職業 【--】 選択
称号 【同族殺し】【虐殺者】
基本能力一覧
GMR/SUS
HP 23/23
MP 15/15
STR 17
DEF 18
AGI 15
DEX 19
INT 18
SP/10
基本技能一覧
無命奪魂
隠密 気配探知 遠耳 索敵 跳躍 暗殺
27-0/23-0
(ん?なんか変な称号付けられとるし、変なスキルもあるなー)
目を閉じてそのスキルの詳細を読み取ろうとする。
暫くするとなんとなく使い方が分かった。
リビングに戻り、転がっている遺体に手をかざしスキルを唱える。
「無命奪魂」
すると、死体から黒っぽい艶のあるゴルフボール程の大きさの玉がゆっくりと浮かび上がってきた。
(ここからがわからん)
その玉を取り出すことは何となく頭の中で理解はしているが、その玉の使い道がわからない。
手に取り、いろんな角度から眺めてみた。
掌の中でコロコロ転がしてみた。
親指と人差し指でつまんで、太陽に透かして見た。
特に何も書いてないし透けても見えない。
(ヒュン)
「ん? おぅ!」
また何か覚えたようで、ステータスボードを見ると 鑑定 と言う新しいスキルを覚えていた。
異世界もので定番のスキルだ。
もちろん華那子もそれは知っていた。
(よっしゃ~ いいもん引いた)
[魂魄の宝珠:死人の魂から技能や能力を取り出した球]
[能力+2]
使い方も理解したので他の死体からも取り出してみる。
同じ遺体から2個目は出なかった。
4つの遺体から5つの宝珠が取り出せた。
能力+2の黒い球4つとテニスボールくらいの大きい黒い球が出た。
[技能:大工]
あまり良い物じゃないけど、邪魔だから消化しておく。
「宝珠よ我が身に宿れ!」
ほわっとした淡い光が身体に吸い込まれ、宝珠は霧散していった。
残りは、取り敢えずポケットの中に入れて部屋を出る。
マンションの外に出ると、取り巻きの1人が剣幕を撒き散らしこちらに近づいて来る。
「あぁ居た居た、あなたねー30分で戻れと言われてたでしょ!」
「ちゃんとしてくれないとこっちがトバッチリ食うんだからね!!」
「ほんとに、使えん奴らね」
華那子は前々からこいつらが嫌いだった。
子供の事があるから我慢してたが、もう我慢する必要も無いか。
「そうそう、ちょっと見て欲しい物があるんです」
「私の判断じゃきっと後からもめると思いますので」
そう言って、その女をマンションの中に誘い込む。
エントランスを超えて、非常階段の一番下に迎え入れる。
「いったい何~?琴南さん、何があるの?」
華那子は振り向きざまに、バールを喉に突き刺す。
声も出せずにその女はしゃがみ込む。
その顔に、今までの恨みを込めて蹴りを入れる。
ボゴッ
後ろに倒れ込んだその喉元に何度も何度もバールを刺しては抜いた。
(ヒュン)
(おっ?レベルが上がった、やったねー)
奪魂すると、黒い小さい球と少し大きい球が5個も出た。
大きいのは水泳、子守、裁縫、調理、毛筆と言う必要の無いスキルばかりだったが、華那子はスキルが増えていくのも楽しかった。
(我が身に宿れ)
スキルを全部取り込んでステータスを見ると、刺突 と言うスキルを覚えてた。
散々突いたからだろう。
職業選択が出来るようになっていたが、あまり大した物が無い。
暗殺者 詐欺師 窃盗師
ふざけんな!
職業はしばらく保留だ。
その女の遺体を空いてる部屋に放り込んでおく。
すでにそこで動かなくなった遺体があるが、奪魂は出来なかった。
(死んでから時間が経つと無理なのか自分で殺さないと駄目なのか)
公園に戻ると多田が先に戻っていた。
「早かったね」
「うん、倉庫が多いから見通しえぇしな」
「こっちは件数少ないから早く着きすぎてしもたわ」
スマホを出して丘に連絡しようとするが、ネットに繋がらない。
もちろん電話も繋がらない。せめてLINEだけでも繋がれば・・・
「お~二人とも早いなー」
暫く待つと一番件数が多い所を回ってきた丘も帰ってきた。
「あんまり捜索しすぎて索敵ってスキル覚えたわ」
「あはは、うちもなんやかんや一杯覚えたで」
「隠密に気配探知に索敵に跳躍に」
(暗殺と鑑定と奪魂のスキルは暫く黙っておこう)
暗殺は殺人のスキルだからだが、鑑定は他に理由がある。
避難所に戻りかけると、下からゾロゾロと人が上がってくる。
「あら、琴南さん達」
「避難場所をサザンモールに替えるわよ」
レベルが付いた者が周囲を囲み、中央には子供やレベル無しが保護を受けながら進む。
総勢40人程の団体だ。
輪の中の人は、台車に箱をたくさん乗せて移動している。
良く見るとカップ麺等の食料とコーヒーやミネラルウォーターとかの飲み物だ。
「子供さんは見つかったのかしら?」
(また~、見たらわかるやろが~!)
「いえ、まだです」
「とにかく避難所に行きますわよ」
(神戸生まれの神戸育ちのくせに、なんで標準語や山手言葉を使いたがるか!この女は)
いきなり移動だと言われてもなぁ。
しかし・・・
相変わらず、こいつらは何様のつもりでいやがるのだろう。
上から目線で、偉そうに指図ばかりしてきやがる。
まぁこいつらには、平常時に散々やられてきたからな。
こんな世界になったんだから覚悟しとけよ・・・
勝手に人の家の駐車場に車は止めるわ
何かあれば〇〇会だと言って、自分ら以外の家をパーティー会場にするわ
買い出しや備品の仕入れのお金も返して貰った事が無い。
自分の子供の為に買った服を、こいつらが気に入ったからと言って、半値以下の値段で売らされた人も居た。
自分らの遊びの為に子供を平気で押し付けて来るし。
あ~思い出せばキリがない。
こいつらの愚痴なら24時間は楽に喋っていられる。
こいつらのせいで、引っ越した人も、1人や2人じゃないぞ。
でも、良いよ ふふふ
まずは取り巻き達から粛清していくか。
覚悟しとけよぉ~
ホンマとっても楽しみだ♪
華那子は自分の職業を決めた。
それは、このメグミが持つ職業だ。
取れるかどうかは分からないが、これは欲しい。
スキルを取れたら顕現するかも知れない。
(わくわくすっぞー)
「それはそうと、山下さんは見なかったかしら?」
「いえ、会ってないです」
(ちょっと返事をミスったかなと思ったが、この女は気にもしてないようだ)
「どこに行ったのかしら」
(あそこで死んでるよ~)
顔がニヤケるのを我慢する。
さて、どうやってこいつを誘い出すか。
1人じゃ到底無理だ。
やはり、丘たちの力が必要だな。
新しい避難所は結構大所帯だ。200人以上居る感じかな。
ディスカウントショップじゃ今は良いけど、夜寝るところに困ると言う理由らしい。
自分たちのブースは西側のゴルフショップだった。
中の商品を片付けて、武器にしたいと言う人に渡す。
人工芝の上に腰かけて、お水をゴクゴクと飲んだ。
ぷふぁ~
「ねぇ丘さん、ちょっと良いかな?」
丘がそばに来たので声を掛ける。
「ん?いいよ?どしたん?」
色々理由を付けて丘を階上の駐車場に連れて行く。
(なかなかドキドキするなー)
場合によっては丘と戦わなければいけない。
殺られる前に狩る!
