過去と現在を結ぶ異世界ストーリー

なつきいろ

文字の大きさ
69 / 122
第4章 純愛の撫子とSランク冒険者

~変態勇者の欲望と最愛女神の神頼~最愛と純愛②

しおりを挟む
前書き

会話パート

「」ユウジ 『』ヘイネ []セリーヌ 〔〕サーシャ

《》あかり {}エステル 【】詩乃&システム音

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『変態勇者』

また変な称号がついた
 それも今回はあまりにもストレートにだ
 もはや言葉をオブラートに包む気もないらしい・・・

 こんな称号がついた原因はやはり俺だった
 ヘイネの願いを聞いて気分が高揚した俺は、理性をなくしスキルの狂愛ではなく、本能の狂愛がそのまま発動してしまった
 もはや自我を失った俺は保険にかけるべき魔法の何一つもかけることなく欲望に身を任せてしまったのである
本来制止役のヘイネもまた発情スキルで欲望に身を任せてしまっていたので注意すらしてこなかった
 つまり俺らの行為がそのまま外に駄々もれしてしまったのである
一度ならず二度までも・・・
 つまり周りからは俺らはそういうプレイが好きなカップルなんだと認識されたのである

狂愛と発情のコラボレーションの意外な欠点が見つかった気がした

□□□□

『居住区』ユウジ邸 ~ヘイネ初訪問~

 俺とヘイネは周りの奇異な目から逃げるようにして、俺の家に向かうことにした
俺の家をヘイネに見せるのはなんだかんだ言って初めてだ
 いつもヘイネとのデートは外だったしな

『はぁ~。大きいね?予想してたのよりもかなり大きいよ?』
 俺の家を見たヘイネのまず一言目がそれだった

(まぁ、大体の人が驚くよな。驚かなかったのはセリーヌとエステルの貴族組だけだしな。それにしても大きいか・・・。主語がないだけでなんてエロく聞こえるんだ!さっきまで愛し合ってたからか妙に気になる。俺のはどうなんだろう?)

チラッとヘイネを見てみる
 ヘイネは顔を赤らめてこちらをチラチラと見ていた
心話が聞かているのは分かった上でのやり取りだ

(あれ?やっぱり俺は変態なのか?これも一種のプレイか?・・・まぁいい!変態上等!どうせエクスペインにまで噂は来ないさ!ねぇ、どうなの?俺のはどうなの?大きい?大きいの?ヘイネさん?)

 続く俺のセクハラ心話にヘイネはたじたじだ!
 意を決してたかのようにヘイネは口を開いた

『お、大きいんじゃないかな?ユウジのしか見たことないからわからないよ?』
はい、キタ────────────!!

 一度でいいから女の子に、『大きいね』、とか言われてみたいよな?男の子なら言われてみたいだろ!?
ちょっと言わせた感はあるが気にしない!
 好きな子に言ってもらった言う事実が重要なんだ!
しかも、俺のしか見たことない(まぁ当たり前なんだが)、という言葉にも愛しさが増すしなによりも萌える!

セクハラプレイ?を楽しんだ俺とヘイネは玄関前でまたいちゃいちゃし始めた。だってヘイネが可愛らしいからな!
 本当このいちゃいちゃしている時間は幸せだ
 いつまでもこうしていたいと思っていた

 そう思っていたのだが幸せは突然破られる。お約束のように・・・

突如開かれた玄関には、本来なら可愛らしい笑顔なはずなのに、この時ばかりは可愛らしいとは思えず、むしろ怖いとさえ思ってしまった笑顔をしている鬼、もとい、サーシャがいた

〔1時間も遅刻しておいてなに玄関前でいちゃいちゃしてるんですか?ユウジ様?〕
ひぃぃ!?サーシャは凄みがより一層増してきたな!?

そう、サーシャの言う通り待ち合わせ時間から1時間遅刻しているのである
午前中しっぽりとヘイネと楽しんだ後にお嫁さん達と合流するいつもの流れだったのが、今回は狂愛と発情のコラボレーションでついハリキリすぎてしまったのである

俺はいつものことだから慣れているが、ヘイネはサーシャの嫉妬というか怒り?は初めて見たらしく若干引いていた
俺は、ほらほら!神友が引いてますから!、とサーシャに促してヘイネとともに家の中に入ることにした

□□□□

『居住区』ユウジ邸 ~ヘイネとお家デート~

 「ばっかも~ん!!お前らはなんにも分かってない!男のロマンをこれっぽっちも理解してない!サーシャやセリーヌ、エステルはまだいいとしよう。知らないだろうからな。だが!俺を神界から度々見ていたヘイネや日本人であるあかりが分かっていないのは実にけしからん!俺の嫁全員連帯責任だ!・・・詩乃!こいつらにあるべき姿というやつを教えてやれ!」

 『ユウジ!?』
 [ユウ様!?]
 〔ユウジ様!?〕
 《雄司君!?》
 {お師匠様!?}

 俺の怒声にお嫁さん達+エステルが体をビクッと跳ねらせた
俺は今目の前の光景に猛烈に怒っている
有り得ないのだ!こんなことが許されていいはずがない!

ここは痛い過去を共有する我が同士詩乃の協力が必要だ!

 【なんであたしなのよ!?】
 何を言ってるんだ!?我が同士詩乃よ!お前の出番だ!!

なにがそんなに俺を激怒させ詩乃まで巻き込んでいるのか・・・その経緯はほんの少し前まで遡る

□□□□

ヘイネと家族達の挨拶がつつがなく?終わった
 といっても、女神である、なんて紹介したから家族はみんな驚いていたが。今更隠すこともないだろ?めんどくさいし
 アイサなんて土下座までしてた
騎士道とやらなんやらで俺には忠誠を誓っているみたいだが、その主人よりも遥かに上の神ときたもんだから思わずしてしまったらしい
 ヘイネもこれには思わず苦笑いしていた

今回ヘイネを家に連れてきたのには幾つか理由がある

 ・ヘイネとの『約束』であったマイホームのお披露目
・ヘイネに家族を紹介すること
 ・ヘイネとあかりの顔合わせ(お嫁さん会議)
・ヘイネに部屋を与えること及び内装への着手
・お家デート

以上の理由だ

 マイホームを購入してから大分経つがなかなかヘイネに紹介する機会がなかった
 ヘイネとは1ヶ月に1度しか会えないし、何よりも俺がヘイネとデートを楽しみたかったからだ

 そのデート場所も基本的には王都イシスか帝都エクスペインだ
他の国には護符を使えばいける(実は護符をオークションで競り落としてから一度も使用していない)のだが、デートであたふたした姿を見せたくない!俺はカッコつけたいのだよ!という理由で行くつもりもない
 だからまだイシスかエクスペインにしかいけない
 その2つもあらかたデートし尽くしたので今回の運びとなった

 お家デートの定番といえばやはり手料理だろう
 サーシャが以前ヘイネと一緒に料理をしたいと言っていたのを覚えている
時間的にもお昼が近いのでちょうどいい

料理に参加しているのはサーシャを筆頭に、ヘイネ、セリーヌ、あかり、そしてエステルのお嫁さん達だ
 え?エステルは違うだろ!って?口説い!俺の嫁(仮)だ!
そういう訳でサラには今回遠慮してもらった

 お嫁さん達の腕前はというと・・・

 サーシャの料理はもちろん完璧だ。朝、昼、晩の毎日サーシャの手料理で舌鼓を打っている。サーシャは俺の好みの味を知っているから、サーシャの料理を食べないと落ち着かない

 セリーヌは来たる10日男女の仲になる日に向けて花嫁修行の一貫として最近料理を始めた。サーシャとサラの手ほどきを受けているのでまぁ普通かな?ってレベルだ

 あかりは旧家のお嬢様だけあって家事系は万能だ。サーシャ以上といっても過言ではない。最近朝食に和食が出てきたのにはビックリした。詩乃との合作の成果らしい。やっぱり朝は和食が1番だな!

ヘイネは俺の『ヘイネ育成計画』によって着々とレパートリーを増やしている
 ヘイネはある意味天性の料理上手と言ってもいいぐらい才能がある
知らないだけなので食べさせればちゃんと覚えるのだ
 レシピをあげたが覚えなかった。食べさせないとダメみたいだ
食べることで作れるようになるらしい。もう目茶苦茶だな!

エステルは単にヘイネに対してヤキモチ妬いてるだけだな。これぐらいのヤキモチならマジかわいい!てか普段料理してる姿なんて少しも見ないんだが大丈夫か?・・・まさかこれテンプレか?

 俺はそんなやる気に満ちたお嫁さん達がキャッキャッしている姿を眺めながら癒されていた
 そんなお嫁さん達もいよいよ料理を作り始めるみたいだ
各自エプロンを用意し着用していこうとしている
 お、おい・・・?冗談だろ?
 一人、また一人、エプロンを着込んでいく
 ま、まさか!?ありえない!!神は俺を見捨てたのだろうか!?
そして全員が何の疑問を抱くことなくエプロンを着込み終えた
 ・・・ブチッ!俺は静かに切れた。目の前の光景にだ!


そして、ばっかも~ん!!の下りに戻る

□□□□

【え~と?ハクト、あんたマジで言ってるの?てか、なんであたしが言わないといけないの?ハクトが言えばいいじゃない】

どうやら詩乃はわかっているらしい。当たり前だよな!
この際ヘイネも仕方ないとしよう、女神だしな
 ただ同じ日本人であるあかりが何故わからないのかが理解できない

「もちのろんだ!俺が言ったところでこいつらお嫁さん達は信用しないかもしれない。あのあかりでさえ信用しない可能性が高い!だから同じ女性である詩乃が言うことで信憑性が増すんだ!頼む、我が同士よ!」

ぶ~垂れる詩乃をなんとか宥め協力を仰いだ
 なんだかんだ言っても詩乃は頼れるし協力してくれる
押しに弱いタイプなのは一緒に過ごしてきて知っているのだ

頼み込んだ結果詩乃はようやく協力してくれることになった
今だに、どうして俺が怒り出したのかわからない、と言った表情で立ち尽くしているお嫁さん達に詩乃が口を開く

【えっとね、多分ハクトが怒っている理由はあなた達が服の上からエプロンを着込んでいるせいだと思うよ?ハクト、そうなんでしょ?】
 『[〔《{ええええ!?}》〕]』

 詩乃とお嫁さん達が一斉に俺の方に顔を向ける
 よし、ナイスだ!詩乃!よくやった!!
あとは総仕上げだな、俺の出番だ

「全くその通りだ。さすが詩乃だな。・・・いいか?よく聞くんだ愛しい嫁達よ!古来よりお家デートの定番である手料理は裸エプロンで作るのが常識だ。よく考えろ!今は日常じゃない、デート中なんだぞ?いちゃいちゃしないでどうする!裸エプロンとは料理中もいちゃいちゃできるようにと俺の国の先人達が残してくれた文化でもある!温故知新、なんて素晴らしい言葉なんだ!さぁ!愛しい嫁達よ!先人達が残してくれた文化にあやかろうではないか!!」

ちょっと大袈裟過ぎたかな?
まぁこれぐらい大袈裟なほうが逆に真実味があるよな
実際いちゃいちゃもできるし!

 『そ、そうなの?まあユウジがそうして欲しいならいいよ?』
うんうん、ヘイネは予想通りだ。なんでもしてくれるしな!

 [は、恥ずかしいですの・・・でもユウ様の為に頑張りますの!]
セリーヌもやはりか。基本的に俺に対してはヘイネに近いもんな

〔う、う~ん。しかし・・・家族も見ていますし、裸は・・・〕
 言ったな?家族が見ていなきゃいいんだな?言質とったぞ!

 《そ、そんな文化聞いた事ないよぉ。でも雄司君の言うことだし、恥ずかしいけど断れないかな・・・》
 一途なあかりなら必ず断れないのも予想通りだ!

