その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう

すんのはじめ

文字の大きさ
12 / 69
第3章

3-4

しおりを挟む
  駅に着いて、実家にはぶらぶらと歩いて帰った。家に入るとかがみさんがお正月の用意で手伝いに来ていて

「秀君 いらっしゃい 小さな彼女は置いてきたの?」

「あのなー 彼女じゃぁないよー」

「ふーん ほったらかしにすると誰かに奪われちゃうから」

「なんだよー その言い方 けしかけるようなことばっかー」

「ふふっ ねぇ 私 何か変わったと思わない?」

「うっ オバン臭くなった?」

「そうねぇー 秀君のお雑煮には唐辛子いれようか? うふっ あのね お腹 ちょっと膨らんでるでしょ」

「あっ あー 出来たのかーぁ へぇー かがみにもなぁー 一応 女だったんだなー」

「秀 かがみさんは あんたのお義姉さんなんだからね 気をつけなさい」と、母が・・

「そうよー 秀君のお姉様よ おめでとうの一言ぐらい」

「そーだな おめでとう あっ それと ななのちゃんのことありがとう 喜んでいたよ 一緒に寝てくれたって」

「そう 可愛い子よねぇー 又 連れておいでよー ねぇ お義母さん?」

「そーだね いい子よねー だけど まだ 小学生なんだよねー」と、母も意味ありげにため息をついていた。と、玄関に飾っている ななのの絵を見ていた。

 その晩は兄貴夫婦も来て、一緒に晩ご飯を食べていた。近くのスーパーで寿司盛りを買ってきたみたいだった。

「兄貴 ベィビー おめでとう」

「あぁ 6月くらいカナ 男の子らしい」

「おぉー 跡継ぎかぁー お父さん 良かったなぁー」

「あぁ でもな 椎茸だけだと先が見えないからな 今 行者茸とか自然薯もやっとる なんとか ものになるといいけどー」

「そうかー 大変なんだなぁー 兄貴も」

「そうだよ なんとか 続けていかないとなー」

「でも かがみさんが来てくれて、助かってんだよ よく気がついて、働いてくれるし ほんと いいお嫁さんよ」と、ようやく片付けの終わった母が言ってきた。

「お義母さん そんなー 私こそ よくしていただいて 幸せです」 僕に話し掛ける時と全然声が違うじゃぁないかー

 僕は、高校時代のガサツな かがみと違って、あぜんとしていた。女って環境によってこんなに変わるんかと思っていた。それに、あいつは 確か 別の男とつきあっていたはず・・・なのに

 元旦になって、お雑煮を食べて、椎茸を焼いて食べていると、兄貴夫婦が挨拶にやってきた。僕は、父ともう酒を酌み交わして、かなり飲んでいたのだが、かがりさんが横に来て

「秀君 ななのちゃんのこと あの子 真面目に秀君のこと好きみたいだから いい加減につきあっちゃぁだめよ」

「かがみさん 酔っているんかよー いきなり なんだよー」

「バカ 私 赤ちゃん居るのよ お酒 飲むわけないじゃぁない 君のことを思ってー」

「そうか わかってるよ だけど 難しいことがいろいろとあるんだよー ヘタなことは出来ないしー」

「まぁ 迷ったことあったら 相談に乗るよ お姉さんなんだから 女の子の気持ちなんか 秀君にはわかんないでしょ!」

 僕は、その後、酔いがまわってきて、なんなんだあいつは・・・確か、高校の時は僕のほうが勉強は出来たはずだが、まるで、上から目線じゃぁないかと思いながらも、ななのちゃんのことを考えながら、寝てしまったようだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

真面目な女性教師が眼鏡を掛けて誘惑してきた

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
仲良くしていた女性達が俺にだけ見せてくれた最も可愛い瞬間のほっこり実話です

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

処理中です...