3 / 25
入学式とターゲット
第三話
しおりを挟む
……そう叫べたらどれだけ楽だっただろう。いやほんと、どうなってんだこいつ。もうとっくに式終わってるぞ?みんな出て行ったぞ?早く教室行かなきゃだろ?一応さっきからゆさゆさやってるんだけど、ぜんっぜん起きない。え、ほんとどうなってんの?
……しかし、俺はこいつに下手に出れない。名簿で隣のこいつ―――狐塚 唯(こづか ゆい)、こいつもターゲットの1人だからだ。…それでも教室に行かないのもまずい、何とかしないと。まだあんまり関わりたくないんだけど仕方ない、取りあえず声かけてみるか。
「あの、式終わったよ?起きて。」
「すぅ…」
「起きてくださーい。」
「すぅ…」
「もしもーし、起きてー!起きないとHR間に合わないよ!」
頬をぺちぺちしてみる。ほんとはまだ接触したくないんだけどね、仕方ない。だって起きないんだもん。
「んぁあ”…?なに?」
「いや、だから、式終わってもうみんな教室行ったよ。早く行かないと。」
「ん?あれ、君だれ?外部生?」
「はあ、そうですけど。」
「ふぅん、俺が誰か知ってる?」
…正直にいった方がいいか。まあまだ知っているのは名前だけだしな。名簿は配られてるわけだし、知ってても不自然じゃないだろう。
「えっと…狐塚くん?ですか?」
「ん、そうそう。知ってるんだ?」
「…?はい。」
「ふふ、きみ面白いね。」
「は?」
思わず素で返してしまった。なんだこいつ。
「あは、うん、面白い。きみ名前は?」「…白兎です。」
「あ、同室の子だ。そっか、きみが同室なら悪くないね。」
「はあ…。」
意味がわからなくて気のない返事を返すと、狐塚が突然少し首をかしげ、俺の眼鏡をとった。
「あ、やっぱり。前髪長いしメガネで地味にしてるけど、顔かわいいね。」
「は?」
またもや素が出た。こいつは何を言っている?
「あはは、ほんとに面白いね、俺きみ気に入ったかも。」
「は?……あ、ちがうちがう、今はそんなこと言ってる場合じゃないよ、えっと狐塚くん、早く行かないと!」
「えー、真面目だなあ。まあ、白兎くんが行くなら行くかあ。」
……しかし、俺はこいつに下手に出れない。名簿で隣のこいつ―――狐塚 唯(こづか ゆい)、こいつもターゲットの1人だからだ。…それでも教室に行かないのもまずい、何とかしないと。まだあんまり関わりたくないんだけど仕方ない、取りあえず声かけてみるか。
「あの、式終わったよ?起きて。」
「すぅ…」
「起きてくださーい。」
「すぅ…」
「もしもーし、起きてー!起きないとHR間に合わないよ!」
頬をぺちぺちしてみる。ほんとはまだ接触したくないんだけどね、仕方ない。だって起きないんだもん。
「んぁあ”…?なに?」
「いや、だから、式終わってもうみんな教室行ったよ。早く行かないと。」
「ん?あれ、君だれ?外部生?」
「はあ、そうですけど。」
「ふぅん、俺が誰か知ってる?」
…正直にいった方がいいか。まあまだ知っているのは名前だけだしな。名簿は配られてるわけだし、知ってても不自然じゃないだろう。
「えっと…狐塚くん?ですか?」
「ん、そうそう。知ってるんだ?」
「…?はい。」
「ふふ、きみ面白いね。」
「は?」
思わず素で返してしまった。なんだこいつ。
「あは、うん、面白い。きみ名前は?」「…白兎です。」
「あ、同室の子だ。そっか、きみが同室なら悪くないね。」
「はあ…。」
意味がわからなくて気のない返事を返すと、狐塚が突然少し首をかしげ、俺の眼鏡をとった。
「あ、やっぱり。前髪長いしメガネで地味にしてるけど、顔かわいいね。」
「は?」
またもや素が出た。こいつは何を言っている?
「あはは、ほんとに面白いね、俺きみ気に入ったかも。」
「は?……あ、ちがうちがう、今はそんなこと言ってる場合じゃないよ、えっと狐塚くん、早く行かないと!」
「えー、真面目だなあ。まあ、白兎くんが行くなら行くかあ。」
23
あなたにおすすめの小説
マネージャー~お前を甲子園に連れて行ったら……野球部のエース♥マネージャー
夏目碧央
BL
強豪校の野球部に入った相沢瀬那は、ベンチ入りを目指し、とにかくガッツを認めてもらおうと、グランド整備やボール磨きを頑張った。しかし、その結果は「マネージャーにならないか?」という監督からの言葉。瀬那は葛藤の末、マネージャーに転身する。
一方、才能溢れるピッチャーの戸田遼悠。瀬那は遼悠の才能を羨ましく思っていたが、マネージャーとして関わる内に、遼悠が文字通り血のにじむような努力をしている事を知る。
全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
ひみつのモデルくん
おにぎり
BL
有名モデルであることを隠して、平凡に目立たず学校生活を送りたい男の子のお話。
高校一年生、この春からお金持ち高校、白玖龍学園に奨学生として入学することになった雨貝 翠。そんな彼にはある秘密があった。彼の正体は、今をときめく有名モデルの『シェル』。なんとか秘密がバレないように、黒髪ウィッグとカラコン、マスクで奮闘するが、学園にはくせもの揃いで⁉︎
主人公総受け、総愛され予定です。
思いつきで始めた物語なので展開も一切決まっておりません。感想でお好きなキャラを書いてくれたらそことの絡みが増えるかも…?作者は執筆初心者です。
後から編集することがあるかと思います。ご承知おきください。
聞いてた話と何か違う!
きのこのこのこ
BL
春、新しい出会いに胸が高鳴る中、千紘はすべてを思い出した。俺様生徒会長、腹黒副会長、チャラ男会計にワンコな書記、庶務は双子の愉快な生徒会メンバーと送るドキドキな日常――前世で大人気だったBLゲームを。そしてそのゲームの舞台こそ、千紘が今日入学した名門鷹耀学院であった。
生徒会メンバーは変態ばかり!?ゲームには登場しない人気グループ!?
聞いてた話と何か違うんですけど!
※主人公総受けで過激な描写もありますが、固定カプで着地します。
他のサイトにも投稿しています。
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい
椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。
その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。
婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!!
婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。
攻めズ
ノーマルなクール王子
ドMぶりっ子
ドS従者
×
Sムーブに悩むツッコミぼっち受け
作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
高塚くんと森くん
うりぼう
BL
顔だけが取り柄の高塚くん。
ごくごく普通の高校生の森くん。
「好きなんだ、オレと付き合って」
「え、嫌だ」
そこから始まる二人のお話。
基本一話完結。
本編完結済み
随時小話更新予定です。
※BL
※受け大好き
※攻め半分変態
※R15というほどR15表現はありません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる