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ルーレシア魔国 魔王 シャルドネード

魔国での一日

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 「おはようございます 百合愛様」

マリーナに起こされて 身支度を整える

もう無駄な抵抗は一切しなくなった

その方が 早く終わるからね


朝食の前に農場へ出かける

実験農場で 水撒き & 清浄化の魔法かけ

実験は成功のようだ

清浄化をかけている方の 穀物の実が ふっくらとしだし 皆で植えた苗も すくすくと元気に育っている

一安心

観察日記を書き込み 城に帰ってから 入浴

汗をかいた訳じゃないから 着替えだけでいいと思うけど

 「いいえ なりません 綺麗にして 香油をお塗りします 魔国は乾燥しておりますので 手入れをきちんとしませんと すぐに 百合愛様の 滑らかなお肌が ボロボロになってしまいますからね」

・・・だ そうだ

マッサージは気持ちいいけど やっぱり 恥ずかしい

毎日毎日されているので 慣れてはきたけど できれば 背中と手足以外は 自分でしたい

切実に

服を着付けてもらい 他の専属のメイドに 髪の毛の手入れをして貰った後 結い上げてもらい 魔国のメイド達が準備してくれた食事を摂った

どうやら 私の方で 仕事を分けてから 争いも無く 上手くまわしている様だ

食後 軽くゼインから この国の独自のマナー や 常識を学び 書庫に連れて行ってもらい 5~10冊 前日借りて 読み終わったのを返してから 新しい本を借りてゆく

時間が空いた時に ちょこちょこ 読むので 割りとはやく読み終わる

まぁ 速読してもいるしね

昼食と夕食は シャルドネードと会話を楽しみながら食べる

午前中にしてた事や この国でおこっている事で 話せる範囲の事や 日本の文化や習慣 地球の事等を話している


あー そうそう

泉も エルフ達が泥にまみれながら 手作業で作業をしているから遅いけど 綺麗になってきているらしい

まだ湧き水は復活していないようだけど・・・

魔法を使えばもっと速く 進むけど エフル達への罰でもあるからね 苦労させないと

プライドをへし折って 二度と他の種族に対して見下す事の無いよう 徹底しなくちゃ

魔法を使えないように 首輪をさせて サボらない様に エルフ以外の近衛騎士達に 見張りをさせている

特にドワーフ達が張り切っている 種族的に仲が悪い模様・・・

これらは 妖精達に ちゃんとエルフ達を懲らしめたよって 許して貰う為の一つの判断材料として伝えようと思っている


夜 寝る為に 部屋へ引き籠る前に 挨拶にしてはいささか問題がある ハグとKISSをされた後 マリーナによる 入浴の手伝いとマッサージの 苦行

疲れきった身体を ベッドに横たえると すぐに 結界を張り 眠りに就く


そうして 冒頭に戻るのであった・・・

 「おはようございます 百合愛様」
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