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番外編
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そう言えば、狼さんにもきちんとした名前がある。
ヴォルフだって、だが、騙されてここに残らされて、ちょっと怒っていたから、今まで一度も名前を呼んだ事はない。
一年過ぎて、いろいろ諦めて、もういいかって気になっていたから、そろそろ名前で呼んでもいいかもしれないとは思っている。
ねぇとかちょっとって呼ぶと、なんか窺うような、悲しそうな顔するしね。
後、何百年か知らないけど、一緒にいるわけだし、しょうがない。
ヴォルフ、この子の食事どうする?
お猿さんに頼めば、果物をいつもより多く採って来て貰えるのかな?
尻尾を千切れそうな程振っている・・・
そうか、嬉しいか。
「猿に伝えましょう」
ウオォ~ン
いつも思うんだけど、種族も言語も違うのに、それで何故通じるのだろう?
この前来たお猿さん、ウキキとしか言ってなかったし、ヴォルフだって、私と話す時以外は、さっきみたいな遠吠えやバウワウって言ってる。
蜘蛛は無言。
なのに、きちんと多めに果物を持って猿は現れ、蜘蛛も呼んでもらうとすぐにやってくる。
そして、私の言葉も理解しているみたいで、言った通りに行動してくれる。
不思議だ。
「言葉を理解しているのではなく、ニュアンスで動いているのです」
もはや意味不明。
「自分を、呼んでいるようだなとか、食べ物いっぱい欲しがってるとか」
いやいや、細かい指示もこなしているよね?
そういえば、あの時呼び寄せたお猿さん、結局婚活を諦めて帰ってきたせいで、一年経った今も番がいない模様、可哀そうに。
ヴォルフ君、遠吠えで呼んでやったらどうかね。
番になってやれそうな、独身お嬢様を。
お猿さんのお見合いがセッティングされる事となった。
が、しかし、お猿さんの理想は高すぎるのか、何回やっても、カップル成立ならず。
容姿がタイプではないとか、性格が合わないとからしい。
少しは妥協しろよ。
ヴォルフだって、だが、騙されてここに残らされて、ちょっと怒っていたから、今まで一度も名前を呼んだ事はない。
一年過ぎて、いろいろ諦めて、もういいかって気になっていたから、そろそろ名前で呼んでもいいかもしれないとは思っている。
ねぇとかちょっとって呼ぶと、なんか窺うような、悲しそうな顔するしね。
後、何百年か知らないけど、一緒にいるわけだし、しょうがない。
ヴォルフ、この子の食事どうする?
お猿さんに頼めば、果物をいつもより多く採って来て貰えるのかな?
尻尾を千切れそうな程振っている・・・
そうか、嬉しいか。
「猿に伝えましょう」
ウオォ~ン
いつも思うんだけど、種族も言語も違うのに、それで何故通じるのだろう?
この前来たお猿さん、ウキキとしか言ってなかったし、ヴォルフだって、私と話す時以外は、さっきみたいな遠吠えやバウワウって言ってる。
蜘蛛は無言。
なのに、きちんと多めに果物を持って猿は現れ、蜘蛛も呼んでもらうとすぐにやってくる。
そして、私の言葉も理解しているみたいで、言った通りに行動してくれる。
不思議だ。
「言葉を理解しているのではなく、ニュアンスで動いているのです」
もはや意味不明。
「自分を、呼んでいるようだなとか、食べ物いっぱい欲しがってるとか」
いやいや、細かい指示もこなしているよね?
そういえば、あの時呼び寄せたお猿さん、結局婚活を諦めて帰ってきたせいで、一年経った今も番がいない模様、可哀そうに。
ヴォルフ君、遠吠えで呼んでやったらどうかね。
番になってやれそうな、独身お嬢様を。
お猿さんのお見合いがセッティングされる事となった。
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容姿がタイプではないとか、性格が合わないとからしい。
少しは妥協しろよ。
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