弟がガチ勢すぎて愛が重い~魔王の座をささげられたんだけど、どうしたらいい?~

マツヲ。

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弟が(私の)ガチ勢すぎて愛が重い

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 魔王と呼ばれる存在がおさめる魔界のなかでも、その象徴たる宮殿が位置する魔都バステト。
 きらびやかで、生命力に満ちた毒々しいその街は今、燃えさかる赤い炎にまかれていた。
 逃げまどう住民と、それをなぶる侵略者たちによる喧騒は、その街で混乱の極致を描いていた。

 そして、ひときわ激しい炎をふきあげるのは、バステトの街の中央に位置する魔王の宮殿だ。
 その炎を放たれた極彩色の宮殿のなかで、私は久しぶりに会う末の弟と対峙していた。
 むろん私たちの周囲にも、その炎はふきあがっている。
 本来ならば、その熱気に息をすることさえできないような環境かもしれない。

 だけど魔界の万物を統べるという魔王の血を引くものならば、たとえ建物を焼き落とそうとする威力の炎だろうと、そんなものは熱ささえ感じずに済むものだった。
 先代魔王の四男にして、現魔王の弟である私にはなんら脅威ではないはずなのに……けれど、それ以上のゾッとするような寒気に、思わずふるえそうになっていた。

「お久しぶりです、兄さま。またお痩せになったのではないですか?」
 弟のラシールが、心底こちらを心配するような、そんな表情を浮かべて首をかしげている。
 それはまるでなんてことはない、久しく会っていなかった兄弟の再会のあいさつにすぎないように聞こえるけれど、けっしてそんななまやさしいものではなかった。

「ラシール!どういうことなんだ、これは!?魔都バステトで謀叛が起きたという知らせを受けて舞いもどってみれば、このような所業……まさかこれを先導したのは、お前なのか?!」
 この場に来るまでの道程にも、魔王の側近をふくめた何人もの魔族が倒れ伏しているのを見かけた。
 そのほとんどは『凄惨な』と表現するのがふさわしいような状況に陥っており、すでに絶命したか、そう長くはないものたちばかりだった。

 それだけじゃない、その弟の手には、現魔王であるはずのムスタファ兄上の刎ねられた首がにぎられていた。
 ポタポタと血のしたたるグロテスクな断面を見せるそれに、思わず吐き気が込みあげてきて、そっと袖口で押さえれば、ラシール私の視線を追って、その手にしている生首を持ちあげる。

「あぁ、これですか?王にふさわしくないものに、死をあたえたまでです」
 そうしてまるで興味を失ったかのように、ぽいと投げ捨てる。
「あ……」
 大理石の硬質な床に転がったそれに、めまいがしそうだった。

 まさかこのひどい悪夢のような状況を、弟のラシールが起こしたとでも言うのだろうか?
 あんなにやさしかった弟がなぜ!?
 そう思ったところで、残念なことに心当たりはいくつもあった。

「お前は、この王家に恨みを抱いているのか?王位を簒奪しようと思うほどに……」
 おかげで問いかける声もまた、弱々しいものとなってしまっていた。
 きっと今の私の顔色は、ひどいものになっていることだろう。

「そうですね、僕をさんざん慰みものにしてきたヤツらには、当然恨みをいだいていますから」
 ラシール声色はすべてを拒絶するほどに硬質なもので、それを聞く私の心には罪悪感が広がっていく。
 これがラシールにとって、わが王家に恨みを抱くには十分な理由のひとつだった。

 我らの父である先代魔王には、正妃のほかに側妃がふたりいた。
 正妃から生まれたのが、長男であるムスタファと四男である私アルサリアで、側妃から生まれたのが次男と三男である兄たちだった。
 そう、つまりラシールは父がたわむれに手を出した、下女の生んだ庶子だったのだ。

 魔王の息子として認知こそされたものの、母たちの嫉妬ははげしく、その下女やラシールがどんな目に遭わされたのかを考えれば、長じたラシールがいつ反旗をひるがえしたところでおかしくはなかった。
 まだ幼いラシールを押さえつけ、『サキュバスの生んだ子なのだから当然淫奔なのだろう』と決めつけ、さんざん弄んだ兄たちを恨むのは仕方のないこととしか思えなくて。

