エリート妻色情飼育―性奴隷は人妻にかぎる―

山田さとし

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第八部 最後の仕上げ

第五十七章 罠2

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悟が投げた言葉が頭に絡みついている。

『抱いていいぞ、井上・・・』 

どういう意味であったのか。
あれから直ぐに帰った悟の笑みが、不自然に井上の思考をかき混ぜていくのだった。

気が付いた時には裕子のマンションの前まで来ていた。
井上の手を取りながら放たれた裕子の言葉が、胸の奥深く入り込んでいった。

「好きよ、井上さん・・・」
男の足はその手に導かれるまま、マンションのオートドアをくぐるのだった。

※※※※※※※※※※※※※※※

女が微笑んでいる。
切れ長の瞳が妖しい光りを宿して誘う。

春香と対照的な薄い眉が緩やかなカーブを描き、二重の目蓋と共に痺れるような魅力を投げてくる。

「いいのよ、井上さん・・」

男は夢ではないかと思った。
入社以来憧れていた社内一のマドンナが、目の前に横たわっている。

大人びた顔付きが男の心を捉えて離さない。
戸惑う井上の心を見透かすかの如く裕子はクスクスと笑いながら囁いた。

「大丈夫よ、私・・・
アナタ達の仲を邪魔するつもりは無いのよ。

結婚とか恋愛とかはもう、ウンザリ・・・

知っているでしょ?
バツイチだって・・・。

楽しみましょうよ・・ネッ・・・?」

そして男の顔を強引に引寄せた。
井上は逆らうこともなく舌を絡めていくのだった。

「ああ、んん・・ふっ・・・んん・・・」

井上の舌の動きに敏感に反応する裕子の声が鮮烈に頭に響く。
ふくよかな胸の乳輪に埋もれていた塊が姿を現すと、男は夢中で口に含むのであった。

「ああ、あぅー・・は、ふぅー・・・」
裕子は男の逞しい背中に爪を立てながら身体を弓反らせていく。

「おおぉ、伊藤さん・・・」
井上は感動に震えていた。

ずっと憧れていた裕子が今、目の前に美しい姿を晒して声を出している。
自分の舌に敏感に反応して感じてくれているのだ。

誰もが憧れ、指を咥えて眺めるだけの秘書課の美女が今、腕の中で悶えている。

春香とは一度しか身体を重ねていなかったが、感じるというよりはジッと痛みに耐えているという印象であった。
それはそれでいいのであるが、男としてはやはり裕子のように反応してくれると嬉しいし自信がつくのだ。

「いやっ、裕子って呼んで・・・」
それに、時折こういったイジらしいセリフで男の心を興奮させてくれる。

そしてネットリとしたテクニック。

「おおおお・・お、ああああぁー・・・」
井上はまるで少年のように、裕子の舌の動きに悲鳴をあげて感じていた。
年齢は殆ど変わらぬ筈なのに、裕子の絶妙の愛撫に逆らえなかった。

「ウフフ・・・可愛い・・・」
裕子のしなやかな指が井上の乳首をなぞる。

熱くたぎるコックを咥えながら巧みに這わせる指は、井上の頭を沸騰させる程の強い快感を与え続けていた。

「あうぅ、凄い・・す、凄いぃ・・・
裕子さんっ、ゆ・・裕子さ・・ん・・・」

井上は裕子の前になす術も無く、官能の奴隷の如く溺れていくのであった。

※※※※※※※※※※※※※※※

「私・・高いわよ・・・?」

裕子の背中に舌を這わせながら官能の余韻に浸っている井上の耳に、からかうような声がかえってきた。
裕子のテクニックにアッという間に昇ってしまった男は、それでも征服感に酔いしれながら放った言葉に対してであった。

『か、感激です、裕子さん・・・
お、俺・・ずっと憧れていたんです。
ま、叉来ても・・いいですか・・・?』

精一杯、謙虚に言ったつもりである。
勿論、春香に対する罪悪感はあった。

しかし裕子の方から誘ったのである。
たった今まで自分の腕に抱かれながら感じていたではないか。

だから、そんな意外な言葉がかえってくるとは想像もつかなかった。
呆然とする井上の顔を抱き寄せた裕子は、悪女の笑みを浮かべて囁いた。

「んふふ・・可愛いわ、ボウヤ・・・」
殆ど年は同じなのに大人びて感じた。

「私・・専務の女なのよ・・・」
裕子は身体を入れ換えて、井上に覆い被さるようにすると楽しそうに言った。

「ええぇっー・・・?」

井上はそれこそ天地が逆さまになった程に驚いた。
今まで交わり、そしてこうして抱き合っている裕子が尊敬する上司の女だとは。

「うふふふ・・驚いた・・・?」

裕子は井上の表情が可笑しくて、笑いながらネットリと男の乳首をなぞっていく。

「んっ・・・」
チクリとした快感が電気の如く走る。

「うふふ・・可愛いわ・・・
いいのよ・・・感じても・・・
んふふふふ・・・」

「あああっ・・ああっ・・・」

そして、男の反応を楽しむように乳首を舌で転がしていく。
しなやかな指に絡ませられたコックは、先程出したばかりだというのに熱くたぎっている。

「まあ、元気・・・」
「おおっ・・あ、あああっ・・・」

井上は女の絶妙な愛撫に声を上げながらも頭の中を混乱させていた。

上司の女と交わってしまった。
しかも尊敬する専務の悟である。

『抱いていいぞ、井上・・・』
あの時言った悟の言葉は何だったのだろう。

(ま、まさか・・・?)
井上の感じる姿に興奮した裕子は、熱いコックを静かに沈めていった。

「あっ、おおおおお・・おおぉー・・・」
ウブな女の如く声を出す井上に、またがりながら妖しい表情で言った。

「んんっ・・・ふうんっ・・うふぅ・・
い、いいわよ、ボウヤ・・凄く元気よ。
あ、ああぁっ・・・そう・・もっと・・・」

クネクネと腰を使い締めつけてくる。

「そ、そう・・私は悟の女・・・
で、でも・・いいのよ。
あぅっ・・・
私・・好きなの、あなたが・・・あんっ」

「おおおお・・裕子さん、裕子さ・・・ん」

井上はもう抵抗できなかった。
絡みつく快感が思考を溶かしていく。

上司の女と繋がっている。
その事実が強烈な官能を浴びせてくる。

「さ、悟さんも・・言ってたわ・・・
あうっ・・ああっ、いいっ上手よ・・・
井上になら、お前を抱かせてもいいって。

んんっ、はんっ・・で、でもぉ・・・
ほ、本当にするとは・・思ってない筈。

ああっ・・いいっ・・いいのよ・・・
叉・・来て・・・。

何度でも楽しみましょう・・・
ああー・・好きよっ、井上さん・・んんっ。

悟と同じ位・・・好き。
あふうぅーんんんん・・・

あ、あの人もアナタを評価してるわ。
あああ・・お、俺の右腕だって・・・

だ、だからっ・・ああぁ・・・だめぇ。
も、もう・・喋れないー・・・
んんっー・・・」

そこまで言うと、裕子は両目を閉じてセックスに没頭していくのだった。

「ああん、あんっ・・・いいっいいっー。
井上君っ、いいわー・・凄くいいー・・・」

スレンダーな裸体が男の上で踊っている。
井上は不条理な興奮に包まれていた。

悟の声が頭の中で廻っている。

『いい女だろう・・・?』

上司の女だ。
兄のように慕う悟の女なのだ。

「あああー・・いいっいいっ、いくっー・・・」

裕子が叫ぶ。
井上のコックを咥え込み激しく腰を振る。

「ゆ、裕子さん・・裕子さんー・・・」

井上も叫ぶ。
心が溶けていく。

『お前と俺とは一心同体だ・・・』
悟の言葉が励ます。

(せ、専務・・・)

『抱いていいぞ、井上・・・』

「あああ・・専務、すいません、専務ぅ・・・」
井上は無意識にそう叫んでしまうのだった。
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