なかなか楽しい世の中になったもんだ。
そう言い捨てて華那子は少女の頭を踏みつけていた足を退けた。
洗面所に向かい、顔や手足に付いた血を洗い落とす。
鏡を見ると、20年前くらいの顔の自分が、ニヤけ顔でこっちを見ていた。
(人を殺してるのにこの高揚感はなんなんやろ)
(もう完全に悪人やなぁ(笑)
服も血まみれになったのでクローゼットやドレッサーを物色する。
父親のだろうスエットパンツとトレーナーを頂いて着替えてみた。
サイズも大きめなので、今の身体には丁度良かった。
ベッドに座りステータスを確認してみる事に。
琴南華那子(42)
Lv2
種族 【新人類】 選択
職業 【--】 選択
称号 【同族殺し】【虐殺者】
基本能力一覧
GMR/SUS
HP 23/23
MP 15/15
STR 17
DEF 18
AGI 15
DEX 19
INT 18
SP/10
基本技能一覧
無命奪魂
隠密 気配探知 遠耳 索敵 跳躍 暗殺
27-0/23-0
(ん?なんか変な称号付けられとるし、変なスキルもあるなー)
目を閉じてそのスキルの詳細を読み取ろうとする。
暫くするとなんとなく使い方が分かった。
リビングに戻り、転がっている遺体に手をかざしスキルを唱える。
「無命奪魂」
すると、死体から黒っぽい艶のあるゴルフボール程の大きさの玉がゆっくりと浮かび上がってきた。
(ここからがわからん)
その玉を取り出すことは何となく頭の中で理解はしているが、その玉の使い道がわからない。
手に取り、いろんな角度から眺めてみた。
掌の中でコロコロ転がしてみた。
親指と人差し指でつまんで、太陽に透かして見た。
特に何も書いてないし透けても見えない。
(ヒュン)
「ん? おぅ!」
また何か覚えたようで、ステータスボードを見ると 鑑定 と言う新しいスキルを覚えていた。
異世界もので定番のスキルだ。
もちろん華那子もそれは知っていた。
(よっしゃ~ いいもん引いた)
[魂魄の宝珠:死人の魂から技能や能力を取り出した球]
[能力+2]
使い方も理解したので他の死体からも取り出してみる。
同じ遺体から2個目は出なかった。
4つの遺体から5つの宝珠が取り出せた。
能力+2の黒い球4つとテニスボールくらいの大きい黒い球が出た。
[技能:大工]
あまり良い物じゃないけど、邪魔だから消化しておく。
「宝珠よ我が身に宿れ!」
ほわっとした淡い光が身体に吸い込まれ、宝珠は霧散していった。
残りは、取り敢えずポケットの中に入れて部屋を出る。
マンションの外に出ると、取り巻きの1人が剣幕を撒き散らしこちらに近づいて来る。
「あぁ居た居た、あなたねー30分で戻れと言われてたでしょ!」
「ちゃんとしてくれないとこっちがトバッチリ食うんだからね!!」
「ほんとに、使えん奴らね」
華那子は前々からこいつらが嫌いだった。
子供の事があるから我慢してたが、もう我慢する必要も無いか。
「そうそう、ちょっと見て欲しい物があるんです」
「私の判断じゃきっと後からもめると思いますので」
そう言って、その女をマンションの中に誘い込む。
エントランスを超えて、非常階段の一番下に迎え入れる。
「いったい何~?琴南さん、何があるの?」
華那子は振り向きざまに、バールを喉に突き刺す。
声も出せずにその女はしゃがみ込む。
その顔に、今までの恨みを込めて蹴りを入れる。
ボゴッ
後ろに倒れ込んだその喉元に何度も何度もバールを刺しては抜いた。
(ヒュン)
(おっ?レベルが上がった、やったねー)
奪魂すると、黒い小さい球と少し大きい球が5個も出た。
大きいのは水泳、子守、裁縫、調理、毛筆と言う必要の無いスキルばかりだったが、華那子はスキルが増えていくのも楽しかった。
(我が身に宿れ)
スキルを全部取り込んでステータスを見ると、刺突 と言うスキルを覚えてた。
散々突いたからだろう。
職業選択が出来るようになっていたが、あまり大した物が無い。
暗殺者 詐欺師 窃盗師
ふざけんな!
