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ジョエルの膝の上に横向きに座り、ジョエルの胸に凭れながら、会えなかった間の出来事を報告中。
「お風呂は1人で入ったのか?」
「そう、1人。しかも女風呂。女の先生達が入った後、どうぞって。でも、肝試しの後でさぁ、そんな所に1人で入るって、何か肝試しの延長戦、みたいな感じで、めっちゃ怖かった。せっかくの温泉だったけど、さっさと出ちゃった」
「そうか(湖箔には悪いが、他の奴等と一緒じゃなかった事に、ホッとしてる)」
「合宿で、一緒に貸切露天風呂に入ったじゃん。あれ、楽しかったなぁ」
「クスッ、そうだな。でも、いろいろと、我慢するのが大変だったけどな」
「我慢?」
「湖箔の事、好きだったからね。本当はこうしたかった」
そう言って、後ろから抱き締めながら、身体に手を這わせ、首筋や、頬、肩等に唇を寄せ、軽いリップ音を響かせた。
「・・・全然気付かなかった」
「気付かれない様にしてたからね」
そうか・・・もし、あの時点で、ジョエルの気持ちに気付いていたら、俺、どうしていただろう?
まず、露天風呂は断わってるよな。
ん~、後は~、大輝や紫艶の忠告を聞いて、距離を取っていた可能性も高いかな。
となると、今の幸せはなかったかもな。
「気付かれない様に我慢してくれてありがとう」
「何だ、それ」
「フフッ、お蔭で、露天風呂を満喫できたから」
「そうか、それは良かった。その内、温泉に行くか?」
「本当?行きたい!」
「その前に、某夢の国とうちの実家に行くけどな」
「うん、楽しみにしてる。そういえば、お土産は、某夢の国で買えばいいかな?」
行く前に買って、車の中になんか入れておいたら、暑さで、駄目になりそうだし。
「気を遣わなくていいよ」
そういう訳にはいかないと思う。
ちゃんと用意しておかないと。
2日もお世話になるんだから。
「お風呂は1人で入ったのか?」
「そう、1人。しかも女風呂。女の先生達が入った後、どうぞって。でも、肝試しの後でさぁ、そんな所に1人で入るって、何か肝試しの延長戦、みたいな感じで、めっちゃ怖かった。せっかくの温泉だったけど、さっさと出ちゃった」
「そうか(湖箔には悪いが、他の奴等と一緒じゃなかった事に、ホッとしてる)」
「合宿で、一緒に貸切露天風呂に入ったじゃん。あれ、楽しかったなぁ」
「クスッ、そうだな。でも、いろいろと、我慢するのが大変だったけどな」
「我慢?」
「湖箔の事、好きだったからね。本当はこうしたかった」
そう言って、後ろから抱き締めながら、身体に手を這わせ、首筋や、頬、肩等に唇を寄せ、軽いリップ音を響かせた。
「・・・全然気付かなかった」
「気付かれない様にしてたからね」
そうか・・・もし、あの時点で、ジョエルの気持ちに気付いていたら、俺、どうしていただろう?
まず、露天風呂は断わってるよな。
ん~、後は~、大輝や紫艶の忠告を聞いて、距離を取っていた可能性も高いかな。
となると、今の幸せはなかったかもな。
「気付かれない様に我慢してくれてありがとう」
「何だ、それ」
「フフッ、お蔭で、露天風呂を満喫できたから」
「そうか、それは良かった。その内、温泉に行くか?」
「本当?行きたい!」
「その前に、某夢の国とうちの実家に行くけどな」
「うん、楽しみにしてる。そういえば、お土産は、某夢の国で買えばいいかな?」
行く前に買って、車の中になんか入れておいたら、暑さで、駄目になりそうだし。
「気を遣わなくていいよ」
そういう訳にはいかないと思う。
ちゃんと用意しておかないと。
2日もお世話になるんだから。
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