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「躊躇っていてはなりません。一息に腰を落としなさいませ」
コクリと頷いた僕は、言われるがまま硬く張り詰めた兄様の中心の根元を指で握り、一息に腰を落とした。
「あぁぁっ……! だめぇっ……、苦しっ……」
瞬間、張型なんて比べ物にならない圧迫感と痛みが、僕の全身を襲った。
「……っ、無理っ、お腹が……裂けてしまいそ……う……」
「堪えなさいませ。じっと堪えるのです。そうすればそのうち馴染んで来る筈ですから」
どうしても浮き上がってしまう僕の腰を、松下が両脇を掴んで押さえつける。
僕はいやいやをするように頭を何度も振るけれど、松下の手が僕から離れることはなくて……
「松……下、智樹は、乳首を弄られるのに……弱いのでは?」
兄様が時折息を詰めながら言う。
「僕を……起こして、……くっ、くれな……いか?」
「左様なことをしては翔真様のお身体が……」
「構わない。さぁ、早く……」
松下が僕から離れ、兄様の後ろに回り、ゆっくりと兄様の上体を抱き起す。
「これで宜しゅうございますか?」
「あぁ、これで漸く智樹に……」
そして、僅かに震える兄様の手が僕の肌に触れた。
あぁ、兄様の手はなんて暖かいんだろう……
僕の肌を撫でる兄様の手の気持ち良さに、僕は身体に感じていた不快が少しずつ和らいでいくのを感じていた。
コクリと頷いた僕は、言われるがまま硬く張り詰めた兄様の中心の根元を指で握り、一息に腰を落とした。
「あぁぁっ……! だめぇっ……、苦しっ……」
瞬間、張型なんて比べ物にならない圧迫感と痛みが、僕の全身を襲った。
「……っ、無理っ、お腹が……裂けてしまいそ……う……」
「堪えなさいませ。じっと堪えるのです。そうすればそのうち馴染んで来る筈ですから」
どうしても浮き上がってしまう僕の腰を、松下が両脇を掴んで押さえつける。
僕はいやいやをするように頭を何度も振るけれど、松下の手が僕から離れることはなくて……
「松……下、智樹は、乳首を弄られるのに……弱いのでは?」
兄様が時折息を詰めながら言う。
「僕を……起こして、……くっ、くれな……いか?」
「左様なことをしては翔真様のお身体が……」
「構わない。さぁ、早く……」
松下が僕から離れ、兄様の後ろに回り、ゆっくりと兄様の上体を抱き起す。
「これで宜しゅうございますか?」
「あぁ、これで漸く智樹に……」
そして、僅かに震える兄様の手が僕の肌に触れた。
あぁ、兄様の手はなんて暖かいんだろう……
僕の肌を撫でる兄様の手の気持ち良さに、僕は身体に感じていた不快が少しずつ和らいでいくのを感じていた。
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