異世界への迷い人?

大器晩成らしい

文字の大きさ
上 下
131 / 242

131

しおりを挟む
「リョウちゃん久しぶり~」

ナイルさん達と入れ替えで、入ってくるなり、アムールにハグされた。

「リョウから離れろ」

「グエッ、苦しい」

すぐに、総隊長さんに襟首を引っ張られ、剥がされたけど。

・・・久しぶり?

3日しか、経ってないよね?

でも僕、空気が読める日本人なので・・・

「久しぶりです」

「また敬語に戻ってる!」

「うっ、ごめん。久しぶり///」

年上の人にタメ口って、した事がなかったから、ついつい敬語に戻っちゃうんだよね。

こっち来てから、同年代とか年下とかと、全然接してないから、特に。


今日の護衛は、第3騎士隊がメインだって。

アムールと、第3騎士隊からコリアンダーさんとタンジーさん。

魔術師からはルバーブさん。

アムールは、ホワイトタイガーだけど、コリアンダーさんとタンジーさんは、普通って言ったら何だけど、普通の虎さん。

ルバーブさんは、髪の毛の長さが腰まであって、女性的な顔で、声でも判断できなかったんだけど、男の狐さん。

女性だと思ってたんだけど、初めて会話した時に、そおっと、鑑定で、確認済み。

だって、言葉遣いが、なんか男性的だったから、おやっ?って思って。

それでも、わ~お、マジか?!アンビリーバボー!って驚いたよね。

ミス・ユニ○ース世界大会に出たなら、優勝間違いなしだよ!

あっ、水着審査がダメか。


「それじゃあ、アムールがリョウにくっついたら、引き剥がすように。しっかり頼んだぞ」

頼むのは護衛だよね?

引き剥がすのを頼むの?

「フフッ、皆さん、お忙しいところ、すみません。明日の朝までで長いですが、宜しくお願いします」

「「「宜しくお願いします」」」

「宜しくね~、リョウちゃん、ぎゅう~。グエッ」

・・・早速かよ。







しおりを挟む

処理中です...