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これは、心を鬼にしてでも、帰らないと。
同情で、こんな所に何百年か判らない期間、拘束されたくない。
退屈で死んでしまう。
いやっ、正確には、死にたくなる。だ。
不死らしいからね。
くるっと、回れ右して、真ん中の浮き島に目を向ける。
「!!!!!!!」
えっ、うっ嘘!!
サー と、血の気が下がるのを初めて経験した。
ダッシュで島まで渡り、手を横に大きく振りながら、諦め悪く、宙を何度も確かめる。
門が、消えている。
洞窟への入り口が・・・
どういう事だ?
きっと、今の私の顔は、般若のようになっている事だろう。
狼の方を見ると、土下座をしていた。
それはいいからっ。
とっとと顔を上げて説明しろっ!!
「いやっ、私にも何がなにやら。でも途中、なんか門が薄くなってくな~、なんて思っていたら、いつのまにか完全に消えてしまって。はて?どうしてかな~?」
いやっ、わざとらしい。
薄くなったの何時だよ!!
・・・回想・・・
フッ ファサ
??今、口角が上がって、尻尾がちょっと動いた?
面白いとこなかったよね。
いや、楽しそうというより、にやっ、て感じだったような?
してやったりって感じだったような?
・・・回想終了・・・
あの時かー
同情で、こんな所に何百年か判らない期間、拘束されたくない。
退屈で死んでしまう。
いやっ、正確には、死にたくなる。だ。
不死らしいからね。
くるっと、回れ右して、真ん中の浮き島に目を向ける。
「!!!!!!!」
えっ、うっ嘘!!
サー と、血の気が下がるのを初めて経験した。
ダッシュで島まで渡り、手を横に大きく振りながら、諦め悪く、宙を何度も確かめる。
門が、消えている。
洞窟への入り口が・・・
どういう事だ?
きっと、今の私の顔は、般若のようになっている事だろう。
狼の方を見ると、土下座をしていた。
それはいいからっ。
とっとと顔を上げて説明しろっ!!
「いやっ、私にも何がなにやら。でも途中、なんか門が薄くなってくな~、なんて思っていたら、いつのまにか完全に消えてしまって。はて?どうしてかな~?」
いやっ、わざとらしい。
薄くなったの何時だよ!!
・・・回想・・・
フッ ファサ
??今、口角が上がって、尻尾がちょっと動いた?
面白いとこなかったよね。
いや、楽しそうというより、にやっ、て感じだったような?
してやったりって感じだったような?
・・・回想終了・・・
あの時かー
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