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07:二階層作成2
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『想定ダメージ値をオーバー。実践を終了します』
「ハァ……ハァ、ハァ……」
モンスターが大量に俺に押し寄せている光景を見て冷や汗が止まらない。動悸がする。ひどく吐き気もする。これ以上ないほどに最悪の状態だ。
……くそっ、自分でやったのにこの様とは……随分と情けない。
これが俺がクリアするだけならもっと簡単になったのだろうが、凪咲みたいに冒険者のためにと作ったなら俺が耐えきれるはずがないんだ。
絶対に死ぬことはないけど死ぬほど辛いトラウマが引き起こされることになる。
こんな俺がダンジョン作成をしているとか笑えるな。このサカキダンジョンが大丈夫だと思い込んでもモンスターの恐怖はとれるわけがない。
『実践解析……クリアするために魔法を付与します』
「……今度は魔法か」
気分を落ち着かせるためにソファで横になってステータスを開く。
『岩倉王間
Lv:8
HP:(42/42)
MP:(19/19)
STR:129
VIT:21
AGI:27
DEX:14
INT:13
RES:9
LUK:7
魔法
星空のキセキ/勝利への敗走
スキル
ダンジョン作成/猛火の剣士/自己加速』
「勝利への敗走……?」
なんだこの魔法。敗走というところが俺にピッタリなものだけどこれがさっきの状況と何か関係があるのだろうか。
『魔法のラーニングをしますか?』
「いや……少し休む」
『かしこまりました。お好きな時にお申し付けください』
あー……今回のあれはキングチンアントよりも光景がヤバかった。
あれにまた挑むのかと思うと動くのが億劫になる。でも今もなおダンジョンを攻略している凪咲のことを考えれば何とか持ち直す。
「ふぅぅぅぅ……トキ、ラーニングだ」
『ラーニング開始します』
ラーニングは仮想現実で行われるため現実世界の俺が横になっていても問題ない。
『勝利への敗走の魔法情報を開示します』
『勝利への敗走
・思い浮かんだ場所に移動する。
・相手に背を向けている状態のみ使用可能。
・敗走時ステータスアップ。』
へぇ、だから勝利への敗走か。負けてもいいけどいつかは勝つ、そういう意味合いが込められているのか。逃げれば逃げるほどステータスがアップするとかいいな。
『ラーニング完了。ラーニング終了します』
「再実践だ」
『転送します』
一階層の時と同じ流れになっているから次はボスでつまずくかもしれない。でもボスならさすがに大丈夫だろ。一体だし。
さっきと同じルートで二階層を走り抜ける。だけど今回はああなることは分かっているから最初から光球を出してモンスターを見つけた瞬間に撃破する。
あんな光景を見た後なら数体なんて恐るるにたらん。しかも時間をかければかけるほどモンスターは大量発生していくのだ。
早めに倒して早めにボス部屋に向かうのが正解なのだろう。あれ、この階層かなり所見殺しじゃないか? まあいいか。どうせ凪咲が倒すんだからそこは気にしなくていい。
「……逃げ切れないか……!」
早め早めに倒して進んだとしても通らない場所にモンスターがたまっていてそこにぶつかってしまう。
自己加速を駆使してサイレンウルフが他のモンスターを呼ぶ前に光球で撃破していく。逃げの一手があるとはいえできるだけあの状況にならないようにしなければいけない。
何とかサイレンウルフおよびチンアントを光球と剣で撃破してとうとうボス部屋の前まで来た。
「ふぅぅぅ……行くか」
魔力が心もとないがそれでも行くしかない。一体だけだから剣で殺せばいいだけの話だ。
扉を開けたその先にはサイレンウルフを巨大にしたキングサイレンウルフがいた。キングチンアントよりも大きい。
キングに何かさせる前に剣を構えて突っ込む。だがキングサイレンウルフはキングチンアントとは違い動きが俊敏ですぐに後方にとんだ。そしてこの場全体を響かせる声を出した。
俺の体にも響く大きな声だ。
くそっ、こんなに響く声だとは思っていなかったから思わず止まってしまった。さらにこのボス部屋にモンスターを呼ばないよなと一抹の不安がよぎる。
キングサイレンウルフの方から音が聞こえてきて思わず自己加速を使ったらもう目の前にキングサイレンウルフが口を開いて俺を食べようとしていた。
魔力が心もとないからと光球を出さずに来たんだ。もうここから脱出するには自己加速で避けるしかない。
一瞬だけ自己加速を使い避けたがキングサイレンウルフの地面と激突した衝撃で俺にダメージを受けソファの上に戻っていた。
『想定ダメージ値をオーバー。実践を終了します』
「ふぅぅぅぅぅ……」
なんだよあのサイレンウルフ。キングチンアントの時と比じゃないくらいに強いんだが。動きが速いし遠吠えで動きを止められるし。
……まあ、あれだけポイントがあればああなるか。いやあれがキングチンアント二体分? 冗談は止せ。
『実践解析……クリアするためにスキルを付与します』
まあ魔法よりもスキルの方がいい。スキルは魔力が無くても使えるからな。でもこのクリアするための付与ってステータス値付与はないんだな。
『岩倉王間
Lv:8
HP:(42/42)
MP:(19/19)
STR:129
VIT:21
AGI:27
DEX:14
INT:13
RES:9
LUK:7
魔法
星空のキセキ/勝利への敗走
スキル
ダンジョン作成/猛火の剣士/自己加速/剣士の本能行動』
今度は戦いの王の本能行動だ。強そう……強そう? 本能行動が強いのかは分からないけど。
『スキルのラーニングをしますか?』
「あぁ、する」
『ラーニング開始します』
真っ白な空間に立つが仮想空間であるから気分はいい。
『剣士の本能行動のスキル情報を開示します』
『剣士の本能行動
・戦いによって磨かれた直感で次にすべき行動を本能で起こす。
・剣を持っていればステータス補正。』
おぉ……つまり本能で戦うことができるのか。自己加速よりもこっちの方が強いような気がするけどそこに文句を言ってはいけない。
「ん……?」
いつもなら前に人形やモンスターが出てくるはずなのにと思った瞬間に俺は横に動いていた。
動くと同時に背後に剣を持った人形がいると理解できていた。チラリと背後を見ればちゃんと剣を持った人形だった。
「……これは早く終わりそうだ」
☆
『ラーニング完了。ラーニング終了します』
俺が思った通りラーニングはすぐに終わった。攻撃が来る→本能で避け情報を受ける。相手に突っ込む→相手の攻撃をかいくぐり剣を叩きこむ。攻撃が来る→カウンターを行った直後に情報を受ける。みたいなことをやって終わった。
「実践だ」
『転送します』
三度目であるからもう迷わずに魔鉄を回収しつつなるべくモンスターを倒していく。
レベルも上げないといけないと思いながらも二度目のボス部屋の前まで来た。二回目と同様に囲まれることなくここにたどり着くことができた。
でもここに来るまでに戦士の行動本能を使って思ったのだが、一対一ならこのスキルは光り輝く。だが数が多すぎると行動が制限されて動くのが難しくなる。まあ大体はそうならないように立ち回っているように思えた。
それから猛火の戦士との相性がバチクソいい。まるでこれらがセットであるかのような感じだ。剣の流れも本能行動からつなげやすい。
「大丈夫……よし」
これなら行けると自信をもってボス部屋を開ける。
開ければまたキングサイレンウルフの姿が中央にあり俺は一気に距離を詰める。この戦士の行動本能は誰かが行動を起こさなければ何も起きないスキルだ。
俺が攻撃を仕掛けるという意思を示さなければ次の攻撃を示してくれない。ここで積極的に行かないと終わらないからとっとと仕掛ける。
さっきとは違いステータス補正もかかっているからキングサイレンウルフの顔面を斬りつけようとしたところでキングサイレンウルフは後方に下がった。
だけど浅いとはいえやつの顔面を斬ることができた。
キングサイレンウルフは前回と同様に部屋中に響く咆哮を放った。
こればっかりは俺のステータスではどうしようもないと本能が教えてくれる。だがキングサイレンウルフから視線は切っていない。
俺が怯んでいる隙に俺を食べようと向かってきているのが今回は見えた。そしてやつを避けつつカウンターを叩きつけた。
キングチンアントの時のように炎で剣を伸ばして切り伏せた。
『実践クリアしました。おめでとうございます』
「ふぅ……ようやくか」
前回と同じ三度目だけど今回はとにかく倒す数が多いし一階層の時よりも疲労はたまる。
『サカキダンジョン二階層作成完了。二階層作成報酬でAGI+100を付与します』
「……AGIか……」
AGIでも嬉しい。だけど今の俺に足りないのは魔力だ。まあ魔法を使わない戦い方をすればいいか。
『続いて三階層の作成にかかりますか?』
「いや、戻る」
『お疲れさまでした、オウマさま』
サカキダンジョンの出入り口前に転送され俺はリビングへと繋がる階段を上がっていった。
「ハァ……ハァ、ハァ……」
モンスターが大量に俺に押し寄せている光景を見て冷や汗が止まらない。動悸がする。ひどく吐き気もする。これ以上ないほどに最悪の状態だ。
……くそっ、自分でやったのにこの様とは……随分と情けない。
これが俺がクリアするだけならもっと簡単になったのだろうが、凪咲みたいに冒険者のためにと作ったなら俺が耐えきれるはずがないんだ。
絶対に死ぬことはないけど死ぬほど辛いトラウマが引き起こされることになる。
こんな俺がダンジョン作成をしているとか笑えるな。このサカキダンジョンが大丈夫だと思い込んでもモンスターの恐怖はとれるわけがない。
『実践解析……クリアするために魔法を付与します』
「……今度は魔法か」
気分を落ち着かせるためにソファで横になってステータスを開く。
『岩倉王間
Lv:8
HP:(42/42)
MP:(19/19)
STR:129
VIT:21
AGI:27
DEX:14
INT:13
RES:9
LUK:7
魔法
星空のキセキ/勝利への敗走
スキル
ダンジョン作成/猛火の剣士/自己加速』
「勝利への敗走……?」
なんだこの魔法。敗走というところが俺にピッタリなものだけどこれがさっきの状況と何か関係があるのだろうか。
『魔法のラーニングをしますか?』
「いや……少し休む」
『かしこまりました。お好きな時にお申し付けください』
あー……今回のあれはキングチンアントよりも光景がヤバかった。
あれにまた挑むのかと思うと動くのが億劫になる。でも今もなおダンジョンを攻略している凪咲のことを考えれば何とか持ち直す。
「ふぅぅぅぅ……トキ、ラーニングだ」
『ラーニング開始します』
ラーニングは仮想現実で行われるため現実世界の俺が横になっていても問題ない。
『勝利への敗走の魔法情報を開示します』
『勝利への敗走
・思い浮かんだ場所に移動する。
・相手に背を向けている状態のみ使用可能。
・敗走時ステータスアップ。』
へぇ、だから勝利への敗走か。負けてもいいけどいつかは勝つ、そういう意味合いが込められているのか。逃げれば逃げるほどステータスがアップするとかいいな。
『ラーニング完了。ラーニング終了します』
「再実践だ」
『転送します』
一階層の時と同じ流れになっているから次はボスでつまずくかもしれない。でもボスならさすがに大丈夫だろ。一体だし。
さっきと同じルートで二階層を走り抜ける。だけど今回はああなることは分かっているから最初から光球を出してモンスターを見つけた瞬間に撃破する。
あんな光景を見た後なら数体なんて恐るるにたらん。しかも時間をかければかけるほどモンスターは大量発生していくのだ。
早めに倒して早めにボス部屋に向かうのが正解なのだろう。あれ、この階層かなり所見殺しじゃないか? まあいいか。どうせ凪咲が倒すんだからそこは気にしなくていい。
「……逃げ切れないか……!」
早め早めに倒して進んだとしても通らない場所にモンスターがたまっていてそこにぶつかってしまう。
自己加速を駆使してサイレンウルフが他のモンスターを呼ぶ前に光球で撃破していく。逃げの一手があるとはいえできるだけあの状況にならないようにしなければいけない。
何とかサイレンウルフおよびチンアントを光球と剣で撃破してとうとうボス部屋の前まで来た。
「ふぅぅぅ……行くか」
魔力が心もとないがそれでも行くしかない。一体だけだから剣で殺せばいいだけの話だ。
扉を開けたその先にはサイレンウルフを巨大にしたキングサイレンウルフがいた。キングチンアントよりも大きい。
キングに何かさせる前に剣を構えて突っ込む。だがキングサイレンウルフはキングチンアントとは違い動きが俊敏ですぐに後方にとんだ。そしてこの場全体を響かせる声を出した。
俺の体にも響く大きな声だ。
くそっ、こんなに響く声だとは思っていなかったから思わず止まってしまった。さらにこのボス部屋にモンスターを呼ばないよなと一抹の不安がよぎる。
キングサイレンウルフの方から音が聞こえてきて思わず自己加速を使ったらもう目の前にキングサイレンウルフが口を開いて俺を食べようとしていた。
魔力が心もとないからと光球を出さずに来たんだ。もうここから脱出するには自己加速で避けるしかない。
一瞬だけ自己加速を使い避けたがキングサイレンウルフの地面と激突した衝撃で俺にダメージを受けソファの上に戻っていた。
『想定ダメージ値をオーバー。実践を終了します』
「ふぅぅぅぅぅ……」
なんだよあのサイレンウルフ。キングチンアントの時と比じゃないくらいに強いんだが。動きが速いし遠吠えで動きを止められるし。
……まあ、あれだけポイントがあればああなるか。いやあれがキングチンアント二体分? 冗談は止せ。
『実践解析……クリアするためにスキルを付与します』
まあ魔法よりもスキルの方がいい。スキルは魔力が無くても使えるからな。でもこのクリアするための付与ってステータス値付与はないんだな。
『岩倉王間
Lv:8
HP:(42/42)
MP:(19/19)
STR:129
VIT:21
AGI:27
DEX:14
INT:13
RES:9
LUK:7
魔法
星空のキセキ/勝利への敗走
スキル
ダンジョン作成/猛火の剣士/自己加速/剣士の本能行動』
今度は戦いの王の本能行動だ。強そう……強そう? 本能行動が強いのかは分からないけど。
『スキルのラーニングをしますか?』
「あぁ、する」
『ラーニング開始します』
真っ白な空間に立つが仮想空間であるから気分はいい。
『剣士の本能行動のスキル情報を開示します』
『剣士の本能行動
・戦いによって磨かれた直感で次にすべき行動を本能で起こす。
・剣を持っていればステータス補正。』
おぉ……つまり本能で戦うことができるのか。自己加速よりもこっちの方が強いような気がするけどそこに文句を言ってはいけない。
「ん……?」
いつもなら前に人形やモンスターが出てくるはずなのにと思った瞬間に俺は横に動いていた。
動くと同時に背後に剣を持った人形がいると理解できていた。チラリと背後を見ればちゃんと剣を持った人形だった。
「……これは早く終わりそうだ」
☆
『ラーニング完了。ラーニング終了します』
俺が思った通りラーニングはすぐに終わった。攻撃が来る→本能で避け情報を受ける。相手に突っ込む→相手の攻撃をかいくぐり剣を叩きこむ。攻撃が来る→カウンターを行った直後に情報を受ける。みたいなことをやって終わった。
「実践だ」
『転送します』
三度目であるからもう迷わずに魔鉄を回収しつつなるべくモンスターを倒していく。
レベルも上げないといけないと思いながらも二度目のボス部屋の前まで来た。二回目と同様に囲まれることなくここにたどり着くことができた。
でもここに来るまでに戦士の行動本能を使って思ったのだが、一対一ならこのスキルは光り輝く。だが数が多すぎると行動が制限されて動くのが難しくなる。まあ大体はそうならないように立ち回っているように思えた。
それから猛火の戦士との相性がバチクソいい。まるでこれらがセットであるかのような感じだ。剣の流れも本能行動からつなげやすい。
「大丈夫……よし」
これなら行けると自信をもってボス部屋を開ける。
開ければまたキングサイレンウルフの姿が中央にあり俺は一気に距離を詰める。この戦士の行動本能は誰かが行動を起こさなければ何も起きないスキルだ。
俺が攻撃を仕掛けるという意思を示さなければ次の攻撃を示してくれない。ここで積極的に行かないと終わらないからとっとと仕掛ける。
さっきとは違いステータス補正もかかっているからキングサイレンウルフの顔面を斬りつけようとしたところでキングサイレンウルフは後方に下がった。
だけど浅いとはいえやつの顔面を斬ることができた。
キングサイレンウルフは前回と同様に部屋中に響く咆哮を放った。
こればっかりは俺のステータスではどうしようもないと本能が教えてくれる。だがキングサイレンウルフから視線は切っていない。
俺が怯んでいる隙に俺を食べようと向かってきているのが今回は見えた。そしてやつを避けつつカウンターを叩きつけた。
キングチンアントの時のように炎で剣を伸ばして切り伏せた。
『実践クリアしました。おめでとうございます』
「ふぅ……ようやくか」
前回と同じ三度目だけど今回はとにかく倒す数が多いし一階層の時よりも疲労はたまる。
『サカキダンジョン二階層作成完了。二階層作成報酬でAGI+100を付与します』
「……AGIか……」
AGIでも嬉しい。だけど今の俺に足りないのは魔力だ。まあ魔法を使わない戦い方をすればいいか。
『続いて三階層の作成にかかりますか?』
「いや、戻る」
『お疲れさまでした、オウマさま』
サカキダンジョンの出入り口前に転送され俺はリビングへと繋がる階段を上がっていった。
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