まともに相手にしてもらえなくて・・ おまけにブスといわれて でも、好きなあの人と

すんのはじめ

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第1章

1-4

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 次の月曜日も、久美が近づいてきて

「この前 ごめんね 怒ってる?」

「ううん 別に・・でも、久美が呼んだのー?」

「ううーん たまたまよ あのね 茜姉さん ウチとサナが友達だって知っているから あの勝を呼びつけて 一言言ったんだよー 変な風にサナにかまうなって したら、あいつ すみませんと逃げるようにしていったんだって 十和子姉さんに 言わすとオシッコ チビッていたんじゃぁないかって つまんない男 だけど、茜姉さんに感謝しなさいね」

「そーなんだ だから あいつ この頃 かまってこないんだー」

 私は、複雑な気持ちだった。でも、この不良ぽい人たちと関わりを持ってしまったのは確かのようだった。

 私は、決心して、放課後、茜さん達のグループが帰っていくのを見つけて

「茜さん ありがとうございます」と、前に出て頭を下げていた。

「てめえー 気安く 名前呼ぶんじゃぁないよ」と、十和子さんが

「いいよ 十和 ほっときな あんた なんで頭下げてんのかわかんないけど 久美の友達なんだろー なんかあったら、言ってきなー」と、素通りして行ってしまった。

 私、気が抜けたみたいに後ろ姿を見送っていた。だけど、この後、良くないとわかっていても、自然とこのグループに近づいていくのだ。

 そのことがあって以来、クラスの男の子たちも私のことを サダコブス と呼ぶことはなくなっていた。でも、ブスと思われていることには変わりなかったみたい。それに おそらく、私があのグループに関わっていることが知れ渡っていたんだろう。

 夏休みを前に、他の女の子たちは、男の子たちから、プールに行ったり、夏祭りに一緒に行こうよって誘われていたのに、私なんかには近くにさえ寄って来なかった。だけど、私は、目的も無かったのだけど、1学期に習ったことだけはノートにまとめていたのだ。

 ― ― ― * * * ― ― ―

 夏休み前になると、久美が

「サナ 泳ぎに行こうよ 孝雄 知ってるでしょ カラオケで一緒した人 車で連れてってくれるって 敦賀まで」

「えー あの久美の隣にいた人?」

「うん 車の修理工場に行ってるの 車持ってるし・・」

「だって 男の人となんかと一緒じゃぁー」

「そんなこと言ってるから みんなからブス扱いされるんだよー サナはー・・・ いいじゃん、どっちみち持てないんだから、こんな時でしか、男の子と遊べないよー」

「そんなー ひどい言い方よね 別に!私 持てなくてもかまへんよ」

「うーん 考えといて 又 ラインするね」

 ラインが来て、茜さんのところでバーベキューするからという誘いだった。茜さんからのご指名だから、断れないよとも書いてあった。

 当日、私は地図をたよりに茜さんのお家へ。後ろはもう、竹林になっている大きな家。入っていくと、お庭でもう炭のバーベキュー台があって、何人かが集まっていた。男の人も数人いる。結局、女の子は茜さんの同級生が二人、十和子さんともう一人、久美それに私の6人。男の人が4人だった。

「茜さん 今日はありがとうございます 呼んでいただいて」と、とりあえず挨拶したら

「てめえ 気安く呼ぶんじゃぁないよ! 茜姉さんだよ」と、十和子さんが・・。私が怖がっていたのか

「いいんだよー この娘は・・・ 茜って呼んでも」って、茜さんが言ってくれた。

 その後、お肉とか食べていたんだけど、男の人に話しかけられても、私は場違いな気がして、早く帰りたかったのだ。みんなが、お酒も飲み出して盛り上がっている時、私は色んな樹木のあるお庭を散歩する気でウロウロしていたら、納屋らしき建物の裏手で見てしまった。男の人はズボンを下ろしていて、茜さんが膝まづいて顔をうずめている姿が、そして「もっと 口を動かしてちゃんとやれ! 後から こいつで、たっぷりと悦ばせてやるからな」と、ニヤニヤしながら言われているのも。私の浅い知識でも何をしているのかはわかったのだ。

 私は、直ぐに、その場を離れて、久美にもう帰ると伝えたんだけど、孝雄という人とスカートの中のお尻を撫でられながら、ベタベタしていて、今、茜姉さんが居ないから、挨拶していきなさいよと言われて・・。みんなは、茜さん達二人が居ないことを、何をしているのかをわかっているみたいだった。しばらくして、茜さんは、何にも無かったかのような顔をして戻ってきた。だけど、顔に髪の毛がくっついて乱れていた。

 何とか、いい訳をして帰って来たんだけど、私は、ショックだった。あんな光景を見たのは、初めてだったし、茜さんでも男の人の前ではあんなことをさせられるんだと。やっぱり、不良グループなんだ。でも、仲間にさせられてしまったんだと。私も、そのうち あんな風になるんかしら・・と
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