上 下
164 / 189
運命とは

挙式までの日々

しおりを挟む
試着をして髪もセットし 少し動いてみた

結局 サイズもデザインも問題なくそのままでいくことになった

1刻もしないで終~了~

衣装を脱いで 元の服に着替える

せっかく 3人選んだのに活躍の場がなく申し訳なく 収納から着物や帯をだして それを この世界風のドレスに仕立て直して貰う事にした

ミーナ と ランダ サニアだけでなくマリーナも着物を見て こちらの世界に無い独特な形 織りや模様に驚いていたけど 綺麗で素晴らしい衣装だと褒めてくれた

日本独自の文化を褒められると嬉しいよね

早速 3人で顔を合わせて どんな形にするか検討しだしたので 他にも数点 着物を渡してから 部屋を出てきた

どんな風にリメイクされるか 今から出来上がりが楽しみ


部屋に戻ると4人がソファーで寛いで待っていた

聞けば 招待状の手続きの為の手紙を送って欲しいそうだ

皆 挙式の場所 日取りを書き込むだけで 何時でも出せる状態にしてあったらしく 日取りが決まったので 手紙に 日付と場所を招待状に書き込んで 送付するよう指示を出すそうだ

私に お願いすれば直ぐに手紙が届けられるものね

それにしても 私が答えを出す前に 全員準備しているとは・・・

衣装まで準備してあったらしい

いろいろと複雑な気分になった

シャルドネードとギルデガルドから 手紙を預かると直ぐに 転移でそれぞれの城に届けにいった

それぞれの城で メイド達に 引き止められ もてなされそうになりながら まだやる事があるからと やんわりとお断わりさせて貰って さっさと手紙だけ渡してきた

・・・

まだ居る 4人組・・・

抜け駆け防止か何か知らないが 次の日から挙式までの間ずっと 9刻~12刻 14刻~17刻 以外 私の部屋に集合するようになっていた・・・

午前 午後 計6刻の間は何しているかというと それぞれ仕事の時間

だから シャルドネードとギルデガルドをその度 送ったり 迎えに行ったりしていた

休みも皆 同じ日に揃え 私のストレス発散も兼ねて 森の中へと散歩に行った

レベルを上げたいと言っていたから 以前作っておいた休憩地点に一気に転移し ぐるぐる回り道をしないでひたすら奥の方に向かい 強い魔獣と多く遭遇できるようにした

皆が手古摺っていると感じた時だけ 手助けをし それ以外はなるべく皆のレベルが上がるように 見守っていた

そんなこんなで過ごしている内に あっという間に挙式の前日の朝を迎えていた
しおりを挟む

処理中です...