水と涙

きーち

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反発

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「たのむ。頼むから、君をもう一度見させてくれ」
「何故、何故ですか。わからない。あなたのことは信用も信頼もない」
「・・・」
「私の気持ちがわかるとでも?あなたが?」
「…………」
新明は一度躊躇いを置いて、言った。
「あぁ。すまなかった。私は、間違っていた。君の言う通り、間違っていた。涙の大切さに、気づいたんだ。気づくのが人より遅かった。それは分かってる。君に放った言葉は取り消せない。取り消すつもりもないさ。でもね。私は前の私ではない。きっとちがう。君の病は私が責任を持って治療する。だから…」
必死だった。
「わかりました…」
断れもしなかった。
何故かわかるか?
・・・あの声だ。
"変わった"のかもしれない。悪魔で、「かもしれない」なのだが。
それにしても新明に何があったのか。いつ何処でどのようにして、涙の意味に気付いたのだろう。そりゃ、私だって全ての意味をしらない。ただ、私の中で涙は特別な意味を持っている。
言葉で表すのは、私の語彙力が問題するが難しいといえる。
比喩で表すなら・・・そうだな。なんだろう。わからない。
無論、涙は何か感情に揺さぶられて出るものだ。それ以外は目にゴミが入った時くらいだろうか。
笑ったときでも涙が出ることがあるだろう。
嬉しいときも涙が出るだろう。
勿論、悲しくても。
奴が初めて流した涙はどんな涙だ?
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