シャム猫

大器晩成らしい

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「そう言えば、来月、林間学校があるんだよね」

「2泊するのか?」

「そう、2泊3日」

「そうか・・・部屋割りとかは、もうしたのか?」

「先生が決めるみたい。で、美和先生が、疾風と森羅と一緒にしてくれるって」

「う~ん、その2人となら安心か?」

「そうだね。信頼してる」

「(即答か・・・心配しなくて大丈夫みたいだな)そうか、良かったな」

カチャ。

パタン。

「ロックしといて」

「うん。でね、林間学校の間は、スマホを先生に預けないといけないから、連絡がつかなくなるなって思って」

カチン。

「夜は返してくれるんじゃないのか?」

「合宿中は駄目だって、先生が言って、クラス中からブーイングを浴びてたけどね。駄目なものは駄目らしい」

「声も聴けないのか・・・」

「・・・うん」


林間学校の話をしながら、玄関横にある、ポールハンガーに脱いだジャケットをかけ、足元に荷物を置き、洗面所で手だけを洗った。

「ジョエル、マッサージどこでやる?」

「そうだな~。ベッドでしてもらうと、眠くなりそうだし、それ以前に、ちょっかいを出したくなるから、ラグに座った状態で、背中と肩を中心に、揉み解して貰おうかな?」

「ちょっかいって、うん、解かった」

深く聞かない方が良さそうかな。

「平日は、手を出さないように気を付けるよ(時間制限もあるし、楽しみは週末まで取っておこうかな)できる限り、なるべくだけど。チュッ」

手を出さないって言ったそばから、軽く唇にKISSをされた。

でも・・・

「これぐらいは、ノーカウントで良いよね?ダメかな?」

・・・駄目ゃないし。

ちょっとされたら、もっとしたくなったし。

そんな軽いKISS、一つだけじゃ、足りない。

首を横に振って、ジョエルの頭を引き寄せると、自分から唇を寄せていった。



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