私、転生したから一大企業を作って、そのトップになるんだ。

優雅

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第一章

その過去、壮絶につき

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シリアス会です。

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「お頭!!獲物ですぜ!!」

考え事をしていると、部下の一人が戻ってきた。

「今回はどんなのだ?」

「へい、商会の馬車です。」

「じゃあ見逃せ。」

「と思ったんすが、気になることがあって・・・」

「何だ?」

「いかにも貴族っぽいオーラを出す女の子がいたんですよ。なんか避暑地にお忍びで行くって有り体でした。」

「ふむう、微妙だな。今回は俺が指揮を執る。暴走はするなよ。」

「へい!!伝えておきやす。」

失礼しゃした、と部下が退室したのを見計らって、また考え込む。



・・・・そもそも俺は盗賊だった訳ではない。

普通の役人だった。普通に過ごし、普通に結婚し、普通に子供を育て、普通に歳をとる。・・・そのつもりだった・・・

それが急変したのが五年前。領主が倒れ、その息子がその座に納まった。甘やかされて育ったボンボンは、好き勝手をし始めた。

もちろん名目上は彼の人の庇護下にあった為、俺に被害が加わる訳ではなかったが・・・・・

親しかった人達が圧政に苦しむ様は、見ていて辛いものだった。

そのため、少々のことは見逃すのが、俺たちお役所勤めのなかでの暗黙の了解となっていた。


そんな折、事件が起こった。

最愛の妻のアネッサが、拉致されのだ。
・・・・・・・・・・・表向きは、脱税疑惑による拘束。

しかし裏は違った。

話によれば、あのボンボンが女を漁りに町に繰り出した時、妻に一目惚れしたらしい。

そして、彼女が出産後であり、療養中であることを調べ上げ、そこにつけ込んだ。


もちろん、税は各々で納める訳ではない。・・しかし、そうでないということも明記されてなかった。


妻が逮捕され、無期限禁固の判決が下った翌日、私は仲間と一緒に蜂起した。


武器庫を襲い、領主の邸宅を襲い、内部に侵入した俺が目にしたのは・・・・・・・・・・・・








・・・・・・・・・・・・・四肢を切断され、血を流したまま、その望まぬ快感と痛みに痙攣していた妻と、その彼女に笑いながら欲望を打ち据える、忌まわしき変態の姿だった。







 ・・・・・・・・・・・・領主を討ち、妻を解放しようとしたとき、彼女はただ笑って、何かを言おうとして、・・・・・事切れた。




・・・それから、俺はこの世のすべてに絶望した。



・・・・夢も希望も失った俺に残された道は、貴族という特権階級に対する、復讐。

世間的には悪いことかもしれないが、それが俺にとっての、絶対的な正義になった。


それでもなお、まともな貴族との区別は付いていたらしい。いつの間にか、義賊と褒め称えられ、気付けば仲間も増えていた。

しかし、彼らをいつまでもここに縛っておけない。





・・・・・・・・・待っててくれ、アネッサ。すぐそっちに行くから。




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胸くそ悪くなる話でした。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。

それから、感想、評価お待ちしております!!


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