私の中にあの猫がいる

すんのはじめ

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最終章

結末

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 結婚して数ヶ月が過ぎた。梅雨の合間の雨が止んだ時、舜と散歩に出かけた。海沿いの公園で、私は、舜の腕にくっついて歩いていたのだ。

 すると、植え込みの中から、子猫の鳴き声がしてきた。探して、覗き込むと、顔の半分が白黒の子猫が・・。

 私が「プチ」って呼ぶと・・「ニャー」って、返ってきたのだ。身体がまだ濡れていて、ドロドロだった。


「可哀そうに 寒いんじゃぁ無い」と手を差し出そうとすると


「よしなさいよ 病気があるかわかんないだよ」と、舜が言ってきて・・


「ほおっておけよ」と、歩き出した。私も、仕方なく後を追ったんだけど・・


 その子猫は、植え込みから出てきて、又、「ニャーン」と私の後ろ姿に鳴いていた。私には、プチが「おぉーい すずりちゃーん」と言っているように聞こえたのだ。昔、私が、最初にプチに出会ったのも雨の日だった。


「舜 あの子 プチよ 絶対! 私 つれて帰って良い?」


「ウン そこまで・・ 仕方ないな わかったよ」


 私が、その子猫に駆け寄っていくと、子猫も私の方によたよたと寄ってきた。そして、抱きかかえると


「プチ よろしく 僕は、すずりの旦那だよ」と、舜はその子猫に向かって言ってくれた。


「ニャーン」と、返ってきた。


「プチ 又 一緒に暮らそうね 約束したよね ずぅっと一緒だよ」と、私が話しかけたが・・


 「ニャー」と言って、私の手を舐めるしか、返事が返ってこなかった。でも・・私の中にプチは居る

   
 forever and ever
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