 いくら私がかばったところで、ラシールを都合のよい玩具としていた兄はひとりだけではなかった。
 長兄が是としたことを、ふたりの兄たちが模倣するのは、当然といえば当然の流れだったのだろう。
 幼いながらも、たしかに母の血を濃く継いだラシールには、妙な色気のようなものがあったのは事実で、なまめかしい肢体を持つその幼い弟を寄ってたかって犯していたのを見かけて止めたのは、一度や二度では済まなかった。

 いくら魔王の息子とはいえ、腹ちがいの弟になんということをするのだろうか。
 兄上たちのその倫理観のなさにあきれ、いくらいさめたところで、効果はなかった。
 可能なかぎりそばにいて守ろうとしたところで、しょせんムスタファ兄上に劣る魔力しか持たぬ私にできることは、そう多くなかった。
 ならば、兄たちの愚行を止められなかった私にも、ラシールがこうして謀叛を起こすに至った責任の一端がある。

 私がこうしてこの場に呼びもどされたのも、兄弟のなかで唯一ラシールがなついていたのが私だったからにすぎない。
 そしてラシールの身の上に同情こそすれ、止める気持ちなど持ちようもなかった。
 最初は侵略者に対峙するためにと、かまえていたはずの剣を持つ手から力を抜く。

「そうか、この魔界では力こそすべて。簒奪される王位なら、それもまた正義か……」
「えぇ、ムスタファは王の器ではありませんでした。この魔界でも彼の敷いた圧政に、反発の声は大きくふきあがっておりましたから」
 そのうわさは、長らく研究のために遺跡に引きこもっていた私の耳にも届いていた。

 しかしムスタファは、先代魔王と正妃の良質な血筋を受けて、圧倒的な魔力を持つものとして君臨していた。
 力こそすべて、そんな魔界においてはどれだけの理不尽であろうと、それを押しとおせた時点で正義になる。
 だからこそ、先代魔王を殺してその座に就いたときにも、彼に従う魔族も多くいた。

 もしラシールが王位の簒奪を狙うのであれば、私のことは早々に消すべき存在だ。
 少なくともこの魔界では、『力こそすべて』と言いながら血筋にたいする信仰のようなものも、根強く残っている。
 仮にも先代魔王の血を受け継ぎ、そして母が正妃である私という存在は、きっとこの先邪魔になることだろう。
 だからきっと、私も兄であるムスタファとおなじように首を刎ねられる末期を迎えるのだと、そう思っていたのに。

 だって、そう疑うだけの状況証拠ならば、いくらでもそろっている。
 炎にまかれた宮殿と、魔都バステト、そして惨殺された魔王の配下たち。
 それらの惨状は、この目に焼きついて離れない。
 だけど気が弱くて、いつも上の兄たちに虐げられていたあの華奢でかわいかった弟と、目の前に立つ狂気をはらんだ血まみれの美丈夫とが、どうしても結びつかない。

「ちょうどよいところに来てくださいましたね、兄さま。昔から歴史にしか興味がなくて、この宮殿を早々に出てしまった兄さまを、どうしたら呼びもどせるのかって、ずっと悩んでいたんですけど……」
 そう言ってうっそりとした笑みを浮かべるラシールが、こちらへ一歩踏み出してくる。
 その身からもれ出る魔力以上にどす黒いなにかにおびえ、思わず一歩あとずさった。

「っ、ラシール……」
 なにが『ちょうどよかった』んだろうか?
 王族を根絶やしにするために、ちょうどよく来てくれたとでも言うんだろうか。

 さらに一歩ずつこちらに近づいてくるラシールに気圧されるように、一歩、また一歩と壁際へと追いつめられていく。
 相手はよく知る弟のはずなのに、見知らぬだれかのように感じられる。
 ……怖いと、そう思ってしまった。

「っ!」
 そして、ついにかかとと背中が壁際をとらえた。
 目の前に立つのは、いつの間にか強く大きく育った弟。
 たいする私は、研究に没頭するあまりに、長年の不摂生がたたったような貧相なからだつきをしている。

 争ったなら、どちらが勝つかは明白だった。
 ガシャン、と音を立てて私の手から離れた剣が床に落ちる。
 せめて最後の意地で、余計な抵抗はしないつもりだった。
 だけど。

