魔女化する病

にのみや朱乃

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9. 迫る狂化

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 悠未が魔女を殺めた次の日。
 ホテルは連泊にしているから移動する必要はない。かといって外に出る気にならず、天翔は部屋の中で無為に過ごしていた。悠未も、天翔が外に出ないならと言って、天翔の傍でぼんやりとしていた。
 悠未が発狂したら、自分はどうするのだろうか。天翔はそれを考えていた。
 今までの魔女や烏からの話を総合すれば、悠未はいずれ発狂して、周囲の生物を殺戮するという。当然、いちばん近くにいる天翔は真っ先に殺されることだろう。そもそも天翔に抗う術があるのかどうかさえ不明瞭だ。発狂してしまった悠未を止めることなどできるのだろうか。
 天翔は隣にいる悠未に目をやる。悠未はその視線に気づいて首を傾げた。
「どしたの、てんちゃん?」
 お前が発狂した時のことを考えていた。そんなことは言えず、天翔はふいと目を背けた。
「……いや、なんでもねえよ」
「何考えてたか、当ててあげよっか」
「あぁ、いいぞ。当ててみろよ」
 天翔は半ば投げやりになりながら応える。悠未が自分の考えていることを当てられるとは思っていなかった。
「わたしが発狂したらどうしようって考えてたんでしょ?」
 悠未はぴたりと天翔の考えを当ててみせた。見事に的中されたが、天翔は否定した。
「はずれ」
「ええ? そんなことないでしょ、絶対わたしのこと考えてた!」
「自意識過剰だろ。俺が四六時中お前のこと考えてると思うか?」
「思ってた。最近のてんちゃんが考えてることって、真実の愛か、わたしのことか、あとは警察が来たらどうしよう、でしょ?」
 概ね当たっていることに、天翔は顔をしかめた。自分はそんなにわかりやすいだろうか。
 天翔の表情の変化で、悠未は自分の推測が当たっていることを確信したようだった。したり顔で天翔の顔を覗き込んでくる。
「ほらぁ! てんちゃん、わかりやすいなあ」
「うるせえよ。暇ならお前も真実の愛をどうやって手に入れるか考えろよ」
 天翔がそう言うと、悠未はにこやかに笑った。
「それはてんちゃんの仕事でしょ? わたしじゃ見つけられないもん」
「なんか、ヒントになるようなこととかねえのかよ。魔法で見つけられねえのか?」
「そんなことできるなら、魔女化する病を治せないなんて言わないんじゃない?」
 全くその通りだと思い、天翔は口を閉ざした。誰一人として真実の愛を見つけられなかったからこそ、魔女化する病は不治だと言われているのだ。
「ねえ、てんちゃん」
 悠未は天翔に身を寄せて、静かに言った。
「わたしがおかしくなったら、迷わずに殺してね」
「やめろよ、そういうこと言うの」
「お願い。わたしがてんちゃんを殺す前に、てんちゃんがわたしを殺して」
 天翔は悠未を睨んだ。悠未は気圧されることもなく、瞳を逸らさなかった。
 だから、天翔が目を伏せた。何も答えたくなかったのだ。真実の愛を見つけてやるとも言えず、かといって殺してやるとも言えず、天翔は無言を貫くしかなかった。
 このまま悠未がおかしくなるのを待つしかないのだろうか。どこかに、真実の愛を見つけるためのヒントは転がっていないのだろうか。ここで時間を無駄にしていてよいのだろうか。
 天翔はそう考えもしたが、動く気になれなかった。無闇に動いたところで、警察や魔女に出会うだけだ。何も考えが浮かんでいないなら、室内にいるほうが安全だと思った。
 しかし、現実は甘くなかった。もはや室内も安全ではなかったのだ。
 部屋のドアがノックされて、天翔と悠未は顔を見合わせた。誰かが来るとは聞いていない。招かれざる来訪者なのは間違いなかった。
「てんちゃん、わたしが出る。ここにいて」
 悠未がそう言って立ち上がり、部屋のドアに向かう。
 天翔はこの先を予想した。ほぼ確実に、よくないことが待っているだろう、と。
「お客様。警察の方がお見えです」
 ドアの向こうから従業員の声がした。
 警察。ついに、一般人にも見つかってしまったのだ。
「悠未、俺が出る。下がってろ」
 天翔は立ち上がって悠未の脇を抜け、ドアを開けた。
 ドアの向こうには、従業員と、スーツ姿の背の高い男性が三人いた。天翔がドアを開けると、従業員は一礼して逃げるように立ち去った。
 五十代くらいの男性が、警察手帳を見せながら天翔に確認する。
