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松下康二の過去
誘拐
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*康二視点
「康二君行くよ。時間ないんだから。」
「…行きません。」
「は?」
こいつらは明らかにヤクザだ。そんな連中について行くわけが無い。そうすることで寛也さんにも迷惑をかけてしまう恐れがある。俺はそれが一番嫌だ。
「てめぇ調子乗んなよ。」
「まぁまぁ兄貴。落ち着いてください。こいつは旭川寛也の元で一年暮らして天狗になってるんですよ。」
「あー勘違い野郎か。」
「はい。だから俺に任せてください。」
天狗になんかなれるかよ。好き勝手言いやがって。俺はまだまだ学ばなければいけないことが多い。特に寛也さんや森廣さんと一緒にいると余計にそう思う。2人は凄いから。ついて行くのに必死なんだ。
「康二くん。こっち向いて。」
「…嫌です。」
「なら俺がする。こっち向け。」
「………っ!!?」
さっきまで兄貴兄貴と軽い感じで話していた男が急に声を低くして俺の顔を鷲掴みにしてきた。しかもすごい力…。抵抗できねぇこんなの…。
「君、何歳?」
「……………っ。」
「何歳かって聞いてんだろ。」
「…11歳。」
「だよね。随分ガキだ。そんな奴が俺らに楯突くなんていい度胸だねぇ。いつもだったらここで殺してる。けどお前は顔がいい。可愛い顔してる。将来有望だな。だから…」
…は?こ、こいつ!!ふざけるな!キスとか気色悪いことしてんじゃねぇ!ふざけるなふざけるな!離せ!
「んん゛!!」
嫌だ…。怖い…っ!!やめろ!離せよ…っ!
「おい、いつまでキスしてんだ。そこら辺にしとけ。」
「はーい。あまりにもこいつが可愛くて。」
「まぁそれはそうだな。お前の言う通り将来有望だかな。」
「ですよね。もう1回キスしとこ。」
「馬鹿!車に乗ってからにしろ。響己(ひびき)、そいつを運べ。暴れんなら気絶でもさせとけ。」
「はーい。康二君行くよ。」
「…っ、行くわけねぇだろ!」
こんなの誘拐だぞ!ヤクザだから何していいって訳じゃない!俺は正式に寛也さんの部下になった!それをしたばっかりなのに迷惑をかけたくない…っ!
「口の利き方に気をつけな。いいから行くよ。」
「やめっ、ろ、離せ!」
「無駄なことはするな。俺の力にはお前じゃ勝てない。」
「……………っ。」
さっきまでどうやら本気の力を見せていなかったようだ。この男…。恐ろしい…。大人しくしていた方が身のためかもしれない。すぐそこに森廣さんがいるのに防音の倉庫の中にいるから外の声も聞こえずらくて俺の声に気づかない。くそ…っ。俺はあっという間にこの男たちの車の中に乗せられてしまった。
「はぁ。可愛い。康二くん、倉庫着くまでラブラブしよっか。」
「っ、ふざけるな!」
「おー威勢がいいな。響己、お前躾しとけ。」
「はーい。その方が色々面倒じゃないですからね。」
「そうだな。」
「てことで康二くん、俺と色んなことするよー。」
怖い…っ。あの時の記憶が蘇って震える。でもだめだ。負けるな俺。気持ちで負けたら本当に終わりだ。俺はあの…旭川寛也さんの部下なんだから。
「………っ。」
「不安そうな顔して可愛いねぇ。食べたくなっちまう。」
「やめろ、」
「やめないよ。じゃあさっきの続き始めようか。今度は顔背けないでね。」
「…………っ。」
顔背けないでとか言いながら物凄い力で俺の顔を鷲掴みにしてくる。この力で顔を掴まれると俺は何も出来なくなる。
「い…やっ、だ、」
「嫌でもやるの。キスぐらいで泣きそうな顔しないでよ。」
「…このっ、許さねぇっ、お前らのことっ、許さねぇから!」
「可愛いなぁ。そういうとこ。」
「……………っ。」
そう言いながら男は俺に近づいてきた。舌を出しながら…。
「やめ…、」
「震えなくて大丈夫、ね?」
耳を舐められて頬を舐められて目元も舐められる。恐ろしくて体がガタガタと震える。何をされるのか…こいつの行動が予想できない。
「…いや、」
「顔舐めてるだけだよ。それも嫌なの?」
「嫌だ…っ、」
「へぇ。じゃあ慣れるまで続けようか。俺舐めるの好きなんだよね。全部自分のものになるみたいでさ。」
「っ、いや、だ、もうやめろ!」
「ただ舐めてるだけじゃん。まぁそんなに嫌ならキスに変更してあげる。」
「そういう事じゃ…な、い、」
