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155:ふたりのあいだの攻防戦
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甘ったるい空気のなか、必死に平静をよそおう。
といっても、あいかわらずほっぺたのあたりは熱かったのだけど。
うぅ、本当にこの人のこと好きなんだなぁ……なんて思う。
その気持ちは、ほかほかとしてあたたかく、俺のことをはげましてくれる。
でも、その一方でどうしようもない現実を突きつけてくるものでもあった。
この世界での『俺』が『テイラー』である以上、逃れられない展開を。
───どれだけ好きになろうと、ライムホルン公爵家とダグラス伯爵家との関係性を保つためには、俺はパレルモ様の臣下として仕える未来しかゆるされてないんだってこと。
それでもこの人と歩む未来をあきらめたくないからこそ、まずは目の前の問題をひとつずつ地道に解決していくしか方法はないと思っていた。
だって俺には、異世界転生系主人公にあるみたいなチートな能力なんて、なにもないから。
というか、仮にあったとしても『星華の刻』の世界観をゆがめてしまうようなテイラーのチート化なんて、その世界を創りあげたシナリオライターのひとりとして、とても良しとはできないんだけど。
だからこそ俺は、地味キャラなテイラーらしく、地道な努力で世界をひっくり返してやらなきゃいけない。
「さて、そろそろもどろうか?まだキミの体調だって、万全とは言えないんだろう?」
ここへ来たときの青白い顔色を思い出しているのであろうブレイン殿下から、そううながされる。
たしかに、今だって体調が思わしくないのは本当のことだ。
でもこのまま帰ってしまったら、それこそ無理を押してまでやってきた意味が半分失われてしまう。
そう───ここにいる改変済みのベル・パプリカからも、話を聞かなきゃいけないだろ!
「それなんですが、あと少しだけ俺のわがままを聞いてもらえませんか?」
「うん?めずらしいな、キミがそんなことを言うなんて」
そうして、どうしてもベル・パプリカとふたりきりで話がしたいのだと告げれば、案の定盛大な反対にあった。
「ダメだ!そんな危険なこと、ゆるすと思うかい?」
「そこをなんとか!なにも直接部屋のなかにまで行かなくてもいいんです、たとえば格子越しでもかまわないので……!」
「それでもだ!!いくら魔力は封じられていたとしても、ただの暴言は防ぎようもないだろうが!」
言い合いは、平行線をたどる。
もちろんブレイン殿下が俺のことを大切に思ってくれるからこその心配なのはわかるんだけど、ときが経てば経つほど、このニセベル・パプリカからたどれる相手が防御を固めてしまうのも、容易に想像がつくだけにもどかしかった。
「……この件に関しては、暴言くらいで傷つくほど、弱いメンタルのつもりはないです」
「しかし……」
相手の目をジッとみつめ、きっぱりと言いきれば、なおもブレイン殿下は逡巡したように口ごもる。
「お願いします!俺にベル・パプリカと話をさせてください!」
そうして、きっちり直角になるいきおいで、深々としたお辞儀をした。
そこから、しばしの沈黙が降りてくる。
その沈黙は、なによりも重く感じた。
というよりも相手の反応を待つあいだは、ずいぶんと長く感じるというか。
「いいから顔をあげて。そこまでして話をしたいだなんて、前にも一度問うたことだけど、いったいキミはなにをかかえているんだ……?」
「それは……言えません───絶対に!」
肩をつかんで起こされたところで、その後ろめたさから、どうにも目線を合わせづらかった。
だって俺がこの世界にいる理由は、それこそ言えるわけがない。
だってそうだろ?
ゲームのなかの世界で生きる人物に向かって、そうと告げるようなものだ。
そんなこと、ここに生きる人たちにとっては、世界がひっくり返るようなものだろ!
できるわけがない!