「会いたかった兄さま!!あなたこそが僕にとっての唯一の光かがやく星、どうぞこの王の座におかけください!」
「はっ!?」
 目の前に来た弟は急にかしずくと、私の手をとり、その甲にキスをする。
 その姿は、どこからどう見ても忠実なる臣下のそれであった。

「え……っ?いや、その…ラシール……?」
「はい、兄さま!なんでもお申し付けください!このラシール、兄さまにこの王位を捧げるためなら、なんでもよろこんでいたします!」
 きらきらと目をかがやかせてこちらを見上げてくるラシールの顔には、先ほどまでの影は一切見えなかった。

 いったい、どういうことなんだ??
 あまりにも急な展開に、あたまがついていかない。
 目をしばたかせる私を見ると、ラシールは顔をほころばせる。

「ふふ、兄さまはあいかわらず謙虚でいらっしゃる。傲慢を固めたようなヤツらとは大ちがいですね。そんな兄さまだからこそ、この魔界を統べる王にふさわしいと僕は愚考するのです」
 いやいや、なにを言っているんだ、ラシール?
 現魔王が王にふさわしくないからと、謀叛を起こしたのはお前だろうに……。
 ならば王の座に就くのは、ラシール自身ではないのか?

「庶子である僕なんかより、よほど先代魔王と正妃の子である兄さまのほうが、魔王となるのにふさわしいですから。きっとすべての魔族たちも賢明なる兄さまが王となることを望んでいますよ!」
「いや、だから、お前が王になるためにこうして謀叛を企てたんじゃないのか?」
 大前提となるはずのことをたずねれば、ラシールはまるで子どものときのようにかわいらしいしぐさで首をかしげた。

「いや、全然。僕は魔王になんて微塵も興味がないです。むしろ魔王の座につく兄さまなら、ものすごく見たいですけど」
「え?うん??」
「きっと兄さまも先代とおなじ赤い髪と金の瞳ですし、あの黒の服と緋色のマント、金の王冠のセットはめちゃくちゃ似合うと思うんですよ!!そう思って、その姿を永遠に残すために、この魔界一の腕前を持つという魔絵師も連れてきているんですから!!」

 どうしよう、ラシールのテンションについていけない。
 興奮したように早口でまくし立てるラシールは、しかしとても楽しそうだった。
 さっきまでの陰をにじませる顔とは打って変わって明るいそれに、ホッとする気持ちもたしかにあって。

「大丈夫です、兄さまの治世に障害となるものがあれば、この僕がすべて取り払ってさしあげますから!」
 ぐっと腕まくりをして力こぶを作るラシールの腕は、あの細かった少年時代とは似ても似つかぬものになっていたけれど、むしろそれは、すごく頼もしかった。

「しかしそれでは、城勤めのものも納得しまい」
「いいえ?僕はあくまでも、あなたのための駒にすぎませんから。ムスタファ亡き今、もっとも正統なる血筋の方は、兄さまをおいてほかにおりませんし」
 たしかに、そういう見方もできなくはないが、私の魔力はムスタファ兄上には遠く及ばないはずだった。

「兄さまにはあるじゃないですか、魔力だけでなくだれにも負けないだけの『知力』が。僕がこうして王家の転覆をはかれるほどの手勢を集められたのも、昔兄さまが教えてくれたお話のおかげですし」
 それは遠い昔、寝物語として語ったおとぎ話のようなもののことだった。

 この世のなかには、なんでも願いをかなえてくれる不思議な祠があって、そこにはだれにも負けないほどに強い意志を持ったものだけがたどり着くことができるのだと。
 幼いラシールはその話が大好きで、いつもねだられてはその話をしていた。
 あまりにもくりかえしねだられるものだから、ついつい古い文献を手に、その場所について考察をしたことを伝えたこともあったけれど。

「それをまさか、本当に見つけ出したのか?!」
 なんてことだ、もしそれが本当なら、私が見ていた文献はただの古いおとぎ草紙ではなく、正しく歴史を刻んだ書物ということになる。
 それが本当ならば、なんとワクワクすることだろうか!
 思わず身を乗り出した私に、ラシールはにっこりと笑顔になってこたえる。

「えぇ、兄さまが話してくれたとおり、西の果てのモントゥの遺跡内部にありました」
「なんと!だがしかし、それが真ならとんでもない歴史的な大発見じゃないか!すごいぞ、ラシール!」
「なら、ほめてくれますか?」
「もちろんだとも!」

 そんなやりとりをしてしまってから、ハッと気がつく。
「あ……すまない、少々はしゃぎすぎてしまったようだ」
「いいえ、兄さまがお変わりなくてうれしいです!」
 そうだ、今はそんな話をしている場合ではなかった。

「ちなみに、兄さまが話してくれた『万雷の王の杖』についても、北のカルナックの谷で本当に見つかりましたよ?」
「なんと!」
 それもまた、幼いラシールにせがまれて、考察をまじえつつ幾度も聞かせたことのある遺物だった。

「その『万雷の王の杖』、ここを攻め落とすときに使ったんで、手もとにありますけど……」
 と、そこでいったん言葉を切ったラシールが、上目づかいにこちらを見上げてくる。
「見たいですか?」
「うぐっ……」
 なんとも悩ましい内容だった。

「もし兄さまが魔王の座についてくださるなら、神話級の杖の研究はし放題、カルナックの谷の話でも、モントゥの遺跡の話でも、いくらでもしてあげられます」
「くぅっ!それは……ずるいぞ、ラシール」
 私にとって、知的好奇心を満たすそれらはどんな財宝や美女、そして美酒よりも心をゆらがせるものだ。

「ぐぬぅ……だがしかし……」
 とうの昔にやりたくもないからと王位継承権を自主返納したはずだったのに、気がつけばそれが目の前に差し出されている。
 問題は、この状況をどう考えるかだ。

 そもそも私が王位継承権をとっとと返納しようとしたのは、血のつながっている兄弟で醜く争う姿を見たくなかったからだ。
 なにより、さほど王の座に興味を持てなかったのがいちばんの理由だけれども、それにしたって権力によって目の色を変えた兄弟なんて見たくなかったし、その影響で民が苦しむことになるなんてもってのほかだった。

「ちなみに問うが、もし私がそれを断ったらどうする?」
「そうですね、僕にとっては兄さまがすべてなので、この世界なんて滅ぼしてしまいましょうか?兄さまに捨てられるようなものに、正直興味はないので」
 にっこりと笑みを浮かべたままに、ラシールはとんでもないことを言い出した。

「いや、ちょっと待て。ラシールが、現魔王であるムスタファ兄上を討ったのだぞ?」
「それは魔王の座につく兄さまが見たいからですね」
 ……どうしよう、このままじゃ話が平行線のままだ。

 もし私がここで断れば、魔都バステトは本当にこのまま万雷の王の杖の力により、炎にまかれて滅ぼされてしまうのだろうか?
 ちらりと盗み見たラシールの顔には、ウソの気配なんて感じられなかった。
 ある意味で、その据わった目を見れば、本気なのはまちがいないだろう。

「───わかった、お前の提案を受け入れよう、ラシール……」
 そう考えたら、もはや選択肢など、有ってないようなものだった。
 深々とため息をつくと、そう答えるよりほかに、私に残された道はなかったのである。

「よかった、兄さま……もし断られたら、攫って逃げ出せないように監禁して、僕だけを愛してくれるようになるまで、たっぷりと毎日抱きつぶれるほど愛そうと思ってましたけど……これからはここでいっしょに暮らせますね!もちろん、兄さまの身のまわりのお世話は、僕が毎日して差しあげますから!」
 にこにこの笑顔のままに、私の手をキュッとにぎりながらラシールがそんなことを言う。

 ───うん?
 ちょっと待て!
 とたんに背すじに走った悪寒に、ぶるりと身をふるわせる。

「なんだそれは、物騒すぎるだろう!?」
「本気ですよ?僕にとっては、この世界なんかよりも、はるかに兄さまが欲しいんです。だから、絶対に逃がしてあげませんから」
 あいかわらずの笑みを浮かべたままのラシールは、にぎった私の手に頬ずりをすると、チュッという音を立てて、すべての指先にいとおしげにキスをしていった。

 ───どうしよう、弟からの愛が重すぎる。
 ここへきてようやく事態の重さを真に理解した私は、ひどくなるめまいと耳鳴りに、がくりと肩を落とした。

 いったいこれは、だれにたずねたらいいことなのだろうか?
 弟から魔王の座を捧げられた私は、どうしたいいのだろうか、ということを。
 人知れず深いため息をつくと、こちらをキラキラと期待に満ちたまなざしで見上げてくる弟のあたまをそっとなでるのだった。

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