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屋上で、危うい青春を
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昼下がり、僕は見つけた。
「あ、先輩~!ここにいたんですね!」
屋上には愛しの先輩がいて、僕は声をかける。
「佐藤くん、いらっしゃい。」
ふわって笑うその顔がかっこよくて素敵で、思わずドキッとする。
「先輩は、今日もパンなんですね。」
「実はパン派なんだよ。佐藤くん、ほらあーん。」
「んむ…ん~!美味しいです!」
「でしょう?購買のカレーパン好きなんだよね。」
「ふふ、いいですねっ!じゃあ僕もお弁当あげます!はいっ!」
「ん…美味しいね!ハンバーグってやっぱり美味しい。」
「ですよね~!あ!先輩ソースついてます!」
「えっ?取って取って!」
「はいっ…取れました!」
「ありがとう。」
ふふって感謝を述べる先輩がなんだか綺麗で、じっと見つめてしまう。
「あ、あの…また明日も一緒に食べませんか…?」
「うん。もちろん。」
「やった~!じゃあまたあしたっ!」
佐藤くんが、屋上を出ていく。
先輩は、一息つくと自分の足元に目を落とす。
「…僕が生きてないって言っても、佐藤くんはこれからも一緒に食べてくれるかな。」
足がすこし透けた先輩は、どこか寂しげで、でも佐藤くんが…大好きだった。
屋上の扉の前。佐藤くんは教室に戻らず、ズルズルと崩れ落ち、しゃがんでいた。
「…先輩がもし生きてなくても、ぼくは先輩とご飯がたべたいよ…先輩が、好きだから……」
扉の裏で、ぼくは座りながら先輩への想いを呟いた。
ーーきっとこれは、叶うはずない、叶えてはいけない恋だとしても。
「「ずっと一緒にいたいな……」」
扉越しに、2人の声が重なっていた。
「あ、先輩~!ここにいたんですね!」
屋上には愛しの先輩がいて、僕は声をかける。
「佐藤くん、いらっしゃい。」
ふわって笑うその顔がかっこよくて素敵で、思わずドキッとする。
「先輩は、今日もパンなんですね。」
「実はパン派なんだよ。佐藤くん、ほらあーん。」
「んむ…ん~!美味しいです!」
「でしょう?購買のカレーパン好きなんだよね。」
「ふふ、いいですねっ!じゃあ僕もお弁当あげます!はいっ!」
「ん…美味しいね!ハンバーグってやっぱり美味しい。」
「ですよね~!あ!先輩ソースついてます!」
「えっ?取って取って!」
「はいっ…取れました!」
「ありがとう。」
ふふって感謝を述べる先輩がなんだか綺麗で、じっと見つめてしまう。
「あ、あの…また明日も一緒に食べませんか…?」
「うん。もちろん。」
「やった~!じゃあまたあしたっ!」
佐藤くんが、屋上を出ていく。
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屋上の扉の前。佐藤くんは教室に戻らず、ズルズルと崩れ落ち、しゃがんでいた。
「…先輩がもし生きてなくても、ぼくは先輩とご飯がたべたいよ…先輩が、好きだから……」
扉の裏で、ぼくは座りながら先輩への想いを呟いた。
ーーきっとこれは、叶うはずない、叶えてはいけない恋だとしても。
「「ずっと一緒にいたいな……」」
扉越しに、2人の声が重なっていた。
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