仮に冗談だと受け止められたところで、俺のあたまがおかしくなったかと思われるだけだ。
どちらにしても、『言わない』という選択肢しかないと思う。
でもここがゲームのなかの世界だとしても、今の俺にとっては現実だ。
世のなかは、そんなに甘くないようだった。
「言えないと言われてもね、ハイそうですかとはならないよ?冷静にかんがえてごらん、私がこの懲罰房の管理監督者としての立場から『危険だから』と承知しないことを、なんの事情も説明せず、ただ『自分は大丈夫だから信じて』と言われただけで、どうして許可できると思う?」
聞き分けのない子どもに言って聞かせるように、ブレイン殿下がやさしく諭してくる。
「っ、それは……っ!」
それは、思わず口ごもってしまうくらいには正論だった。
たしかに今の俺が言ったことは、なにひとつ根拠も示さないまま、ただワガママを押しとおそうとしているようにしか聞こえない。
そんなの、あまりにも自分にだけ都合が良すぎる主張だろ。
ど、どうしよう!?
なんて言って、この場を切り抜けたらいいんだろうか?
とっさに言葉に詰まってしまって、なんの策もかんがえつかないままに、ブレイン殿下のほうを見てしまった。
「うっ、そんな目で見てきても、ほだされたりしないからね?!」
……うん?
ブレイン殿下の言う『そんな目』って、いったいなんのことだ?
まったくもって、わけがわからない。
今の俺は動揺を隠しきれず、弱りきって、それはもう情けない顔をさらしてしまったような気がするのに、なぜだか相手のほうがめちゃくちゃ動揺していた。
「……コホン!と、ともかくこの件は許可できないから!あとキミは、もう少し自覚を持ちなさい」
わざとらしいせきばらいとともに、なぞの苦言を呈される。
自覚?
自覚ってなんのことだ??
ひょっとして『俺』の意識のせいで、貴族らしからぬ残念な顔になってしまっているとか!?
「す、スミマセン!無様な顔をさらしまして……?」
「ちがうよ、そうじゃなくて……あー、もう!キミは無防備すぎるんだ!キミがそんなだから、私の心配が尽きなくなるんだろうが!?」
ギュウッ
「ふえっ?!」
もどかしそうにブレイン殿下が声をあげた直後、思いっきり抱きしめられ、ものすごくマヌケな声が出た。
といっても、あいかわらずほっぺたのあたりは熱かったのだけど。
うぅ、本当にこの人のこと好きなんだなぁ……なんて思う。
その気持ちは、ほかほかとしてあたたかく、俺のことをはげましてくれる。
でも、その一方でどうしようもない現実を突きつけてくるものでもあった。
この世界での『俺』が『テイラー』である以上、逃れられない展開を。
───どれだけ好きになろうと、ライムホルン公爵家とダグラス伯爵家との関係性を保つためには、俺はパレルモ様の臣下として仕える未来しかゆるされてないんだってこと。
それでもこの人と歩む未来をあきらめたくないからこそ、まずは目の前の問題をひとつずつ地道に解決していくしか方法はないと思っていた。
だって俺には、異世界転生系主人公にあるみたいなチートな能力なんて、なにもないから。
というか、仮にあったとしても『星華の刻』の世界観をゆがめてしまうようなテイラーのチート化なんて、その世界を創りあげたシナリオライターのひとりとして、とても良しとはできないんだけど。
だからこそ俺は、地味キャラなテイラーらしく、地道な努力で世界をひっくり返してやらなきゃいけない。
「さて、そろそろもどろうか?まだキミの体調だって、万全とは言えないんだろう?」
ここへ来たときの青白い顔色を思い出しているのであろうブレイン殿下から、そううながされる。
たしかに、今だって体調が思わしくないのは本当のことだ。
でもこのまま帰ってしまったら、それこそ無理を押してまでやってきた意味が半分失われてしまう。
そう───ここにいる改変済みのベル・パプリカからも、話を聞かなきゃいけないだろ!
