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「おっ、俺は・・・っ」

 確かに今までその引き締まったそのお尻に自分の汚らわしい物を擦り付けていた事実。ただ、アキラのモノを刺激していれば、こちらに気づかないんじゃないかって、献身的に、自分だったら気持ちがいいように裏筋や先の柔らかい部分に強弱を付けながら刺激した。

 なのに、バレてしまった。
 求められていたから、優しさでやっているという正当防衛はもう使うことができない。
 アキラの入り口は本来俺のモノを差し込む場所じゃない。
 もし、そのお尻に自分のモノを差し込んでしまえば、それは俺が性欲をアキラに吐き出したいと言うこと以外に他ならない。

(・・・くっなんで・・・っ)

 俺は目が涙でにじんできた。
 アキラにはまだ言いたくないけれど、これは俺が望んだ世界だ。
 けれど、俺は求められる側からデビューしたいと思っていたのに、イキナリ攻めをするなんてできないと理性が言う。

 ビクンッ、ビクンッ

 けれど、本能は違う。
 俺のモノはよだれを垂らして、早くいれさせろと、俺を促す。
 そして、オレのデカイモノは理性が働かないように血液をむさぼり、太く逞しくそそり立っている。そして、その快楽に俺はもうどうでも良くなってしまってきていた。

(どうせ、こんな目に合うなら・・・)

「うらあああっ」

「うっ・・・」

 アキラのそもそも入る場所ではない場所に強引に俺の性欲の塊を突き刺す。
 脳が快楽ではじけるかと思った。 
 刺激を求めていたモノがアキラのきつい締め付けを味わいながら、丸々そこに収まった。

 のちのち指でほぐしてゆっくり入れるのがマナーだと知ったけれど、この時の俺はそんなルールも知らないし、俺のモノは太さもあって、反発も大きかったが、それ以上に人一倍逞しかったらしい。

 アキラの引き締まったお尻がピクピクと反応しているのが、

「かわいいな」

「あああっ」

 俺はアキラのお尻を撫でる。
 すると、俺のモノが膨れ上がって、アキラがいい声で鳴いてくれる。

「俺をこんな風にした責任はもらうからな。アキラ」

「あああああっ!!!!」

 俺は何度も打ち付けた。
 自分よりも大きくて、逞しくて、綺麗な背中を抱きしめて。
 細マッチョで、逞しいのに、お尻や乳首は敏感で、良い声で鳴くのが俺の理性をぶっ飛ばして、アソコだけは長くてスマートで、俺のより頼りないけれど、かっこいいから重点的にイジメたくなる。

「もっと、もっとぉぉっ」

 切なそうな顔で後ろを見てくるアキラを見て、俺は自分の隠してきた性をアキラの中に吐き出した。
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