 {は、裸エプロンじゃと!?お師匠様はエッチなのじゃ!!}
エッチなのが目的じゃない!デートとはこうあるべきだ!

サーシャの希望通り?俺以外の家族にはリビングから退出してもらった
 これで文句ないよね?サーシャさん?
と言う感じでサーシャを追い詰め、全員が裸の上からエプロンというけしからん、いやいや、素晴らしい格好となった
 エステル含め全員だ
 エステルは必ずなると思っていた。ヤキモチ屋さんは文句は言うが周りに対抗しようとするからな!

 裸エプロンの真髄はなんと言っても女の子達の恥ずかしがる姿を堪能できることだろう
俺の事をチラチラと見ながらも恥ずかしがり、また俺の視線を感じて恥ずかしがる
 その恥じらいの行動や仕草、一つ一つが俺を萌えさせる

 さてもう一つ気になるのは各自の桃だよな!
 裸エプロンになるとどうしてもそこに目がいってしまう
肉付きのよいおいしそうな桃を引っ提げているのはヘイネ、あかり、エステルだ。なるほど、安産型ですか!
 対照的に引き締まっていて形のいい桃を引っ提げているのはサーシャ、セリーヌだ。これはこれでいいな!

お嫁さん達を十分目で犯し尽くした俺は大変満足です!
 視姦というやつ?・・・どうやら俺は変態みたいでした
 ちなみに触ることはしなかった
我慢できなくなるのと何よりもエステルがいるからな
 エステルが正式に俺の嫁になったら、改めてみんなにもう一度裸エプロンになってもらってお触りしようと固く決意した

 その後運ばれてきた料理を家族を交えて楽しく食していく
家族達と食卓を囲んで楽しく食事をするヘイネはもうすっかり家族の一員のようだ
 ヘイネと家族が仲良くしているそんな光景を見ると幸せな感情で包まれる。紹介してよかったな・・・

 これが俺の願う『家族の幸せ』なんだろうなと改めて思った


□□□□

 side -白鷺あかり- 

ユウジ邸・ヘイネの部屋 ~お嫁さん会議~

ちょっと恥ずかしいお料理会と和やかな食事会が終わり、私達は今ヘイネ様のお部屋でお嫁さん会議と言うのをしている最中だよ
 なんでもヘイネ様が降臨した時は大体行われているみたい
内容は所謂女子会みたいなやつかな?

お部屋の中にいるのはヘイネ様、サーシャさん、セリーヌちゃん、それと私
エステルさんは?と思ったけどお嫁さんではないのと雄司君と一緒にいたいみたい
明らかに雄司君の事好きなのに雄司君のお嫁さんに加わらない。不思議な関係だよね、あの二人は。

 今回のお嫁さん会議の主目的は私とヘイネ様の顔合わせみたい
私も確認したいことがあるんだよね

私はジッとヘイネ様を見つめた



 『ふふっ。ありがとね?あかりちゃん』
 《え!?》

 私ににっこりと微笑むヘイネ様に思わず見惚れそうになった
 いやいやいや!今はそんな場合じゃないよ!
なんで!?もしかして心を読まれたの!?
 周りを見るとサーシャさんとセリーヌちゃんが苦笑いしている
二人も同じ経験があるのかな?そんな感じだよね
 そっか。心読めるんだ・・・。改めて凄いね、神様は!
だからこそそんな凄い女神様に私は感謝をしたいの!

 《ヘイネ様!本当にありがとうございます!ヘイネ様のおかげでこうして雄司君の隣にいることができます!私の全ては雄司君なんです!だからこそ雄司君の隣にいることができる為の力を授けてくれたヘイネ様にとても感謝しています!本当にありがとうございます!》

 私は最大の感謝を女神ヘイネ様に捧げた
 ヘイネ様が授けてくれた加護『神援』
これがなかったらきっと今の私はいないかもしれない
雄司君の隣にいることすらできなかったかもしれない
私の願いを、人生を応援してくれたヘイネ様に最大の感謝をしたい。本当にありがとうございます!

 『大袈裟だよ?私は加護を与えただけ。あかりちゃんがユウジの側にいるのは間違いなくあかりちゃんが頑張った結果なんだよ?それと気軽にして?敬語とか使わなくてもいいよ?』

ヘイネ様がとても優しく語りかけてくれた
確かに私も頑張ったよ?何度も死にかけたしね
 でもやっぱり加護の力は大きいと思うんだよね
努力だけじゃなかなか越えられない壁はきっとあったはずだよ?
だから私がヘイネ様に感謝する気持ちはこれからもずっと変わらないよ!本当にありがとう!
それでもヘイネ様が私の頑張りを認めてくれたのは嬉しくて、だから私は・・・

ヘイネさん・・・・・!ありがとう!大好き!!》

おもいっきりヘイネさんに抱き着いた
別にいいよね?気軽にしてって言ってくれたし!
ヘイネさんやセリーヌさんは凄く驚いていたみたい
 サーシャさんだけは温かい目で見守ってくれた

 こうして私はずっと言いたいと思っていた感謝ありがとうの言葉を恩人ヘイネさんに言うことができた

□□□□

お嫁さん会議の内容はやっぱり女子会みたい
日々の日常であったことをヘイネさんに事細く報告して盛り上がるみたいな感じだね
当然武術大会の話もでたよ

『え!?あかりちゃんがあのユウジを追い詰めたの!?』
 私強そうに見えないもんね。驚くのも無理ないよ

[お姉様、そうなんですの!セリーヌもびっくりしましたの!一度手合わせしてみたいですの!]
ごめんね!私別に戦いは好きじゃないの!必要だからしてるだけ

〔ええ、確かにユウジ様は苦戦されてました。でもとても楽しそうな顔もされてましたよ?それについては羨ましくも思います〕
うん、確かにあの時は心が凄く弾んでいた気がするよ

『そうなんだね。でもちょっと意外かな?確かにあかりちゃんのステータスはすごいけど、それでもあのユウジを追い詰めるには難しいんじゃないかなと思うよ?実際サーシャちゃんやセリーヌちゃんと比べてもそんなに大差ない訳だしね』

ヘイネさんが鋭い意見を言ってきた
 それに応じるようにサーシャさんやセリーヌちゃんも頷いて私を見てくる
私は別に隠している訳でもないので事の顛末を詳しく話し始めた

私の強さは雄司君の言葉のおかげだよ。
 善戦できたのも雄司君の言葉のおかげだよ。
 私が私であるのは雄司君の言葉のおかげだよ。
だって私の心は、全ては、雄司君の言葉で包まれているから
雄司君が紡いできた言葉とこれからも紡がれる新しい言葉。それら全部が私の力になる。
それが私、白鷺あかりの戦い方だからね!

あっ・・・なんか熱く語りすぎちゃったかな?
ヘイネさん、サーシャさん、セリーヌちゃん、みんながすごく驚いてるような気がする。恥ずかしいよ・・・

[す、すごいですの・・・。アカリの気持ちがすごく伝わってきましたの。ユウ様が目をかけるはずですの!]
 〔確かにセリーヌちゃんの言う通りです。心に響きました。それと同時に負けられないとも思いましたよ!〕

ありがとう!セリーヌちゃん、サーシャさん
 ちょっと恥ずかしいけれど誉めてくれるのは嬉しいよね

『なるほどね。よく分かったよ?アカリちゃん。ちょっとこっちに来てくれるかな?』

なんだろう?私はヘイネさんの側に移動する
 ヘイネさんの膝上にはセリーヌちゃんがいるからヘイネさんは動けないんだよね
 いいなぁ~。セリーヌちゃん、私の膝上にも座ってくれないかな?
セリーヌちゃん見てるとなんかたまちゃん先生を思い出すんだよね

側にきた私をヘイネさんが突然優しく頭をなでた
 え!?なに!?どうしたの?ヘイネさん?
ヘイネさんは戸惑っている私を見て微笑みながら語りかけてきた

『もう応援はいらないよね?だってあかりちゃんは既にユウジの側にいるんだから。そしてあかりちゃんの想いの強さもよく分かったよ?ユウジの力と対になるその力『サンライト』でユウジを、サーシャちゃんやセリーヌちゃんと一緒に守ってあげてね?私はいつもユウジの側にいれる訳じゃないからどうしても心配になっちゃうの。だから女神である私からあかりちゃんに頼みます。私やみんなの愛しい人ユウジをよろしくね?』

ヘイネさんの言葉が終わると同時に私の体を白銀の優しい光が包み込んでいく

【加護『神援』が『神頼』に昇華しました】
 【スキル『サンライト』が先天的固有スキルに昇華しました】
 【先天的固有スキル『紡がれた言葉の力』を取得しました】

 《え!?ヘイネさん、これは?》
 『ふふっ。ユウジをよろしくね?』
そう言って向けられたヘイネさんの笑顔はとても美しいものだった

 こうして私は新たな力を手に入れたよ
私の、みんなの、愛しい人雄司君を守る為の力を!

ヘイネさん!本当にありがとう!大好き!!

□□□□

私達のお嫁さん会議はまだまだ続いているよ!
さっきの出来事もあって私達はかなり打ち解け合ったんじゃないかな?
そのせいか、いや、元々その予定だったのかな?
 話も徐々に核心に迫ってきたみたい

[お姉様!聞いてくださいですの!5日後にユウ様とやっと結ばれるんですの!]

 最初に口を開いたのはセリーヌちゃんだったよ
 それはもう嬉しそうに!見てるこちらも微笑ましくなるよね
 やっぱりこういう話は恥ずかしいけれど女の子でも気になるよね!

 『え?確かセリーヌちゃんが15歳になったらって『約束』じゃなかった?セリーヌちゃんまだ13歳だよね?』

あっ。ヘイネさんもその『約束』知ってるんだね
 そうなるとこういう話でもほぼ隠し事なく話す感じなのかな?
 私が考え事をしている間にサーシャさんやセリーヌちゃんから事の顛末を全て説明し終えたみたい

『よかったね、セリーヌちゃん!ずっと念願だったもんね!おめでとう!頑張るんだよ?』
 〔《おめでとう!セリーヌちゃん!!》〕
みんなでパチパチと拍手をする

幸せそうに照れているセリーヌちゃんはすごく可愛かった
 なんだろう?この妙な一体感・・・
私は一人っ子だからこういうのは新鮮でいいなぁ~
まるで妹の門出?幸せを祝福してるような幸福感を感じるよ

 その後はそこまで話しちゃうの!?と思えるぐらいの赤裸々な体験報告会がヘイネさんとサーシャさんの間で行われていたよ
 なんでも貴重な情報交換の場らしい
 うん!情報は大事だよね!雄司君も言ってたよ!
だから私はしっかりと耳を傾けたよ。雄司君がどんな小さな情報でも大事だって言ってたからだけどね!

もちろんセリーヌちゃんも真剣な表情で聞いているね
 やっと結ばれるんだもんね、色々気になるよね
 わからないことは一つ一つ確認しているみたい
 そ、そんなことまで教えちゃっていいの!?
あたふたしている私を余所に話はついに核心へと・・・

[さっきからお話に出ている狂愛とはなんですの?]
 『〔《とにかくすごいよ!》〕』

 私、ヘイネさん、サーシャさんが綺麗にハモったよ!?
やっぱり二人も気に入ってるみたい。すごくわかる!
 私達はその時の常時を思いだし顔が上気しだした
 そんな私達の様子にセリーヌちゃんが興味を持たない訳がないよね
詳しく話してほしいとせがまれた。その顔は既に少女の顔から女の顔になっていたかも?

 『ユウジが少し乱暴になるんだけど、あの征服された感が凄くたまらないんだよ?あぁ私はユウジのものにされたんだな~って心から感じれるの!』

ヘイネさんちょっとM気質なのかな?
 女神様は快楽に溺れやすいとか?
でも好きな人のものにされる幸福感は凄くわかる!
・・・あれ?私もヘイネさんの事言えない?

 〔凄く愛されている感じがひしひしと伝わってきますよ。狂愛中のユウジ様の瞳の中には私しか映っていないんです。その時だけはユウジ様を独占できるんです!〕

サーシャさんと数日一緒に過ごして分かったけど、サーシャさんは意外と嫉妬深いし独占欲強いんだよね
 そんなサーシャさんだからこそ雄司君の狂愛は相性がいいのかな?

 [アカリは!?アカリはどうなんですの!?]

そんなキラキラした目で見つめないでよぉ~
これって普通に考えたら恥ずかしい話だよね!?
うぅ~。みんなの前で話すの恥ずかしいよぉ
 でもみんな話したんだから、私だけ話さないのはダメだよね・・・恥ずかしいけど仕方ないよね

《わ、私はね、素直な自分や気持ちになれるかな?どんなに恥ずかしい事でも雄司君の前では恥ずかしくならないんだよ。恥ずかしいなんて思う暇がないぐらい激しく求めてくれるからね。だから自分のして欲しいことを素直に伝えられるから凄く満たされるよ》

なんだろう?この、私は元からエッチな子なんです!、って言ってる感覚は・・・
 ヘイネさんもサーシャさんもにやにやした顔で私を見ないでよ!

 [そ、そうなんですの。す、凄いですの・・・。セリーヌにも狂愛を使ってくれたら嬉しいですの。・・・でもセリーヌはお姉様やサーシャ姉、あかりみたいにスタイル良くありませんの。結ばれることはあっても狂愛は使ってくれないんじゃないかと心配ですの・・・]

う~ん。狂愛は正直難しいんじゃないかな?
 雄司君がセリーヌちゃんを大事にしてる気持ちは本物だよ?
だからこそ最初に、15歳までは、って約束したんじゃないかな?
セリーヌちゃんを壊しかねない狂愛を使うとは思えないけど・・・

 そんなことを危惧していた私の考えを吹き飛ばす提案をしてきたのがヘイネさんだった

『違うよ?セリーヌちゃん。ユウジが狂愛を使うのを待っていてはダメだよ!使わせるようにしないと!セリーヌちゃんらしくないよ?どんどん攻めないとね?』
 [〔《え!?》〕]

 私達は思わず聞き返してしまった
雄司君に狂愛を使わせるようにする?どういうこと?
そこで聞かされたのは午前中に行われた情事の事
そのあまりの出来事に私達三人は絶句した

 なんでも発情状態を自由に操作できるとか、なにそれ!?
つまり雄司君の理性を崩壊させちゃおうって事だよね?
 考える事がすごいよ、ヘイネさん・・・

結局私達全員そのスキルをもらうことになった
 やっぱりもらえるなら欲しいし気になるよね・・・

【スキル『発情』を取得 ランク:不明】

・・・。

・・・ゴクッ。
こ、このスキルさえあれば雄司君といつも狂愛で楽しめるんだよね・・・
 ゆ、雄司君にたくさん愛してもらえるんだよね・・・

早く試してみたいな、と心の中で考えながら周りを見渡してみるとみんな同じ考えだったみたい
 お互いの目があって気まずい雰囲気となる・・・

 そんな空気を壊したのはやはりヘイネさんだった
私達の心中を察したのかぽつりっと一言

 『今から4人でユウジを襲っちゃう?』
 [〔《ええええええええええ!?》〕]

ヘイネさんはとても悪戯めいた笑顔だったけど、多分、いや、絶対本気だったんだろうね
私達の絶叫が家中に響いた瞬間だった


 これが私、白鷺あかりと雄司君の最愛ヘイネさんとの初めての出会いだよ!
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

異世界で穴掘ってます!

KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います

ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。 懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?

神々の間では異世界転移がブームらしいです。

はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》 楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。 理由は『最近流行ってるから』 数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。 優しくて単純な少女の異世界冒険譚。 第2部 《精霊の紋章》 ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。 それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。 第3部 《交錯する戦場》 各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。 人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。 第4部 《新たなる神話》 戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。 連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。 それは、この世界で最も新しい神話。

処理中です...