「それなんですが、あと少しだけ俺のわがままを聞いてもらえませんか?」
「うん?めずらしいな、キミがそんなことを言うなんて」
そうして、どうしてもベル・パプリカとふたりきりで話がしたいのだと告げれば、案の定盛大な反対にあった。
「ダメだ!そんな危険なこと、ゆるすと思うかい?」
「そこをなんとか!なにも直接部屋のなかにまで行かなくてもいいんです、たとえば格子越しでもかまわないので……!」
「それでもだ!!いくら魔力は封じられていたとしても、ただの暴言は防ぎようもないだろうが!」
言い合いは、平行線をたどる。
もちろんブレイン殿下が俺のことを大切に思ってくれるからこその心配なのはわかるんだけど、ときが経てば経つほど、このニセベル・パプリカからたどれる相手が防御を固めてしまうのも、容易に想像がつくだけにもどかしかった。
「……この件に関しては、暴言くらいで傷つくほど、弱いメンタルのつもりはないです」
「しかし……」
相手の目をジッとみつめ、きっぱりと言いきれば、なおもブレイン殿下は逡巡したように口ごもる。
「お願いします!俺にベル・パプリカと話をさせてください!」
そうして、きっちり直角になるいきおいで、深々としたお辞儀をした。
そこから、しばしの沈黙が降りてくる。
その沈黙は、なによりも重く感じた。
というよりも相手の反応を待つあいだは、ずいぶんと長く感じるというか。
「いいから顔をあげて。そこまでして話をしたいだなんて、前にも一度問うたことだけど、いったいキミはなにをかかえているんだ……?」
「それは……言えません───絶対に!」
肩をつかんで起こされたところで、その後ろめたさから、どうにも目線を合わせづらかった。
だって俺がこの世界にいる理由は、それこそ言えるわけがない。
だってそうだろ?
ゲームのなかの世界で生きる人物に向かって、そうと告げるようなものだ。
そんなこと、ここに生きる人たちにとっては、世界がひっくり返るようなものだろ!
できるわけがない!
仮に冗談だと受け止められたところで、俺のあたまがおかしくなったかと思われるだけだ。
どちらにしても、『言わない』という選択肢しかないと思う。
でもここがゲームのなかの世界だとしても、今の俺にとっては現実だ。
世のなかは、そんなに甘くないようだった。
「言えないと言われてもね、ハイそうですかとはならないよ?冷静にかんがえてごらん、私がこの懲罰房の管理監督者としての立場から『危険だから』と承知しないことを、なんの事情も説明せず、ただ『自分は大丈夫だから信じて』と言われただけで、どうして許可できると思う?」
聞き分けのない子どもに言って聞かせるように、ブレイン殿下がやさしく諭してくる。
「っ、それは……っ!」
それは、思わず口ごもってしまうくらいには正論だった。
たしかに今の俺が言ったことは、なにひとつ根拠も示さないまま、ただワガママを押しとおそうとしているようにしか聞こえない。
そんなの、あまりにも自分にだけ都合が良すぎる主張だろ。
ど、どうしよう!?
なんて言って、この場を切り抜けたらいいんだろうか?
とっさに言葉に詰まってしまって、なんの策もかんがえつかないままに、ブレイン殿下のほうを見てしまった。
「うっ、そんな目で見てきても、ほだされたりしないからね?!」
……うん?
ブレイン殿下の言う『そんな目』って、いったいなんのことだ?
まったくもって、わけがわからない。
今の俺は動揺を隠しきれず、弱りきって、それはもう情けない顔をさらしてしまったような気がするのに、なぜだか相手のほうがめちゃくちゃ動揺していた。
「……コホン!と、ともかくこの件は許可できないから!あとキミは、もう少し自覚を持ちなさい」
わざとらしいせきばらいとともに、なぞの苦言を呈される。
自覚?
自覚ってなんのことだ??
ひょっとして『俺』の意識のせいで、貴族らしからぬ残念な顔になってしまっているとか!?
「す、スミマセン!無様な顔をさらしまして……?」
「ちがうよ、そうじゃなくて……あー、もう!キミは無防備すぎるんだ!キミがそんなだから、私の心配が尽きなくなるんだろうが!?」
ギュウッ
「ふえっ?!」
もどかしそうにブレイン殿下が声をあげた直後、思いっきり抱きしめられ、ものすごくマヌケな声が出た。
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