「どういう事でもいいけど俺はキスしたい気分だから。」
「や……っ、ん゛!!」
「康二君行くよ。時間ないんだから。」
「…行きません。」
「は?」
こいつらは明らかにヤクザだ。そんな連中について行くわけが無い。そうすることで寛也さんにも迷惑をかけてしまう恐れがある。俺はそれが一番嫌だ。
「てめぇ調子乗んなよ。」
「まぁまぁ兄貴。落ち着いてください。こいつは旭川寛也の元で一年暮らして天狗になってるんですよ。」
「あー勘違い野郎か。」
「はい。だから俺に任せてください。」
天狗になんかなれるかよ。好き勝手言いやがって。俺はまだまだ学ばなければいけないことが多い。特に寛也さんや森廣さんと一緒にいると余計にそう思う。2人は凄いから。ついて行くのに必死なんだ。
「康二くん。こっち向いて。」
「…嫌です。」
「なら俺がする。こっち向け。」
「………っ!!?」
さっきまで兄貴兄貴と軽い感じで話していた男が急に声を低くして俺の顔を鷲掴みにしてきた。しかもすごい力…。抵抗できねぇこんなの…。
「君、何歳?」
「……………っ。」
「何歳かって聞いてんだろ。」
「…11歳。」
「だよね。随分ガキだ。そんな奴が俺らに楯突くなんていい度胸だねぇ。いつもだったらここで殺してる。けどお前は顔がいい。可愛い顔してる。将来有望だな。だから…」
…は?こ、こいつ!!ふざけるな!キスとか気色悪いことしてんじゃねぇ!ふざけるなふざけるな!離せ!
「んん゛!!」
嫌だ…。怖い…っ!!やめろ!離せよ…っ!
「おい、いつまでキスしてんだ。そこら辺にしとけ。」
「はーい。あまりにもこいつが可愛くて。」
「まぁそれはそうだな。お前の言う通り将来有望だかな。」
「ですよね。もう1回キスしとこ。」
「馬鹿!車に乗ってからにしろ。響己(ひびき)、そいつを運べ。暴れんなら気絶でもさせとけ。」
「はーい。康二君行くよ。」
「…っ、行くわけねぇだろ!」
こんなの誘拐だぞ!ヤクザだから何していいって訳じゃない!俺は正式に寛也さんの部下になった!それをしたばっかりなのに迷惑をかけたくない…っ!
「口の利き方に気をつけな。いいから行くよ。」
「やめっ、ろ、離せ!」
「無駄なことはするな。俺の力にはお前じゃ勝てない。」
「……………っ。」
さっきまでどうやら本気の力を見せていなかったようだ。この男…。恐ろしい…。大人しくしていた方が身のためかもしれない。すぐそこに森廣さんがいるのに防音の倉庫の中にいるから外の声も聞こえずらくて俺の声に気づかない。くそ…っ。俺はあっという間にこの男たちの車の中に乗せられてしまった。
「はぁ。可愛い。康二くん、倉庫着くまでラブラブしよっか。」
「っ、ふざけるな!」
「おー威勢がいいな。響己、お前躾しとけ。」
「はーい。その方が色々面倒じゃないですからね。」
「そうだな。」
「てことで康二くん、俺と色んなことするよー。」
怖い…っ。あの時の記憶が蘇って震える。でもだめだ。負けるな俺。気持ちで負けたら本当に終わりだ。俺はあの…旭川寛也さんの部下なんだから。
「………っ。」
「不安そうな顔して可愛いねぇ。食べたくなっちまう。」
「やめろ、」
「やめないよ。じゃあさっきの続き始めようか。今度は顔背けないでね。」
「…………っ。」
顔背けないでとか言いながら物凄い力で俺の顔を鷲掴みにしてくる。この力で顔を掴まれると俺は何も出来なくなる。
「い…やっ、だ、」
「嫌でもやるの。キスぐらいで泣きそうな顔しないでよ。」
「…このっ、許さねぇっ、お前らのことっ、許さねぇから!」
「可愛いなぁ。そういうとこ。」
「……………っ。」
そう言いながら男は俺に近づいてきた。舌を出しながら…。
「やめ…、」
「震えなくて大丈夫、ね?」
耳を舐められて頬を舐められて目元も舐められる。恐ろしくて体がガタガタと震える。何をされるのか…こいつの行動が予想できない。
「…いや、」
「顔舐めてるだけだよ。それも嫌なの?」
「嫌だ…っ、」
「へぇ。じゃあ慣れるまで続けようか。俺舐めるの好きなんだよね。全部自分のものになるみたいでさ。」
「っ、いや、だ、もうやめろ!」
「ただ舐めてるだけじゃん。まぁそんなに嫌ならキスに変更してあげる。」
「そういう事じゃ…な、い、」
「どういう事でもいいけど俺はキスしたい気分だから。」
「や……っ、ん゛!!」
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