職業はしばらく保留だ。
その女の遺体を空いてる部屋に放り込んでおく。
すでにそこで動かなくなった遺体があるが、奪魂は出来なかった。
(死んでから時間が経つと無理なのか自分で殺さないと駄目なのか)
公園に戻ると多田が先に戻っていた。
「早かったね」
「うん、倉庫が多いから見通しえぇしな」
「こっちは件数少ないから早く着きすぎてしもたわ」
スマホを出して丘に連絡しようとするが、ネットに繋がらない。
もちろん電話も繋がらない。せめてLINEだけでも繋がれば・・・
「お~二人とも早いなー」
暫く待つと一番件数が多い所を回ってきた丘も帰ってきた。
「あんまり捜索しすぎて索敵ってスキル覚えたわ」
「あはは、うちもなんやかんや一杯覚えたで」
「隠密に気配探知に索敵に跳躍に」
(暗殺と鑑定と奪魂のスキルは暫く黙っておこう)
暗殺は殺人のスキルだからだが、鑑定は他に理由がある。
避難所に戻りかけると、下からゾロゾロと人が上がってくる。
「あら、琴南さん達」
「避難場所をサザンモールに替えるわよ」
レベルが付いた者が周囲を囲み、中央には子供やレベル無しが保護を受けながら進む。
総勢40人程の団体だ。
輪の中の人は、台車に箱をたくさん乗せて移動している。
良く見るとカップ麺等の食料とコーヒーやミネラルウォーターとかの飲み物だ。
「子供さんは見つかったのかしら?」
(また~、見たらわかるやろが~!)
「いえ、まだです」
「とにかく避難所に行きますわよ」
(神戸生まれの神戸育ちのくせに、なんで標準語や山手言葉を使いたがるか!この女は)
いきなり移動だと言われてもなぁ。
しかし・・・
相変わらず、こいつらは何様のつもりでいやがるのだろう。
上から目線で、偉そうに指図ばかりしてきやがる。
まぁこいつらには、平常時に散々やられてきたからな。
こんな世界になったんだから覚悟しとけよ・・・
勝手に人の家の駐車場に車は止めるわ
何かあれば〇〇会だと言って、自分ら以外の家をパーティー会場にするわ
買い出しや備品の仕入れのお金も返して貰った事が無い。
自分の子供の為に買った服を、こいつらが気に入ったからと言って、半値以下の値段で売らされた人も居た。
自分らの遊びの為に子供を平気で押し付けて来るし。
あ~思い出せばキリがない。
こいつらの愚痴なら24時間は楽に喋っていられる。
こいつらのせいで、引っ越した人も、1人や2人じゃないぞ。
でも、良いよ ふふふ
まずは取り巻き達から粛清していくか。
覚悟しとけよぉ~
ホンマとっても楽しみだ♪
華那子は自分の職業を決めた。
それは、このメグミが持つ職業だ。
取れるかどうかは分からないが、これは欲しい。
スキルを取れたら顕現するかも知れない。
(わくわくすっぞー)
「それはそうと、山下さんは見なかったかしら?」
「いえ、会ってないです」
(ちょっと返事をミスったかなと思ったが、この女は気にもしてないようだ)
「どこに行ったのかしら」
(あそこで死んでるよ~)
顔がニヤケるのを我慢する。
さて、どうやってこいつを誘い出すか。
1人じゃ到底無理だ。
やはり、丘たちの力が必要だな。
新しい避難所は結構大所帯だ。200人以上居る感じかな。
ディスカウントショップじゃ今は良いけど、夜寝るところに困ると言う理由らしい。
自分たちのブースは西側のゴルフショップだった。
中の商品を片付けて、武器にしたいと言う人に渡す。
人工芝の上に腰かけて、お水をゴクゴクと飲んだ。
ぷふぁ~
「ねぇ丘さん、ちょっと良いかな?」
丘がそばに来たので声を掛ける。
「ん?いいよ?どしたん?」
色々理由を付けて丘を階上の駐車場に連れて行く。
(なかなかドキドキするなー)
場合によっては丘と戦わなければいけない。
殺られる前に狩る!
なかなか楽しい世の中になったもんだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる