異世界に召喚されたけど俺さえよければいいので好きに生きることにします

zerune

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異世界召喚されたけど好き勝手にさせてもらいます

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「なんで俺が助ける必要があるんだ?」

たった一言で周りの空気凍り付くが気にせず言葉を続ける

「そもそも、勝手に召喚して、なんの説明もせずにこの国を救えってどんな頭してたら言えるんだ?」

「貴様!一体誰に口をきいていると思ってるんだ!!」

「知るかボケ、そこに座ってる白髪ジジイが王様であろうがその辺にいる平民だろうがそんなこと俺に何の関係があるんだ?」

玉座のよこに立っている大臣だろうか、顔はもう真っ赤になっており平静を保ってなどいないみたいだ

「よい、異世界からの転生者よ、急に呼びだしたのはこちら側の勝手であるのは事実だ、その非礼には詫びよう」

玉座から立ち上がり頭を下げる王様を見て少しはまともなのか?と思うが別に態度を軟化させる気はない

「王、あなたが頭を下げるなど、このものすぐに処してしまいましょう」

こいつ、自分のとこの王様が頭を下げたってこと理解してるのか?

「よい、と言ったであろう、口を噤め」

「で、ですが・・・」

「2度は言わんぞ」

「は、はい、失礼いたしました」

「転生者よ、この世界の説明をさせてはくれないだろうか」

「嗚呼、説明してくれ、なんで呼ばれたのかも含めてな」

長々と歴史なんかも語られたがまとめるとこうらしい

・この世界には人族と魔族と亜人族、そして精霊族と四種族に分かれているらしい。

・現状全種族はお互いに牽制をしあっている状態で中でも現状魔族とはすぐにでも戦争になってしまうかもしれない。

・この世界の人族は戦争になるたびに別の世界から転生者を召喚して戦っている。

・転生者にはこの世界に来る前に神々から加護を授かりこの世界に転生する。

・神々の加護をもって人族を守ってもらう、そうやって今まで戦争を乗り越えてきた。

・俺のように反発的だったことは一度もなかったらしい。

・この世界に呼び出されてから戻る方法はない。

「なるどど、ここまでの説明を聞いてもう戻ることもできないし、神々から加護をもらっているのだからぜひこの国のために戦って死んでくれってことだな?」

「いや、死んでほしいとは思っていないのだが」

「話を聞いた感じ戦争自体は結構頻繁に起こっているとおもうんだけど」

「・・・確かに30年~50年くらいで魔族とは言わずともどこかと戦争はしている」

「もちろん俺のほかにも転生者はいたわけだろう?俺と同じくらいの年で転生したとしたら今回の戦争に出ることはできなくても生きているくらいの歳だと思うんだが」

王様だけでなくこの場にいる大臣たち全員が苦い顔をする、まぁだと思ったけどさ・・・

「前回の転生者は前の戦争で命を落とした、敵の大将と刺し違える形で・・・」

「うん、まぁそんなとこだろうと思ってたわ、んで?この話を聞いて俺がこの国のために戦うなんて思うわけ?」

「・・・思わぬ」

「俺を召喚したら俺が死ぬまで召喚できないとかあるのか?」

「いや、そんなことはないが召喚には膨大な魔力を要する、ここの天井にぶら下がっている魔力炉に魔力がたまりきらないと召喚の儀はおこなえないのだ」

「ふむ、俺はこの国のために戦う気はない、だがこの世界から帰る方法もない、この世界で死ぬしかないわけだ」

「・・・」

「この世界に勝手に呼んだんだ、一月分くらいの生活費をよこせ、それを貰ったらあとは勝手に生きる」

「貴様!さっきからの黙って聞いていれば勝手なことばかり言いよって!、オディロン!この者の首をはねよ!」

部屋の入口で身じろぎ一つしないで立っている、騎士に顔真っ赤のひげ眼鏡が怒鳴っている

「よせ、勝手なことをするな、ウルバーノ」

「王よ、こればかりは我慢がなりませんぞ!」

こいつ、ほんとプライドとかそんなんで生きてきたんだろうなぁ。

「なーにが我慢がなりませんだひげ眼鏡、これでも譲歩してんだぞ?」

「言わせておけば・・・」

顔真っ赤に加えて肩まで震わせちゃってまぁ

「ウルバーノ、いい加減にしろお主の心遣いはしかと受け取った」

「王・・・」

まったく納得していないようだがひげ眼鏡は引き下がるようだ

「そんで、王様、俺の言ってる条件飲んでくれるの?それとも牢獄にでも放り込んでおくか?」

「いや、転生者の条件を飲もう、それで、こちら側からも一つ願いをきいてもらえんだろうか」

「なんだ?、やるかどうかは別として聞いてはやる」

「お主の加護を教えてはくれないだろうか」

「は?加護?知らないの?」

「嗚呼、転生者のステータスは本人しか見ることができないのだ」

「そうなのか、まぁ加護をおしえればいいんだろう?」

「加護だけがわかればいい」

「なるほど、俺が生きている間俺の持っている加護が他の転生者に渡されることがないからか」

「知識の加護があるのか?」

「いや、知識の加護ってのはもっていない、俺が持っているのは慈愛の加護、理の加護だな」

「加護が二つのみ?だがどちらも加護の中では最も強力な加護といわれるものか・・・」

「そうなのか、まぁこれで願いは聞き入れたわけだ一月分の生活費をくれもらい次第俺はここから出ていくから」

「すぐに持ってこさせよう、オディロン、転生者に一月分の金を持ってきてくれ」

「は、直ちに」

フルメイルだというのになかなか早く動くもんだ、オディロンとか言われてる騎士かなりの実力があるみたいだな

「まぁ、これで好き勝手に生きていく事ができるわけだし俺のために使った魔力くらい返してやるよ」

「魔力を返すとは何をするつもりかね」

手を突き上げて天井からぶら下がっている魔力炉にむかって魔力の鎖をつなぐ、そのまま鎖を通して魔力炉の中に魔力を流し込んでいく

「!?一体何をやっているのだ・・・」

「みてわかんだろ、魔力を流し込んでるんだよ」

あとで知ったことだがこの召喚に使う魔力は宮廷魔導士とかいわれてる人間が10人がかりで約5年をかけて魔力をためていくものらしい
そのあとも少し会話をしたがまぁほぼ聞き流していたからあんまり記憶に残っていない、戻ってきた騎士から金を貰ったのでていくかな

「それじゃこれで俺は失礼するから、あんたらは次の転生者呼ぶ準備でもすればいいんじゃないか」

「あ、ああ、そうさせてもらおう」

王様の顔が少しひきつっているのは気のせいってことにしとく

「次の転生者は扱いやすいやつだといいな、それじゃあな」

堂々と扉を開けて誰に付き添われるわけでもなく城から出ていく

さて、これから何しましょうかね。

城から出てきてとりあえずはよくあるギルドなんかに冒険者登録をすましたいんだけど、なんかこの世界ってかこの国全体的に好きになれない感じがするなぁ

「お、あんた転生者だろう。どうだ少しみていかねぇか?」

明らかに胡散臭い感じがする、なによりこの男が指さしたのはサーカスなんかでよく見るようなテント・・・あぁそういうことか
「おれ、あんま奴隷とかには興味ないよ」

この世界のルールにどうこう言うつもりはないそもそも俺に損がないなら奴隷がいようがいまいが関係ないからな

「今回の転生者はあんまりびっくりしないんだな、意外だぜ」

「俺は、俺さえよければ他がどうなっていようがどうでもいいからな」

男は目を見開く、心底いがいだと思ったのだろうしかしすぐに笑顔に戻り語り掛けてくる

「いいねぇ、そういうの好きだよ、そうだよな自分がよければそれでいい。奴隷なんてかわいそうだってやつらがおおくて困ってたんだ。転生者であるアンタみたいなやつがそういう考えだってことを言ってくれればもっと俺も商売がしやすくなるってもんだ」

「別にこの考え方を声高にするつもりはないんだが」

「お、そうだったのかい、すまないね、でもそれならなおのこと見ていかないかい?きっと気に入るものがあるとおもうよ」

はぁ、この手の奴は嫌いだ、いやまぁ商人とかいう奴はこんなんばっかなんだろうけど・・・

「いい、興味がないっていったろう、俺はこれからやることがあるんだ、わかったらどいてくれ」

少しムッとしたようだが調子を崩さずに続ける

「アンタ、これからこの国以外にいくんだろう?」

「よくわかったな、そうだこの国を出ようと思っている」

「なら、そんなアンタにいいもんがあるんだよ、この国からでて他の地域に行くんなら案内がいたほうがいい」

案内か・・・案内はともかく確かに一人で旅をするのも寂しいものがあるか・・・

「俺の好みのがいれば買おう」

「損はさせませんよ、さぁ、どうぞ」

胡散臭い笑顔を張り付けてテントの中に案内をしてくる

テントの中は想像していた通りの光景だった、檻の中に獣から亜人である獣人に人や魔人など見ればわかる強力な魔法具につないで雑多につないである。

「別に俺に害がないから特に何かをしろという気はなが、かりにこいつらを商品として扱うのであればもう少し全体を明るくして見やすくしたほうがいいぞ店主、あとはそうだな衛生には気を配るべきだ」

「ほんとに、珍しい方ですね」

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