14 / 15
14.
しおりを挟む
アーリアはオーバを連れて中庭に出てきていた。調合や星読みの気晴らしに、というのは建前で、オーバに外の空気を吸わせることが目的だった。アーリアが知る限り、オーバはずっと外に出ていない。たまには外の空気を吸うほうが、オーバの病にとってもよいのではないかと考えたのだ。
オーバも最初は渋ったが、アーリアがぐいぐい引っ張っていくと、諦めて中庭に出てきてくれた。今の時期の中庭はあまり緑がないが、冬でも花開く植物が植えられていた。
「中庭なんて数えるほどしか出てきたことはないよ」
そう言うオーバに、アーリアは中庭の良さを説いた。
「もったいないよぉ。庭師さんが綺麗に整えてくれるんだよ。冬だって、全部枝だけにならないように常緑樹を植えたりしてくれてるんだから。ほら、緑もちょっとあるでしょー?」
「ああ、そうだね。庭師の努力は認めるよ」
「陛下ももっと庭師さんを厚遇してくれたらいいのにぃ。中庭は一年中綺麗なんだよ」
「国王陛下に申し上げてみたらどうだい。あんたの進言なら通るだろうよ」
「通るかなぁ。庭師に払う金などない、とか言われそう」
アーリアは笑いながら中庭を進んでいく。オーバはゆっくりとした歩調でその後ろを付いていった。周りの樹々の緑と茶色が二人を出迎えているように思えた。
そこで、アーリアが不意に足を止めた。オーバが追い付き、先を見やる。
行く先には、セイジが侍従を連れずに中庭を歩いていた。アーリアとオーバに気づくと、セイジは花を愛でるのをやめて近寄ってくる。
「アーリア、警戒しな。何をしてくるかわからないよ」
構えるオーバとは対照的に、アーリアはのんびりとしていた。
「この前のクッキーのお詫びとかじゃないの? オーバ様、気にしすぎだよぉ」
「あんたは暢気でいいねえ。暗殺者はさぞ狙いやすいだろうよ」
「お城の中でそんなこと起きないってばぁ。考えすぎだよ」
オーバがアーリアの前に立ち、セイジを迎える。セイジの瞳には確かな光が宿っていて、頭がおかしくなったようには見えなかった。
セイジはアーリアとオーバに向かい合うと、ゆっくりと優雅にお辞儀した。
「ごきげんよう、アーリア様」
「こんにちは、セイジ様。お散歩ですか?」
「ええ。日も出ていますし、外の空気を吸おうかと思いまして」
セイジはいたって普通のように見えた。取り乱すこともなく、アーリアが出会った頃の優しさを取り戻しているように感じた。
しかし、オーバは警戒を解こうとせず、アーリアの前に立った。じろりとセイジを睨みつけ、次の一挙手一投足を見定めようとしていた。そんなことまでしなくてもなあ、とアーリアは思っていた。
セイジは穏やかな微笑みを湛えている。だから、余計にアーリアを油断させた。
だから、セイジが懐から短剣を抜き出しても、アーリアは反応できなかったのだ。まさか、そんなことをしてくるだなんて思いもしなかったから。
「あああああああぁぁっ!」
雄叫びとともに、セイジが短剣を向けて突っ込んでくる。アーリアに避ける術はない。完全に虚を突かれた形だった。せいぜい、お腹の子を守るために背を向けるくらいしかできなかった。
だが、セイジの凶刃はアーリアに届かなかった。
オーバが、その身を挺して短刀を受け止めたのだ。セイジはオーバに刺さったと知ると、短剣を引き抜いてふらふらと後ずさり、ぺたんと中庭に座り込んだ。
「オーバ様っ!」
状況を理解したアーリアがオーバに駆け寄る。オーバの胸を貫いた短剣は、確実に致命傷を負わせていた。アーリアが診るまでもなく、オーバを助けることはほぼ不可能だった。
オーバ自身もそれがわかっているのか、自身を抱き留めるアーリアに薄く笑った。
「アーリア……衛兵を、呼ぶんだ」
「オーバ様、しっかりして!」
「あんたも無茶なことを言うね。この傷が致命傷だってことくらい、あんたにはわかるだろう」
「そんなの、治療してみなきゃわかんないでしょ! ねえ、お願いだから、しっかりしてよ!」
「無駄だよ。私はここで終わりのようだ。ああ、あんたの子どもを、見たかったねえ……」
「まだわかんない! わかんないよ! ねえ、誰か! 誰か来て!」
アーリアはオーバの傷口を押さえながら叫ぶ。異変に気付いた衛兵たちが駆けつけて、目の前の事件に愕然とする。血の付いた短剣を持っているセイジと、血を流して倒れているオーバ。その状況を見れば、何があったのか推察するのは容易だった。
アーリアは鮮血が噴き出してくる傷口を押さえる。だが、その甲斐も虚しく、オーバの意識はだんだんと薄れていく。
「オーバ様! オーバ様、しっかりして!」
「アーリア……私は、お前の幸せだけが心配だ。いい子を産んでちゃんと幸せになるんだよ」
「そんなこと言わないでよ! オーバ様、あたしの子を見るまで死ねないって言ったじゃん!」
「私は、あんたみたいな弟子を持って、幸せだったよ。ねえ、アーリア、顔を見せておくれ」
オーバは途切れ途切れになりながら言葉を紡ぎ、震える手でアーリアの頬に触れた。しわがれた手がアーリアの片頬を包み、撫でて、そのまま力無く落ちた。
「オーバ様? ねえ、オーバ様、だめだよ、生きてくれなきゃだめでしょ! あたしを独りにするつもりなの?」
中庭はにわかにざわつき、兵士たちが集まってくる。セイジは兵士に確保され、連れられていったが、アーリアにはそれを見る余裕などなかった。とにかく、オーバを治療しなければならない、その思いでいっぱいだった。
アーリアは医術も学んでいるので、応急手当の心得はある。だが、あまりにも傷が深く、出血量も多かった。医術を知っているからこそ、助からないのだということが嫌でもわかってしまった。それでも、アーリアはオーバの傷口を押さえて止血しようと試みていた。それ以外に取れる方法がなかった。
「オーバ様、死ぬなんて許さないからね。あたしが、絶対、助けるんだからね」
既に意識を失ったオーバからは何の返答もない。心拍がだんだん弱くなっていくのがアーリアにも伝わってくる。それは、オーバから諦めろと言われているようにも感じた。
王城の医師が到着する頃には、オーバの心臓は止まっていた。アーリアがその亡骸を抱いて、ぼろぼろと涙を零していた。
「やだ……やだよぉ、オーバ様……あたしの子、見るって言ったじゃんかぁ。全然、まだまだ先の話だよ。こんなところでお別れなんて、やだよぉ!」
「アーリア様。誠に、申し上げにくいのですが」
「やだ! オーバ様は死んでない! まだ、まだ、きっと息を吹き返すんだから!」
アーリアは自分の服が血に汚れるのも構わずにオーバの亡骸を抱いた。自分で言いながら、そんなはずはないと冷静に捉えている自分がいることにも気づいていた。
オーバは、死んだのだ。殺されたのだ。自分を狙った、セイジによって。
「どうして? どうして、オーバ様が死ななきゃいけなかったの? おかしいよ。こんなの、おかしい」
「アーリア様、お召し物が汚れてしまいます。後は、我々が」
「だめ。オーバ様は、まだ死んでない。きっと、きっと、またいつもみたいに笑いかけてくれるんだよ」
「いえ、しかし、この出血量では」
「国王陛下にお越しいただこう。そのほうがうまく進む」
兵士たちが頷き合って、一人が執務室へと駆けていく。アーリアはオーバの亡骸から離れることはせず、未だに噴き出す血を抑えようと止血していた。それが無駄だということにも、頭の中ではわかっていた。
やがて、兵士が呼んだジェイドがやってくる。オーバの亡骸を抱いて泣きじゃくるアーリアと、兵士に付き添われて泣いているセイジ。大方の報告は受けていたジェイドだったが、現場を目にすると凄惨な状況であることがわかった。
「王妃は自室へ案内しろ。アーリアは俺が話す」
「はっ。承知いたしました」
ジェイドの指示を受けて、兵士たちがきびきびと動く。セイジは兵士に支えられるようにしながら中庭を後にした。泣きながら何かを叫んでいるようだったが、意味のある音には聞こえなかった。
ジェイドはアーリアに寄り添い、肩を抱いた。そこでようやく、アーリアはオーバから視線を外した。空色の瞳は涙に滲み、ジェイドをあやふやに映した。
「アーリア。オーバを弔う準備をする」
「まだ死んでないですよ。きっと、これから薬を作れば」
「魔女アーリア。お前の医術の知識では、これからオーバが生き返ると思うか」
「それは……っ、そう、かもしれませんけどっ」
「受け止めろ。大丈夫だ、お前ひとりじゃない。俺がいる」
アーリアは腕の中のオーバを見た。既に顔は真っ青で、息もしていない。それは疑いようもなく、死した者の身体だった。アーリアはオーバの身体を抱き寄せて、溢れてくる涙をそのまま零していった。
「どうして……っ、どうして、オーバ様が」
「すまぬ。セイジがあのような凶行に出るとは思っていなかった。俺を責めろ」
「陛下は悪くないです。あたしが、あたしがっ、中庭に行こうなんて言わなかったら」
「自分を責めるな。お前は何も悪くない。俺が先を見誤ったのだ」
「うう……あ、あああああぁぁっ!」
アーリアはオーバの亡骸を抱いて泣き崩れた。ジェイドはその肩を抱き寄せ、アーリアの悲しみに寄り添っていた。
オーバも最初は渋ったが、アーリアがぐいぐい引っ張っていくと、諦めて中庭に出てきてくれた。今の時期の中庭はあまり緑がないが、冬でも花開く植物が植えられていた。
「中庭なんて数えるほどしか出てきたことはないよ」
そう言うオーバに、アーリアは中庭の良さを説いた。
「もったいないよぉ。庭師さんが綺麗に整えてくれるんだよ。冬だって、全部枝だけにならないように常緑樹を植えたりしてくれてるんだから。ほら、緑もちょっとあるでしょー?」
「ああ、そうだね。庭師の努力は認めるよ」
「陛下ももっと庭師さんを厚遇してくれたらいいのにぃ。中庭は一年中綺麗なんだよ」
「国王陛下に申し上げてみたらどうだい。あんたの進言なら通るだろうよ」
「通るかなぁ。庭師に払う金などない、とか言われそう」
アーリアは笑いながら中庭を進んでいく。オーバはゆっくりとした歩調でその後ろを付いていった。周りの樹々の緑と茶色が二人を出迎えているように思えた。
そこで、アーリアが不意に足を止めた。オーバが追い付き、先を見やる。
行く先には、セイジが侍従を連れずに中庭を歩いていた。アーリアとオーバに気づくと、セイジは花を愛でるのをやめて近寄ってくる。
「アーリア、警戒しな。何をしてくるかわからないよ」
構えるオーバとは対照的に、アーリアはのんびりとしていた。
「この前のクッキーのお詫びとかじゃないの? オーバ様、気にしすぎだよぉ」
「あんたは暢気でいいねえ。暗殺者はさぞ狙いやすいだろうよ」
「お城の中でそんなこと起きないってばぁ。考えすぎだよ」
オーバがアーリアの前に立ち、セイジを迎える。セイジの瞳には確かな光が宿っていて、頭がおかしくなったようには見えなかった。
セイジはアーリアとオーバに向かい合うと、ゆっくりと優雅にお辞儀した。
「ごきげんよう、アーリア様」
「こんにちは、セイジ様。お散歩ですか?」
「ええ。日も出ていますし、外の空気を吸おうかと思いまして」
セイジはいたって普通のように見えた。取り乱すこともなく、アーリアが出会った頃の優しさを取り戻しているように感じた。
しかし、オーバは警戒を解こうとせず、アーリアの前に立った。じろりとセイジを睨みつけ、次の一挙手一投足を見定めようとしていた。そんなことまでしなくてもなあ、とアーリアは思っていた。
セイジは穏やかな微笑みを湛えている。だから、余計にアーリアを油断させた。
だから、セイジが懐から短剣を抜き出しても、アーリアは反応できなかったのだ。まさか、そんなことをしてくるだなんて思いもしなかったから。
「あああああああぁぁっ!」
雄叫びとともに、セイジが短剣を向けて突っ込んでくる。アーリアに避ける術はない。完全に虚を突かれた形だった。せいぜい、お腹の子を守るために背を向けるくらいしかできなかった。
だが、セイジの凶刃はアーリアに届かなかった。
オーバが、その身を挺して短刀を受け止めたのだ。セイジはオーバに刺さったと知ると、短剣を引き抜いてふらふらと後ずさり、ぺたんと中庭に座り込んだ。
「オーバ様っ!」
状況を理解したアーリアがオーバに駆け寄る。オーバの胸を貫いた短剣は、確実に致命傷を負わせていた。アーリアが診るまでもなく、オーバを助けることはほぼ不可能だった。
オーバ自身もそれがわかっているのか、自身を抱き留めるアーリアに薄く笑った。
「アーリア……衛兵を、呼ぶんだ」
「オーバ様、しっかりして!」
「あんたも無茶なことを言うね。この傷が致命傷だってことくらい、あんたにはわかるだろう」
「そんなの、治療してみなきゃわかんないでしょ! ねえ、お願いだから、しっかりしてよ!」
「無駄だよ。私はここで終わりのようだ。ああ、あんたの子どもを、見たかったねえ……」
「まだわかんない! わかんないよ! ねえ、誰か! 誰か来て!」
アーリアはオーバの傷口を押さえながら叫ぶ。異変に気付いた衛兵たちが駆けつけて、目の前の事件に愕然とする。血の付いた短剣を持っているセイジと、血を流して倒れているオーバ。その状況を見れば、何があったのか推察するのは容易だった。
アーリアは鮮血が噴き出してくる傷口を押さえる。だが、その甲斐も虚しく、オーバの意識はだんだんと薄れていく。
「オーバ様! オーバ様、しっかりして!」
「アーリア……私は、お前の幸せだけが心配だ。いい子を産んでちゃんと幸せになるんだよ」
「そんなこと言わないでよ! オーバ様、あたしの子を見るまで死ねないって言ったじゃん!」
「私は、あんたみたいな弟子を持って、幸せだったよ。ねえ、アーリア、顔を見せておくれ」
オーバは途切れ途切れになりながら言葉を紡ぎ、震える手でアーリアの頬に触れた。しわがれた手がアーリアの片頬を包み、撫でて、そのまま力無く落ちた。
「オーバ様? ねえ、オーバ様、だめだよ、生きてくれなきゃだめでしょ! あたしを独りにするつもりなの?」
中庭はにわかにざわつき、兵士たちが集まってくる。セイジは兵士に確保され、連れられていったが、アーリアにはそれを見る余裕などなかった。とにかく、オーバを治療しなければならない、その思いでいっぱいだった。
アーリアは医術も学んでいるので、応急手当の心得はある。だが、あまりにも傷が深く、出血量も多かった。医術を知っているからこそ、助からないのだということが嫌でもわかってしまった。それでも、アーリアはオーバの傷口を押さえて止血しようと試みていた。それ以外に取れる方法がなかった。
「オーバ様、死ぬなんて許さないからね。あたしが、絶対、助けるんだからね」
既に意識を失ったオーバからは何の返答もない。心拍がだんだん弱くなっていくのがアーリアにも伝わってくる。それは、オーバから諦めろと言われているようにも感じた。
王城の医師が到着する頃には、オーバの心臓は止まっていた。アーリアがその亡骸を抱いて、ぼろぼろと涙を零していた。
「やだ……やだよぉ、オーバ様……あたしの子、見るって言ったじゃんかぁ。全然、まだまだ先の話だよ。こんなところでお別れなんて、やだよぉ!」
「アーリア様。誠に、申し上げにくいのですが」
「やだ! オーバ様は死んでない! まだ、まだ、きっと息を吹き返すんだから!」
アーリアは自分の服が血に汚れるのも構わずにオーバの亡骸を抱いた。自分で言いながら、そんなはずはないと冷静に捉えている自分がいることにも気づいていた。
