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援助
どこ?
「亮ー!帰ったよー!」
あれから満足のいくまで庵は外で楽しんだ。龍之介と瀧雄と一緒に。だからそれを庵は亮に伝えたかった。何があってどんなことをして何を食べたのか全部亮に話したかった。だがその庵の言葉には誰の返事も帰ってこなかった。
「あれ?亮、いない?」
今は深夜だ。日付が変わる寸前の時間。そんな時間なのに亮がいなかった。そのため庵は正直心配になった。しかし瀧雄は心配などしていない様子だった。もちろん龍之介も。2人は亮が強いのを知っているから。
「そうみたいだな。多分仕事が長引いてんだろ。もう遅いからお前は風呂入ってこい、な?」
瀧雄はこの後庵を抱きたいと思っている。今すぐにでも抱いてもいいが外から帰ってきたばかりで汗をかいている。その状態でまた汗をかくとなれば庵は気持ち悪いだろう。だから瀧雄は庵に風呂に行かせようとした。しかし今庵はそれどころでは無いらしい。
「…もう深夜なのに。こんな時間まで仕事なの?」
「まぁそういう日もあるさ。仕事柄それは仕方ねぇ事だ。」
瀧雄の言う通り稀に龍之介らは日付が変わっても仕事をしている日がある。だがそれは事務所でやってくれているため庵は心配じゃないのだ。
「なら亮が帰ってくるまで待っとこうかな。」
「そんなに亮に会いてぇのか?」
庵があまりにも不安そうな顔をしてそう言ったので龍之介は庵を引き寄せてそう言った。そしてその後庵にキスをすると腕の中に龍之介は庵を閉じ込めた。
「…うーん。会いたいって言うか心配なだけだよ。」
「心配ねぇ。どう思います組長。」
たかが仕事。だからすぐに帰ってくる。そう思っている瀧雄は少し困ったようにそう言った。だってこの調子では庵を抱くことが叶わないから。だから庵の気を逸らしてやらないといけない。しかし瀧雄にはそれが出来そうになかった。だから瀧雄は助けを求めるように龍之介にそう言った。そんな瀧雄をみて龍之介は少し考えた後に口を開いた。そして…。
「そんなに心配なら亮に電話かけてやれ。」
と、龍之介は言った。その瞬間庵の顔色が少し変わった。声を聞くことが出来るだけでもだいぶ不安が紛れるのだろう。
「そうですね組長。ほら庵、亮に声聞かせてやれ。その後で俺と楽しもうな。」
「ありがとう……ん?楽しむ…?」
庵は嬉しかった反面、瀧雄の言葉が引っかかった。楽しむというのは1つしかない。だから庵は固まってしまったのだ。そんな庵の顔を瀧雄は鷲掴みにする。
「当たりめぇだろ。それが出来ねぇなら電話させねぇ。」
なんて事だ。亮が心配でたまらない今の庵にその言葉は選択肢すら与えないものだ。だから庵は了承するしか無かった。
「…たきのけち。」
「ただで手に入ると思うなよ。」
瀧雄は悪い笑みを浮かべながらそう言った。その瀧雄の顔を見た庵は腹を括った。この顔をしている瀧雄は意地悪をする時。多分庵が亮のことばかり考えていたから嫉妬したのだろう。けれどやはり庵は亮が心配なので…。
「…うっ、わかったよ。」
「いい子だ。ほら電話しろ。」
抱くことを了承した庵の頭を撫でると瀧雄はそう言って庵に電話を渡した。そのためすぐさま庵は亮に電話をかけた。そしたら3コールほどした後で亮が電話に出てくれた。
「あ、亮!」
「庵か?どうした急に。」
庵は直ぐに亮の異変に気づいた。いつもの声じゃない。亮はなにかに追い詰められているような声をしていた。
「…亮ほまだ帰って来ないの?」
「すまねぇ。ちょっと仕事が立て込んでてな。暫く帰れねぇかもしれねぇ。組長と瀧がいるから寂しくねぇだろ?」
暫く……。その言葉が更に庵を心配させていく。確かに亮の言う通り龍之介も瀧雄もいる。けれど庵は全員がいて欲しいのだ。こうみえて庵は欲張りだから。しかし庵は嘘をつくことにした。忙しい亮を困らせたくなかったから。
「…うん。寂しくない。」
と、咄嗟に庵は嘘をついた。そんな庵をみて龍之介と瀧雄は亮に何かあったのだろうと憶測した。
「ごめんな庵。」
「ううん、俺の方こそごめんね。亮は今仕事で忙しいのに。」
「お前が謝る必要はねぇよ。それにお前の声聞けたから疲れが吹き飛んだ。電話してくれてありがとうな庵。」
「うん…。」
「庵、すまねぇが瀧に変わってもらえるか?」
「わかった。」
亮に電話を代わってと言われた庵は瀧雄に携帯を渡した。そして亮と会話をし始めた瀧雄。初めのうちは庵の前で電話をしていたがどうも庵には聞かれてはまずい話になったらしく部屋を出て寝室に瀧雄は行ってしまった。
「なんだお前。いじけてんのか?」
亮はしばらく帰ってこない。それを知ってしまった庵はかなり落ち込んだ。そんな庵をみて龍之介が庵を抱きしめながらそう言ってきた。
「…そんなんじゃないもん。」
「正直じゃねぇやつ。寂しいならそう言えよ。俺がその寂しさ埋めてやるから。」
と、龍之介は言いながら庵の体を触り始めた。そして徐々に深いキスをしていく。
「…りゅう、やるの?」
正直庵はセックスするほど気持ちの余裕がなかった。だけど寂しさは紛らわすことができるかもしれない。だから龍之介のキスに応えながら庵はそう言った。
「お前が嫌ならやらねぇよ。無理強いはしない。」
「…嫌なんて言ってない。」
「そうか。」
庵からの合意が貰えた龍之介は庵を抱き抱えてソファまで移動した。そして庵の服を全て脱がせて全身にキスをしていく。
「そんな顔をするな庵。大丈夫だ。亮はちゃんと戻ってくるから。」
「…うん。」
「亮の事なんて考える余裕が無くなるほど抱き潰してやるからな。」
「…………うん?」
あれから満足のいくまで庵は外で楽しんだ。龍之介と瀧雄と一緒に。だからそれを庵は亮に伝えたかった。何があってどんなことをして何を食べたのか全部亮に話したかった。だがその庵の言葉には誰の返事も帰ってこなかった。
「あれ?亮、いない?」
今は深夜だ。日付が変わる寸前の時間。そんな時間なのに亮がいなかった。そのため庵は正直心配になった。しかし瀧雄は心配などしていない様子だった。もちろん龍之介も。2人は亮が強いのを知っているから。
「そうみたいだな。多分仕事が長引いてんだろ。もう遅いからお前は風呂入ってこい、な?」
瀧雄はこの後庵を抱きたいと思っている。今すぐにでも抱いてもいいが外から帰ってきたばかりで汗をかいている。その状態でまた汗をかくとなれば庵は気持ち悪いだろう。だから瀧雄は庵に風呂に行かせようとした。しかし今庵はそれどころでは無いらしい。
「…もう深夜なのに。こんな時間まで仕事なの?」
「まぁそういう日もあるさ。仕事柄それは仕方ねぇ事だ。」
瀧雄の言う通り稀に龍之介らは日付が変わっても仕事をしている日がある。だがそれは事務所でやってくれているため庵は心配じゃないのだ。
「なら亮が帰ってくるまで待っとこうかな。」
「そんなに亮に会いてぇのか?」
庵があまりにも不安そうな顔をしてそう言ったので龍之介は庵を引き寄せてそう言った。そしてその後庵にキスをすると腕の中に龍之介は庵を閉じ込めた。
「…うーん。会いたいって言うか心配なだけだよ。」
「心配ねぇ。どう思います組長。」
たかが仕事。だからすぐに帰ってくる。そう思っている瀧雄は少し困ったようにそう言った。だってこの調子では庵を抱くことが叶わないから。だから庵の気を逸らしてやらないといけない。しかし瀧雄にはそれが出来そうになかった。だから瀧雄は助けを求めるように龍之介にそう言った。そんな瀧雄をみて龍之介は少し考えた後に口を開いた。そして…。
「そんなに心配なら亮に電話かけてやれ。」
と、龍之介は言った。その瞬間庵の顔色が少し変わった。声を聞くことが出来るだけでもだいぶ不安が紛れるのだろう。
「そうですね組長。ほら庵、亮に声聞かせてやれ。その後で俺と楽しもうな。」
「ありがとう……ん?楽しむ…?」
庵は嬉しかった反面、瀧雄の言葉が引っかかった。楽しむというのは1つしかない。だから庵は固まってしまったのだ。そんな庵の顔を瀧雄は鷲掴みにする。
「当たりめぇだろ。それが出来ねぇなら電話させねぇ。」
なんて事だ。亮が心配でたまらない今の庵にその言葉は選択肢すら与えないものだ。だから庵は了承するしか無かった。
「…たきのけち。」
「ただで手に入ると思うなよ。」
瀧雄は悪い笑みを浮かべながらそう言った。その瀧雄の顔を見た庵は腹を括った。この顔をしている瀧雄は意地悪をする時。多分庵が亮のことばかり考えていたから嫉妬したのだろう。けれどやはり庵は亮が心配なので…。
「…うっ、わかったよ。」
「いい子だ。ほら電話しろ。」
抱くことを了承した庵の頭を撫でると瀧雄はそう言って庵に電話を渡した。そのためすぐさま庵は亮に電話をかけた。そしたら3コールほどした後で亮が電話に出てくれた。
「あ、亮!」
「庵か?どうした急に。」
庵は直ぐに亮の異変に気づいた。いつもの声じゃない。亮はなにかに追い詰められているような声をしていた。
「…亮ほまだ帰って来ないの?」
「すまねぇ。ちょっと仕事が立て込んでてな。暫く帰れねぇかもしれねぇ。組長と瀧がいるから寂しくねぇだろ?」
暫く……。その言葉が更に庵を心配させていく。確かに亮の言う通り龍之介も瀧雄もいる。けれど庵は全員がいて欲しいのだ。こうみえて庵は欲張りだから。しかし庵は嘘をつくことにした。忙しい亮を困らせたくなかったから。
「…うん。寂しくない。」
と、咄嗟に庵は嘘をついた。そんな庵をみて龍之介と瀧雄は亮に何かあったのだろうと憶測した。
「ごめんな庵。」
「ううん、俺の方こそごめんね。亮は今仕事で忙しいのに。」
「お前が謝る必要はねぇよ。それにお前の声聞けたから疲れが吹き飛んだ。電話してくれてありがとうな庵。」
「うん…。」
「庵、すまねぇが瀧に変わってもらえるか?」
「わかった。」
亮に電話を代わってと言われた庵は瀧雄に携帯を渡した。そして亮と会話をし始めた瀧雄。初めのうちは庵の前で電話をしていたがどうも庵には聞かれてはまずい話になったらしく部屋を出て寝室に瀧雄は行ってしまった。
「なんだお前。いじけてんのか?」
亮はしばらく帰ってこない。それを知ってしまった庵はかなり落ち込んだ。そんな庵をみて龍之介が庵を抱きしめながらそう言ってきた。
「…そんなんじゃないもん。」
「正直じゃねぇやつ。寂しいならそう言えよ。俺がその寂しさ埋めてやるから。」
と、龍之介は言いながら庵の体を触り始めた。そして徐々に深いキスをしていく。
「…りゅう、やるの?」
正直庵はセックスするほど気持ちの余裕がなかった。だけど寂しさは紛らわすことができるかもしれない。だから龍之介のキスに応えながら庵はそう言った。
「お前が嫌ならやらねぇよ。無理強いはしない。」
「…嫌なんて言ってない。」
「そうか。」
庵からの合意が貰えた龍之介は庵を抱き抱えてソファまで移動した。そして庵の服を全て脱がせて全身にキスをしていく。
「そんな顔をするな庵。大丈夫だ。亮はちゃんと戻ってくるから。」
「…うん。」
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「…………うん?」
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