「志方天翔さんと、美田原悠未さん、だね? 警察です」
「違うとは言えないでしょう。こんなところまでご苦労なことだ」
 天翔が嫌味たっぷりに言うと、後ろに控えていた警察官が苛立ったように言った。
「もう逃げられないぞ。美田原一家殺人と、悠未さん誘拐の罪でお前を逮捕する」
「へえ。それが、俺の罪だと?」
「言いたいことがあれば署で聞く。いいな」
 一人が前に進み出て、天翔の腕を掴もうとする。だが、天翔に触れる前にばちんと音がして、静電気に弾かれたようにその手が引っ込められた。
 悠未の魔法だ。天翔はそれに気づき、すぐさま悠未のほうを見た。悠未は天翔を庇うかのように前に立ち、警察官を見上げた。
「てんちゃんは悪くないんです。全部、わたしがやったんです」
「君にはできないよ。志方さんを庇いたいのかもしれないが、君にはあんな殺人は無理だ」
 悠未が言っても、三人とも信じていなかった。天翔も、魔法がないのなら悠未にできるはずがないと思っていた。この警察官たちの反応は予想済みだ。
「とにかく、まずは署へ移動しよう。志方さんも、美田原さんも、そこで話を聞くからね」
 五十代の男性が優しい口調で、けれど有無を言わせない雰囲気で言う。先程弾かれた一人が天翔の腕を掴もうとして、また同じように弾かれた。彼は不思議そうな顔をして、自分の手を見ていた。
 魔法を使わずに逃げるのは不可能だろう。逆に言えば、魔法を使えば一般人相手なら逃げ切れるのではないか。天翔はその望みを捨てずに、悠未に聞いた。
「何かないのか、悠未」
「うぅん、わかんない。例えば、窓から飛び出して逃げるとかならできるかも」
「ここ三階だぞ。飛べるのか?」
「わたしだけなら飛べるよ。てんちゃんと一緒に飛べるかどうかはわかんない」
「何を話している? さあ、詳しい話は署で聞くから」
 三度、同じことが起こる。警察官が天翔に触れようとしても、まるで天翔が発電体になったかのように、ばちんと音を立てて弾かれるのだ。さすがに三回目となると、警察官も偶然ではないと思うようで、訝しむように天翔を見てくる。
 悠未に殺させてはならない。天翔はその一心で、悠未の意識を逃げることに向かせたかった。
「無駄な抵抗はよせ。逃げられると思うな」
「逃げるさ。悠未、わかってるよな」
「どうして、てんちゃんが犯人扱いされてるの?」
 悠未はぽつりと呟いた。その声は警察官たちにも届いて、一人が答えた。
「女性の、しかも子どもの力であんなことはできないだろう。君には両親を殺害する動機だってないだろう?」
「あなたが、わたしの何を知ってるって言うの?」
 天翔は悠未の身体から光の粒子が溢れていくのを見た。それが何なのかはわからなかったが、危険なものであることは間違いないと思った。
「あなたはてんちゃんの何を知ってるの? てんちゃんがお父さんたちを殺す理由なんてない」
「しかしね、美田原さん、君の力ではどうしたってあんなことはできないよ。君は志方さんを庇って、そんなことを言っているんだろう?」
 天翔は悠未の手を掴んだ。だが、強い反発を受けて手を引っ込めた。触れようとした手には火傷をしたような痕が残った。
 まずい。天翔はそう感じて、言葉で悠未を制止する。
「やめろ悠未、落ち着け!」
「わたしの力ではできない、なんて決めつけて、てんちゃんを悪者にするの?」
「何か事情があるのかもしれないけれど、詳しくは署で聞くからね。共犯だということなら、そこで話してくれたらいい」
 五十代の男性が悠未を宥めるように言ったが、悠未の怒りは収まらなかった。身体から発せられる光の粒子が多くなり、悠未の右手に収束する。
「だめだ、悠未、俺のほうを見ろ。こっちを向け!」
 天翔が叫ぶと、悠未はちらりと天翔を見た。その瞳はぞっとするほど冷たかった。
「共犯じゃない。てんちゃんは何も悪くないのに、どうしててんちゃんが悪者になってるの?」
「待て、悠未! 逃げるんだよ、殺すんじゃねえ!」
「志方さん、あなたは何を言っているんだ? 殺すなんて、そんな」
 天翔の叫びも虚しく、悠未はふいと右手の人差し指を動かした。それが光の軌跡となり、風の刃が一人をずたずたに切り裂いた。鮮血が噴き出し、吹き飛ばされるように背中から床に倒れた。
 残る二人は、何が起こったのか全く理解できていなかった。突然血の雨が降り、一人が血まみれになって倒れたとしか思えなかった。二人の動揺は天翔にも感じ取ることができた。
「な……何だ、何が起こった?」
「わたしがやったんだよ。今のも、お父さんたちを殺したのも、全部わたしがやったんだよ!」
 悠未の声とともに、もう一人の頭部がぐしゃぐしゃに潰れた。首から下だけがふらふらと揺れて、バランスを取ることができずに、糸繰人形のようにぐしゃりと倒れた。
 残った五十代の男性は、たった今起こった出来事についていけなかった。仲間が二人死んだということは理解できても、悠未がどうやって殺したのかは想像もできていなかった。いや、悠未が殺したということさえ、信じることができなかった。
「やめろ、悠未! もういいだろ、逃げるんだよ!」
 天翔は声の限りに叫んだ。けれど、悠未には届かなかった。
「てんちゃんは悪くない。てんちゃんは悪くないのに、どうして?」
「くっ……!」
 五十代の男性は腰の拳銃を抜いた。その銃口を上に向けて、一度発砲した。ぱん、という乾いた音が響いた。
「威嚇射撃だ。両手を挙げて座りなさい、次は当てるぞ!」
 天翔には、その銃口が悠未と自分のどちらを向いているかわからなかった。警察官の恐怖を物語るように、銃口はゆらゆらと揺れていた。このまま発砲しても、誰にも当たらないと思えるくらいに。
 悠未は一切動じなかった。魔法の前では拳銃など玩具と同じなのだ。
「わたしはてんちゃんと二人でいたいだけなのに、どうして邪魔するの? ほっといてよ!」
「撃つぞ。両手を挙げて座りなさい!」
「悠未、だめだ! やめろ、やめてくれ!」
 天翔は悠未に触れようとしたが、強い衝撃を受けて後ろに転んだ。手を伸ばしても、もう悠未には届かなかった。
 悠未は右手を振った。その軌跡が血しぶきとなって表れる。五十代の男性は首から太腿まで一直線に切られ、その場に崩れ落ちた。生きているとは思えなかった。
 天翔は伸ばした手を力なく下ろした。止められなかった。また悠未が人を殺してしまった。また魔女化する病を進行させてしまった。今回こそは、殺さずとも逃げることができたはずなのに。
 血だまりの中で悠未が振り返った。天翔と目が合うと、悠未はへらっと笑った。
「ごめん、てんちゃん。殺しちゃった」
「どうして! 逃げようって、やめろって何度も言ったじゃねえか!」
「だって、仕方ないじゃん、てんちゃんを悪者扱いするんだもん。わたしにはできないって言うから、わたしにできることを証明しただけだよ」
「だからって、三人とも殺さなくてよかっただろ! ちょっと傷つけるくらいで充分だっただろうが!」
「そんなに怒らないでよぉ。それよりもさ、逃げないといけないんじゃない?」
 悠未は三人を殺した後とは思えないほど冷静だった。今殺したのは魔女ではないのだから、死骸はこの場に残り続ける。ホテルの従業員が戻ってきてしまったら、新しく警察を呼ばれることになるだろう。そうしたら、被害者は増える一方になる。
 天翔が何か言うよりも早く、悠未が動いた。いつでも逃げ出せるようにと整えておいた荷物を持って、悠未は天翔に言った。
「てんちゃん、逃げようよ。早く行かないと見つかっちゃうよ」
「……くそっ!」
 天翔は悪態をついて、悠未から自分の荷物を受け取る。その天翔の手を見て、悠未が聞いた。
「てんちゃん、その手、どうしたの?」
 天翔の手には火傷したような赤い痕が残っている。天翔はその傷を隠すように、鞄の持ち手を握った。
「さっきお前に触ろうとしたらこうなった。大丈夫だ、痛くねえから」
「わたしに、触ろうとして?」
 悠未は愕然として自分の両手を見た。そして、恐る恐る天翔の手に触れた。
 ぱちっと音がして、天翔の手が弾かれた。悠未が触れようとしたところに赤い痕が残った。
「え……」
 悠未は天翔に触れようとした手をもう一度見る。悠未の困惑と動揺が天翔にも伝わってきた。
「わたし、魔法なんて使ってないのに、どうして?」
「俺が知るかよ。とにかく、まずはここから逃げるぞ」
 天翔が悠未の腕を引こうとして、また乾いた音がして反発を受ける。もはや悠未に触れることはできないようだった。
 何かが起こっている。天翔は、何かとてつもなく嫌なものを感じていた。
「てんちゃんに、触れない……?」
「行くぞ悠未、早くしろ!」
 手を引くことができないので、天翔は言葉で悠未を急き立てる。悠未はまだ思い悩んでいるようだったが、無言で天翔の後についてきた。
 逃げる途中でホテルの従業員とすれ違った。天翔は、はるか後方で叫び声が上がったような気がしたが、足は止めなかった。
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