オーバは、死んだのだ。殺されたのだ。自分を狙った、セイジによって。
「どうして? どうして、オーバ様が死ななきゃいけなかったの? おかしいよ。こんなの、おかしい」
「アーリア様、お召し物が汚れてしまいます。後は、我々が」
「だめ。オーバ様は、まだ死んでない。きっと、きっと、またいつもみたいに笑いかけてくれるんだよ」
「いえ、しかし、この出血量では」
「国王陛下にお越しいただこう。そのほうがうまく進む」
兵士たちが頷き合って、一人が執務室へと駆けていく。アーリアはオーバの亡骸から離れることはせず、未だに噴き出す血を抑えようと止血していた。それが無駄だということにも、頭の中ではわかっていた。
やがて、兵士が呼んだジェイドがやってくる。オーバの亡骸を抱いて泣きじゃくるアーリアと、兵士に付き添われて泣いているセイジ。大方の報告は受けていたジェイドだったが、現場を目にすると凄惨な状況であることがわかった。
「王妃は自室へ案内しろ。アーリアは俺が話す」
「はっ。承知いたしました」
ジェイドの指示を受けて、兵士たちがきびきびと動く。セイジは兵士に支えられるようにしながら中庭を後にした。泣きながら何かを叫んでいるようだったが、意味のある音には聞こえなかった。
ジェイドはアーリアに寄り添い、肩を抱いた。そこでようやく、アーリアはオーバから視線を外した。空色の瞳は涙に滲み、ジェイドをあやふやに映した。
「アーリア。オーバを弔う準備をする」
「まだ死んでないですよ。きっと、これから薬を作れば」
「魔女アーリア。お前の医術の知識では、これからオーバが生き返ると思うか」
「それは……っ、そう、かもしれませんけどっ」
「受け止めろ。大丈夫だ、お前ひとりじゃない。俺がいる」
アーリアは腕の中のオーバを見た。既に顔は真っ青で、息もしていない。それは疑いようもなく、死した者の身体だった。アーリアはオーバの身体を抱き寄せて、溢れてくる涙をそのまま零していった。
「どうして……っ、どうして、オーバ様が」
「すまぬ。セイジがあのような凶行に出るとは思っていなかった。俺を責めろ」
「陛下は悪くないです。あたしが、あたしがっ、中庭に行こうなんて言わなかったら」
「自分を責めるな。お前は何も悪くない。俺が先を見誤ったのだ」
「うう……あ、あああああぁぁっ!」
アーリアはオーバの亡骸を抱いて泣き崩れた。ジェイドはその肩を抱き寄せ、アーリアの悲しみに寄り添っていた。
1
あなたにおすすめの小説
料理スキルしか取り柄がない令嬢ですが、冷徹騎士団長の胃袋を掴んだら国一番の寵姫になってしまいました
さら
恋愛
婚約破棄された伯爵令嬢クラリッサ。
裁縫も舞踏も楽器も壊滅的、唯一の取り柄は――料理だけ。
「貴族の娘が台所仕事など恥だ」と笑われ、家からも見放され、辺境の冷徹騎士団長のもとへ“料理番”として嫁入りすることに。
恐れられる団長レオンハルトは無表情で冷徹。けれど、彼の皿はいつも空っぽで……?
温かいシチューで兵の心を癒し、香草の香りで団長の孤独を溶かす。気づけば彼の灰色の瞳は、わたしだけを見つめていた。
――料理しかできないはずの私が、いつの間にか「国一番の寵姫」と呼ばれている!?
胃袋から始まるシンデレラストーリー、ここに開幕!
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
家族に支度金目当てで売られた令嬢ですが、成り上がり伯爵に溺愛されました
日下奈緒
恋愛
そばかす令嬢クラリスは、家族に支度金目当てで成り上がり伯爵セドリックに嫁がされる。
だが彼に溺愛され家は再興。
見下していた美貌の妹リリアナは婚約破棄される。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる