152 / 153
第十部 甘い生活
第十五章 獣達の饗宴再び8(正の呟き)
しおりを挟む
「ああぁっー・・・」
背中をのけ反らす母さんの顔が鏡に映っている。
その歪んだ表情に僕は礼子さんの顔を重ねていた。
メス犬のように四つ足で母さんを犯す内に守から聞かされていた礼子さんの反応を思い出していたからだ。
鷲づかみするヒップに僕の指が食い込んでいる。
ジュボジュボと出し入れされる赤いコックが見え隠れしながら白い泡をたてていく。
「あぁ・・だ、だめぇ・・・」
支えきれなくなった両手を投げだすようにして母さんがシーツに顔を埋めた。
僕は動きを止めて、母さんの息が整うのを待つことにした。
いつものように既に一度目の射精を終えている僕は、少し余裕があった。
エロ過ぎる体位は我慢するよりも二回目を挑んだ方が楽しめるというものだ。
母さんと初めて結ばれてから毎日のようにセックスを繰り返すうちに分かったことだけど。
「はあぁ・・あああぁ・・・」
絶頂から帰ってきた母さんが声を掠らせる。
「うっ・・うぅ・・・」
締め付ける肉襞の快感に僕も呻いてしまった。
「た、ただしさん・・・」
目をこじ開けるようにして母さんが呼びかける。
再び両手で支えながら身体を浮かすと自分から腰を押し付けるように四つ足に戻していく。
淫靡な仕草に僕のコックがビクンとなった。
「あっ・・・」
小さく声を漏らしてのけ反る表情がエロい。
「あぁ・・はぁ・・はぁっ・・・」
徐々に腰を動き始めていく。
「あっ・・いいっ・・気持ちいぃ・・・」
母さんの口元から白い歯がこぼれた。
「あふぅ・・んん・・ただしさぁん・・・」
首を捻り、鼻にかかった声を出している。
「わたし・・いやらしいのぉ・・・」
「か、母さん・・・」
誘うような表情に胸が熱くなる。
一瞬、その顔が礼子さんに見えた。
守から聞かされた反応と同じだったからだ。
ビデオで「学習」した二人は無意識に同じ動きを記憶に刻んでいたのかもしれない。
礼子さんと繋がっている錯覚に陥ってしまうほどに。
思わずヒップを抱き寄せると深く挿入した。
「あうぅっー・・・」
のけ反る声が興奮を煽る。
「母さんっ・・母さんっ・・・」
激しく腰を動かしながら呼びかける。
「いいっ・・いいっ・・ただしさんっ・・・」
直ぐに声が返ってくる。
(れ、礼子さんっ・・・)
心の中であの人を呼んでいた。
何て嫌な奴なんだろう、僕は。
よりによって親友の母親を思い浮かべるなんて。
でも、母さん達もいけないんだ。
僕達のために二人でエッチな「御褒美」を研究していたから、守と「報告」し合う内に変な感情を抱くようになってしまったのだから。
その時、気づいたんだ。
僕は礼子さんが好きなんだって。
母さんのことは勿論、愛しているし生涯の伴侶は母さんだけだと思っている。
でも今、礼子さんを犯していた。
礼子さんとセックスしているんだ。
明日、守に「報告」する時のことを考えると切ない気持ちになった。
想像の中とはいえアイツの母親を犯していたなんて。
だけど。
そう、もしかしたら。
不条理な想いつきに僕は口元を綻ばせた。
守も僕と同じことを考えているのかもしれないと。
第十部 甘い生活(完)
背中をのけ反らす母さんの顔が鏡に映っている。
その歪んだ表情に僕は礼子さんの顔を重ねていた。
メス犬のように四つ足で母さんを犯す内に守から聞かされていた礼子さんの反応を思い出していたからだ。
鷲づかみするヒップに僕の指が食い込んでいる。
ジュボジュボと出し入れされる赤いコックが見え隠れしながら白い泡をたてていく。
「あぁ・・だ、だめぇ・・・」
支えきれなくなった両手を投げだすようにして母さんがシーツに顔を埋めた。
僕は動きを止めて、母さんの息が整うのを待つことにした。
いつものように既に一度目の射精を終えている僕は、少し余裕があった。
エロ過ぎる体位は我慢するよりも二回目を挑んだ方が楽しめるというものだ。
母さんと初めて結ばれてから毎日のようにセックスを繰り返すうちに分かったことだけど。
「はあぁ・・あああぁ・・・」
絶頂から帰ってきた母さんが声を掠らせる。
「うっ・・うぅ・・・」
締め付ける肉襞の快感に僕も呻いてしまった。
「た、ただしさん・・・」
目をこじ開けるようにして母さんが呼びかける。
再び両手で支えながら身体を浮かすと自分から腰を押し付けるように四つ足に戻していく。
淫靡な仕草に僕のコックがビクンとなった。
「あっ・・・」
小さく声を漏らしてのけ反る表情がエロい。
「あぁ・・はぁ・・はぁっ・・・」
徐々に腰を動き始めていく。
「あっ・・いいっ・・気持ちいぃ・・・」
母さんの口元から白い歯がこぼれた。
「あふぅ・・んん・・ただしさぁん・・・」
首を捻り、鼻にかかった声を出している。
「わたし・・いやらしいのぉ・・・」
「か、母さん・・・」
誘うような表情に胸が熱くなる。
一瞬、その顔が礼子さんに見えた。
守から聞かされた反応と同じだったからだ。
ビデオで「学習」した二人は無意識に同じ動きを記憶に刻んでいたのかもしれない。
礼子さんと繋がっている錯覚に陥ってしまうほどに。
思わずヒップを抱き寄せると深く挿入した。
「あうぅっー・・・」
のけ反る声が興奮を煽る。
「母さんっ・・母さんっ・・・」
激しく腰を動かしながら呼びかける。
「いいっ・・いいっ・・ただしさんっ・・・」
直ぐに声が返ってくる。
(れ、礼子さんっ・・・)
心の中であの人を呼んでいた。
何て嫌な奴なんだろう、僕は。
よりによって親友の母親を思い浮かべるなんて。
でも、母さん達もいけないんだ。
僕達のために二人でエッチな「御褒美」を研究していたから、守と「報告」し合う内に変な感情を抱くようになってしまったのだから。
その時、気づいたんだ。
僕は礼子さんが好きなんだって。
母さんのことは勿論、愛しているし生涯の伴侶は母さんだけだと思っている。
でも今、礼子さんを犯していた。
礼子さんとセックスしているんだ。
明日、守に「報告」する時のことを考えると切ない気持ちになった。
想像の中とはいえアイツの母親を犯していたなんて。
だけど。
そう、もしかしたら。
不条理な想いつきに僕は口元を綻ばせた。
守も僕と同じことを考えているのかもしれないと。
第十部 甘い生活(完)
10
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる